7/25(月)
週末、新しく買ったソファが届いた。
ソファベッド仕様なので、座るところが適度に固くて気持ちがいい。
おまけに寝心地がとてもいい。
ことを発見してしまい、龍晴を抱っこしたまま横になってみた。
・・・ああ快適!
そのまま眠ってみることにし、気がつけば2時間も午前中に眠ってしまっていた。
龍晴もいちども起きない。
やはり抱っこされながら、密着した状態で眠るのは
子どもにとって安心感絶大なのだろう。
昼過ぎ、助産院へ。
胸の状態を確かめてもらうと、
かなり落ち着いているとのこと。
今日でちょうど産後2ヶ月と2週間。
そのとき(落ち着くべきとき)がきたということだね、と先生。
本当にそのとおりですね。
しばらく先生と話をし、
助産院の前にある和菓子屋さんのくず餅もご馳走になり、
夕方に帰宅。
途中、カフェでお茶。
龍晴は一日うんちが出なかった。
が、至って元気だったので大丈夫でしょう。
夫、仕事がなかなか順調のよう。
嬉しい。
今日の授乳9回、うんち0回、おしっこ10回。
7/26(火)
午前中、またもソファの上でふたりで寝る。
小さくてあたたかい龍晴。
途中、ぐずってもぎゅうっと抱きしめると泣きやむ。
至福のひとときだ。
母親っていいなあ!
昼過ぎ、やっと目が覚めたので
エカイエに行き、ランチ。
妊娠の最後くらいにいちど、中野妊婦仲間とみんなで行ったカフェだ。
Kさんですよね?産まれたんですね!と店主に喜ばれる。
そう、前にここにきたときは
きみはまだおなかのなかにいたんだよ。
とまたしても眠っている龍晴のあたまを撫でる。何度でも撫でる。
最近龍晴ができるようになったこと。
にこにことよく笑う。
うんちとおならが臭くなった。
今日の授乳10回、うんち2回、おしっこ9回。
7/27(水)
予防接種。
今日はB型肝炎。
直前まで接種すべきかどうかおおいに迷い悩み、
結局、H先生とも最後に相談して、接種することにした。
B型肝炎は脚への筋肉注射。
し、知らなかった・・・筋肉注射なら結構痛いはず。
しかし。
今日も龍晴はスリングから出されて眠くてぐずっていたけれども
注射には反応せず。
でーんと構えていて先生に笑われた。
しかも足の筋肉すごいとまでいわれ。
さらにおかしかったのが、注射の前の体調チェックの際に、
喉の様子を見ようとしたちょうどそのときに大あくびをしたこと。
ちょうど見れちゃった!と先生も笑っていた。
警察病院の最上階にあるレストランでランチ。
景色がよくて気に入っている場所だ。
しばらく注射のスケジュールとにらめっこなどをし、
日記を書いてから帰宅する。
夫、龍晴の注射のエピソードを話すと
大笑いして喜んでいた。
最近龍晴ができるようになったこと。
夢を見て笑う。しかも大声で。
今日の授乳10回、うんち1回、おしっこ11回。
7/28(木)
気温が高く雨で湿度がある。
龍晴がもっとも苦手な天気である。
そのことを知っていつつも買い物があったので
中野のマルイまで出かけ、地下で食料品といくつかのものを買う。
龍晴は気持ちが悪いせいか全然寝ないで
うんうんとうなっている。
ごめんね、龍晴。
途中、何人かの方に声をかけられる。
子どもができてから思ったのだけれども、
子どもが好きなひと、子どもに関心のあるひとというのは
思っている以上にいるものだ。
特に年配の女性。
あら赤ちゃん!とたいていの女性はにこにこと近づいてきて、
かわいいわねえ、といったり、
頬っぺたを触ったり、
そうしてご自身の子育て中の話を振り返ったり、
あるいは現在のお孫さんのことを話して下さったりする。
そういうことが本当に多い。
たまに忠告されることもある。
今日は5人くらいに声をかけられ、
そのうちの1人のご婦人から、こんな天気に連れ歩いて赤ちゃんかわいそうね、といわれてしまった。
そうなんだよなあ。
私もかわいそうだなとは思っているんだ。
でもね。私のように核家族だと、こんな天気だって連れ歩かないことには
餓死してしまうんですけどね。
ということはいわないでおいたのだけれども。
用事だけ済ませてささっと帰宅。
やはり気持ちが悪かったせいか、夜まで全然眠らず。
今日の授乳12回、うんち1回、おしっこ13回。
7/29(金)
以前勤めていた会社の後輩とランチ。
東京駅隣接の大丸まで行く。
龍晴とふたりで新宿より遠いところに行くのはこれがはじめてだ。
行きは東西線、帰りは中央線。
これなら両方とも座ることができるし(いずれも始発駅だから)、
比較的空いている電車に乗ることができる。
心配していた雨もそうひどくない。よかった。
後輩から、時期は未定だけれども
近い将来会社を辞めることにしたこと、
ついてはその報告をしたいというメールをもらっていた。
大丸の中華料理店で待ち合わせ、久しぶりのコース料理をいただく。
龍晴はその間、微動だにせずすやすや中。
おかげで2時間も!ランチを堪能できた。
後輩の話もたくさん聞くことができた。
新しい夢のもとで仕事に向かっていくことを決意したという後輩。
来年からはプロのシンガーとしてやっていく目途がたったのだそうだ。
すごい!
いつか必ずライブに行くからね、と約束をしてお店をあとにし、
大丸の授乳室で授乳とおむつ替えをし、
中野のマルイに寄って、預けておいたものをピックアップしてから帰宅。
夕方、私も疲れが出て、子どもとシャワーを浴びてから
ふたりでずうっと昼寝(夕寝?)をしてしまった。
ソファのうえで、龍晴を抱っこしながら。
17時過ぎから20時まで。
龍晴は私に抱っこされたままだとスリングのなかと同じくらいに熟睡をするのだ。
うーん、こんな寝方でいいのだろうか。まあいいか。
21時過ぎに夫が帰宅。
お風呂に入れてもらったあとに
うんちをしたくなった龍晴、結局、23時過ぎまでうんちが出なくて眠れずにいた。
うんちが出そうででない場合、てこでも寝ない龍晴である。
そうして結局、うんちは出ず、つから尽きて眠ったのであった。
今日の授乳8回、うんち0回、おしっこ9回。
7/30(土)
午前中、夫のマッサージについていき、
その足で夫とランチをし、
街を少しだけぶらぶらしてから
私はひとあし先に龍晴といえに帰り、
夫はツタヤで週末に見る映画をレンタルしてから帰宅する、
というのが最近の恒例だ。
今日は財布が壊れたという夫に財布をプレゼントする、というのが
街歩きのイベント。
夫の壊れた財布は、夫とつきあいはじめたときに最初にプレゼントしたもので、
つまり7年か8年くらい前から使っているものだ。
懐かしいね、と話をする。
だいすきな恋人にした、はじめてのプレゼント。
新しい財布を見つくろい、
夫はプレゼントではなくていいといったものの、
無理やりプレゼントということにさせてもらった。
雨が降るといっていたのに晴れあがって気持ちがいい。
部屋に干していた洗濯物を
帰宅後、そとに干しかえる。
そういえば放射線量ってどれくらいなんだろうね。
洗濯物って影響あるのかな。
と夫にたずねると、夫は、
なにをいまさら!といって笑った。
・・・まあそうだよね。
でもなあ。大人はいいんだけれども龍晴がね、というと
確かにそうやな、と夫。
夕方、急に空模様が変わったので
またまた慌てて洗濯物をうつしかえる。
ああ放射線を気にしていたのにまた払うのを忘れてる私。
今日の授乳9回、うんち4回、おしっこ10回。
7/31(日)
皮膚炎とアレルギー性結膜炎が悪化。
アレルギー性結膜炎は、疲れがたまったりすると発症する
持病のようなものなのだけれども
湿疹のほうは顔と両手、両肩の湿疹がふたたび悪化している。
かゆくてたまらない。
妊娠性だから出産したら治る、はずが、どうやら違ったのだろうか。
龍晴が最近できるようになったこと。
プレイマットのおもちゃに興味を示す。
馬のぬいぐるみがぶらさがっているのだけれども、その足を強く握っては笑ったり真剣な顔をしたりを繰り返す。
はじめてそれをした瞬間を夫とともに目撃!成長を目の当たりにする。
深夜、地震。
1~2週間前のときと同じくらいの大きめの揺れを感じる。
そのときたまたま目を覚ましていて(私は眠っていても揺れる直前にたいてい目が覚める。もしくは初期のちいさな揺れで目が覚めているのかもしれない)、
龍晴を見ていた。
ああなんてかわいい寝顔なんだろう。
そんなことを思っていた数秒後に大きな揺れがきた。
びくんとモロー反射の動きをする龍晴。
大きな揺れの一瞬だけあとに慌てて龍晴を抱き上げる。
わが家の寝室はほとんどなにも置いていないし
龍晴のそばにはなにもないのだけれども
それでもいざというときには子どもだけ抱えてどこかにいけるような、そんなこころの準備だけはいつもしている。
だからこのときも、そうした。
隣室でうたたねをしていた夫も
あわててはねおきて、寝室にやってきた。
龍はだいじょうぶ?だいじょうぶ。抱っこしてる。
そんなふうに。
3月の震災で。
阪神で。
いろいろな場所で。
多くの「お母さん」たちは同じようにするだろう。
子どもを守ろうと必死だろう。
あるいは「お父さん」たちも。おにいさんやおねえさんもおじいさんもおばあさんも
ちいさきよわきひとたちをかばい守ろうとしただろう。
あるいはその逆もあっただろう。
幸い東京の地震はたいしたことがなく
ふたたびすやすやと眠る子どもの顔を見ながら
まんまるのあたまをそうっとなでながら
あなたのことは守ってあげるからだいじょうぶよ、と何度も語りかける。
ああそうして自然のおおきな爪によって守り切れなかったひとたちは
いったいどんな思いでいることだろう。
無念。
この漢字の意味がすこうしだけわかるようになった。
そうして爪にさらわれたひとたちはどんなにか生きたかっただろう。
胸が痛い。
このかわいいちいさきものを見るにつけ
しかたがない、では終われない、割り切れないもの、というものが
確かにあるのだということを感じる。
だいじょうぶよ、といいながら、何度でもいいながら、
だからいとしい子どものまんまるのあたまを
今夜もまたそうっとなでる。
(ちなみにこれを書いているいままさに地震。
あわてて寝室に戻ったのでした)
今日の授乳11回、うんち2回、おしっこ10回。
週末、新しく買ったソファが届いた。
ソファベッド仕様なので、座るところが適度に固くて気持ちがいい。
おまけに寝心地がとてもいい。
ことを発見してしまい、龍晴を抱っこしたまま横になってみた。
・・・ああ快適!
そのまま眠ってみることにし、気がつけば2時間も午前中に眠ってしまっていた。
龍晴もいちども起きない。
やはり抱っこされながら、密着した状態で眠るのは
子どもにとって安心感絶大なのだろう。
昼過ぎ、助産院へ。
胸の状態を確かめてもらうと、
かなり落ち着いているとのこと。
今日でちょうど産後2ヶ月と2週間。
そのとき(落ち着くべきとき)がきたということだね、と先生。
本当にそのとおりですね。
しばらく先生と話をし、
助産院の前にある和菓子屋さんのくず餅もご馳走になり、
夕方に帰宅。
途中、カフェでお茶。
龍晴は一日うんちが出なかった。
が、至って元気だったので大丈夫でしょう。
夫、仕事がなかなか順調のよう。
嬉しい。
今日の授乳9回、うんち0回、おしっこ10回。
7/26(火)
午前中、またもソファの上でふたりで寝る。
小さくてあたたかい龍晴。
途中、ぐずってもぎゅうっと抱きしめると泣きやむ。
至福のひとときだ。
母親っていいなあ!
昼過ぎ、やっと目が覚めたので
エカイエに行き、ランチ。
妊娠の最後くらいにいちど、中野妊婦仲間とみんなで行ったカフェだ。
Kさんですよね?産まれたんですね!と店主に喜ばれる。
そう、前にここにきたときは
きみはまだおなかのなかにいたんだよ。
とまたしても眠っている龍晴のあたまを撫でる。何度でも撫でる。
最近龍晴ができるようになったこと。
にこにことよく笑う。
うんちとおならが臭くなった。
今日の授乳10回、うんち2回、おしっこ9回。
7/27(水)
予防接種。
今日はB型肝炎。
直前まで接種すべきかどうかおおいに迷い悩み、
結局、H先生とも最後に相談して、接種することにした。
B型肝炎は脚への筋肉注射。
し、知らなかった・・・筋肉注射なら結構痛いはず。
しかし。
今日も龍晴はスリングから出されて眠くてぐずっていたけれども
注射には反応せず。
でーんと構えていて先生に笑われた。
しかも足の筋肉すごいとまでいわれ。
さらにおかしかったのが、注射の前の体調チェックの際に、
喉の様子を見ようとしたちょうどそのときに大あくびをしたこと。
ちょうど見れちゃった!と先生も笑っていた。
警察病院の最上階にあるレストランでランチ。
景色がよくて気に入っている場所だ。
しばらく注射のスケジュールとにらめっこなどをし、
日記を書いてから帰宅する。
夫、龍晴の注射のエピソードを話すと
大笑いして喜んでいた。
最近龍晴ができるようになったこと。
夢を見て笑う。しかも大声で。
今日の授乳10回、うんち1回、おしっこ11回。
7/28(木)
気温が高く雨で湿度がある。
龍晴がもっとも苦手な天気である。
そのことを知っていつつも買い物があったので
中野のマルイまで出かけ、地下で食料品といくつかのものを買う。
龍晴は気持ちが悪いせいか全然寝ないで
うんうんとうなっている。
ごめんね、龍晴。
途中、何人かの方に声をかけられる。
子どもができてから思ったのだけれども、
子どもが好きなひと、子どもに関心のあるひとというのは
思っている以上にいるものだ。
特に年配の女性。
あら赤ちゃん!とたいていの女性はにこにこと近づいてきて、
かわいいわねえ、といったり、
頬っぺたを触ったり、
そうしてご自身の子育て中の話を振り返ったり、
あるいは現在のお孫さんのことを話して下さったりする。
そういうことが本当に多い。
たまに忠告されることもある。
今日は5人くらいに声をかけられ、
そのうちの1人のご婦人から、こんな天気に連れ歩いて赤ちゃんかわいそうね、といわれてしまった。
そうなんだよなあ。
私もかわいそうだなとは思っているんだ。
でもね。私のように核家族だと、こんな天気だって連れ歩かないことには
餓死してしまうんですけどね。
ということはいわないでおいたのだけれども。
用事だけ済ませてささっと帰宅。
やはり気持ちが悪かったせいか、夜まで全然眠らず。
今日の授乳12回、うんち1回、おしっこ13回。
7/29(金)
以前勤めていた会社の後輩とランチ。
東京駅隣接の大丸まで行く。
龍晴とふたりで新宿より遠いところに行くのはこれがはじめてだ。
行きは東西線、帰りは中央線。
これなら両方とも座ることができるし(いずれも始発駅だから)、
比較的空いている電車に乗ることができる。
心配していた雨もそうひどくない。よかった。
後輩から、時期は未定だけれども
近い将来会社を辞めることにしたこと、
ついてはその報告をしたいというメールをもらっていた。
大丸の中華料理店で待ち合わせ、久しぶりのコース料理をいただく。
龍晴はその間、微動だにせずすやすや中。
おかげで2時間も!ランチを堪能できた。
後輩の話もたくさん聞くことができた。
新しい夢のもとで仕事に向かっていくことを決意したという後輩。
来年からはプロのシンガーとしてやっていく目途がたったのだそうだ。
すごい!
いつか必ずライブに行くからね、と約束をしてお店をあとにし、
大丸の授乳室で授乳とおむつ替えをし、
中野のマルイに寄って、預けておいたものをピックアップしてから帰宅。
夕方、私も疲れが出て、子どもとシャワーを浴びてから
ふたりでずうっと昼寝(夕寝?)をしてしまった。
ソファのうえで、龍晴を抱っこしながら。
17時過ぎから20時まで。
龍晴は私に抱っこされたままだとスリングのなかと同じくらいに熟睡をするのだ。
うーん、こんな寝方でいいのだろうか。まあいいか。
21時過ぎに夫が帰宅。
お風呂に入れてもらったあとに
うんちをしたくなった龍晴、結局、23時過ぎまでうんちが出なくて眠れずにいた。
うんちが出そうででない場合、てこでも寝ない龍晴である。
そうして結局、うんちは出ず、つから尽きて眠ったのであった。
今日の授乳8回、うんち0回、おしっこ9回。
7/30(土)
午前中、夫のマッサージについていき、
その足で夫とランチをし、
街を少しだけぶらぶらしてから
私はひとあし先に龍晴といえに帰り、
夫はツタヤで週末に見る映画をレンタルしてから帰宅する、
というのが最近の恒例だ。
今日は財布が壊れたという夫に財布をプレゼントする、というのが
街歩きのイベント。
夫の壊れた財布は、夫とつきあいはじめたときに最初にプレゼントしたもので、
つまり7年か8年くらい前から使っているものだ。
懐かしいね、と話をする。
だいすきな恋人にした、はじめてのプレゼント。
新しい財布を見つくろい、
夫はプレゼントではなくていいといったものの、
無理やりプレゼントということにさせてもらった。
雨が降るといっていたのに晴れあがって気持ちがいい。
部屋に干していた洗濯物を
帰宅後、そとに干しかえる。
そういえば放射線量ってどれくらいなんだろうね。
洗濯物って影響あるのかな。
と夫にたずねると、夫は、
なにをいまさら!といって笑った。
・・・まあそうだよね。
でもなあ。大人はいいんだけれども龍晴がね、というと
確かにそうやな、と夫。
夕方、急に空模様が変わったので
またまた慌てて洗濯物をうつしかえる。
ああ放射線を気にしていたのにまた払うのを忘れてる私。
今日の授乳9回、うんち4回、おしっこ10回。
7/31(日)
皮膚炎とアレルギー性結膜炎が悪化。
アレルギー性結膜炎は、疲れがたまったりすると発症する
持病のようなものなのだけれども
湿疹のほうは顔と両手、両肩の湿疹がふたたび悪化している。
かゆくてたまらない。
妊娠性だから出産したら治る、はずが、どうやら違ったのだろうか。
龍晴が最近できるようになったこと。
プレイマットのおもちゃに興味を示す。
馬のぬいぐるみがぶらさがっているのだけれども、その足を強く握っては笑ったり真剣な顔をしたりを繰り返す。
はじめてそれをした瞬間を夫とともに目撃!成長を目の当たりにする。
深夜、地震。
1~2週間前のときと同じくらいの大きめの揺れを感じる。
そのときたまたま目を覚ましていて(私は眠っていても揺れる直前にたいてい目が覚める。もしくは初期のちいさな揺れで目が覚めているのかもしれない)、
龍晴を見ていた。
ああなんてかわいい寝顔なんだろう。
そんなことを思っていた数秒後に大きな揺れがきた。
びくんとモロー反射の動きをする龍晴。
大きな揺れの一瞬だけあとに慌てて龍晴を抱き上げる。
わが家の寝室はほとんどなにも置いていないし
龍晴のそばにはなにもないのだけれども
それでもいざというときには子どもだけ抱えてどこかにいけるような、そんなこころの準備だけはいつもしている。
だからこのときも、そうした。
隣室でうたたねをしていた夫も
あわててはねおきて、寝室にやってきた。
龍はだいじょうぶ?だいじょうぶ。抱っこしてる。
そんなふうに。
3月の震災で。
阪神で。
いろいろな場所で。
多くの「お母さん」たちは同じようにするだろう。
子どもを守ろうと必死だろう。
あるいは「お父さん」たちも。おにいさんやおねえさんもおじいさんもおばあさんも
ちいさきよわきひとたちをかばい守ろうとしただろう。
あるいはその逆もあっただろう。
幸い東京の地震はたいしたことがなく
ふたたびすやすやと眠る子どもの顔を見ながら
まんまるのあたまをそうっとなでながら
あなたのことは守ってあげるからだいじょうぶよ、と何度も語りかける。
ああそうして自然のおおきな爪によって守り切れなかったひとたちは
いったいどんな思いでいることだろう。
無念。
この漢字の意味がすこうしだけわかるようになった。
そうして爪にさらわれたひとたちはどんなにか生きたかっただろう。
胸が痛い。
このかわいいちいさきものを見るにつけ
しかたがない、では終われない、割り切れないもの、というものが
確かにあるのだということを感じる。
だいじょうぶよ、といいながら、何度でもいいながら、
だからいとしい子どものまんまるのあたまを
今夜もまたそうっとなでる。
(ちなみにこれを書いているいままさに地震。
あわてて寝室に戻ったのでした)
今日の授乳11回、うんち2回、おしっこ10回。