はじめに
*13w1d 出血、絨毛膜下血腫の診断
*18w2d 出血とともに羊水が減る
*18w4d 羊水が完全になくなる
後期流産の宣告を受ける
*20w1d 〜入院中 すがる思いで継続を選択
*22w3d NICUのある病院に転院
飲み薬はマグミットのみ。点滴など特別な処置もなし、ひたすら安静。
羊水は毎日出てた。
*29w2d 小さな男の子を出産♡
*生後3日 11月3日 永眠
頑張り屋さんの自慢の息子でした
そんな燿くんと、家族の記録です。
こんばんは、ぞろりです
いつもはほぼ燿くんの事を書いてますが
今日は、もう1人の大切な息子
倖くんの誕生日です。
がっつり倖くんの事になりますので
気になる方は自己判断で…
どうしても生きてる子の
お話を見るのがお辛い方は
今日はスルーにしておいてくださいね
さて、今日は
倖くん3歳の誕生日です
そんな今日は家族で
毎年恒例になってる
岡山県の笠岡ベイファームへ
菜の花を見に行ってきました
天気もいいし、
今年も綺麗ー
!!


ぞろりは黄色いお花大好きなので
菜の花とひまわりは毎年見に行くんです♡
今年も見に来れてよかった



やっぱり綺麗な景色には
パワーもらえますね

届け届け♡
大きくなったなぁ



今年は、ろうそくが吹き消せました。
ピースも上手にできるようになりました。
自分でしたい事が増えてきて
最近の口グセは
『倖くんが!倖くんがやるの!!』
魔の3歳児に突入して行くのか(笑)
自己主張も激しいです。
オムツはまだ取れてませんが
トイレで成功する事もあります。
ぞろりに似て動物が大好きで
犬や猫にも優しくヨシヨシできます。
愛猫ぞろりくん
にご飯をあげるのと

燿くんの仏壇にお供えしてあるデザートを
『燿くんちょうだいね♡』
と取ってくるのは倖くんの仕事です。
最近、デザートは基本フルーツなんですが
燿くんからもらって食べたあと
最後の1個だけ残して
『はい、最後は燿くんのよー♡』
と、ふたたび燿くんスペースに
お供えしてくれるのを笑って見てから
ぞろりがこっそり食べるのが日課です。
基本はものすごいビビリで
初めて見る場所、人は必ず見知ります。
でもご挨拶は照れながらでもできます。
車が通るところは危ないよ、手を繋ごうね
と教えているので
父ちゃんが手を繋がずに行ってしまうと
『父ちゃん危なーーーい
!!

危ないからーーーー
!!』

と泣いてしまう
家族想いの優しい男のコです。
この1年で
できなかった事が
どんどんできるようになっていって
喋るようになって
他人を心配したりするようになって
子供の1年て早いなぁって
改めて実感する毎日です。
倖くんが産まれた3年前
妊娠さえできれば
当たり前に産まれてくるもんだと
信じて疑ってませんでした。
つわりもほぼなくて楽だったし
産まれてきたら
しばらく旅行なんて行けないからって
少し大きくなってきたお腹を抱えて
旅行にも行きました。
京都を街ブラ、お土産屋さん回ったり
たくさん歩きました。
だから
りんちゃんとそらちゃんは
9wと7w、心拍確認前の自然流産で
もちろん残念だったけど
燿くんは心拍が確認できたからって
あの子も無事に産まれてくるもんだと
信じて疑いませんでした。
安静って…
暇だしな。家事ぐらいいいかな
って
タカをくくってました。
多分ぞろりは
次の子ができたら
もう絶対旅行には行きません。
無理もしません。
もし万が一安静って言われてしまったら
もう即入院してでも
全力でお腹の命を最優先にすると思います。
でも、倖くんは
今思えば臨月まで仕事して
多少無茶してても産まれてきてくれた…
だからもしかしたら
『もう絶対そんな無理したらダメだよ』って
燿くんはそれも
伝えにきてくれたのかもしれないな。
そう思うと
倖くんが無事に産まれてきてくれて
元気に育ってくれてる事は
それだけで
本当にありがたいことなんだなって
素晴らしい事なんやなって思います。
だからこそ
ついつい甘い母なのかもしれない。
もちろん
駐車場とか車が来る所は
危ないって注意するし
お店のものとか触らないように
言って聞かせるし
走らないようにって注意するし
挨拶はするように促すし
人様に迷惑かける事はやっぱり
ちゃんと教えてあげないと
と思うけど。
トイトレとか
一生オムツの人なんていないし
と思って
焦って教えるのもヤメました。
ぞろりが料理してる途中で
なんかぶつけたとかで
『抱っこーーーーー
』

って泣きついてきたら
もうお料理は一旦中断。
抱っこして、落ち着いて、
また遊び出してから再開にします。
甘い…笑
おかげでビビリで甘えん坊で
将来マザコンになったらどうしよう
という不安はありますが(笑)
でもこの構って欲しくて
自分を見て欲しくて大変な時期に
しっかり倖くんだけに
向き合ってあげられるこの状況は
燿くんから倖くんへのプレゼントなのかも。
燿くん、お兄ちゃんの事も
大好きなのね。
でも母ちゃんは
燿くんが生きててくれる方が
嬉しかったけどね?
小さい子2人育ててるママって
ほんと大変だなあ…
毎日戦争だろうなって
でもやっぱりぞろりも
そうでありたかったなって。
燿くんがお空に還った意味を
いろんなものにこじつけては
ありがとうと思おうとしてるんだなって
ちょっと実感した数日だったけど。
家族で外に出た日は
主人も割と気分良さそうで
今日は菜の花畑で
公園で遊ぶ倖くんを見ては
『かわいいなぁ…倖宏がいてよかったなぁ』
と呟いていました。
倖宏の『倖』は
もちろん画数の問題もあるけど
漢字の意味が素敵だなって思って
夫婦で決めた漢字です。
倖せ(しあわせ)とは
人と人との調和がもたらす幸せ
と言う意味で。
幸せに生きてって欲しい
そして自分だけじゃなく
周りの人をも幸せにしてあげられるような
そんな心優しい男のコになって欲しい
と思ってつけました。
倖くんが無事に育っている事。
そして名前の通り
倖くんの笑顔は私達を幸せにしてくれるし
心優しい男のコに育ってくれている事が
ありがたくて嬉しくて仕方ないなって
実感できた1日でもありました

ぞろり一家全員で
これからも少しずつでいいから
前に進んで行けたらいいな

倖くん
母ちゃんと父ちゃんのところに
産まれてきてくれて
本当にありがとう



これからも元気にすくすく
大きくなっていってね


