はじめに
*13w1d 出血、絨毛膜下血腫の診断
*18w2d 出血とともに羊水が減る
*18w4d 羊水が完全になくなる
後期流産の宣告を受ける
*20w1d 〜入院中 すがる思いで継続を選択
*22w3d NICUのある病院に転院
飲み薬はマグミットのみ。点滴など特別な処置もなし、ひたすら安静。
羊水は毎日出てた。
*29w2d 小さな男の子を出産♡
*生後3日 11月3日 永眠
頑張り屋さんの自慢の息子でした
そんな燿くんと、家族の記録です。
ぞろり家が燿くんと一緒にした事は
こちらです。
こんばんは、ぞろりです
先日別記事で書きましたが
友人が泣きながら言った言葉が
胸に刺さりました。
『なんで私ばっかり
こんな目に合わんといけんの?』
『私は幸せになれんのかね?』
彼女は独身、彼とのいざこざでの話で
ぞろりとは全く状況も違うけれど
ぞろりも…
そんな風に思ったことがあります。
りんちゃん、そらちゃんを流産して
燿くんも死産宣告を受けた時
みんな、当たり前に妊娠して子供を産んで
『なんで、私ばっかり』
ぞろりには2人を育てる資格はないって
突きつけられたような気がして
倖くんを授かるまでにも
少し時間がかかったぞろりは
なんの問題もなく2人、3人と産んでる友達が
羨ましくて仕方ありませんでした。
自分の命より愛おしくて大切な
我が子を亡くす経験なんて
したくなかった…
『なんの罰なの?』って。
それでも
ブログでたくさんの人と知り合った今
私よりももっと辛い状況の人や
自分の命と向き合って
それでも闘わなくちゃいけない人や
他人に命を終わらされた人や…
辛い、悲しい経験をされた方は
思ったよりももっともっと
たくさんいることを知りました。
それでも生きようと
懸命に前を向く姿をブログで拝見しては
自分を奮い立たせようとして来ました。
『私も頑張らなくちゃ』
『いつまでも泣いてたらダメだ』
それはぞろりにとっては
とてもいい事だったように思います。
おかげで今はかなり
前を向いて歩けているような気がします。
こんな経験をしたぞろりを
彼女は『羨ましい』と言います。
ぞろりみたいに
幸せになりたいと。
人によって
解釈の変わる言葉だとは思いますが
彼女の目にうつるぞろりは
『幸せそう』なんです。
ぞろりはそれがちょっと
嬉しかったんですよね。
彼女はいろいろあって(省略します)
天使ママにもなりました。
一番辛い時、一番大切な人が
寄り添ってもくれなかった。
高校時代からぞろりと主人を
近くで見ていた彼女からしたら
大好きな人と結婚して
大好きな人との子供を授かって
大切な我が子が、たとえ初期流産でも
お空に還ってしまった時には
一緒に悲しんで、寄り添ってくれて…
とても仲の良い友達なので
入院中も何度もお見舞いに来てくれたし
主人が休職した事やADHD疑いの事など
全部全部、知っています。
その彼女が『幸せそうだ』と言うんなら
世間から、そう見えているのなら
私は燿くん達に胸を張って
『母ちゃんは大丈夫だよ』って
生きていけるって思うんです。
ただ、ぞろりだって
『なんで私だけ』
って思ったことがあるんだよ?
その時期はもう終わったけど
それは、主人に
その子に、友達に
ブログに
たくさんたくさん吐いたからです。
そーゆー気持ちを持つことは
決して悪いことじゃない。
人間として当たり前で
自然な感情だと思います。
ただ、
ずーっとずーっと持ち続けることは
ぞろり個人的には
あまり好きではありません。
いくら人を羨ましがったって
自分に今ないものは、ない。
それは変わらないから。
同じ苦しいなら
それを手に入れるために
またはそれに替わるものを
見つけるために苦しんだ方が
よっぽど良い
と思うのです。
そこに進むためには
苦しい気持ち
羨ましい気持ち
しっかり吐き出したほうがいいなって
ぞろりはそう思います。
彼女も、しばらくそうやって泣いた後
別れる頃には
すっきりした顔をしてました。
もちろん無理やりなのかもしれないけど
その時は
少し前向きな言葉も出ました。
吐けるって、大事。
吐き出すって、必要なこと。
しんどい気持ちは
しっかり吐き出してくださいね。