8/1(月)
真夏とは思えないすっきりしない天気。
今年の夏はどうしちゃったんだろう?
節電と子育ての夏にはよいのだろうけれども暑くない夏というのはどうも・・・。

龍晴はよく笑い、プレイマットでも機嫌のよい30分程度はひとりで遊べるようになった。
ベッドメリーもよく目で追っている。
順調に成長しているようで嬉しい。

マルイのカフェでランチ。
アレルギー性結膜炎が悪化したので
マルイの隣のビルにある眼科で受診する。
やはりアレルギー性結膜炎らしい。
子どもを連れて受診するのははじめてなのだが
いろいろと便宜をはかってくださって嬉しく思う。
3人目のお孫さんがもうすぐ誕生されるそうだ。おめでとうございます。

夫、引き続き多忙。
自分で会社を経営しているため
このご時世、忙しいのはありがたいことなのだが
もう少し一緒に過ごせる時間が欲しいというのは本音。

今日の授乳9回、うんち2回、おしっこ10回。


8/2(火)
皮膚炎が悪化したため、東京女子医大病院へ。
産前からお世話になっている教授に診察してもらう。
あんなに苦しんだPUPPPが、出産当日からなくなった話をすると、
ほほうそうですか、と感心した様子。
顔と手と肩と足の皮膚炎はステロイドによる治療で様子を見るしかないらしい。
本当に治るのだろうか。

龍はずっといい子にしていた。

女子医大に敷設されている松本楼でランチ。
途中、地震。
最近ほんとうに体感地震が多くて嫌になる。

今日の授乳9回、うんち3回、おしっこ10回。


8/3(水)
今日は中野区主催の3月度母親学級の同級生たちの集い。
ちょうど出かけるタイミングで大雨が降り、
出席者は半減してしまったのだけれども
それでも7組のお母さんと子どもが集まった。
子どもたちは全員、4月後半~6月後半に産まれているため
月齢も殆ど変わらない。

普段は自分の子としか対峙していないので
どれくらい成長しているか、であるとか
特長はなにか、ということが
なかなか見えてこない。
今回はそれを理解する、いい機会にもなったと思う。

たとえばうちの子って。
体格がいい。
他の子に比べてひとまわりくらいぽっちゃりしているし、
(私は赤ちゃんは太っているほうが好きなのでいいんだけど)
加えてからだの横幅がとても大きい。
これは太っているというよりも、骨格のかたちがそうという印象。
全体に「でーん」という印象。

おとなしい、というか、自己主張の仕方がやわらかい。
したいことというのがもちろん幼いなりに彼にもあるのだが
それを伝えるときの伝えかたが控えめ、というか。

今日会った友だちのひとりは
夫とも会ったことがあるのだが、
龍晴の顔を見るなり爆笑。
ホントに旦那さんにそっくりだね!と笑いながらいっていた。

という話を、帰宅した夫に話すと
ご満悦の様子であった。

いくつになっても「うちの子って」、
こんなところがいいなとか素敵だなとか
そういうところを親としてきちんと見つめて発見してあげたいし
あるいは相対的に、客観的に、
ここはふつうだよなとかここはよくないよなとか
冷静に判断する目も失ってはいけないと思う。
そんなことを感じた日。

今日の授乳9回、うんち2回、おしっこ11回。


8/4(木)
連続で出歩いたので疲れを感じる。
今日は近所の定食屋さんでランチだけ食べて帰宅。
こういうオフの日も大事。

今日の授乳10回、うんち2回、おしっこ10回。


8/5(金)
午後、龍晴の機嫌が優れない。
いつもよりぐずぐずとするし抱いても泣き声をあげたりする。
泣き続けることはないのだけれども。
数時間そんなように過ごしていて、
結局は落ち着いておっぱいをしこたま飲んで眠ったのだけれども。
今日のようなときはたぶん本人にもどうしてぐずぐずするのかはわからないのだろう。
数時間のうちのは私だってトイレにも行きたくなるので
途中でベッドやプレイマットに寝かせてトイレに行ったりするわけなのだけれども
用を足しているあいだから既にえっえっえっえっと呼ぶ声がして(これは龍的には泣いているのです。一般的には泣いてないと思うんだけど)
慌てて戻ると、戻ってきてくれた!とばかりににこにこと笑う。
涙をぼろぼろ流しているのに!
か、かわいい・・・。
こんなときはいじらしくてもうぎゅうっと抱きしめてしまいます。
本人はぎゅうっとされるのはいまはまだ好きではないみたいなんだけど。

夜、明日やってくる友だちへのささやかなおもてなし準備のため
ふだん使わない食器などを出そうとして
高さ50センチ以上ある踏み台がわりの椅子を踏み外し、お尻から背中にかけて
全身をキッチンの床に打ちつけてしまった。
10秒くらい起き上がれず。
龍晴はキッチンの続きのリビングのプレイマットで遊んでいる。
ああこのまま私、起き上がれなかったらどうしたらいいんだろう。
と瞬時考え、とにかく携帯電話だけでも手にしておかないと!と、
なんとか動く腕のちからだけで携帯電話を置いていたリビングのソファまで移動に成功。
携帯をつかんだあたりから少しずつほかの場所も動くようになった。
激痛が走るが、おそらく骨折やひびなど、骨の以上の場合はこんな我慢できるような痛みではないだろうと思われ(実は産まれてこのかた、骨の怪我をしたことがないのでわからないんだけど)、
しばらく様子をみるとなんとか立ったり歩いたりできるようになった。
それにしても軽率だった。
きちんとした踏み台を夫が買ってくれていたのに
急いでいたのをいいことに滑りやすい丸椅子に、しかも急いで乗っちゃうなんて!
いま私の身になにかあったら龍晴はどうなっちゃうんだろう?
それが最初に思ったことだった。

もう二度としません。
と帰ってきた夫に事情を話し、深く反省したのでした。

今日の授乳9回、うんち3回、おしっこ10回。


8/6(土)
深夜の授乳の時間がずれてとても眠い。
朝、いつもより遅く起きる。
昨日転んだ箇所、周辺、全身の筋肉が痛い。

昼はパスタを食べに近所の店へ夫と3人で出かけ、
夫はその足で出かける。

午後、友だちが遊びに来てくれる。
会社勤めをしていた頃からの親友たち。
ひとりは2歳少しの娘ちゃんを連れて。
龍晴の初お披露目。
みんな「本当に(ダンナに)似てる~!!!」「そっくり!!!」と声をそろえていう。
そうなんです。本当に似てるんですよ。

みんなの近況などを聞きながら
手土産のお菓子をいただき、お茶を飲み、
誕生日のプレゼントを渡したりして過ごす。
忙しいなか、暑いなか、やってきてくれた友だちに感謝。

フットサルから帰ってきた夫に
友だちが来たときの様子、
友だちがみんな、龍は夫にとてもよく似ていると言っていたよ、と伝えると
今日もご満悦の様子である。

今日の授乳8回、うんち4回、おしっこ9回。

8/7(日)
今日は久しぶりに朝ごはんをそとで食べへん?という夫。
喜んで!と私。
龍晴を連れて朝ごはん、というのははじめてだ。
サンプラザの1階のカフェに行き、朝ごはん。

今日は両親が長野から龍晴に会いに来ることになっている。
一昨日、急にメールがきて、
「日曜日に行くから」という。
土曜日に友だちが来ることは最初から決まっていたことだし、
来客が二日連続なのは龍晴のためによくないと思ったものの、
いろいろと帳尻をあわせてくるに違いない両親のことを思うと断るのもできないし・・・と
悩んだ末、了解!とメールをしておいた。
さらに到着時間がわかったら連絡してね、といっておいたのだが
連絡がないので、きっといつもみたいに昼くらいちゃう?と夫。
そうだよね、と私。
しかし食事中に電話が着信し、出てみると不機嫌そうな母が「なにやってるの?ずうっとピンポン押してるんだけど」というではないか。
えええええ。
・・・っていうか、電話してよ・・・。
しかもまだ9時だし。ひとの家にくる時間ではないのでは?
などとも思ったし夫もそんなようなことを言っているのだが、とにもかくにも朝ごはんを切り上げて慌てて帰宅。

お土産をいっぱい持ってきてくれた両親。
今回のメインはお食い初めの器。
ノリタケの陶器のものを買ってきてくれたという。
お食い初めの際にはこの器を使って写真を撮って送ってあげようと思う。
しばらく龍晴を抱っこしたり一緒に写真を撮ってりして、
長くいるのかと思ったのに昼ご飯を食べるなり、もう帰るね!と風のように去っていった。
ほんとうに嵐のような(母)親である。

仕事に行くといっていた夫、
機先をそがれたのか今日はいえにいるわ、というので
午後はのんびりと過ごした。

落ち着かない様子だった龍晴も
いつものいえ、に戻ったとたんにまたいつもの龍晴に戻る。
ちいさい子どもにとっては二日連続の非日常はきついものがあるのだろう。
気をつけないといけない。

いまだにあちこち痛い。
でも病院には行かなくてよさそうな気がする・・・。
毎晩続けているストレッチは、夫の「こういうときは逆効果」という助言で
休止。
早く体調を復活させないと。

今日の授乳9回、うんち2回、おしっこ10回。


7/25(月)
週末、新しく買ったソファが届いた。
ソファベッド仕様なので、座るところが適度に固くて気持ちがいい。
おまけに寝心地がとてもいい。
ことを発見してしまい、龍晴を抱っこしたまま横になってみた。
・・・ああ快適!
そのまま眠ってみることにし、気がつけば2時間も午前中に眠ってしまっていた。
龍晴もいちども起きない。
やはり抱っこされながら、密着した状態で眠るのは
子どもにとって安心感絶大なのだろう。

昼過ぎ、助産院へ。
胸の状態を確かめてもらうと、
かなり落ち着いているとのこと。
今日でちょうど産後2ヶ月と2週間。
そのとき(落ち着くべきとき)がきたということだね、と先生。
本当にそのとおりですね。

しばらく先生と話をし、
助産院の前にある和菓子屋さんのくず餅もご馳走になり、
夕方に帰宅。
途中、カフェでお茶。

龍晴は一日うんちが出なかった。
が、至って元気だったので大丈夫でしょう。

夫、仕事がなかなか順調のよう。
嬉しい。

今日の授乳9回、うんち0回、おしっこ10回。


7/26(火)
午前中、またもソファの上でふたりで寝る。
小さくてあたたかい龍晴。
途中、ぐずってもぎゅうっと抱きしめると泣きやむ。
至福のひとときだ。
母親っていいなあ!

昼過ぎ、やっと目が覚めたので
エカイエに行き、ランチ。
妊娠の最後くらいにいちど、中野妊婦仲間とみんなで行ったカフェだ。
Kさんですよね?産まれたんですね!と店主に喜ばれる。

そう、前にここにきたときは
きみはまだおなかのなかにいたんだよ。
とまたしても眠っている龍晴のあたまを撫でる。何度でも撫でる。

最近龍晴ができるようになったこと。
にこにことよく笑う。
うんちとおならが臭くなった。

今日の授乳10回、うんち2回、おしっこ9回。


7/27(水)
予防接種。
今日はB型肝炎。
直前まで接種すべきかどうかおおいに迷い悩み、
結局、H先生とも最後に相談して、接種することにした。

B型肝炎は脚への筋肉注射。
し、知らなかった・・・筋肉注射なら結構痛いはず。
しかし。
今日も龍晴はスリングから出されて眠くてぐずっていたけれども
注射には反応せず。
でーんと構えていて先生に笑われた。
しかも足の筋肉すごいとまでいわれ。
さらにおかしかったのが、注射の前の体調チェックの際に、
喉の様子を見ようとしたちょうどそのときに大あくびをしたこと。
ちょうど見れちゃった!と先生も笑っていた。

警察病院の最上階にあるレストランでランチ。
景色がよくて気に入っている場所だ。
しばらく注射のスケジュールとにらめっこなどをし、
日記を書いてから帰宅する。

夫、龍晴の注射のエピソードを話すと
大笑いして喜んでいた。

最近龍晴ができるようになったこと。
夢を見て笑う。しかも大声で。

今日の授乳10回、うんち1回、おしっこ11回。

7/28(木)
気温が高く雨で湿度がある。
龍晴がもっとも苦手な天気である。
そのことを知っていつつも買い物があったので
中野のマルイまで出かけ、地下で食料品といくつかのものを買う。

龍晴は気持ちが悪いせいか全然寝ないで
うんうんとうなっている。
ごめんね、龍晴。

途中、何人かの方に声をかけられる。
子どもができてから思ったのだけれども、
子どもが好きなひと、子どもに関心のあるひとというのは
思っている以上にいるものだ。
特に年配の女性。
あら赤ちゃん!とたいていの女性はにこにこと近づいてきて、
かわいいわねえ、といったり、
頬っぺたを触ったり、
そうしてご自身の子育て中の話を振り返ったり、
あるいは現在のお孫さんのことを話して下さったりする。
そういうことが本当に多い。

たまに忠告されることもある。
今日は5人くらいに声をかけられ、
そのうちの1人のご婦人から、こんな天気に連れ歩いて赤ちゃんかわいそうね、といわれてしまった。
そうなんだよなあ。
私もかわいそうだなとは思っているんだ。
でもね。私のように核家族だと、こんな天気だって連れ歩かないことには
餓死してしまうんですけどね。
ということはいわないでおいたのだけれども。

用事だけ済ませてささっと帰宅。
やはり気持ちが悪かったせいか、夜まで全然眠らず。

今日の授乳12回、うんち1回、おしっこ13回。


7/29(金)
以前勤めていた会社の後輩とランチ。
東京駅隣接の大丸まで行く。
龍晴とふたりで新宿より遠いところに行くのはこれがはじめてだ。
行きは東西線、帰りは中央線。
これなら両方とも座ることができるし(いずれも始発駅だから)、
比較的空いている電車に乗ることができる。
心配していた雨もそうひどくない。よかった。

後輩から、時期は未定だけれども
近い将来会社を辞めることにしたこと、
ついてはその報告をしたいというメールをもらっていた。

大丸の中華料理店で待ち合わせ、久しぶりのコース料理をいただく。
龍晴はその間、微動だにせずすやすや中。
おかげで2時間も!ランチを堪能できた。
後輩の話もたくさん聞くことができた。
新しい夢のもとで仕事に向かっていくことを決意したという後輩。
来年からはプロのシンガーとしてやっていく目途がたったのだそうだ。
すごい!
いつか必ずライブに行くからね、と約束をしてお店をあとにし、
大丸の授乳室で授乳とおむつ替えをし、
中野のマルイに寄って、預けておいたものをピックアップしてから帰宅。

夕方、私も疲れが出て、子どもとシャワーを浴びてから
ふたりでずうっと昼寝(夕寝?)をしてしまった。
ソファのうえで、龍晴を抱っこしながら。
17時過ぎから20時まで。
龍晴は私に抱っこされたままだとスリングのなかと同じくらいに熟睡をするのだ。
うーん、こんな寝方でいいのだろうか。まあいいか。

21時過ぎに夫が帰宅。
お風呂に入れてもらったあとに
うんちをしたくなった龍晴、結局、23時過ぎまでうんちが出なくて眠れずにいた。
うんちが出そうででない場合、てこでも寝ない龍晴である。
そうして結局、うんちは出ず、つから尽きて眠ったのであった。

今日の授乳8回、うんち0回、おしっこ9回。

7/30(土)
午前中、夫のマッサージについていき、
その足で夫とランチをし、
街を少しだけぶらぶらしてから
私はひとあし先に龍晴といえに帰り、
夫はツタヤで週末に見る映画をレンタルしてから帰宅する、
というのが最近の恒例だ。

今日は財布が壊れたという夫に財布をプレゼントする、というのが
街歩きのイベント。
夫の壊れた財布は、夫とつきあいはじめたときに最初にプレゼントしたもので、
つまり7年か8年くらい前から使っているものだ。
懐かしいね、と話をする。
だいすきな恋人にした、はじめてのプレゼント。

新しい財布を見つくろい、
夫はプレゼントではなくていいといったものの、
無理やりプレゼントということにさせてもらった。

雨が降るといっていたのに晴れあがって気持ちがいい。
部屋に干していた洗濯物を
帰宅後、そとに干しかえる。

そういえば放射線量ってどれくらいなんだろうね。
洗濯物って影響あるのかな。
と夫にたずねると、夫は、
なにをいまさら!といって笑った。
・・・まあそうだよね。
でもなあ。大人はいいんだけれども龍晴がね、というと
確かにそうやな、と夫。

夕方、急に空模様が変わったので
またまた慌てて洗濯物をうつしかえる。
ああ放射線を気にしていたのにまた払うのを忘れてる私。

今日の授乳9回、うんち4回、おしっこ10回。


7/31(日)
皮膚炎とアレルギー性結膜炎が悪化。
アレルギー性結膜炎は、疲れがたまったりすると発症する
持病のようなものなのだけれども
湿疹のほうは顔と両手、両肩の湿疹がふたたび悪化している。
かゆくてたまらない。
妊娠性だから出産したら治る、はずが、どうやら違ったのだろうか。

龍晴が最近できるようになったこと。
プレイマットのおもちゃに興味を示す。
馬のぬいぐるみがぶらさがっているのだけれども、その足を強く握っては笑ったり真剣な顔をしたりを繰り返す。
はじめてそれをした瞬間を夫とともに目撃!成長を目の当たりにする。

深夜、地震。
1~2週間前のときと同じくらいの大きめの揺れを感じる。
そのときたまたま目を覚ましていて(私は眠っていても揺れる直前にたいてい目が覚める。もしくは初期のちいさな揺れで目が覚めているのかもしれない)、
龍晴を見ていた。

ああなんてかわいい寝顔なんだろう。
そんなことを思っていた数秒後に大きな揺れがきた。
びくんとモロー反射の動きをする龍晴。
大きな揺れの一瞬だけあとに慌てて龍晴を抱き上げる。
わが家の寝室はほとんどなにも置いていないし
龍晴のそばにはなにもないのだけれども
それでもいざというときには子どもだけ抱えてどこかにいけるような、そんなこころの準備だけはいつもしている。
だからこのときも、そうした。

隣室でうたたねをしていた夫も
あわててはねおきて、寝室にやってきた。
龍はだいじょうぶ?だいじょうぶ。抱っこしてる。
そんなふうに。

3月の震災で。
阪神で。
いろいろな場所で。
多くの「お母さん」たちは同じようにするだろう。
子どもを守ろうと必死だろう。
あるいは「お父さん」たちも。おにいさんやおねえさんもおじいさんもおばあさんも
ちいさきよわきひとたちをかばい守ろうとしただろう。
あるいはその逆もあっただろう。

幸い東京の地震はたいしたことがなく
ふたたびすやすやと眠る子どもの顔を見ながら
まんまるのあたまをそうっとなでながら
あなたのことは守ってあげるからだいじょうぶよ、と何度も語りかける。
ああそうして自然のおおきな爪によって守り切れなかったひとたちは
いったいどんな思いでいることだろう。
無念。
この漢字の意味がすこうしだけわかるようになった。
そうして爪にさらわれたひとたちはどんなにか生きたかっただろう。

胸が痛い。
このかわいいちいさきものを見るにつけ
しかたがない、では終われない、割り切れないもの、というものが
確かにあるのだということを感じる。
だいじょうぶよ、といいながら、何度でもいいながら、
だからいとしい子どものまんまるのあたまを
今夜もまたそうっとなでる。

(ちなみにこれを書いているいままさに地震。
あわてて寝室に戻ったのでした)

今日の授乳11回、うんち2回、おしっこ10回。
7/19(火)
午前中から助産院へ。
今日は治療ではなく、助産院で母乳マッサージを受けたりしたひとたちに助産院が開放される月に一度の日、である。
現代は特に月齢の低い子どもをもつお母さんたちはたいていひとりで子どもと向き合っているので、
それではストレスもたまるだろう、それならば月に一度でいいからそういうお母さんたちが集まって、こどもはその辺にごろごろ転がしておいて(必要なら助産師さん達が抱っこしたりケアをしてくれる)、お母さんたちどうしで話ができる時間を持ってほしい、ということが意図なのだそうだ。
しかも助産師さんたちの手作りごはんつき。
おおいに共感で、堤先生やほかの先生においでよ!と誘われて、ふたつ返事で参加させてもらったのであった。

今回はとうもろこしの炊き込みごはんと具だくさんひじき、夏らしい和菓子をデザートに、
私が参加した12時近くから4時過ぎまでのんびりさせてもらった。
友だちも来ていたので、しばらくいろいろと話したり、こどもたちの写真を撮ったりして過ごす。

子どもはとてもかわいいし、特に育児ストレスを私は感じていないのだけれども
(なにしろストレスを感じなくていいくらい龍晴は育てやすいほうの子だと思う)
それでも友だちや子育て中のお母さんたちやなじみの助産師さんたちと話しができるのはとても楽しうものだ。
何しろ夫は帰宅も遅いし、いまのような月齢だと毎日子ども相手にしゃべっているかひとりごとを言っているかだ。
ご飯をゆっくり食べる、ということもとても少ない。
もともとのんびりと食事を楽しむのが好きなのに、いまや3分とか5分で「かきこむ」という感じ。
とはいえたいてい毎日一度はいまだにそとごはんかお茶しているだけ、恵まれている気もするんだけど。

帰宅後、疲れが出たようで眠くなったので
龍晴と2時間ほど昼寝(夕寝?)をする。

帰ってきた夫に龍をお風呂に入れてもらう。
夫、だいぶ慣れてきた模様。
しかし夫、疲れた顔をして帰ってきたのが心配だ。

今日の授乳10回、うんち2回、おしっこ10回。


7/20(水)
予防接種の日。
警察病院にて、今日は肺炎球菌の初回を摂取する。

今日は泣くんちゃう?といいのこして、頑張りや!と頭をなでてから仕事に行った夫。
私も泣くと思うなあ、と思っていたのだけれども。
今回は目が覚めていたにもかかわらず、微動だにしない息子・龍晴であった。
どころかむしろふんぞり返っている。
いや一応、嫌がるそぶりはするので痛みを感じていないわけではないようなのだが
それよりも、眠いとかお腹がすいたという気持ちのほうが強いようで、
お世話になっているH先生からも「食欲のほうが勝るんだね」と笑われていた。

たいしてお腹が空いていないことはわかっているのだけれども
よく頑張ったご褒美!?に、警察病院で授乳をしてから帰宅。
息子は警察病院の授乳室で大量のうんちを放ち、かつ乳も飲めて相当ご満悦そうであった。

さて来週はB型肝炎初回である。

帰宅途中、休憩していると急な大雨。
歩いていたらずぶぬれになるところだった。
小雨になったところで急いで帰宅する。

最近龍晴のできるようになったこと。
目で追う、私がそばにいくと笑顔になる。

今日の授乳10回、うんち2回、おしっこ11回。


7/21(木)
台風が過ぎて急に涼しくなった。
秋のような陽気。
ふと思い立って友だちの家に行く。

2ヶ月早く子どもを産んだ友だち。
お互いに会いたいね!といいあい、思い合いながらも
月齢が微妙にずれていたりして
私の出産後はまだ一度も会っていない。
しかしこの陽気。
これなら移動も子どもにも負担ではないだろう。
ということで、近所を散歩中に思い立ち、30分近く迷惑では無いかななどと逡巡した結果、
会いたいんだけどとメールをすると
すかさず電話で、オッケイの返事。
そのままの格好で・・・つまり息子はパジャマのような服で、私は部屋着のような格好で
電車に乗り、池袋のデパ地下で友だちと食べる惣菜などを買い、
友だちの家へ向かう。
私は急にひとと会うということを滅多に・・・いや全然しないので
こういう行動はもしかしたらはじめてかもしれない。
友だちはとても喜んでくれ、また4カ月になる息子ちゃんは大きく成長していてとてもかわいらしかった。
なにより友だちと気兼ねなくできる会話。
子どもがどんなにかわいくても、友だちと大人の会話ができることの楽しさ、喜び。
そういうことを感じたりする。
とてもいい時間。

だって私の毎日は、子どもと話をするかひとりごとを言うかだし
ごはんもほとんどひとりで食べているのだ。
子どもがかわいいというのと、この友だちと会ってうれしいという純粋な喜びは
まったく別のものだ。

楽しく過ごして夕方に帰宅。

しかし!
困ったことにまたしこりができてしまった。
それもかなりビックサイズである。
前日に思いっきりクーラーの当たる場所に1時間ほどいて、
確かにそのとき寒いなと感じた、それが原因と思われる。
葛根湯を飲んでひたすらに快復を待つ。

龍晴は池袋の地下の雑踏と駅が嫌いらしく
ずうっと眠らずに不機嫌そうにうなっていて
(スリングのなかではすかさず眠るのに!眠らないなんて!!)
中野に戻り、いえのドアを開けるなり
「はあ~」と盛大な溜息をつき、いつもの大きさの声でしゃべりはじめた。
2ヶ月なのに自分のいえってわかるんだなあ。
子どもってすごいかも。

最近、龍晴ができるようになったこと。
寝る前にぐずる。
前は眠い時はすかさず寝ていたが、いまはすかさず寝られないときにぐずぐずするようになった。
といってもものの15分程度なのだが・・・。

今日の授乳8回、うんち4回、おしっこ11回。

7/22(金)
最近、龍晴ができるようになったこと。
泣いて呼ぶ。
なにごとかと思いそばに近づくと嬉しそうに笑って泣きやむ。

この嬉しそうに笑って、というところに
母はドキューン!である。

うんちの回数がかなり減った。
成長しているんだなあ。

午後、マルイのカフェでランチ。
ゆっくり過ごせた。

今日の授乳11回、うんち1回、おしっこ16回。

7/23(土)
週末。
ランチにパスタキッチンへ。
みなさんと久しぶりのあいさつをする。
シェフがしこりがちな私のために油を少なくしてパスタをつくってくださった。
(夫が、嫁が乳腺炎で・・・というようなことを先週言ってくれたそうだ)
おいしくいただく。

夕方、夫はフットサルへ。

それにしても、最近の龍晴の、
「近づくと笑う」に、母はドキューン!とされっぱなしである。
このかわいらしい笑顔。
なににも代えがたいと思う、そんな笑顔だ。
その笑顔を守ってあげたいと思う、そんな笑顔。

今日の授乳10回、うんち3回、おしっこ12回。

7/24(日)
夫、珍しく今日は事務所に行かず、終日休みとなった。
新しいスタッフさんと分業がうまくいっているとのこと。
よかった。
週末、夫と一緒に過ごせるのはとてもうれしい。
子どもができても同じ思い。

昼ごはんはお鮨を食べに行き、
マンガ喫茶に行きたいという夫と久しぶりにマンガ喫茶へ。
1時間ほど読んでから帰宅。
生後2ヶ月の赤ちゃんと一緒とは思えない行動だ。
それもこれもすやすやに眠る龍晴のおかげである。

昼過ぎ、またしこり。
葛根湯を2回服用し、夜に解消する。

夜、龍晴を寝室に寝かせてから家事をしていたら、
大きな声がした。
慌てて寝室を覗きに行くと、
夢を見て笑っている。
どんな夢を見ているのだろう?

今日の授乳10回、うんち1回、おしっこ13回。


7/11(月)
夕方、助産院へ。
今回の乳腺炎がやっと解消された、とお墨付きをもらった。
またお乳とおっぱいの状態もかなりパーフェクトに近づいてきたそうだ。

堤先生曰く、
母乳が分泌されるようになるには1ヵ月と14日、
母乳の状態が落ち着くには2ヶ月と14日、
母乳と子どもとの関係が落ち着くのは半年、
かかるのだそうだ。
(詳細日数うろ覚えなので微妙に違ってるかもですが)
半年、といえば離乳食がはじまるころ。
その頃に落ち着いても!というひともいるだろうけれども、
「母乳と妊娠の安定(にかかる日数)は同じ」と先生はおっしゃる。
さらに1年半くらいはおっぱいあげようね、というのが先生の方針。
私もできればそうしたいと思っている。

そうして私はそろそろ2ヶ月と14日、
だからもう落ち着くころだからね!と先生。
そうだといいなあ。

助産院のあいだ、龍はずうっといい子にして長いこと眠っていて
先生に「この子は落ち着いたね!」とほめられた。
よかった。
確かに以前は寝なかったり泣いたりしていたし。

ちょうど同じ時間に友だちが来ていて(というか友だちが同じ時間にしてくれたそうだ)
しばらく話をした。
龍くんは声がとてもかわいいね!といわれる。
確かにうちの子は声がとてもかわいらしい。
小鳥のような小動物のような声をよく出している。
母乳を飲んでいるときも、寝言なども。
そのたびにいとしいなあと思ったりする。

それにしてもスリングのなかでは
龍はほんとうによく眠る。
道行く年配の女性などに「まあよく寝てる」「落ち着くのね!」などと言われることが多い。

出かけるときには帽子をかぶせていたのだが
頭に汗をぐっしょりかいてしまうので
風があるときは帽子をやめたらだいぶましになったように思う。
紫外線は私の日傘でなんとかカバー。

額と背中にあせもが少々。
こまめにきれいにしていてもやはりできてしまうものだ。
増えたりひどくなったりしませんように。

今日の授乳8回、うんち5回、おしっこ9回。


7/12(火)
龍晴、今日で2ヶ月。
おめでとう!
2ヶ月になる少し前に、夫が足型をとってくれた。
いい記念。

これまであまり写真とかビデオとか、そういう記録を残すことに興味はなかったのだけれども
子どもができてからこれに関しても変わったように思う。
いましかないんだ、と思うと、いつか振り返りたいなと残しておきたくなる。

龍晴はほんとうにかわいい。
背中。おしり。ちいさな足。手。複雑なかたちの耳。
まんまるのあたま。ぱっちりした目。最近長くなったまつげ。
あひるみたいな口(ここと耳だけ私にそっくり)。
キューピーみたいなおなか。
ひとつひとつがいとおしく、ゆっくりとなでていく。
いとしい龍晴。

ああこの子どもがおなかのなかにいたんだな。
この背中のかたち、おしりのかたちには確かに憶えがあるな。
そんなふうに思う。

ここまで健康ですくすくと大きくなってきてくれている、
そのことがなによりもうれしく思う。
これからも健康でありますように。

思えばこの世にうまれてきて
龍晴はすべてがはじめての体験なのだ。
はじめてがいっぱいの毎日。
そのひとつひとつに立ち会うことはなかなかに楽しくうれしいことだ。
たとえば笑ってしまったのだけれども。
とつぜん大声で泣き出したので、なになに?と思ってみると、
あたまの毛をたくさん、自分で引っ張っていて、
しかも「自分で髪を引っ張っている」「だから痛い」という因果関係がわからないらしく、
引っ張りながら号泣していたりする。
こういうとき、笑ってはいけないけど笑ってしまうのだ。
そうかそうか、きみにははじめての体験だったんだね。そんなふうに。

明日ははじめての予防接種。
泣いちゃうのかな。うふふ。

夫の会社にあたらしく入ったひと、
現在試用期間だがとてもよいらしい。よかった。
夫と子どもの2ヶ月をお祝いして
龍をぎゅうっと抱きしめる。

今日の授乳11回、うんち2回、おしっこ14回。

7/13(水)
午前中から警察病院へ。
ヒブワクチンの接種をする。
はじめての予防接種だ。

触診のときから龍晴はずうっと眠っていて、
先生が「起きないと注射で起きちゃって怖いよ~起きたほうがいいよ~」などといって起こそうとするのだが
微動だにせず。
結局、泣くどころか注射をされても大の字になって眠り続け、
最後の最後まで起きず。
唯一、スリングから出されるときだけ、うぐぐ、みたいに、
俺、不愉快なんですけど!というようないつもの声をあげていた。

これには先生も看護師さんも「大物だねえ」といいながら笑っていた。

夫にメールをする。
帰宅後、龍、泣かへんかったんやって?と開口一番にたずねる夫に
一部始終を話をすると、
龍にはこのままのびのびすくすくと育ってほしいなあと夫。
私もそう思う。

夕方、夫のお兄さんが出張がてら京都から龍晴の顔を見に来てくれた。
夫もあわせて早めに帰宅。
お兄さんに龍晴を抱っこしてもらったら、
なぜかからだを引きちぎらんばかりに号泣。
誰かに抱かれてなくなんて初めてなんですけど。
お兄さんは小さい子が2人いて抱きなれているはずなのに
息子よ。なぜ泣く?
助産院の助産師さんたちは何人でもはじめてでも平気なんだけどなあ。
やっぱり男性だからかしら。
でもお医者様も平気なのになあ。

桂のいえの近くにある中村軒さんのおいし~い和菓子と、
子どものために絵本をプレゼントしていただく。
ありがとうございます。

今日の授乳9回、うんち2回、おしっこ10回。


7/14(木)
ワクチンの副反応もまったくなく、昨晩もいつもどおり爆睡した息子。
よかったよかった。
来週は肺炎球菌のワクチンである。
9月終わりまで毎週のようにワクチン接種。
はじめての号泣はいつかしら。

お兄さん夫婦からいただいた絵本を添い寝しながら読むと
にこにこと笑ったり声を出しながら目で絵を追っている。
0歳0ヶ月からの本、と銘打っているだけに
子どもにもわかるらしい。すごいなあ。
単に母親がそばにいて、大きな抑揚のある声で喋ってくれるのが
うれしいだけなのかもしれないけど。

最近は食い入るようにベッドメリーを見ているし、
私のこともだいぶ目で追うようになった。
にこにこしているのがとてもかわいらしい。

まだ沐浴を続けていたのだけれども
京都の姉にもうおとなのお風呂でええよ~といわれ
(私もそう思うんですよ!だってもう2ヶ月だし。1ヶ月終わったらお風呂一緒に入りたかったし。
でも夫が怖がってるんです)
帰宅した夫に姉の話として早速伝えると、
それなら週末に練習してみようということになる。
どうなることやら?

今日の授乳10回、うんち4回、おしっこ12回。


7/15(金)
午前中遅く、またしこり。
しかも結構激烈。
あああ。
慌てて葛根湯を飲み、堤先生からもらった玄米懐炉でからだのあちこちをあたためる。
早めの対処が功を奏したのか、夕方遅くにしこり解消。よかった。

龍晴はうんちが一度しか出ず、
うんうんとうなったり目をらんらんとさせたり
ご機嫌にしていた(どういうわけかうんちをしようとするときはご機嫌になる)。

最近龍晴ができるようになったこと。
指しゃぶり。
おなかが空くと親指と人差し指をそれぞれなめたりしゃぶったりする。

今日の授乳10回、うんち1回、おしっこ13回。


7/16(土)
毎週飛ぶように過ぎていく。
もう週末だ。
夫も早いなあ、と驚いている。
私は子育てで、夫は仕事で毎日てんてこまいだ。

午前中、ホームセンターへ夫の仕事の椅子といえのソファを見に行き、
そこそこ気に入ったものがあったので購入。
あれこれ迷ったりしたいところだけれども
あちこち見に行く余裕はない。

喫茶店でお茶。
夫と喫茶店に行くのは出産以来はじめてのことだ。
うれしい。
夫と龍晴と私、3人ではじめての喫茶店だ。

お昼ごはんもそとで食べ、
本屋さんに寄り、私だけひとあし先に帰宅。

夕方、夫はフットサルへ。
帰宅後、龍晴を沐浴。
沐浴ラストなので写真と動画を撮っておいた。

今日の授乳10回、うんち3回、おしっこ12回。


7/17(日)
連休2日目。
そう、いまは世の中的には連休なのだった。
仕事の忙しい夫も、子育てに邁進中の私も
連休なんて概念はさっぱりとないのだけれども。

午後、助産院へ。
様子を診ていただいたら、ほぼ状態がよい、ということに。
いまマッサージをしてしまうと、分泌がさらによくなりすぎて
またまた詰まってしまうからこのままにしておこう、と先生。
そのあたりの匙加減はこの道のプロでもなかなか難しいらしく、
私は運良くいつも大先生!に診ていただいているので安心してお任せできる。
感謝である。

しばらく先生と話をし、龍晴に授乳をしたりおむつかえなどをしたりしてから
ふと思いついて夫の事務所に行くことにする。
龍晴をつれて、はじめての夫の事務所詣で。

夫に行っていい?と電話をすると、
うれしそうにふたつ返事がかえってきた。
タクシーで事務所へ。
空いていて1000円ちょっとで到着できた。

またふと思いつき、夫の事務所が入っているビルの管理人さんの部屋を訪ねると、
よく来てくれたね!ありがとう、心配してたんだよ、と管理人室に招き入れてくれた。
年配の男性なのだが、とても子煩悩そうだなあと思っていたら案の上で、
かわいいなあ、とほっぺたにてをのばし、
あ、触っちゃいけないかな?とたずねられたので、
よければ抱っこしてあげてください、というと
とてもうれしそうに龍を抱き上げてくれた。
聞けば龍と1月違いで男のお孫さん(初孫!)が産まれたそうで、
どうりで抱き方も堂に行っているな~という感じである。
しばらく龍をあやしてくれて、偶然通りかかった夫ともども管理人さんとしばらく話をする。
またぜひ遊びにきてね!といわれ、手を振ってわかれる。

しばらく夫の事務所で龍晴に授乳したりおむつかえをしたりして過ごす。
ああこの事務所で私はずいぶんと仕事をしたなあ。
そんなことを思いながら。
そうして龍晴に、ここが父親の仕事場なのだよと話しながらぐるぐると部屋をまわる。

晩ごはんは事務所近くの中華料理へ。
こちらも出産前にいつもお世話になっていたお店。
見せに来ました!といったらとても喜んでくださった。
お店の方々がみんなやってきて、かわいいねえ、と龍に見入っている。
今日はとてもいい日だなあ!なんてご主人もおっしゃってくださった。

スーパーマーケットに寄ってからタクシーで帰宅。

夫が龍晴をはじめておとなのお風呂に入れる。
龍晴はおとなしく安心したように入っていたとのこと。
はじめてのおとなのお風呂体験成功である。

今日の授乳8回、うんち3回、おしっこ12回。


7/18(月)
夜中(明け方?)の授乳がちょうど女子サッカーの試合の後半と重なり、
PKまで見ることができた。
この時間に起きてくれた孝行息子に感謝である。
夫も龍の授乳のタイミングで目が覚めたので
一緒に観戦する事ができた。
しかし同時刻に南米選手権もやっていたためどちらを見るかは悩ましかったのだけれども
結局ずうっと女子サッカーを見た。
澤さん頑張ったね、悲願達成できて良かったなあ~とこころから思う。

それから眠ったので、
家族全員が寝坊。
起きたら9時である。
午前中にデパートに買物に行く予定を、暑いので夕方に延期することにして
ゆっくりと過ごす。

しかしいつも午前中に出かけ、そのタイミングで午後までスリングでぐっすりと眠る
龍晴の一日のリズムが崩れてしまい、
昼過ぎから夕方まで全然眠れずに苦しそうになってしまった。
かわいそうなことをしてしまった。
出かけないまでもスリングに入れてあげたらよかったのに!>私。

夕方、新宿の高島屋へ。
夫と龍晴と私、3人で中野のそとへ出るのははじめてだ。
デパートで龍の服を少し求め、喫茶店で休憩。
中野に戻り、夫と龍とお好み焼きを食べる。

気がつけばおいしいものもたくさん食べ、
夫とも子どもとも楽しい時間を過ごせた。
よい連休になったと思う。

夜、今度は私が龍とはじめてのおとなのお風呂。
ぎゅうっと抱っこして一緒にお風呂に入るのは
とてもしあわせな気持ちになることで、うれしくなる。

台風が来ているとのこと。
これも龍にははじめての体験。

今日の授乳10回、うんち2回、おしっこ8回。
7/4(月)
来週の12日で息子が2ヶ月になる。
そろそろ予防接種のスタート。
予防接種は、受けられるものは自費のものでもできるだけ受けておこうと思っている。
てはじめにヒブワクチンの接種を早速、予約する。
当面、肺炎球菌のワクチン接種と交互に毎週接種が続く。
どこで受けようか迷ったが(気に入っている小児科が、子どもが産まれた警察病院を含めて3個所もある!ありがたいことに)、結局、警察病院で接種することにした。
副反応などが詳しく書かれた読本が区から配布されているので熟読する。

泣くかな、泣かないかな?と夫にいうと、
そりゃ泣くやろ!はじめての刺激やで、という。
実際、お医者さんに以前聞いてみたら、
泣かない子もたまにはいるのだけれども、ほとんど泣いてしまうんだって。
龍にとってははじめての刺激や、大人の階段や、と夫。確かにね。

午後、助産院へ。
浮腫がひどく、それが詰まりの原因のひとつだと推定されるそうで、
食餌療法にあずきを勧められる。
先生がキッチンにあったあずきを持ってきてくれて、これを茹でてあずき粥にするといいよ!とおっしゃる。
餡子じゃだめですか?とたずねると、砂糖を使っているものは効果がないんだとか。
実際、白糖は確かにからだを冷やすしなあ・・・。
というわけで小豆を持ち帰り、途中のスーパーマーケットでも買い求め、早速あずき療法を開始。
毎日、茹で小豆をおちょこ一杯食べる、というものだ。
少しでも乳腺の詰まりやすさが改善されるといいのだけれども。


今日の授乳11回、うんち3回、おしっこ14回。


7/5(火)
午後、再び助産院へ。
詰まりの解消などもあり、日参する毎日。
先生は気さくで楽しい方だし、ほかのスタッフの方々もいいひとばかりなので
一種の憩いの場だ。
友だちも毎日のように施術に来ているらしく、たまに顔を合わせられるのもいい。

冷えをとるためにいいこと考えた!と先生。
玄米でつくってくれた懐炉で背中をあたためてくださる。
あまりにも気持ちがよくてうとうととする。


夫、今日は早めに帰宅してくれ、
龍晴のお風呂を21時過ぎには入れられた。
最近どうしても夫の帰宅が早くても22時過ぎになってしまい、困ったなあと思っていたのだ。
そろそろ私ひとりでお風呂に入れてもいいのだけれども
夫の育児参加の目に見えるかたちでいっとう大きなものがこの沐浴だったりするので、
その機会を減らすのも考えものだし、悩ましい。

最近龍晴ができるようになったこと。
手をじっと見る。
てのひらをあわせる。
指をなめる。

今年の夏も暑くなりそうだ。

今日の授乳11回、うんち5回、おしっこ9回。


7/6(水)
夫を駅まで送りがてら、クロシェットカフェへ。
1時間ほど、日記を書いたりして過ごす。
午前中に夫を見送りながら一緒にいえを出て、お茶と買い物をしてから帰宅するのが
最近のパタンだ。
龍晴はスリングのなかに入ると途端に爆睡、4時間近く起きないので
帰宅してからスリングに入れたまま家事や食餌もできる。

毎日子どもと接していると、
ああ大きくなったなあ!と思う。
生まれたばかりの頃、入院していたころと比べると
その差は歴然で、授乳しながらいつも、あああのときは足がここまでだったな、とか
あたまの大きさはこれくらいだったなと思うものなのだが、
夫が抱っこしているところを遠めに見ているときなどは、
ああまだまだこの子はこんなにもちいさきものなんだなあと思ったりする。
夫のおおきなからだにしがみついているちいさな龍晴。たいせつなたからもの。

龍晴は午前と夜はとてもよく眠るが(特に夜は起こさないと寝続ける・・・)、
夕方~夜はおしっこだの授乳だのうんちだのでほとんど寝ない。
こういうものなのかしら。

最近龍晴ができるようになったこと。
私を目で追う。
お気に入りのにぎにぎの音に反応する。
ベッドメリーを目で追う。

今日の授乳11回、うんち4回、おしっこ11回。

7/7(木)
七夕。
去年までは笹に願いを書いたりしていたが
今年は気がつけば七夕だった。
季節の行事に目が届くほどまだ余裕がないということか。

新宿の高島屋へ。
どうやら世の中的にはセールがはじまっているらしいので
龍晴の洋服を見に行く。
そろそろ50だとむちむち、60だとちょっと大きいという微妙なお年頃なのだが、
60の服がほとんどないため(いただきものもおさがりも50と70が多い)。
通販で60の服をいくつか買ってみたのだが、
そういえば通販というのは素材が触れないんですよね。
当たり前なんだけど、それが盲点でもあり、送られてきた服は生地が厚かったりごわごわしていたり
結局気に入ったもの、というか子どもに着せて納得できるようなものがひとつもない。
安いものを買ってしまったせいもあるのかしら。

子どもとふたりではじめての電車。
新宿までは3駅なのだが、とても新鮮な気持ち。
高島屋は行きなれたデパートなので、どこになにがあるかもわかっているため安心感もある。
セールとはいえデパートの子供服はやはりいいお値段。
でもこれもあれもかわいいなと迷い、しかし結局、数少ない60の外側縫製の服を数点だけ買い求め、
ついでに夏用の外行き授乳服を買い、ローマに住む友達への出産祝いも買う。
これで買い物はおしまい。
いえを出てから3時間、龍晴はとてもよく寝ている。
デパートのカフェでお茶でもしようかな?と思ったものの私が疲れてきたので帰宅することに。
久しぶりの買い物もお出かけも、とても楽しかった。
しょっちゅう買い物に行っているときは全然気づかなかったのだけれども。
結局龍晴は帰宅しても熟睡しており、しかし汗をかいているためお風呂に入れたく、起こす。
スリングがお気に入りの龍晴である。
(これを書いているいまもひざのうえで、スリングのなかにおさまっている)
こんなに良く眠るなら夫ともお出かけできそうだ。

夫に、デパートで服を買ったよ!と龍晴の服を見せる。
お、かわいいやん。と夫。
自分の服はユニクロですら俺には高級やという夫なのに、子どものことは気にならないらしい。
今度は一緒に出かけよう、と約束する。

七夕の夜が晴れるのは珍しいことのように思う。

今日の授乳11回、うんち3回、おしっこ12回。


7/8(金)
夫を見送りがてら、クロシェットカフェへ。
外でお茶をすると気持ちが落ち着く。
帰宅してからしばらく用事をし、龍晴をお風呂に入れる。

汗っかきの龍晴、
まず深夜の授乳時に清拭&着替え、朝起きてからも清拭&着替え、
午前中のお出かけ後に沐浴、昼寝後も汗をかいていれば着替え&清拭、
そうして夜に夫が沐浴。
おでこと首筋に汗をかきやすいので、その2箇所は頻回にきれいにしているのだけれども
あせもらしきものができてきた。
背中のあせものようなものも気になるし。
顔にできていた乳児性湿疹と脂漏性湿疹はできてから2週間ほどでスキンケアを徹底したら
すべてきれいに消えたんだけど、あせもはなかなか治らない。

23時頃、また胸の同じ箇所にひどいしこり。
熱があり、赤味もあり、腕もあがらない。
ああまた乳腺炎になってしまうのか?
明日は助産院の日だからちょうどいいといえばいいけど。


今日の授乳10回、うんち1回、おしっこ10回。

7/9(土)
午前中から助産院。
しこりがひどく、これまででいっとう痛い。
午前中だけでは解消せず、先生も様子を見たいとおっしゃるので、
午後にひとり施術を終えたあとにまた診てもらう。
(そのひとりは偶然にも友だちだった)。
お昼ごはんまでごちそうになった。ありがとうございます。
受診待ちのあいだ、龍晴は得意の乳を飲んだあとにそのままひざのうえにつっぷして眠る、を3時間ずうっとしていて、助産院を訪れた方々にかわいい~!(姿勢が)とほめちぎられていた。
が、私はトイレにも行けず姿勢を変えられずお尻がおおいに痛かった。母性炸裂したし、それにかわいかったけど。

結局、夕方になってさらに痛みが増してきて、
もしも細菌が入るといけないから、と先生の勧めで急遽警察病院の救急外来へ。
抗生剤を出してもらう。
阿佐ヶ谷へフットサルに行っていた夫に、具合が悪いから早く帰ってほしいという旨メールしておくと、
警察病院までタクシーでやってきてくれた。
いえにいてくれればいいと思っただけなのだが、結果的に夫が来てくれておおいに助かる。

心配しているであろう堤先生に電話で薬をもらえたことを報告。
すぐにのんでね、と指示をいただく。

警察病院で投薬された薬をのみ、目を覚ました龍晴にその場で授乳していると、
急激にしこりが消滅。
前回は抗生剤を飲んでも半日以上消滅しなかったことを考えると、
このしこりは結局、先生の施術によってとれていたのを息子がのみとってくれたと考えるべきなのではないかと思う。
ありがとう、先生、そして息子よ!

今日の授乳10回、うんち3回、おしっこ10回。


7/10(日)
様子を見せにきて、といわれていたので朝から助産院へ。
画期的によくなりました!と報告すると、よかった~本当に心配してたのよぅと先生。

調子がよかったので様子を診ていただくだけで帰宅。
まだいえにいた夫と、ふたたびいえを出て、そとでひるごはん。
龍はまたしてもスリングで熟睡である。

事務所へ行く夫を駅まで見送ろうと思っていたものの
あまりにも暑いため断念し、
スーパーマーケットに涼をとりがてら買い物をしてから帰宅。

このまましこりが改善するといいのだけれども。

気がつけば授乳回数もだいぶ落ち着いている。
これくらいの回数であれば精神的負荷もほとんどない。
寝ないときはスリングに入れちゃえ!スリング攻撃だ!と龍にいって、
実際スリングに入れると3分もしないで眠ってしまう。
これって「寝かしつけ」の工夫になっているんだろうか?なっていないような気が・・・。
龍晴は「小さくまるまっている姿勢」がとても好きなので、スリングに入るとよく眠るのだが、
首がすわってからは「小さくまるまる」のは一般的には嫌いになるのだそうで、
そうなったらどうやって寝かしつけたらいいのだろう?
きっとそのときにはそのときの工夫がまた出てくるのだろうけれども。

来週は第一弾予防接種。
夫のお兄さんも出張がてら京都から子どもの顔を見に来てくれることになっている。
8月あたまには友だちも遊びにきてくれることになり、
楽しい予定もぼちぼちできはじめた。
楽しみだ。

今日の授乳11回、うんち4回、おしっこ11回。