10/30(土)

台風がやってきた。

思っていたよりも足が速く、午前中に買い物に行こうと思ったら既に大雨。

夫のフットサルもさすがに中止になったということで

ふたりでだらだらと過ごす久しぶりのどようび。


昼、近所に比較的最近できた鉄板焼きの店に行く。

ところがまあ!お好み焼きは、これって私がつくったほうがましでは?というような内容の代物で、

しかもお店のひとに焼いてもらったのに半生だし、トッピングでお願いした明太子は入っていないし、

かつ焼き物の前に食べようと思って注文したきゅうりのたたきは、何回かたずねても「いま作っています」という返答で、最後のおまけデザートの後に出てくる始末。

夫も私も呆れ半分腹立ち半分になっていたので、一応にこやかに、それはもういりませんので、と行って店をあとにした。

ついでにいうと、おまけのデザートの梨は鮮度がものすごく悪かったし、全体の価格設定はこの界隈のどの鉄板焼き屋さんよりも高い(夫も私も鉄板焼きが好きなので中野近辺はすべて網羅している)。

すごく不思議なんだけど、こういう、箸にも棒にもかからない飲食店ってわりとたくさんある。

開業するときは、おそらく得意分野で開業するのだろうに、どうしてこんなおいしくないものを作れるんだ?というくらいだったり、また少なくとも競合圏内にある他店の値段や味やメニュ構成のリサーチをするのは当然だと思うのだけれども、どう考えてもしてないよなあ~と思うことがままある。本当に不思議。

夫ともども、消化不良だーといいながらスーパーマーケットとTSUTAYAに寄り帰宅する。


晩ごはんは作り置いている残りものなどですませる。

土曜日の夜に夫とごはんを食べるのは久しぶりで、なんだかうれしい。

ここのところ毎週フットサルチームのみんなと食べてくるし、夫からすると「つわりで大変だからわざわざごはんは作ってくれなくていい」ということなので、それに甘えている部分もあるのだけれども。


夜、プレママ友だちとベビーカーについてメールをしあう。

なんだかこういうやりとりって楽しい。

友だちは1月末が出産予定のため、そろそろいろいろな準備に入っているらしい。

私はまだ全然先なのだけれども、つわりの気分の悪さをごまかすために、買いたいものなどを妄想している毎日だ。


今日は一日、比較的体調がいい。

それでも規則的に一日数回吐くのは変わらない。



10/31(日)


台風一過。

晴天になってほしいのに全然晴れない。なんだかなあ。


朝から体調が悪い。

キウィちゃん大暴れや。

と夫。


昼近く、突然「鶏肉を焼いたもの」が食べたくなり、

家に鶏肉がなかったのでお昼ご飯は外へ。

商店街そばの洋食屋さんへ行き、鶏肉のバター醤油焼き丼なるものをいただく。

夫はナポリタンのうえにふわふわのスクランブルエッグが載っているもの。

なかなかおいしい。

私はごはんの上に何かが載っているものは、かつ丼とうな重以外は苦手なのだが、

これはおいしくいただけた。といっても食欲が半減しているため3分の1くらいしか食べられず、夫に食べてもらう。

ナポリタンの麺がゆるいのは「街の洋食屋さん」らしくわざとなのかは判断が難しいが。

この洋食屋さんも比較的新しいお店だが、すっかり中野に定着した感あり。


昨日フットサルができなかった夫、からだがなまっているらしく散歩したいという。

私たちが住む北口から南口の先のほう、中野五差路あたりまでぐるりとまわり、また戻ってくる。

いえの近くまで戻ったところでとても疲れてしまったので、

道路のそばの突起物に座ってしばし休憩。

最近、やたらと疲れやすい。


休憩しているうちに後ろにあるモスバーガーのコーヒーシェイクが気になってきたので、

モスに入ることに。


コーヒーシェイクを飲んでいると、夫が突然、

それにしても来年の5月か6月にはもう子どもがいるんやなあ、とものすごーく感慨深げに言い出した。

なんか想像でけへんな、どんな感じなんかなあ、楽しみやなあ、と。


私は4人兄弟のうえから2番目で、

弟2人とは年齢がだいぶ離れていること、また生来、「世話をする」ことが好きなこともあり、

弟2人の世話をした記憶がとても強く残っている。

もちろん「母として」世話をするのと、「姉として」世話をするのは全然違う。

それでもおむつを替えたり、ミルクをあげたり、散歩をしたり、おんぶをして買い物に行ったり、お風呂に入れたり、

そういう経験をずいぶんとした。

具体的なやりかた、なんてもう忘れてしまったのだけれども、だから「赤ちゃん」という存在は、なんというか、とても「ふつう」のものだ。どうしたらいいんだろう?というような戸惑いとか、大丈夫かな?というような不安とかは、たぶんずいぶんと少ないほうなんじゃないかと思う。

それはちいさな弟ふたりを通して「こういうもの」ということを体験的に知っているせいだろう。

実際に自分が母として子どもと接するときは、きっと戸惑いも悩みもたくさんあるのだろうが、

それでも導入部での不安があまりないことは、子どもの頃の環境にとても感謝したいと思うことのひとつだ。


対して夫は3人兄弟の末っ子で、兄、姉とは年齢が5歳以上離れているし、

身近に「ちいさい子ども」がいる環境が長らくなかったのと、あとはきっと男性だから、ということもあるだろうが、

いずれにせよ、どういうものなんやろう、という気持ちが強いのではないかと思う。


夫としばらく、産まれてくる子どもについての話をする。

男の子と女の子、どちらだと思うか?とか、

どんなふうに育てたいか?とか、そういうこと。

夫も私も、「男の子な気がする」という点では一致していて(どういうわけかそんな気がするのだ。男の子

「だったらいいな」ということではなく、単純に)、

また「感謝の気持ちを忘れない」「打たれ強い」「肉体的にも丈夫」なひとにしたい、という点も一致している。


しばらくそんな話をしながら、

もしや「あのこと」を切り出すとしたらいまがチャンスなのでは?という気持ちになってきた。

「あのこと」・・・そう、それは立ち会い出産のこと。


私は夫に、「絶対に」立ち会い出産をしてほしい、と思っている。

でも夫はきっとしたくない、と思っているだろう。

だからそれをどうやって説得するか?言い出すタイミングはいつにしようか?ということを、妊娠がわかったときから悶々と考え、説得のセリフまで用意していたのである。


そうしてこんなふうに、子どものことについてきちんと話し合っているいま、

もしや千載一遇のチャンスでは!と、

ねえねえ、私、お願いがあるんだけど?というと、

なんや?と夫。

あのね、嫌だっていうかも知れないんだけど、私、立ち会い出産をしてほしいんだ。と一気にいうと、夫は

ええよ?と拍子抜けするくらいにあっさりとこたえる。

ええ?いいの?とこちらのほうが拍子抜けしてしまい、いやもしかしてこのひと、立ち会い出産の意味がわかっていないんじゃ?おおいにありうる・・・と思い、

本当に?あの、分娩室まで入るってことだよ?と念のためいうと、

産まれてくるとこにいるってことやろ?っていうか立ち会いするって当たり前のことやないの?と夫。

俺はするしないやなくて、当たり前のことやと思ってたんやけど、という。


そ、そうなんだ・・・ああよかった。

っていうかそれこそ私のここ何カ月かの悩みって。なんだったのだろう。


いやー、絶対いやって言われると思ってて、ここ何カ月かどうやって頼もうかって悩んでたんだよねえ、だって血を見るのが苦手とかいって嫌がる男のひとって結構いるみたいだし、というと夫はとてもまじめな顔をしながら、

血を見るのが苦手とかなんて意味わからんどうでもいいことやで、立ち会うのは当然のことやろ、となんだかとても頼もしいことをいっていた。


うーんやっぱり私、夫のいろいろなことを誤解していたような気がして仕方がない。

私が夫は「こういうひとだ(だろう)」と思うよりもよほど「こうあってほしい」というひとである、というか。


非常に満足な時間を過ごし、

コーヒーシェイクも飲み終わったところで帰宅。

夫はまたTSUTAYAにより映画を借りて見る。

しばらく外出していたせいでだいぶ疲れたので、私はずっとごろごろだらだら。


夜は鉄板焼きリベンジ!ということで、

中野界隈でもっともおいしい店に行き、お好み焼きともんじゃ焼きを食べ、溜飲を下す。


昨日くらいから、突然お腹のそこから「ふわ~っ」と、幸福感がわきあがってくることが何度かある。

ああここに赤ちゃんがいる、産まれる、やってくる、という幸福感だ。

泣きたくなるくらいの幸福感。

あたたかい空気が突然ふわ~っとうまれて、それに全身がすっぽりと包まれる、というような体験。

こんなふうになるのは生まれてはじめてのことだ。不思議。


夜遅め、また体調が悪化。




10/25(月)

さて今週も、つわりとの闘いの日々がはじまった。

友だちからメール。

どんなに食べたくても、辛いものは絶対食べちゃだめよ、とのこと。

そうだよねえ・・・すみません。。。と思わず携帯に向かって謝る私。アドバイスありがとう。


友だちから結婚祝いが届く。

「遅ればせながら送るね」といわれていたプレゼント。うれしい。

ひとかかえもあるストレチアと、冬のあいだずうっと楽しめそうな寄せ植え。


午後、スーパーマーケットで買い物。

歩いて2~3分のところにあるのと、化学的なものが無添加の食品や有機栽培の野菜などもきちんと置いていて、品ぞろえがよいのとで、とても重宝しているのだが、

もうひとつうれしいのが、レジで精算が終わったかごを台まで運んでくれるところ。

以前から高齢の方にはそういうふうにしてくれてるなーと思っていたのだが、

バッグに提げているマタニティマークを見てくださったらしく、私のかごも運んでくださるようになった。空いていたり少量のときには袋詰めまでしてくださる。ありがたいことだ。


妊娠してから、こういう「ありがたいな」と思うことが何かしらとある。

一方で、いまでもときどき思い出して苦い気持ちになることもあって、

それはなにかというと。

もういまから6年ほど前のことなのだが、隅田川の花火大会の日に、浅草に住む友だちのいえに夫(当時は恋人)ともどもご招待されて、出かけたことがある。

花火大会開始の2時間以上前だったにもかかわらず、電車はすごく混んでいて、乗車率は朝の満員電車よりはるかに高かったと思う。

夫と私はずいぶんと離れた場所から電車に乗っていたので、椅子に座ることができていた。

さて浅草に到着する数駅前、車内が混雑の絶頂を極めていたくらいに、あろうことか浴衣姿の妊婦さん・・・それも思いっきりお腹が目立つくらいの・・・とその夫、らしきひとが私たちの前に押し出されてきたのだ。

うわー。と私は思った。

どうしてこんな混んでいる電車に、混みあうとわかっているところに、しかも浴衣を着て、そんなお腹で、乗ってくるのだ?怖くないのか?危なくないのか?と。私だったら絶対にこんな電車乗らないよ・・・とも、思ったと思う。

どうしよう。席を替わるべきか。

当然、替わるべきだろう。

あと2駅、とはいえこの状態の妊婦さんしかも浴衣姿、をそれこそ立錐の余地のない車内に立たせておくのはよくない。

しかしその電車は本当に本当に混んでいて、立ちあがって席を替わることもままならないほどなのである。

おまけに夫も私もものすごい量の荷物を持っていた。友だちへの差し入れ用に、夫は超大玉の西瓜、私もそれに類するようなものものである。荷物が重い、ということではなく、この荷物を手にし、立ち上がることができないくらいに電車は混んでいるのだ。

結局、夫も私も、その方に席を譲ることができなかった。

きっとその方は、とても不安な気持ちだったんじゃないかと思う。そのときのことを思い出すと、ああ本当にどうにか無理をしてでも席を譲るべきだったんだろうなと思うのだ。

(でもその前に、自分が妊娠して思うのは、やっぱり私だったら、あのお腹で花火大会には出かけないだろうけど)



10/26(火)

録画しておいた「プロフェッショナル 仕事の流儀」の吉田都ちゃんの回を見る。

都ちゃん、ついにロイヤルバレエ団から引退したのが夏前のこと。引退公演を通して都ちゃんの「仕事」に迫る、というのが主旨。

ちなみに「ちゃん」呼ばわりしているが決して友だちなどではなく、ただ小さいころから見ているのでついつい都ちゃん、と言いたくなる存在なだけである。

美しく気高く品のある都ちゃんのバレエ、大好きだった。いままでありがとう。

これからは日本で時々公演の機会を持つと聞いている。そのうちまた見に行きたいな。


夜、おでんをつくる。

今日は久しぶりに自宅で一日仕事をしていた夫と食べる。


油っこいものが全然食べられなくなったこと、

またどうせ吐くんだし、だったら吐きやすく吐こう!とものすごーくよく噛むようにしたことで、

吐くのが楽になった。

とはいえ吐く、という行為自体はとても消耗するものだ。



10/27(水)

相変わらず一日中吐き気。

飽きもせずにまあよく吐けるものです。


録画しておいた「ETV特集」の、「シンドラーとユダヤ人~ホロコーストの時代とその後~」を見る。

実際に「シンドラーのリスト」入りしていて、いまも生存している方々のうちの何人かを追っていたのだが、当然のことながら彼らのなかではまだ終わっていない、出来事なのだ。

印象的だったのは「私はそれまで、神を信じていた、でも神はなにもしてくれなかった(救ってくれなかった)」「そう、シンドラーを除いてはね」という言葉。


体調が悪くなってからよかったことのひとつ、は、テレビを見られるようになったこと。

これまではあまりテレビって見なかったし、目を皿のようにして(いいすぎ?)何かいい番組やってないかな、と新聞の番組表を見ることってなかった。

丹念に番組表を見ていると、なかなかいい番組をやっているものだ。

そうしてそういう番組をきちんと見られる時間を確保する、そういうことも仕事をしていたこれまではままならなかったわけなのだ。


とはいえテレビを1時間以上連続で見ているとかなり気持ちが悪くなるのも事実だ。



10/28(木)

午後、病院へ。

分娩を行う病院の診察は3週間後にまたきてね、とわれていたのだが

通常はこの時期だと1~2週に1度は診察を受ける、ものらしい。

つわり以外に調子の悪いところもないが、さりとてそう聞くと心配は心配なので

転院する前に通っていた病院へ診察だけ受けに行くことにした。

残念ながらいつものK先生はお休み。

違う医師に診ていただいたが、「すこぶる順調」とのこと。ほうっとする。

「この段階で気になるところなどはありますか?」と食い下がり気味にたずねたが、

「何もないですよ」といわれた。よかった。


病院後、夫に電話。

何もないっていわれたよ?それにめちゃくちゃ大きくなってた。

と伝えると、夫、喜ぶ。


少しばかり体調がよかったので病院の帰りに乗り換えをする新宿駅のそばのデパートにより、

苺やお惣菜、パンなどを購入。

苺は1パック1000円も!したが、どうしても食べたかったので

「最近、外食してないし」「1日で食べきるわけじゃないし」などと自分に言い訳を3つくらい考えてから購入。


夜遅く、夫帰宅。

早速写真の説明。



10/29(金)

昨日は午後から比較的体調がよく、もしやつわりが治まってきたのでは?と思ったのだが

今日は全然よくない。あああ。

まあそれはそうか。

今日から10週目。

通常だとつわりがもっとも厳しいといわれる期間に突入である。


さくらんぼちゃんは全長3センチ以上に成長。

もはやさくらんぼちゃんじゃないね、キウィちゃんだね、と夫にいう。


大学時代の恩師、O先生のブログに、大学の校舎の建て替えで、中庭の木が切られてしまうことが書かれていた。残念だ。

大学に限らず、たとえば古いお屋敷を建て替えるようなときに、立派な木を伐採してしまうのをよく目にする。

こういうのは本当に淋しい気持ちになる。


週末は台風が来るらしい。

屋上の植物たち、そしてベンチやパラソルなどが気になるが、どうしたものか。





10/23(土)

夫は朝から仕事。

昨晩、いつもは吐かない深夜に大吐きをしてしまい、

夫はその声(音?)で目が覚めてから寝付けなかった。

そんななかで仕事。悪いことをしてしまった。

それにしても昨晩は過去最悪のつらさ。

というのも、金曜日の昼ごはんに結構辛いものを食べてしまい、それを胃が消化しきれず、長時間に渡って戻し続けるという結果になってしまったのだ。

しかも汚い話ですみませんが、「戻す」過程で食道に辛いものがこびりついてしまい、胸がひりひり、喉もひりひり。ううう本当につらかった。

もうつわりが終わるまで辛いものは辞めようと誓う。


昼過ぎに帰ってこれるかも、と言っていた夫、

結局夕方までかかってしまい、

しかも夜は恒例のフットサル。昼寝の時間もなく出かけて行った。


マタニティ雑誌で「つわりのときは鍋ばかり食べていました」という記事に触発され、

ちいさいサイズの土鍋を買ってきてひとり鍋を開催。

といっても野菜や茸をほんの少しと豆腐を4分の1丁くらいしか食べられなかったけど。


夜、突然牛乳が飲みたくなって、夫に買ってきてほしいとメール。

最近この手の「突然○○が食べたい(飲みたい)」というのが多い。


吐いてしまうものはたいてい「ちょっと多かったかな」とか「負担だったかな」と思うものだし、

食べたいと思うものはたいてい吐きださない。からだって不思議だ。


ところで平日、いえで寝ているようになってから

お寺の鐘が鳴っていることに気がついた。

「東京では結構、お寺の鐘が聞こえる場所がある」と以前、なにかで読んだのだが、

そんな音は一度も聞いたことがなかった。

怪我の功名というかなんというか。

毎日、お寺の鐘の音を聞くのが楽しみになった。



10/24(日)


ローマに住む友だちからメール。

年末年始、東京に帰ることにしたから何か手伝いに行くよ、という内容。

一児の母の彼女からは、私の妊娠がわかったときから、産後の産褥期は何かと大変だから、食事を作ったりしに行くね、という申し出を既に受けているのだが、今回は、さらに追加で年末年始も行くね、という。


彼女自身は、その時住んでいたハワイで子どもを産んだのだが、里帰りもせず、日本に住んでいる実母やベルギーに住んでいる義母の手を借りることもなく、産後を過ごした。

そしてその時に、友だちが入れ替わり立ち替わり食事を作ったり買ってきてくれたり、掃除などをしてくれて、

すごく助かったから、ナオさんのときは私がやるからね!と言ってくれているのだ。

彼女からその申し出を受けて、そうか、私もやっぱり彼女に子どもができたときに、ハワイまで行けばよかったなあといますごく思っている。行こうと思えば行けたのに、仕事を理由に行かなかった。そのことがとても悔やまれる。

とはいえ実際にローマは遠いし、また彼女の夫は転勤が多いので、いつまたどこに移住するかもわからない。だから来年、その時が近づいたら決めよう、ということになっている。

ただ私にはこんなふうに、小さな子どもがいるのに、何時間もかけて、飛行機に乗ってまでやってこようと思ってくれる友だちがいる。そのことが、とてもしあわせだ。


夜はカレーとシチューとポテトサラダをつくる。

調子に乗ってカレーを少し食べたら、また地獄のようなことに・・・。

わが家のカレーはそんなに辛くないのに・・・と涙ながらにやっぱりもう辛いものは食べない!と誓った。






10/18(月)

夜、右目の白目が出血して真っ赤になった。

見て?目になにかできたよ?と夫にいう。

ずっと吐いてるから血管切れたんちゃうかな?と夫。

そういうこともあるのか!と思い調べると、おそらく結膜下出血ではないかということにいきあたった。

いきんだり、目をこすったり、ぶつけたり、するとなる、らしいし。

結膜下出血らしいこと、ほうっておいても1週間くらいで治るらしいこと、を夫にいうと、

それでも心配だから病院に行ったほうがいい、と夫。

大丈夫だと思うんだけどな~。でも夫を安心させるためにも病院に行こうか。


10/19(火)

右目の出血、さらにひどくなる。でも痛みはまったくないし、平気。

それより吐き気がひどいので病院には行きたくない。

というと、夫、うーんそれなら仕方ないか、と明らかに無念そうにいう。


先週の途中くらいから、「なるべく吐かないようにしよう」ではなく、

もう吐きたいだけ吐いてやる!と開き直って生活をするようにした。

吐かないようにしよう、と思うと、昼夜を問わずどんどん食べ続けないといけないし、そのくせいずれ吐いてしまうのでストレスがものすごい。

でも吐いてやる!と開き直ることで、食べる量も減ったし、つわりなんだもん吐いて当たり前、と思うことで

吐いているときはさすがにつらいけれども吐くことを恐れなくなった。

その結果、1.5キロも!増えてしまった体重ももとに戻りつつある。

妊娠してもこの初期の段階で体重が増えるのは避けたいのでほうっとする。



10/20(水)

そういえばいえから徒歩3分くらいのところにいつも空いている(ように見える)眼科があるのを思い出し、

そこならば待ち時間も少ないだろうから、と行ってみる。

診断結果はやはり結膜下出血。

これから1週間くらい、いまよりも赤くなると思うけど気にしないように、といわれる。

夫に電話。

よかった、安心した、というとても安心した声に、

だからたいしたことないって言ったじゃん~とこころのなかでつぶやきつつ、

夫の安心を買えるならよしとしよう、と思う。



10/21(木)

朝、病院へ。

今日から自宅近くの東京警察病院へ転院。

歩いても10分かからないのだが、雨が降っていたのと夫のすすめもありタクシーで行く。

とても混む病院なので早めに行ったことが功を奏し、産婦人科長の医師を指定したにもかかわらず意外と待ち時間が短い(それでも1時間は待った)。


センセイはとても優しい感じのおじいちゃんセンセイ。

よかった。

聖路加からもらっていた手術経緯書や、前の病院からの紹介状などを読みながら、

「あれ、あなた、なにかしたのかと思ったら、自然でできたんだねえ」とおっしゃる。

「そうなんです」といったら、それは珍しいね、と言われた。そうなのかー。やはり。


たまたま5月に受けた人間ドックでの婦人科受診もこのセンセイだったことが判明し、

「あれ、僕が診てるんだね、ご縁があるんだなあ」とセンセイ。

こういうひとことで気持ちがふわっとなるから不思議。


経過は順調で、次は3週間後、それから妊婦健診にうつりましょう、といわれる。

ただ超音波写真の精度は前の病院のほうがよくて、あまりよく見えないのが残念。

写真を毎回楽しみにしている夫も残念がるだろう。


帰りは雨もあがっていたので歩き。

途中、まだ自宅にいる夫に電話をし、順調だったというととても喜んでいた。


帰宅後、夫に写真を見せる。

やはり少し残念な様子。

でも大きくなってたんやろ?と何度もきくので、大丈夫だよ、とこたえる。


昼過ぎ、夫は事務所へ。

見送りで駅のそばまで歩いている途中で体調が悪化。

帰宅し、横になるが寒気がとれない。

もしかしたら風邪をひいたかもしれない。



10/22(金)

今日から9週目。


昨晩は早めにあたたかくして眠ったせいか、風邪はひきかけで消えた気がする。

でも今日も大事をとってなるべく布団にくるまって過ごす。


昨日からますますなくなっていた食欲がまったくない。

無理して食べても吐いてしまうだけだ。

新たなつわり症状だろうか、それとも風邪だろうか。


風邪でないことを祈ろう。


布団で寝ているあいだももちろん吐き気が続く。

マタニティ通販の雑誌などを買い込んできて、これかわいいな、これ欲しいななどとあれこれ考え、

気持ちを紛らわす。

が、吐き気と吐く回数が減るわけではない。

まさにたたかいの日々だ。





10/16(土)


夫の風邪がようやくよくなった。

一週間程度で完治するのもいつもと同じ。

まだ喉が痛いといっているが、このまま悪くなることはないだろう。

安心する。


8週目に入り、ますますつわりがひどい。

お腹がすいたら吐く、ということではもはやなく

食べなくても吐くし食べても吐く。

胎児はまだとても小さいので、無理をして食べることはありません、と

どのマタニティ本にも書いてあるので心配はしていないし

水分を摂れないほどでもないので(水分を摂れないほどのつわりだと入院が必要)、

まだ大丈夫。いける。いけそう。

と自分を励ます毎日だ。


午前中、オモニから荷物。

テールスープが大量に届く。

きっとたくさん送ってくれるんだろうなーと思ってはいたものの

予想をはるかに超えるすごい量。

ハンメ手作りの茄子の炒め物や、焼き肉の材料なども入っていて、

冷凍庫は元ある食材を含めてもはやぱんぱん。

一分の隙もなし。


早速、テールスープを飲んでみる。おいしい。

あーやっぱりオモニのスープは最高だ。

コラーゲンたっぷりなので、これを飲むと翌日はお肌もすべすべに。


夕方、夫はフットサル。



10/17(日)


どんどん調子が悪くなってくる。

布団を干したいけど無理。2週間に1度でいいかと妥協。今週はさぼろう。


つわりになってから夫はいろいろと家事を手伝ってくれる。

洗濯を干す、とか食器を洗う、とか。

でも布団を干す、ということに関しては、夫は「別にそんなに頻繁に干さなくたってええやん」というので

それでも干したい、とはいいにくい。

まあね、確かにそんなに頻繁に干さなくたっていいんだろうけどさ。


体調が悪いのでずうっとごろごろする。

一日、ほとんど起きられず。

比較的調子のいい時間を見計らい、ごはんの準備など。


晩ごはんは、冷凍庫の中身を地道に食べないといけないので

コチジャンベースのもつ鍋、しめはうどん、にしたのだが、これが失敗。

とてもおいしかったのだが過剰に脂がたっぷりのため、

見事に気持ちが悪く、ほとんど食べられなかったにもかかわらず

深夜まで吐き続けた。あああ。


夫は母子手帳と超音波の写真を1日何度も見ている。

私よりよほどたくさん眺めている。

7週目までと違い、明らかに「ひとの形」になってきたさくらんぼちゃんに

感慨もひとしお、らしい。

写真を見ては「たこみたい」と言っているので(いまさくらんぼちゃんはちょうど2等身で、あたまと胴体の大きさが同じくらい、そこに手足がひょこひょこついている、というような感じ)、

たこじゃないよ、ぬいぐるみだよ。とそのたびに訂正する。