8/12(月)
旅行の日。
朝5時に目が覚めてこころまちにしている龍晴。

10時のわかしお号に乗って、安房小湊まで行く。
龍晴は出発15分後から到着までずうっと眠る。

宿に到着後、お昼ごはんを食べてから海へ。

龍晴にははじめての海。

寄せては返す波をどういうふうに見るのだろうと思っていたのだが。
見た瞬間に、きゃー!!!!と歓声をあげ
波をおいかけ海のなかへ走っていき
今度はかえってくる波から走って逃げる、
という遊びを繰り返す。

とても楽しいのだろう。
なんどもなんども同じことを繰り返し
母さん、いこう、と腕をぐいぐいと引っ張る。

波に洗われる砂にあしをうずめてみたり
顔にかかった海水をしょっぱい!といってみたり
たくさん楽しむ。

龍晴のはじめての海。
龍晴と夫と私。
3人のはじめての海。

たくさん遊んで、宿へ戻り
温泉にゆっくり入る。

19時過ぎには眠くてたまらなくなった龍晴は
おうちに帰りたい、を連発していた。

夜になって熱が出る(私)。

8/13(火)
5時にしゃっきりと目覚めた龍晴と
温泉に入ってから朝のさんぽに行く。

昨日は砂浜の海岸だったが
今朝は磯遊び。
ちいさなさかなやかにをすこし見る。

朝ごはんのあと、
海へいきたい!という龍晴を夫に託して見送り
体調の悪い私は宿に残り出発の準備など。

30分ほどしてから迎えに行くと
号泣する龍晴の声がする。

海を楽しんでいるはずでは?と思い目を凝らすと
遠くから夫に抱かれて泣いている龍晴がやってくる。

さいしょは楽しく遊んでいたのだが
ふと私がいないことに気づき、
かあしゃん?といって泣きはじめ
ずうっと泣いてしまった、とのこと。

あら。あら。

宿に戻ってお昼寝。

午後は鴨川シーワールドへ行こうと思っていたのだが
私の体調も悪く
龍晴もいえに帰りたいというので帰宅することに。

帰りのわかしお号でずうっと遊んでいた龍晴だが
海浜幕張を過ぎたあたりから
おなかが痛い、といいはじめる。

東京駅に着いたら元気になってきたので
そのまま中央線に乗ったのだが
四谷と新宿のあいだくらいで吐いてしまった。

おなかが痛い、といっていたのは
痛みではなく
どうやら電車に酔って気持ちが悪い、ということだったの。

かわいそうに。
ちいさなからだで苦しんでいたんだね。

乗り物に弱い私は
つらい龍晴の気持ちがとてもよくわかる。

吐いたものは
ほとんどを私のからだで受け止めたのだが
受け止めきれなかったものを
そばで立っていた若い男のひとが
自分のティッシュペーパーをすかさず出して
ぜんぶきれいにしてくれて
しかも龍晴のことをあやそうとまでしてくれて
本当にあたまが下がった。

同じことがあったら私はどうしているだろうか、とも思ったし、
ああこういうふうにしてもらったら
うれしいんだな、ということもよくわかった。

本当にありがとうございました。

いえに着いて1時間ほどしたら
やっと復調。
ごはんを食べてから眠る。


8/14(水)
引き続き体調が悪い(私の)。
龍晴も疲れているように思う。
いつもより抱っこが多い。

朝のさんぽは高田馬場の駅まで。
夫に抱っこで駅まで行ってもらったのだが
私に抱っこされたい龍晴は抱っこ抱っこと泣き
見かねていちど、すこしだけ抱っこをして泣きやんだのだが
やはり私の体調が悪くて夫に託したら
また泣きはじめ
ずうっと泣いてしまい
夫は夫でそんな龍晴に苛々したようで
もう自分で歩き!と龍晴をしたにおろし
龍晴は夫にこれまでいちども突き放されたことがないので
さらに号泣。
夫にとりすがって泣き
でもいちどそうなるととりつくしまのない夫は
知らんがな!という感じでさっさと歩いたりしていて
それを見ている私は胸がふさがった。

高田馬場ですぐに夫とわかれ
私とふたりきりになり
龍晴はずうっと私に甘える。

お昼寝はいつもよりすこし長め、
2時間半ほど。

午後は本屋さんとスーパーマーケットに寄り
帰宅する。

夫、サッカー観戦のため早めに帰宅。
龍晴はお風呂から出たら夫がいることに気がついて
こんなシチュエイションはほとんど初めてに近いので
とても喜ぶ。


8/15(木)
昨日、夫に突き放されたことが響いているのだろう。
まだ朝、寝ぼけている時間帯に
とうしゃん、あし、痛い、といって泣く。
もしかしたら龍晴は足が痛いとかだるいとかで
あまり歩きたくなかったのかも知れない。
それを夫に伝えたかったのかも知れない。
胸がぎゅうっとなる。

朝のさんぽは近くのスーパーマーケットまで。
夫とはここでわかれる。

今日も抱っこが多く
朝のさんぽは殆ど抱っこ。

お昼寝後(やはり長めの2時間)、
ポーコアポーコさんへ。
疲れているようなので、
いつもはお邪魔した後に行くじゃぶじゃぶ池の用意はしないで行こうと思っていたのだが
出がけに龍晴は「ボート!」と主張したため
じゃぶじゃぶ池の用意もしていく。

お昼ごはんを食べた後、
しかし龍晴はお店で遊ぶことにしたらしく
なんどたずねてもここにいる!というので
結局、じゃぶじゃぶ池へは行かず。
却ってよかった。

商店街でいくつか買物をしてから帰宅する。

私の体調はだいぶ復活する。

ここのところ龍晴はよくうたをつくってうたっている。
最近つくったのは、
かあさん、ジュースのんでる~♪
といううたである。

っていうか、ジュース、飲んでないんですけど。
飲んでるのは夫なんですけど。

ひどいりゅう、濡れ衣だ~というと
龍晴はあははと笑う。

昨日は
せみが木にとまってる~♪
みんみん~♪
といううたもうたっていた。


8/16(金)
今日から夫は仕事。
といってもすいようびから仕事に出ていたので
大差ない。

龍晴は朝4時に起きて
あっちいこう、といいはじめたので
さすがにもうすこし寝かせてほしく
なんとか寝かしつける。

次に起きたのが5時。
まだ私にとってはつらい時間だし
頭痛が酷いこともあり寝ていたかったのだが
4時に起きて諦めて寝た龍晴のことを思い、
がんばって起きるか、と踏ん張る。

しかしおねしょをして(毎晩ですが)
シーツを濡らしているので
まずはシーツをふとんからはがさないといけない。

シーツをなおしてから
あっちの部屋にいこうね、と
なんどか言ったのだが
第一次反抗期まっさかりの龍晴は
激しく抵抗、号泣。

私も寝ていないのに私ってば頑張ってるわ、という
大人げない腹に一物があったため
変に意地を張ってしまい、
「子どもと意地の張り合いをしては意味がない」という、
まさに意味がないことをしてしまった。
あああ。

その結果、龍晴はさらに号泣。
泣きやんでから泣きすぎて
なんども吐き、
それもあってずうっと抱っこである。

結局、龍晴が落ち着いて
いつもの元気に戻ったのは9時を過ぎていた。
やれやれ。

これは私の自業自得と言えば自業自得だ。

それにしてもいよいよはじまりましたよ、
本格的に。
反抗期。

世の中ではイヤイヤ期、とよくいわれるのだけれども
龍晴はうっすらだな~と思っていたら
今週くらいから助長している。
体調が悪い、疲れている、せいもあるだろうが、
やあ、やってきたよ!という気がする。

朝のさんぽは近くのお店とコンビニエンスストアまで。

帰宅後、すぐにお昼寝。

1時間で起きたので、
久しぶりに新宿の高島屋へ行く。
龍晴の靴がまた一足、壊れたのであたらしいものを買いに。

靴がこわれたから買いに行こう?というと
デパート!と目を輝かせる龍晴。

しかし目当てのBRIOのおもちゃコーナーは
夏休みイベント期間とやらで撤去されている。
プラレールコーナーですこしだけプラレールで遊べたものの
消化不良感は否めない。

龍晴がずうっと欲しくてたまらなかった
あずさ号の電車模型を購入。

美容室を覗くと空いていたので
いっそ髪を切ろうか?と龍晴にきくと
切る!と張り切って美容室へ向かったので
急遽、髪を切ってもらう。
来週か再来週に切ろうかと思っていたので
ちょうど良いといえばちょうど良い。

帰宅後、部屋の補修工事。
工事にきてくださった方が子ども好きで
龍晴になにかとかまってくれて
龍晴もなついて新しいヘアスタイルを見せに行ったり
トトロの音楽を聴かせたり
今日の収穫、あずさ号を見せたり
魚釣りのおもちゃで魚を釣ってもらったり
冷蔵庫から夫のキーウィ味のお酒?を、
キーウィといってプレゼントしたりしていた。

そろそろ寝る、という19時近くに
やはりイヤイヤ、となってきたので
さっさと寝ることにする。
やっぱりイヤイヤって、理由がちゃんとあるものなのだ。
理由の種を事前に摘み取っていけば
イヤイヤはやはり減るだろうし
お互いのストレスは軽減するもののような気がするが
どうだろう。


8/17(土)
またまた暑い毎日が続いている。
8月前半は過ごしやすかったがここのところまたいつもの夏がやってきた、という印象。

龍晴は久しぶりに6時まで眠る。
ここのところずうっと5時とか、もっと前に目が覚めていた。
この1時間の差はおおきい。

朝のさんぽは高田馬場へ。
夫を見送りがてら行く。

お昼寝後はふたたび高田馬場へ。
今回は夫のオフィスに入り、
龍晴は植物に水をあげたり
私とおおきなさいころや(ビニル製でかなりおおきい)、
従業員さんの健康グッズ(フリスビーみたいなかたちをしたもの)を
投げたりして遊ぶ。
龍晴はたくさん遊んで楽しそうだ。

夫は夕方、フットサルへ。

今日もまた龍晴のイヤイヤでひと悶着すること2回。
私も修行だ。

なんとなく過ごしかたやつかみかたがわかってきたと思うのだが
それでも目の前でされると
大人げない私がむくむくと顔をだし
かあっとしてしまうことがある。

深呼吸しよう、というようなことを
なにかで読んだが
そのことすら忘れているなあ。

あとちょっとで
いまの龍晴に慣れそうな気がするんだけど。

そうして龍晴のほうも
自分が明らかに悪かった、というものに関しては
次の日にはしない、というふうになっているような気もする。
今日もそういう自己申告をしていたし。

これって成長なのかな、
それとも私が叱りすぎて恐れているだけなのか?
そうだとしたら問題だ。


8/18(日)
それにしてもイヤイヤ期、とか、第一次反抗期、とかって
ほかになにか素敵な呼びかたはないだろうか。
第一次成長期とか?
うーん。

朝のさんぽはバスに乗って、
新井薬師の駅まで行く。
踏切をみたいという龍晴のリクエスト。
ふたたびバスに乗って帰宅する。

お昼寝後、龍晴はお昼ごはんを食べ、
それから四季の森公園へ。
夏場は公園に面したテラスがビアガーデンになっているので
言ってみたいと夫。

龍晴はグッドモーニングカフェのワッフルを食べてから
ワッフルに目覚めているので
ワッフルは?ワッフルは?と20秒にいちどくらい、
大袈裟でなく聞いている。
給仕をしてくれるお姉さんがそんな龍晴に笑いながら
いま焼いているからね~と言ってくれたりしていた。

暫く遊んでから新井薬師のじゃぶじゃぶ池へ。
夫ははじめて龍晴がじゃぶじゃぶ池で遊ぶのを見る。
30分ほど遊んでから帰宅する。

日々の疲れが出たらしく
21時に既に眠くなり、眠る。

8/5(月)
今日はスイム。
近くのクリーニング屋さんへ行き、
龍晴が仲良しの清掃車のお兄さんたちが清掃車待ちをしているところで
話しをしながら休憩。
帰宅後、1時間ほどお昼寝をする。

今日も龍晴は張り切って泳ぐ。

スイム後はお弁当を食べ、
久しぶりに福祉センターへ。

すいようびに福祉センターで龍晴の歯科検診があるのだが
おそらく久しぶりに訪れる福祉センターの子育てひろばで
たくさん遊びたがるのが目に見えており
そうすると歯科検診はともかく
帰る時間が遅くなってしまう。
そのため、今日のうちにたくさん遊んでおこう、というつもりで出かける。

2時間めいっぱい、龍晴の好きな時計を見たり
たくさんあるのりもののおもちゃで遊んだりして
楽しく過ごす。

帰宅後、疲れていたせいもあるだろうが
ちょっとしたことで泣きはじめた。
このときはすぐに泣きやんだのだが、
晩ごはんのあとに片づけやお風呂の準備などをしている途中で
またちょっとしたことから泣きはじめ、
このときは私も用事を優先したこともあり、
いざ龍晴と向かい合ってもまったく泣きやまず。
こういうことは珍しい。
結局、1時間弱、ずうっと号泣していたことに。
ほんとうにこういうことは珍しい。
というより初めてだ。
気持ちの切り替えがとても上手な子で
たいていはすぐになきやんで楽しいことを見つけたりできるのだが
今日は泣いたことを思い出してまた泣く、という感じ。
お風呂のなかでもほとんど泣いていて
(抱っこしていても)
お風呂から出ても泣いていて
最終的に泣きやんで笑っていたけれども
なんとしても泣きやまない龍晴が
なんだかかわいそうになってしまった。
ごめんね、龍晴。
こんな日もあるのかな。
明日は楽しく過ごそうね。


8/6(火)
昨晩、あれだけ泣いてかなしい思いをしたからきっと
夜は何回か泣いて起きるのかなと思っていたのだが
いつもと同じように何度かは起きるものの
すやすやとよく眠る。
いとしい寝顔。

朝は昨日の名残りですこしまぶたが腫れているものの
6時前には、いつもの「おはよう」で目覚める。
おはよう、龍晴。
今日はたのしいいちにちにしようね。

朝のさんぽは近くのスーパーマーケットを2軒、はしご。
方角がばらばらなので1時間近く歩く。

お昼寝後はポーコアポーコさんでランチ。

雨がひどくなるか心配だったものの
新井薬師の公園のじゃぶじゃぶ池へ。
天気のせいか私たち以外には1組しか来ていない。
龍晴とほとんど同じくらいの女の子とそのお母さん。
龍晴のボートに女の子の浮き輪をつなげて
私が引っ張ったりしてみんなで遊ぶ。
龍晴は「しんかんせんのうんてんしゅさん」という役割を
とても楽しそうにしていた。

1時間ほどしたら雷が鳴りはじめたので
頃合いかと帰宅する。

予定より早めに帰宅できたので
いえで本を読んだり風船で遊んだりする。
龍晴はソファのうえでジャンプをしたり
一緒にずうっと笑い転げていた。

たのしいいちにち。

最近、読んだ本。
西加奈子「白いしるし」
椰月美智子「しずかな日々」
伊吹有喜「四十九日のレシピ」
伊吹有喜「風待ちのひと」
三浦しをん「きみはポラリス」
角田光代「東京ゲスト・ハウス」
堀井和子「おいしいテーブル」
中村航「星に願いを、月に祈りを」
中村航「奇跡」
森見登美彦「恋文の技術」
宮下奈都「田舎の紳士服店のモデルの妻」
湯本香樹実「岸辺の旅」
湯本香樹実「西日の町」


8/7(水)
今日は龍晴の歯科検診。
福祉センターへ行く。

9時40分の受付開始なのだが、
早く行って子育てひろばで遊ぼう、と
夫よりも先にいえを出る。

ちょっと遠いので今日はタクシー。
タクシーの運転手さんの運転を勉強する、と
龍晴は張り切ってタクシーに乗り、
ずうっとハンドルさばきを見つめている。

子育て広場で暫く遊び、
まだだいぶ時間があるけれども受付してくれるかな?と
検診室へ行くと、
前の時間帯の方々が誰も来ていないとかで、
いまから診ていただけることに。
早く行って良かった!

歯をチェックしてもらい、
歯の磨き方などの指導を受け、
再び子育て広場で遊んでから帰宅する。

午後はトイレの工事。
毎日のように大量の水漏れで辟易としていたが
やっとトイレを新しいものに変えてもらえることになったのだ。

部品がないとかで、
近くのホームセンターまで案内がてら龍晴とさんぽに出たりする。

龍晴は最近、電車やくるまのおもちゃを手にしては
かあしゃん、りゅう、しんこう~(私と龍晴の二人で電車に乗っているらしい)
かあしゃん、とうしゃん、りゅう、ふたり、おちあいいくー(夫と私と龍晴の三人で落合駅まで行っているらしい)
などと話していてかわいらしい。
龍晴のあたまのなかはとてもかわいらしいのだな。

今日はじいじ、ばあば、ながのえき、迎えに来るー!、などと言っていて
(長野の祖父、祖母のいえに行ったら、長野駅まで迎えにきてくれるんだ、という意味)
長野の両親が聞いたらとても喜びそうである。

私や夫や友だちの似顔絵も描き始めた。


8/8(木)
朝のさんぽは中野駅のみどりの窓口を経由して高円寺へ。
高円寺のスーパーマーケットに以前売っていたものを
買いに行ったのだが
そのスーパーマーケットでも取り扱いがなくなっていた。
北口と南口の噴水を見てから
また電車に乗って帰宅する。

ところで中野駅のみどりの窓口は2つ係員さんがいる窓口がある。
今日は2つ埋まっていて、私の前に2人、待っているひとがいた。
これくらいなら龍晴も待っていられる。
それで列に並んだのだが、
1つの窓口のほうが全然先に進まない。
すこし年かさのビジネスマン風のお客で、おおきな声で係の方と話していることには、
新幹線のチケットを何枚か入手しようとしていて、
それが回数券で買うべきか、それとも通常の特急件と乗車券で購入するべきか、
さらにそれを路線を変更するとどうか、というようなことを
延々といろいろなパタンを提出させては
やっぱりこれはどう?というのを繰り返しているのである。
そんなことは家でやってくれ・・・
いや家でできないのかもしれないが、
30分以上続く高笑いつき会話の最中にも
私の後ろにもどんどんとひとが並び長蛇の列、それとなくみんな殺気立っている、という状況をどうして察しないのだろう。
せめてもう少し検討してから、あるいは列を並び直すとか?
しかも今日、これから乗る新幹線、というわけではまったくなく、10月くらいの旅行らしい。
私の前に並んでいる男性はどうやらこれから乗る新幹線のチケットを購入したいらしく(宛名つきの領収書が必要だから窓口でないとだめらしい)、私の後ろの子連れの女性は、お子さんが今日から使う定期券を買いたいらしい(これも窓口でないとだめらしい)。

私の前の男性は額に青筋をたてはじめ、
別の係員さんが通ったのを機に、注意をして欲しい、という旨を伝えている。
しかしねえ、係員さんの口から、お客様申し訳ございませんが他のお客さまのご迷惑となりますので、ということは、この場合は言えないだろうよ、
と私は思い、
私の苛々もそろそろピーク。
また龍晴のこれ以上待っていられないだろうという時間でもあったため、
すみませんが、とその男性に声をかけた。

すみませんが、私を含めたくさんのお客さまが並んでいます。
私はちいさな子どもがいて長い時間、待つことはできません。
しっかりとお決めになったうえで、チケットを買っていただけませんか。

そういうと、こういう方にありがちにおおきな声で
もうしっかりと決めているんだよ、という。
(決めているなら30分も係員さんを煩わせないだろうよ)

それなら早めに購入してください。

と伝えてまた列に戻ると、
じゃあそれで、という感じでその男性はすぐに支払いをはじめ、
去り際にぐいっと私を一瞥していった。ふん。

後ろの並んでいた女性から、
勇気がありますね、ありがとうございます、と声をかけられたが
確かに勇気はあるかもしれないが
それ以上に私は本当に腹が立っていたし、
男性に非があるのは誰が見ても明らかだったし、
何より早く用事を済ませて龍晴と出かけたい一心だったのだ。
だからどうということはない。

帰宅後、お昼寝を1時間。
最近の龍晴のお昼寝はいつも1時間だ。

午後は眼科へ行く。
龍晴はこの眼科が大好きだ。
というか龍晴はさまざまな病院が大好きで、
どこか痛いところや痒いところがあるたびに
びょういん、いくー!いま!!という。
ちなみに病院にはたいてい仕掛け時計があるから、というのが
龍晴が病院好きな理由である。

眼科の前後に隣のマルイに寄り、
時計を眺めたりする。
時計売り場の男性が今日もまた龍晴のために時計を鳴らしてくれた。
ありがとうございます。

夕方になって急に疲れが出て、
母さん、なんだか眠くなっちゃったよ~、どうしてだろう?と龍晴にいうと
びょういん?といっている。

はて?なぜびょういん?

そういえば暫く前に、
母さんは病院に行くと疲れて眠くなるんだよ~、
と龍晴に言っていたことがあったことを思い出した。
恐るべし記憶力である。


8/9(金)
朝、5時半に目が覚めた龍晴。
ううむ、眠い。
昨日も5時半起きだったうえ、
昨晩は夜に何回か起きたため寝不足感が否めない。

辛い母を尻目に龍晴は
あっちいくー!と、リビングに行きたがる。
りゅう、母さん眠いから、ひとりでいっておいで?
読みたい本があったら持ってきて?
とこたえると、
いこういこうと私の顔をぐいぐいと押す。
かなり痛く、注意してもやめなかったので
やめなさい、と強めに言ったらかなしくて号泣する。
ああ泣きたいのは私ですよ、ホント。

すぐに泣きやんだものの
6時くらいまで抱っこでごろごろとし(もう眠ることはできない私)、
なんとか起きられそうになってきたところで
頑張って起きる。

朝のさんぽは近くのお店へ。
早く着きすぎて暫く待つ。
スーパーマーケットに寄ってから帰宅する。

お昼寝後はポーコアポーコさんへ。
ランチをいただき、
ご主人のお宅の屋上庭園を勝手知ったる龍晴に案内されて拝見したりする。

新井薬師のじゃぶじゃぶ池で
1時間ほど遊び、
バスに乗ってマルイまで行き所用を済ませてから帰宅する。


8/10(土)
暑い。
暑すぎる。
朝。起きる前から暑いのがわかった。

そうして龍晴は今日も5時半起きである。

朝のさんぽは近くのスーパーマーケットまで。
ベンチで休憩し、仕事に行く夫とはここでバイバイする。
いくつか買物を済ませてから帰宅。
早く帰ろうと思っていたのだが
どうしたって一度出ると1時間ちょっとはかかる。

今日の龍晴はストライダー。
身長も伸びたのでなかなかじょうずに乗りこなせるようになってきた。

帰宅後のお昼寝は1時間半。
今日はズーラシアンブラスと東京交響楽団の音楽会で
池袋の芸術劇場へ行く日。
いえの近くのバス停からバスで行く。

龍晴が早めに目覚めたら
お弁当を現地で食べる予定にしていたのだが
時間が押していたのでバスのなかで食事。
酔わないか案じながら少しづつあげていったものの
(私が龍晴ならまず間違いなくすぐに酔う)
大丈夫だった。

今日のコンサートは、0歳からのオーケストラというタイトルで、
曲目はハチャトゥリアンの剣の舞や、ヨハン・シュトラウス二世の観光列車など。
みんなで歌おうのコーナーでは、トトロのさんぽ。
会場の子どもたちがおおきな声で大合唱するのは
とてもかわいらしかった。

龍晴は開演前は帰ろう帰ろうといっていて
40分を過ぎたあたりからもう飽きて嫌だと半分泣きそうになっていたが
それ以外の時間は楽しんでいた模様。
もっとちいさな頃は音楽会をとても楽しみにしていたものだけれども。
またいつか好きになってくれるといいな。

高田馬場で夫と待ち合わせ、
3人で帰宅する。

中野駅のホームは灼熱地獄。
おそらく40度くらいはあったのではないだろうか。

夫はフットサルへ。

8/11(日)
今日も暑い。
暑いぞ。夏。

朝のさんぽは近くのスーパーマーケットを経由し、
時計屋さんへ。
壊れた時計がなおったという電話をいただいたので
取りに行く。
龍晴が大好きな仕掛け時計。

龍晴はほんとうに時計が好きだ。
先日、友だちから龍晴にたんじょうびプレゼントが届いたのだが
そのなかに時計が入っていたのを見つけて
(しかも龍晴が大好きな鳩時計で、ちゃんと振り子もついていた)
喜びの舞を踊っていたし
時計がなおったから
明日は時計屋さんへ行こうね。
と昨晩いったら、
いま!とすっくと立ち上がったりしていた。

なおった時計を抱えて帰宅。
龍晴は暫く時計を鳴らして遊ぶ。

お昼寝後は阿佐ヶ谷の七夕祭りへ。
例年より人出が少ないように思う。

きれいで楽しい飾り付けを龍晴と眺めながら歩く。
夫と龍晴と私と3人。

龍晴はワッフル屋さんを見つけて
走っていき、プレーンワッフルをわしづかみにしていた。
以前、カフェで食べたワッフルが忘れられないのだろう。
(ふだん甘いものをまったく食べていないため)
龍晴がわしづかんだワッフルをおやつに食べる。

途中、雷雨。
滝のような雨が降るが
七夕祭りはアーケード街なので平気だ。

さて明日から旅行。
龍晴ははじめての海。
7/29(月)
昨日の移動疲れで朝からぐったりである。
私は乗り物と移動距離に本当に弱い。

しかし今日はスイムの日。
龍晴の体調次第で休もうと考えていたのだが
龍晴はすこし疲れているものの
ぴんぴんとげんきで
今日はいるかさんだよね?いくー!と言っているため
がんばることにする。ふうふう。

朝のさんぽはクリーニング屋さんまで。

帰宅後、お昼寝。
1時間ほど眠る。

起きてからスイム。
今日も大張りきりで泳いだり飛び込みをしたりする。

観覧席でおべんとうを食べてから
マルイで時計を見たりカフェで休んだりし、
あちこちのお店によってから帰宅する。


7/30(火)
龍晴は珍しく7時少し前まで眠る。
疲れが出てきているのだろうか。

朝のさんぽは城山公園へ。
ここのところ連日の暑さで公園で友だちたちと待ち合わせることは中止にしていたのだが
久しぶりに集まることにする。

たいちゃーん、しゅんくーん、そうちゃーん、と
今日やってくる予定の友だちの名前を
とてもうれしそうに何度も呼ぶ龍晴は
しかし公園にいつものようにいちばんのりで
友だちはおろか誰も来ていない。

たいちゃんは?しゅんくんは?そうちゃんは?とたずねるので
もうすこししたら来るよ、
遊んで待っていよう?と返事をすると
ようやく遊び始めるものの
何度も友だちの名前を呼ぶ。

暫くしてそれぞれ友だちがやってくるたびに
龍晴は走って迎えに行く。
友だちが好きなんだなあ、と龍晴を見ていると思う。
友だちが好きな子でよかった。

みんなで追いかけっこをしたり
アスレチックにのぼりあったり
砂場で遊んだりして
午前中に昼寝をする龍晴だけは早めに帰宅。

お昼寝後はポーコアポーコさんでランチ。
それから平和の森公園のじゃぶじゃぶ池へ。
今年、初じゃぶである。

龍晴はものすごく楽しそうに
じゃぶじゃぶ池のなかを腕立て伏せのような姿勢で
泳ぎまわったり、
居合わせた方が貸してくれた浮き輪で泳いだり
プールサイドから何度も繰り返して飛び込んだりしていた。

休憩時間をきりにして、
公園のなかを散歩し、新井薬師の駅で踏切と電車を見てから
バスで帰宅する。

よく遊んだいちにち。

7/31(水)
朝のさんぽは近くのスーパーマーケットまで。
買物をいくつか済ませる。

指笛を鳴らす警備員さんがいたので
龍晴はすかさず寄っていき、指笛を吹いてもらっていた。

お昼寝。
すいようびはいつもお昼寝が長いのだが
今日は1時間で目が覚める。

午後は新井薬師のお寺と
新井薬師の公園のじゃぶじゃぶ池へ。
私たちを含めて4組の親子しかいなくてちょっと淋しい感じだったが
龍晴をプールにダイブさせる遊びを繰り返し、
それを気に入った龍晴は
なんどももういっかい!と繰り返し、
とても喜んでくれてうれしくなる。

1時間ちょうど遊んでから、
公園で暫く遊び、帰宅する。


8/1(木)
これを書いている夜。
窓から涼しい風が吹いてくる。
聞こえてくるのは虫の声。
ぼんやりとした月明かり。
なんだか秋のような気配だけれども
まだ8月、夏はこれから(きっと)。

今年の夏は思っていたよりも過ごしやすい。
梅雨が明けたばかりのころは
本当に暑くて暑くて、という感じだったのだけれども
それ以降は例年よりも数度、涼しい気がしている。

朝のさんぽは東中野のくるくるが見たい、
とう龍晴のリクエストにこたえることにする。
東中野駅から見える専門学校に敷設する風車のことで、
駅まで歩いてから東中野だとひとえきだけの電車になるので、
せっかくだからともうひとつさきの大久保まで総武線に乗り、
また折り返してくる。
それからスーパーマーケットに寄り、帰宅。

お昼寝はすこし長め、1時間半。

午後は新井薬師のじゃぶじゃぶ池へ。
ハンドルがついた浮き輪のようなもの(ベビーボートというらしい)を
貸してくれた子がいて、
しかもその年長の子が龍晴を乗せてボートを引っ張ってくれて、
龍晴はとても楽しそうにしていた。

1時間ほど水遊びをし、
さらに1時間弱、公園で遊ぶ。

ここ数日、龍晴の起床が6時半過ぎまで延びた。
その影響か、夜眠るのが19時半前から19時半過ぎになっている。


8/2(金)
朝5時過ぎに龍晴が目覚めかけたので
もういちど寝て欲しいなと寝かしつけ
6時すこしまえに眠りった。
やれやれ、と、トイレに行ってからもうひとねむりしようとトイレに入るや
かあしゃーん!と号泣している声が寝室から・・・。
やれやれやれやれ。
龍晴は目覚めたときにとなりに私がいないと
とても不安になるらしい。
こうして龍晴は今朝は6時前にはすっかり目覚めたのであった。

朝のさんぽは病院へ(私の)行く予定だったのだが
直前に友だちからメールが入り、
じゃぶじゃぶ池に行こう!という内容。
瞬時迷ったが、午後に予定があることもあり、
またいまからじゃぶじゃぶに行く?と龍晴にきくと
やったーやったーと大喜びしていることもあり
新井薬師のじゃぶじゃぶ池へ。

すこし早く着いたので
お寺でおまいりをしたりして過ごす。

しかし集合時間になっても
遅れていくよ、と言っていた友だちが来る予定の時間になっても
友だちたちはちっとも現れない。

タイちゃんは?ダイちゃんは?
と龍晴は時折、心配そうに淋しそうにたずねる。

うーん、どうしたんだろうね、遅れて来るのかな?と
最初は言っていたものの
そろそろ龍晴は帰るべき、という時間になってもやってこないので
探しに行きがてら帰ろうか?と促すと
タイちゃん、ダイちゃんを探しにいく!と龍晴はいう。

そんなこんなで友だちと会えずに
いえに帰り、不図気がついてメールを見たら
集合場所は新井薬師ではなく、いえから遠いほうの平和の森のじゃぶじゃぶ池であった・・・。
ごめんよ、龍晴。

お昼寝後、近くのカフェでの音楽会へ。
以前も行ったことのある演奏会だ。
しかし龍晴の苦手なひとの影を見るや否や
帰りたい、怖い、と龍晴は号泣。
その方のトロンボーンの音がとても大きく、
龍晴にとっては「こわい」というふうに結びついてしまっているのだ。
とても残念なのだが、
音楽を嫌いになってほしくないから速やかに帰ることにする。

中野駅の近くまでバスに乗り、
お祭りをすこし覗いてから
ブロードウエイで休憩をし、帰宅。

じゃぶじゃぶ池で遊ぶ用のボートが届いて
龍晴はとても喜ぶ。

夜になって、顔や耳のまわりや首筋に
皮膚炎の症状が久しぶりに出る。
酷くならないといいのだけれども。


8/3(土)
もう8月なんだなあ。
早いなあ。

久しぶりに母子手帳を見てみたら
(しかし母子手帳って名前もどうなんだろう、なんだか前時代的な。
ふつうに「子どもの成長手帳」とかじゃいけないのかしらね)
はじめてことばを話した日、以降の記述が抜けていることに気がついた。

はじめて走った日。
はじめて二語文を話した日。
はじめて自分の名前を言った日。
など。

そういうことは日記に書いているので
(この日記とは別の日記で、webではなく手書きの日記帳である。そちらには龍晴が毎日食べたものや日々の細かなことが書いてある)
辿ればだいたいはわかるのだが
うろ覚えの日付を記載しておいた。

何月何日になにをした、という「記録」を正確に記載することが
そこまでだいじなわけではないが
空欄というのもすこし淋しい。

朝のさんぽは夫を見送りがてら、
近くのスーパーマーケットへ。
龍晴は夫にあっさりと「バイバイ」と手をふって
いつも笑ってしまう。

それでも以前よりずうっと、夫がいないあいだに「父さん」と話しかける回数は増えたし、
夫がいるときに夫に頼る機会も増えた。
これは我ながら私の努力に負うところがおおきいのだ、実は。

龍晴との会話には
夫の登場機会がものすごく多い。
「父さんに明日、話さなきゃね?」
「父さんもきっとびっくりするね?」
「父さんって呼んだら聞こえるかな?」
あるいは龍晴にとってとても魅力的なことで、私でもそれをしてあげられるけれども、というようなことを、敢えて「父さんにしてもらおうね」「母さんはそれはできないけど父さんならできるよ」というふうに、私がしないで夫の出番にしておく。
そんなような会話や状況を繰り返すうちに
龍晴の生活に「父さん」が増えてきたのである。

わが家のように父親と朝の1~2時間しか会えない家庭はあるだろうし、
あるいはもっと時間が短い家庭もそう少なくなくはあるだろう。
またわが家のようにそこまで父親が子どもにコミットしない家庭もあるだろう。
でもそれではやはり、母親であるところの私、はなかなかどうして大変だ。
なんでもかんでも母さん、母さん。
それがかわいいところなんだけれども、
それでもやはり大変になってしまうところもある。

龍晴に関しては、
父親がいないときに父親を想起させる方法、で
だいぶ関係が変わった。
とてもかんたんなことなのだけれども続けていてよかったと思う。

お昼寝後はポーコアポーコさんへ。
ランチをいただき、暫く遊んでから
平和の森のじゃぶじゃぶ池へ。
1時間ほど泳ぐ。

龍晴は持ってきたボートに乗ってとても楽しそうにしている。
時折、ボートをおりて自分で泳いだりもする。

夫の会社に寄り、龍晴はテラスの植物に水をあげてから
みんなで帰宅する。

夕方、夫はフットサルへ。


8/4(日)
朝のさんぽは久しぶりにホームセンターへ。
夫と龍晴に先に出てもらい、私はあとから合流する。
あとから龍晴にきくと、
夫と一緒に神社の公園に寄り、滑り台やブランコをして遊んだらしい。

いくつか買物をしてから帰宅。

お昼寝後は鍋横商店街の夏祭りへ。
中野のお祭りはたいてい淋しい感じなので
あまり期待せずに行ったら、
とても楽しいものだった。

行った時間もちょうどよく、
お神輿も見られたし、エイサーも見られた。
龍晴はどちらもじいっと見ていた。

消防車のかたちの引いて歩くおもちゃを買ってもらって
うれしそうにずうっと引いて歩く。

帰りはバスで帰宅。

たのしいいちにち。
7/22(月)
今朝は珍しく6時過ぎまで眠る。
朝の白い光の中で眠っている龍晴は
本当にかわいらしい。
ずうっと見ていたいと思うかわいらしさだ。

今日はスイム。
朝のさんぽは短めに、いえの近所をぶらぶらとする。
龍晴はコンビカーでご出勤。
ここのところまたコンビカーが流行っている。

帰宅後、1時間ほど昼寝。

今日もとても楽しそうに泳ぐ。
飛び込みもずいぶんと上手になったし
水中での身のこなしも上手になっているように思う。

観覧席でおべんとうを食べる。

マルイへ行き、時計コーナーで時計を見てから
カフェでランチ。
龍晴はサラダについてくるパンをたくさん食べる。

高円寺へ。

うまの乗り物を買ったインテリアショップに立ち寄り
(ほらね、うまの乗り物は龍晴が買っちゃったからもうないんだよ)
スーパーマーケットで果物を買い、
駅の北口と南口両方にそれぞれある噴水を眺める。

龍晴は北口の噴水で足を滑らせ、
顔に怪我をする。

ここのところ怪我つづきだ。
男の子の親って、もうある程度の年齢から
しょっちゅう怪我の心配ばかりなんだろうな、というのが
早くも痛感させられる毎日だ。

今日は目のあいだに傷ができたが
血はすぐに止まったのでほうっとする。
電車かバスで帰ろうと思っていたのだが
服も濡れたし血も出ているしなので
タクシーで帰宅。

早めにいえに着いたので
龍晴といえでのんびりと遊ぶ。


7/23(火)
暑さ復活。
起きた瞬間から、今日は暑い。というのがわかる天気。

朝のさんぽはいよいよ週末に弟の結婚式が迫ってきたため
銀行などで所用を済ませる。
龍晴は銀行の時計が好きなので
銀行に行ってくれる?というととても喜ぶ。

いくつかの銀行で通帳記入などをしていくうちに
仕事をしていたころに貯めていたお金が
だいぶ減ってきていることに驚く。
ああドキドキ。

帰宅後、お昼寝。

ランチはポーコアポーコさんへ。
ご主人が龍晴を虫とりをしようといってそとへ連れ出してくれた。
虫とり網をもち麦わら帽子をかぶっている龍晴は
絵に描いたような子ども、で、とてもとてもかわいらしい。

暫く遊んでいるうちに雷雨。
そろそろ帰ろうかと思っていたところだったが
雨がやむまでお店にいる。

ここのところ龍晴は、第1次反抗期に入っている。
それでもうっすらとしたもののように思うが、
時折、自分がこうしたい、ということがじょうずにできなかったりすると、
その対象の物を投げたり蹴ったりすることがあるくらいだ。
ただこういうことはやはりよくはないので、
嫌なことがあったりできないことがあったからといって
ものを投げたり蹴ったりするのはよくないよ?
そういうときは、母さんに教えて?一緒にどうやったらできるかやってみようね、というふうにいつも言っている。

今日はポーコアポーコさんでそういうことがあって、
蹴ってはいけないよ?と何度か言っても何度もやめなかったので
私もすこし強くいい、
そばで見ていたご主人も、そんなふうにするならこれはしまってしまおうね、と
片づけをしてしまったら
龍晴はご主人に追いすがってそれを貸してほしいと泣いた。

でも龍晴が悪いよ?
もう蹴らないと約束できるなら、ご主人にちゃんと謝って、
それで返してもらおうね?というと、
もうしない、と龍晴は泣きながらいう。
それならちゃんと謝ろうね、と重ねていったのだが、
謝ることはできなかった。

龍晴にしてみたら、もうしない、といったことでいっぱいいっぱいだったのだろう。
それはわかるのだが、ご主人の手前、ちゃんと謝ること、までできないといけない気がして
謝ることを強制しすぎてしまった気がする。

子どもと一緒にいると
私も毎日のように、これでよかったのだろうかと
ほかの方法はなかったのだろうかと
考えることがとても多い。

帰り道。
龍晴が作詞作曲をしたうたをうたいながら帰る。
どうしてる~?どうしてる~?という歌詞のうたなのだが
(それにしたって、どうしてる??ということばはどこから出てきたのだろう?)
音程を高くしたり低くしたりして
いろいろと工夫をしながらうたっているのがかわいらしくもおもしろくて
一緒に歌いながら笑ってしまう。

帰宅後、晩ごはんを食べたあとに
買物を忘れたものがあり
時間が早かったので近くのスーパーマーケットへ行く。

雨上がりの西のそらには
きれいな夕焼けが出ていた。
橙色の夕焼け。

龍晴?あれが夕焼け。
この前、夕焼けの絵を描いたでしょう?と龍晴にいうと
うわあ、と龍晴はいいながら夕焼けを見る。

龍晴が先日、橙色のえんぴつで描いた絵が
夕焼けのようにきれいだったので、
きれいな夕焼けが描けたね?と言っていたのだ。
そうして実際の夕焼けとそれとが結びついたのは
はじめてのことだったのだろう。

いえに入って龍晴の描いた夕焼けをふたりで見ると、
もういちどそとで夕焼けを見たい、と龍晴がいう。

もういちど見ようか?とふたりでそとに出て
また夕焼けを眺めた。
うつくしい橙色の夕焼けの空。


7/24(水)
梅雨のような雨。
じめじめとむしむしが続く。

龍晴と朝のさんぽ。
今日は雨だから、長靴をはいていこうね?というと
龍晴はとてもよろこぶ。
龍晴が自分で選んだ赤い長靴。
龍晴にとってはピンク色、らしくて
ピンク!といつもおおきな声でいう。

長靴をはいて、傘をさして。
ちいさな龍晴がそんな恰好をして歩いているのは
とてもほほえましいし
道行くひともよく龍晴を見てふっと笑う。
子どもって、そういうちからがあると思う。
あたたかくやさしいちから。

雨が降ったりやんだりを繰り返しているさんぽのあいだ、
龍晴はずうっと
あめ降ってる、とかやんでる、などと手をそらにかざして確認したり
ごろごろ?と雷は鳴らないの?と何度も聞いたりする。

スーパーマーケットに寄り買物をしてから
線路の近くで電車を眺めて帰宅する。

お昼寝は長め、2時間半。
すいようびはいつもお昼寝が長い。
今日も宅配の方が来なければもっと眠っていただろう。

起きてから100円ショップへ行き
(ひとつだけね、というと、龍晴は特急あずさ号のおもちゃを選んだ)
本屋さんとスーパーマーケットに寄ってから帰宅する。
本屋さんはとても好きな場所なのに
手に持った特急のほうが気になって、もう帰る、とすぐに言っていた。


7/25(木)
龍晴とさんぽをしていると
あちこちのいえから子どもたちの声が聞こえてくる。
世の中は夏休みである。

朝のさんぽは近くのスーパーマーケットまで。
おとなの足でまっすぐ歩けば10分かからない場所なのだが
龍晴と一緒に、龍晴の気の赴くままに歩くと30分は軽くかかる。

たとえば途中のマンションの管理人のおじさんと立ち話をしたり。
(とても子煩悩な方で、龍晴はとてもかわいがってもらっている)
その向のマンションの管理人のおじさんと挨拶をしたり。
(龍晴と同い年のお孫さんがいる)
途中のアパートの敷地の石をひろったり。
眼科医院のスロープをかけあがってから階段を下りたり。
薬局の看板をさわって、熱いとかあたたかいとかつめたいとか評したり。
平均台のような生垣の囲いのうえに乗って歩いたり。
清掃車のお兄さんたちと話をしたり。
(龍晴はこの界隈の清掃車のお兄さんたちみんなと仲良しだ)
コンビニエンスストアに寄って牛乳を飲んだり。
ちいさな公園の私の背丈より高いおおきな鉄棒にぶらさがったり。
その公園のフェンスによじのぼったり。

そんなことをして歩く。
しながら歩く。

そんなこんなで往復1時間くらいは歩いているのだから
なかなか偉いと思う。

帰宅後、お昼寝。
今日は短く、40分。

目覚めてお昼ごはんを食べ終わったくらいから
空が急に明るくなってきた。

明日行こう、と思っていた井の頭動物園に
やはり今日、行ってしまうことにする。

明日は週末の結婚式の準備に充てたほうが無難だろうし。

りゅう、井の頭動物園に行こうか?
と誘うと、
やったー!とうれしそうに飛び跳ねる。

うれしさのあまり駅まで10分弱の道のりを
走っていくところがかわいらしい。

吉祥寺からはバスに乗り、
動物園へ。
モルモットをなでたり抱っこしたりしてから、
鹿や山羊や象を眺め、
龍晴の好きな遊園地コーナーへ。

今日は久しぶりなので、
好きなのりものに好きなだけ乗っていいよ、と
あらかじめ言っておいた。

龍晴はしんかんせんに3回乗りたい、と言っていて、
ことばどおりに新幹線ののりものに3回乗り、
自分で運転するタイプの消防車に5回乗り、
メリーゴーラウンドに3回乗り(ぜんぶ青い色のうまに乗った)、
とにかくたくさんの乗り物に乗った。

最後にりすを見る。
井の頭動物園はりすのコーナーがとても充実している。

龍晴はぬいぐるみのいぬやうさぎをとてもかわいがっていて
ごはんをあげたり一緒に出かけたりをよくするのだが
りすのことも「ほしいよ」と言っていた。

たくさんあそんで帰宅。

友だちから明日、子どもの城へ行こうという誘いを受ける。
残念だけど明日は準備を頑張ろう。

7/26(金)
というわけで、軽井沢行きの準備。
といっても日帰りなので、そこまで準備をする荷物などはないのだけれども
いちにち出かける、となるといろいろとしておかなくてはいけないことがある。

龍晴に手伝ってもらって
結婚式用の夫と私の服やバッグをクローゼットから出したり
龍晴が持っていくものを用意したりする。

朝のさんぽは近くのスーパーマーケットまで。
指笛がじょうずな警備員さんがいて
龍晴にいつも郭公や鳩、機関車の音などを出してくれる。
龍晴は昨日から指笛のまねをしていたのだが
今日はその警備員さんに、どうやったらおおきな音で指笛が鳴らせるのか
聞きに行きたいと言っていたのだ。

しかし勇んで出かけるも、残念ながら警備員さんはお休みで
別の方が警備をしていた。
その方に持っていった救急車を見せて、格好いいね、と言われたりしていた。

帰宅後、お昼寝。
午後はブロードウエイで所用を済ませ、
暑かったのですこし休憩し
(ブロードウエイの地下には瓶の牛乳を売っているお店があって
龍晴はそこの牛乳がとても好きだ)
本屋さんで出かけるとき用の龍晴のための本を求める。
帰りがけにカフェで休憩。
朝、警備員さんがいなかったスーパーマーケットのそばを通ると、
警備員さんに会いたい、と言っていた。
今日はきっとお休みだから、また明日行こうね、と約束をする。

お風呂のあと、追いかけっこをしたら
龍晴はとてもはしゃいでいてかわいらしかった。

龍晴が眠った19時過ぎ。
近くの神社から夏祭りの音がきこえる。


7/27(土)
朝のさんぽは近くの公園を経由してスーパーマーケットへ。
龍晴はふたつある鉄棒のうち、
高いほうの鉄棒に夫に支えられてぶらさがれてうれしそうである。
私の背では高いほうにはどうしても届かないから
龍晴はいつも低いほう(といっても私の身長で手を伸ばしてやっと届くほどの高さ)にぶらさがっているのだ。
スーパーマーケットで夫とわかれ、
龍晴と買物をしてから帰宅する。

お昼寝後のランチは
ポーコアーコさんへ。
暫く遊び、高田馬場の夫のオフィスへ。

雨が降りそうだがなかなか降らない。
龍晴はテラスの鉢植えに水をまいたりする。

帰宅。
夫はフットサルへ。
しかし突然はじまった雷雨にフットサルも開始1時間で中止となり
いつもより早く帰宅する。


7/28(日)
末弟の結婚式。

10時過ぎの新幹線で軽井沢へ。
軽井沢は近い。
新幹線に乗れば1時間で着いてしまう。
もっと遠いイメージがあるのだが、いつもその近さに驚いてしまう。

東京駅にすこし早めに到着し
ホームで龍晴に新幹線を見せたりする。
あさま!2階建て!といっては喜ぶ龍晴。
急にキオスクに走っていったと思ったら
こまち号の模型?のようなものを目ざとく見つけていた。
ひとつだけ、今日、買ってあげようと思っていたので
それをプレゼントする。

龍晴はこまちを握りしめ、あさまに乗車。
最初、眠れずに目をらんらんとさせていたが
結局、乗車15分で撃沈。
45分ほど昼寝をすることができた。

軽井沢はびっくりするくらい涼しい。
東京と違うのはもちろんだが
長野ともまた全然違う。
からりとした高原の空気だ。

とてもよい天気だったのだが
式場に着いてほどなく、突然雨が降りはじめる。

龍晴とともに着替えたあと、
親族控室(といっても、今日はリアル親族だけの式なのでここにいる全員がそのままキャストである)へ向かう。

じいじ、ばあちゃん!といっては
会えることを直前まで楽しみにしていたのに
龍晴はしかし控室の黒づくめ集団を目にするや、
あっちいく!と泣きはじめる。
それはそうだろう、子どもの目には異様な光景だし、
しかも見慣れぬひとたち(1年ぶりくらいに会う兄や弟、龍晴にとっては伯父や叔父ではあるのだが)が
りゅう!といって手招きをしたりするのだから。

暫くそとに出て落ち着いた頃合いに控室に戻り、
龍晴も少しづつ元気が出てくる。

式場内のチャペルへ。

あのちいさかった末弟が
いよいよ結婚する。

よかったなあ、と思う。
弟と結婚してくれるひとがいて。
弟が結婚したいと思えるひとがいて。
本当によかった。

弟とはいろいろなことがあった。

産まれた日のことも。
ちいさな手をつないでさんぽをしていたことも。
忙しい親のかわりに授業参観に出たときのことも。
高校を退学になりそうになったときも。

憶えている。

私たちは仲がよかったと思う。

そう。
とても仲のよい姉弟だったと思う。

でもそれがそうでなくなってから
もうずっと会っていない。
いつか弟のなかのわだかまりが溶けたらと思うのだけれども
それは私の願いでしかないだろう。
淋しいとも思うしでも仕方ないようにも思う。

それでも今日、
弟が結婚したことをうれしく思う。
それはそれはこころから。思う。

おめでとう、きょうちゃん。
おめでとう。

もうすぐお父さんになるんだね。
あのきょうちゃんがお父さんになるんだものね。
でもきょうちゃんは腹の括れたひとだから
きちんとした家庭を築く
きっといいお父さんになると思うよ。

龍晴はチャペルの雰囲気も苦手で
そとに出たい出たいと最初は言っていたが
今日は母さんにとってとてもたいせつな日だから
がまんしてね、といったら、泣かずにずうっと静かにしていた。

ほんとうに家族しかいないので
披露宴は披露宴、というより家族の食事会、という雰囲気だったが
はじめての共同作業、のケーキ入刀で
弟はケーキをまっぷたつに切りつけていたり
「はい新郎さんこっち向いて!」とカメラマンさんに声をかけられるたびに
「あなたのことです!」と奥さんに突っ込まれたりしているのも
ほほえましくてなかなか楽しい時間だった。
弟の奥さんのご家族はとてもあたたかい雰囲気で
とても素敵だった。
初めて会う奥さんはなかなかしっかりとした感じの
でも面食いの弟らしくかわいらしいひとで
それもとてもよかったと思う。

龍晴は兄や兄の奥さんや弟(弟の奥さんは産後里帰り中のため欠席)にかわいがられ
父や母のあいだを行ったり来たりしたり
夫や私に抱っこされたりして
ずうっとご機嫌に過ごしていてほうっとする。

終了予定よりも1時間早く式が終わり
(さすがに家族だけだと式次第はどんどんと進んだ)
新幹線の時間を早めようかと思ったのだが
すべて満席のため、2時間近く時間が空いたので
みんなでお茶をしていくことにする。

式場の近くのカフェに移動し、お茶。

兄夫婦はとても仲が良さそうだし
すぐしたの弟は産まれたばかりの娘がかわいくて仕方がなく
両親はやっとぜんぶの子どもたちが所帯をもったことで
肩の荷が降りたと笑う。

新幹線の時間が近づき
軽井沢駅までみんなに送ってもらう。

龍晴は帰りの新幹線のなかで持ってきたおべんとうの晩ごはん。
車窓から見える景色をじいっと眺め、
動いている!と不思議そうにいっている。

そう。
電車の窓からはそとの世界が動いているように見えるのだということに
龍晴は今日、はじめて気がついたのだ。
またひとつ、新しいこと。

18時半近くに東京駅に到着。
龍晴はもう薄闇になってきているそとの景色に
暗い!(空やそとの様子)明るい!(街のあかり)と楽しそうにいっていた。

中野に到着直後から雨。
7センチくらいのヒールの靴を履いていた私は
足がぼろぼろに痛く、早く歩けなかったため
龍晴と夫に先に帰ってもらう。
この高さのヒール、会社づとめをしていた頃は
ふつうに歩いたり走ったりもできたのになあ。
痛くて痛くてもう走れもしないし歩くのもままならない。
やれやれ。
それでもがんばって歩くのだ。

そうして私は私のいえへ。
夫と龍晴がひとあし先に着いて待つ
私は私のいえへ急いで帰る。
7/15(月)
やっと夫が仕事休み。
うれしい。

朝のさんぽは夫と龍晴とふたりで出てもらうが、
30分くらいで電話が鳴り、
もういえに帰りたいと龍晴がいっている、という。
私がいないことが不安になったらしい。
ううむ。
たまにはゆっくりあさごはんを食べたいなあと思っていた矢先なのだが。

帰宅後、お昼寝。

今日はゴージャスなお昼ごはんを食べよう、と夫に誘われていたので
サンプラザのうえのレストランへ行ってみる。
が、満席で入れず、マルイのレストランへ。
ばったりとポーコアポーコさんのご主人と常連のYさんと遭遇。
龍晴はとてもうれしそうににこにことしていた。

食事後はジムへ。
今日はジムの開放日で、
夫に龍晴が泳ぐところを見てほしくて
みんなで出かける。

龍晴は夫と私と一緒、というのがうれしかったようで
とてもはしゃいでいてかわいらしい。

1時間ほど泳いだり遊んだりし、
ホームセンターに寄ってから帰宅する。

たのしいいちにち。


7/16(火)
たのしいいちにちが翌日暗転。

朝、龍晴がなんど言っても治らないことがあり、
すこし強めに叱る。
そのあとにこんどは別のことで・・・ふだんなら叱らなくてもいいようなことではあるのだが・・・やらかしたことがあり、
先ほどのことで苛々していた私はまた叱ってしまった。

叱りながらあたまのなかで、こんな時間(7時15分)まで夫が眠っていて、
そのことにもあたまに来ていた。
もし夫がもうすこしでも早く起きていたなら、
この2番目の、龍晴を叱ってしまったことはしないで済んだだろう、ということで
それはやはり私に非があるのだが、
夫にも苛々していたのだ。

龍晴の声で夫は眠そうな顔でなにごと?という雰囲気で起きてきて
あたまに血がのぼっていた私は、
週末でたくさん眠っているときくらいは
7時までには起きてきてよ、と言ってしまった。

だって夫は週末のいえにいる時間はほとんどずうっと眠っているのだ。
一方私は、いつもながら寝不足である。
(ちなみにいま仕事が忙しいからずうっと眠っている、わけではなく、
夫はやることがないとずうっと眠っているのである)

特に今朝は体調が悪かったから、
余計につらかったという思いもあった。

夫は私に腹が立ったらしく
ひとこともくちをきかずにごはんを食べ、
ほぼひとこともくちをきかずに仕事に行ったが、
なんだかなあという感じである。

ああせめて、もうすこしだけでいいから
私に対する思いやりをもってくれたら
あるいは思いやりをかたちにしてくれたら
どれほどかうれしいだろう。

思えば龍晴がうまれてから
どんなに私が寝不足でも、寝不足とわかっていても
朝とても早く起きて、私にのしかかったり一緒に起きて、という龍晴に
父さんと一緒にリビングへ行こう、と
夫がじぶんから言ってくれたことはただのいちどもないのだ。
私が、今日は具合が悪いから、龍晴を見ていて?とお願いをしたら
そうしてくれたことは数回あるけれども。
それも仕事が忙しくなる前の話だし。
やれやれだなあ。

朝のさんぽは久しぶりに
新井薬師の公園へ。
お寺でおまいりをしたり、
砂場や滑り台やブランコでたくさん遊ぶ。

午後はポーコアポーコさんへ。

マルイに寄ってから帰宅する。



7/17(水)
涼しいいちにち。

午前中は先日の胃がんハイリスク診査の結果を聞きに
病院へ行く。
予想通りというか、なんともなくてほうっとする。

龍晴は病院のミッキーマウスの時計を見られて
とてもうれしそう。
よかった。

区役所に寄り、週末の選挙の投票も済ませる。

龍晴は選挙も慣れたもの?で、
選挙に行っていい?とたずねると、
区役所の不在者投票所まで道案内をしてくれた。

区役所のベンチで休憩をしてから帰宅する。

お昼寝は久しぶりに長め、
2時間弱。
龍晴がゆっくり眠れるのはうれしいことだ。

午後は早稲田へ。
大隈講堂の時計を見て、
バスに乗って高田馬場へ行き、
買物をしてから帰宅する。

晩ごはんのあと、お風呂の準備をしていたときに
パリン!とおおきな音がしたので
慌ててリビングに戻ると、
龍晴の気に入りの時計が割れて龍晴が私に走り寄り
ものすごく泣いた。

怪我がないか焦るが
龍晴は怪我よりも驚いたことで泣いている。

姿見のあるところへ抱っこでいき、
足から血が流れているのを確認。
でも大量ではないのでそんなに切っていない様子。
ガラスが入っていないか心配だが
思い出したように痛い痛いと泣いているが
なだめると泣きやむのでその心配もなさそうである。

床に置いていた時計に
はしゃぎついでに乗って、あるいは転んで、
ガラス面が割れてしまった、
というのがことの真相なのだが
ものすごく反省している。

過信してはいけないのだ。
ちゃんと言い聞かせているから大丈夫、と思って
その時計を床に置いていた。
でも大丈夫、であっても、
そのうえに転倒する危険だってあったのだ。

幸い、足がすこし切れただけで済んだ。
でも大事故だって起こりかねないのだ。

いろいろなことを想定しておかなければいけない。

もっとちいさな頃は
それが比較的十分だったように思うが
このごろ散漫になっていたのだ。

ごめんね、龍晴。
母さんが悪かったね、と
ぎゅうっとしがみついて泣く龍晴に話す。
泣いていた龍晴は少しづつ落ち着いてきた。

ごめんね、龍晴。
これからは気をつけるね。

7/18(木)
まだ時折・・・消毒のときなどには傷を痛がるが
龍晴の足はだいぶよくなってきた。

繰り返し思い出すだけで恐ろしい。
迂闊な母親である。
迂闊な母親だと自分を知り戒めると同時に
これからはもっとたくさんのこと、危険を予知していく必要があるんだなあと思う。

朝のさんぽはサンモール商店街の時計屋さんへ。
時計の修理をしていただけるかの相談。

お昼寝後の午後は美容室へ。
前回のつづきで、今日はカラーリングの日。

Kさんって白髪ないよねえ、カラーリングで全然いけるね、
と担当のMさんにいわれたのだが
いえいえないんじゃなくて、抜いてるんです、
この前も10本も!なが~~~い白髪があってぜんぶ抜いちゃいましたよ、
と正直に自己申告した。
Mさんからは以前、白髪はあっても抜かないで、といわれていたこともあり。

そう、白髪。
以前はときおり目についた、というレベルだったのだが、
つい先週、なんとなく気になって丹念に調べてみたら
ほんとうに10本、白髪、それもなが~~~い白髪、が、あったのである。

ああついに白髪を気にしないといけない年齢になったんだなあ、と
白髪を残らず抜きながら思う。

子どもの頃、おそらく40歳前後だった母に頼まれて
私はときどき、母の白髪を抜いていた。
たぶん私は10歳くらいだったと思う。

あったよ、あ、ここにも!
などと嬉々として(子どもにしては楽しいイベントだったのだ、宝さがしみたいで)と
次々と抜いているうちに
最初は見つけてくれてありがとう、とか、
よく見つけるね!と褒めてくれていた母が
だんだんと不機嫌になっていったのを思い出す。

いまは母の気持ちがわかる。
わかる年齢に私もなった。

そのうち母の白髪を抜く、というイベントは
母から頼まれなくなった。
おそらく抜くのをあきらめて、白髪を染めだしたのだろう。
きっと私もそのうち、そういう経緯を辿っていくのだろう。きっと。

美容室で龍晴は
アシスタントのYちゃんとたくさん遊んでもらっていた。
よかった。

近くのインテリアショップに寄り、うまのかたちの乗り物を買い、
(先日龍晴がとても欲しがっていたもの)
荷物がたくさんになってしまったので
タクシーに乗って帰宅する。

龍晴はいえに着いてからずうっとうまに乗り、
落合までひとりで行ってきたよ、2時間もかかったよ、
などと言っていた。
(もちろん文節で話すわけではなく、
落合、行った、ひとり、2時間!という龍晴のことばをつなげて聞いてみたところ、
そう!とうれしそうに笑っていたというわけだ)


7/19(金)
昨晩はあたまの芯がしびれてなかなか眠れなかった。
眠ってもまたあたまが痛くて目が覚める。
ときどきこういうことがある。

今日はいちにち、頭痛の繰り返し。

朝のさんぽはブロードウエイの写真屋さん経由で
ブロードウエイのインテリアショップなど。
龍晴が好きなキッチンの道具をすこし買う。

お昼寝後は、新宿の高島屋へ。

デパートへ行こうか?と
お昼ごはんを食べたあとに龍晴に提案すると、
やったー!やったー!!と
ソファのうえにとび乗ったりして小踊りしている。
そんなに行きたいのね。
子どもって全身で喜びを表現するから
とてもおもしろいしかわいらしいと思う。

高島屋で私の水着と、龍晴のくつを買い(またしてもサイズが変わったため)、
龍晴はブリオの機関車やキッチンセットやピアノでたくさん遊ぶ。
今日は空いていたこともあり
また時間に余裕があったので、
龍晴が自分から「おしまい!」というまで
たくさん遊ぶ。

「おしまい!」といった龍晴と、
では帰ろうか、といって出口までいくと、
電車の見えるカフェに寄るっていったよね!と
デパートのなかに走っていく。
確かに電車の見えるカフェにいこう、というふうにはいっていて、
でもそろそろ帰る時間だし、もういいかな、と勝手に思っていたのだが
龍晴はそれも含めてのデパート、だったようである。

それならすこしだけね、といって
もとの階に戻り、カフェでお茶。
龍晴はアイスミルクをたくさん飲む。

長く居たがるかなと思ったのだが
ひとしきり電車を眺め・・・きいろ!(総武線)、みどり!(山手線)、あか!(中央線)、とっきゅう!!(昔のタイプの特急電車が偶然走っていた)、とっきゅう!!!(ロマンスカー)、しろ!(小田急線)・・・満足したらしく、
ここでも自ら「ごちそうさまでした」をして帰ろう、と私を促す。

今日はたくさん遊んだ。
たのしいいちにち。


7/20(土)
いつも早起きの龍晴だが
今日はいつも以上に早かった。
おはよう、といわれて眠い目をうっすらとあけて時計を見ると
まだ4時半・・・えーっと、朝っていうよりまだ夜、なような。

今日はスイムの振替。
朝のさんぽは短めに、近くのコンビニエンスストアへ行く。
仕事にいく夫とはそこでバイバイ。
龍晴は夫がなにもいわないうちから
コンビニエンスストアの手前で「ばいばい」と夫にいっていたのが
おかしかった。

1時間弱昼寝をし、スイムへ。
今日も張り切る龍晴。
くるくると自分で水のなか(うえというべきか)をまわっていて
かわいらしい。
抱っこしてまわそうとすると、自分でまわる!と主張する。

龍晴のランチは観覧席で食べ、
高田馬場へ。
夫のオフィスのすぐそばにあるタイ料理のお店で私のランチ。
龍晴はとてもおりこうに待っていて偉かった。

ここ数カ月で、私がごはんを食べるのを待てるようになった。
もうすこししたらフレンチランチも復活できるかしら。
そうなったらいちばん早く行きたいのは
なんといっても中田さんが開いたお店だ。
中田さんのやさしい料理をたくさん食べて
食べものっておいしいんだな、ということを
食べることのよろこびを
たくさん思い出したい。
龍晴にも教えてあげたい。
この世の中にある、おいしいものもののこと。

夫のオフィスで1時間ほど遊ぶ。
龍晴はテラスの水まきに余念がない。
今日はスイムでもプールに入れてあるホースで水まきをしていたけど。

みんなで帰宅。
夫はフットサルヘ。
今日は夕方に中野駅に総理大臣が参議院選挙の応援演説でやってくるとかで
ものものしい警備と、まだ2時間も前なのに
ものすごーいひとだかり。

実際に総理が来るとどれくらいの警備になるのかしらと
見物に行ってみると
(我ながら野次馬)
なんだか大変なことになっていた。
(が、予定時刻を30分過ぎてもまだ総理は到着していなかったのですぐ帰宅)

龍晴は17時過ぎにいえのそとにいることが
殆どないことと
ものすごいひとだかりを珍しそうにきょろきょろしてみていた。

SPのひとたちがたくさんいたのだけれども
どうしてSPのひとって、みんな整髪料で髪をかためているのかしら。
しかも「SP」というバッチをつけていたのだけれども
それって意味があることなのかしら。
(というか、オレSPなんですけど、って身元を明かしてよいものなのかしら)


7/21(日)
龍晴は先日来、朝ごはんのあとのデザートタイムに
NHKの「おかあさんと一緒」の録画したものを見ている。
いくつか気に入りのコーナーがあり(ポコポッテイトという人形劇と、ぱわわぷ体操と、最後のうた)、
毎朝「今日テレビは見られる?」と、
とても楽しみにして入る。

のだが。
今朝、そのテレビ番組の途中で泣きだした。
昨日も泣きだして、どうやら好きではない歌が流れたりするのが嫌らしい。

龍晴が好きではなくても、
葉山のダイちゃんは好きかも知れないし、
ソウちゃんやタイちゃんやシュンくんも好きかも知れないんだから、
そういうときは好きなのがはじまるまで待っていればいいんだよ、
という話をして、
わかった、と言っていたのだが
今日もやっぱり泣きだして、
好きなコーナーも見ずにもうテレビを消してほしい、という。
なんど確認しても、もう消して、見たくない、と泣きながら訴えるので
それならばとテレビを消した。

明日からもうテレビは見ない、と龍晴はいう。

ええ、そうなの?
だってぱわわぷやふうせん(最後のうた)やポコポッテイトも
見なくていいの?
ほんとう?
となんど聞いても、もう見ない!と訴える。

そうなんだ・・・
見たくないなら見なくて構わないけれど、
明日になったら変わるのかしら。
だってあれだけ好きな番組だったのに。

朝のさんぽは時計屋さんへ。
先日、壊れた時計の修理を依頼する。

龍晴は時計屋さんのなかに入れてうれしそうにしている。
うれしそうに、というよりは、
とても好きな時計に囲まれて真剣に、神妙に、というか。

帰宅後、お昼寝。
ごはんを食べたあとは
信濃町のニコニコパークへ行く。
休みの日に行ったのははじめてだが
とても混んでいた。
敷地内に森のビアガーデンができていて
ニコニコパークの面積が3分の1に縮小されていたせいもある。

龍晴はトランポリン気分だったらしく
ずうっとトランポリンを飛び続け
時折、滑り台を滑りたい、と行列の滑り台に並ぶのだが
途中でやはりトランポリンコーナーへ走っていくのであった。

トランポリンでジャンプをしながら、
「おかあさんと一緒」のぱわわぷ体操のうたをずうっと歌っていた。
ひとつのうたの歌詞をぜんぶ歌えるようになったんだなあ。
きらきらぼしやぞうさんやおもちゃのちゃちゃちゃは歌詞のいちぶを歌えたり
節だけならいくつもの曲をうたえるが
歌詞をひとりでうたえるのは初めてかもしれない。

さすがにトランポリンを飛び過ぎて
疲れたらしいので
早めに帰宅する。

にちようびの夕方、
私がお風呂に入っている時間に龍晴はサザエさんを途中まで見るのを
楽しみにしているのだが
今日はサザエさんも見たがらなかったという。
テレビ、ほんとうにもう見ないのかしら。