レゴオリスト初心者向け講座「レゴオリストのすゝめ」 | デモス瑠偉のLEGOブログ「暗黒世代より愛をこめて」

久々の長文怪文書回です!!
長めのレゴオリジナルストーリー作品は二作品ほど
ちょっとした連作や単発回なども含めるとまぁそれなりの数
所謂「レゴオリスト」を一応世に放っている身ですので
ここらで一回!レゴオリスト初心者向け講座
「レゴオリストのすゝめ」開始です!!
(※つまりレゴオリストに一切興味ない方は読まなくてもいい回です)

まずは僕オリストの振り返りですが
まず最初期のスペースバロン

 

 

ドクター・ムノー

 

 


ニッコリ暗黒卿

 


(この頃は初出はツイッターでの公開)


設定公開がメインな「僕ユニバースお城シリーズ」

 


(後の作品紹介、レビュー回などでキャラは再利用)



その後のちょい本格派オリストとしては
「南海の勇者」の外伝「裏南海の勇者」シリーズ

 

 

(ヤフブロ南海オリストリスペクト色強し)


そして「宇宙シリーズ」の外伝「スペースレゴロボ大戦」

 

 

(今のところの集大成)



あとオリストと言っていいか微妙な「微妙戦士ダサインダムシリーズ」

 

 

 



さらに地獄オリスト「こちらレゴシティ機動警察」

 

 

(risky様の「機動ポリス課」のパロディ)

 

 

さらに地獄な「マッドワイルドゴメス」など…

 

 



細かい連作単発回含めればもっとありますがこんなところでしょうかね。
では長くなりますので早速はじめちゃいましょう!!
かなり厳しい話も混じりますが
「レゴオリスト界の現状」含めてしっかり話したいと思います。


・キャラデザインについて
オリストの華「フィグオリキャラ」について。


特に気を遣う他オリスト様のキャラとの
「顔かぶり」については
あまり気にせず使いたい顔を使うのがいいでしょう!
フィグ顔というのはもう無数に存在しますがこと
物語キャスト向けの「タレント性の高いフィグ顔」というのは
意外と限られた数しかないものです。
僕オリストでも「バロン顔」さらに「ウエスタンのあいつら」などは
同一フェイスで何人ものキャラを作ってますしねぇ…(↓のように)

 


(大きな声では言えませんが「裏南海」の主要キャラも割と
 かつての「ヤフブロ南海」でのフィグキャラ達と顔はだだ被りしてます)
なにより「かぶり」を恐れて使いたいフィグ顔、フィグデザイン
さらにネーミングを変えてしまうとそれはもう
「自分の作りたかった物語」とは違うものになってしまうので
そこは「完全自己満足の世界」だからこそ
自己満には妥協するべきではないでしょう。

またあまり「個性の弱いフィグ顔&外見」でのフィグキャラを増やし過ぎると
作者が思っているほどキャラの個性付けキャラ付けというのは
読み手側には伝わっていないというのがアマ創作の常ですので
「なんか覚えきれないキャラがいっぱいいるわけわからん物語」
になりがちなのでネーミング含めてそこは注意が必要です。


ストーリーで「魅せたい要素」を明確に
「オリスト」なので当然「ストーリー」が最重要となります。
オリストを作る上で「見せたいもの」「表現したいもの」をまず明確にし
そこを中心に繋ぎ合わせながら物語の骨組みをまず作り上げ
そこに肉付け、カットなどの調整を繰り返し
物語を構成するのが基本かなと。
そこが明確でないままはじめて上手くまとめられたとしても
恐らくは作り手本人がイマイチ満足できない結果になるかなと思います。
僕めの「スペースレゴロボ大戦」の場合はまず
「ブラックウイングのウィル・ブラック」


のダークヒーローぶりをかっこよく描きたいというのが第一にあり
そこから憧れの「スペースポリス1」を主人公に据える→設定もウィルと関係深い設定に


さらに不遇感のある「スパイラス」をボスキャラとしてしっかり使いたい


そして我らが「デモス」を今回こそラスボス枠として…!!


さらに未だに活躍のなかったインセクトイズ、過去回で設定紹介したきりの
アンナなども物語に絡めて…という具合に「魅せたい要素」から
物語構成の骨組みを決めていきましたね。
(逆に「裏南海の勇者」ほぼ100%がノリと勢い後付けオンリーでして
 批判されがちな「ライブ感路線」も時にはとても大事だったりします)


大まかなストーリーラインをまず決めておく
物語は一区切りつけてはじめて一つの作品です。
特に終わり方というか「一応の話の区切り方」
そしてそこに至るまでの過程

これはしっかり決めておかないと後々かなり苦しくなります。
あまり大きな声では言えませんがストーリーライン自体は
既存の映画、文学小説、漫画アニメなどの作品を参考に決めて
そこから少しずつ根底あるいは枝葉部分から
変えていって原型を無くしていくスタイルもいいです。
「裏南海」は北斗の拳、「裏南海第二部」はドラゴンボール
スペースレゴロボ大戦は各種ロボットアニメの名作らなどを
ベースにして細部から作り変えて別物にした形です。
本当にゼロからちゃんとお話作れたらもうアマチュア趣味作品じゃなくて
プロで活動してますよという話ですからねハッキリ言いますと…

とりあえず「どんな大物漫画家も最初は読み切り」ではないですが
最初はまずは単発オリストからはじめてみるのもいいでしょう。



終了後も続編、外伝、コラボの

 余地は残しておくという手法

「物語は一区切りつけてはじめて一つの作品」とは言いましたが
一つの物語として仕上げてお出ししたキャラ、世界観
そして物語への愛着というのは
ちょっと製作者にしかわからないレベルのものがありまして。
「最終回迎えたからもう出しません!!」と割り切るのもムズかったりもします。

またオリストオリフィグの場合は「他オリストとのコラボ」
こそが華というのもありますので
両面を踏まえ「終了後も続編、外伝、コラボの余地は残しておく」
というのが作者の精神衛生上そして実利的にもかなりオススメのスタイルであります。
おかげで僕も夢だった「risky様裏南海コラボ」実現させる事ができました!

 

 




レゴオリストは基本的には

 「コメディタッチ」「パロディ多め」がオススメ!?
レゴオリスト作成の際に特に参考になるのが
「レゴムービー」「レゴニンジャゴー」「レゴシティUC」
などを筆頭とする「公式レゴ映像作品」の数々。
特に上の三作品は「コメディタッチ」「パロディ多め」が基本ですが
これにもおそらくちゃんとした理由があります。
レゴミニフィグであまりダークでシリアスな話やろうとしても
「いやお前らそんなかわいいデフォルメ体型でそんなノリされても」
的茶番感がどうしても出ますからね…
これは「シリアスレゴオリスト」における永遠の課題ではあり
そのギャップを逆手に取ったシュールさ、風刺画的味を追求するのも
また一つの方向性ではあります(海外勢に特に多い印象)
ただシリアスノリメインでも清涼剤緩急材的な意味での「ギャグ要素」
はしっかりと入れておいた方が結果的には引き締まる形にはなります。



「世界観作り」について
最初は「おなじみ既存シリーズ」の二次創作外伝的な形から始めた方が
作者読者間の「共通認識」もありかなりやりやすいです。
伝説のrisky様筆頭の「ヤフブロ南海」「南海の勇者」の後日譚的ユニバースでしたし
レゴサイト時代のオリストも人気、印象深いものはやはりこのスタイルが多かったですね。
「完全オリジナル世界観」はどうしても独りよがりな方向にいきがちなので
それこそプロ級の創作能力が無いと「設定止まり」で終わりがちですし
ウケの面でも正直なかなか難しいものがあります。
物語の形に仕上げずに「設定のみ」だと厳しいことを言うと
「印象付け」の観点から言うとどうしても弱くなります。
オリ設定だけで物語が無いと「印象的な場面」がないので
しっかり読み込んだ上でも三日くらい経てば忘れられがちです。
(オリストの話やキャラ、設定などを読者様側が覚えてなかったり
 あからさまに飛ばし読みされてるなと感じても
 基本的に製作者側は絶対に怒ってはいけません。
 悪いのは「そこまで読ませる作品」にできなかった作者自身ですから。
 まぁこれはレゴオリストに限った話ではないですが…)


「背景に使える作品」をあらかじめ作っておく
オリスト作りに欠かせないのが「背景セット」及び「乗り物」


ここをどれだけこだわるかが各オリスト製作者の方向性の違いですが
僕の場合はあくまで「完成優先」で過去作やハリボテ背景セットを
各オリスト世界観ごとに使い分けるスタイルでやってます。
(近い時代の「お城」「南海」あたりは↓画像のように
 背景セットもある程度使いまわしがききますので
 その辺も含めて扱う世界観、時代を決めるとよりやりやすいでしょう)



背景は正直既製品まんまでもいいですがオリ作品の方がより
オリスト自体も「自作品」感は上がるでしょう。
そういう意味ではある程度「オリジナルレゴ作品」がたまって
もうビルドするネタもパーツも作りたいものもあんまり無いな…
…となった時こそ「レゴオリストはじめ時」です!!

またあくまで背景は「撮影セット」扱いなのでハリボテで大丈夫です。


(僕オリストセットは「ドリフの大爆笑」スタイルとたまに言われますw)

僕オリスト背景は「隙あらば岩」が有名ですが
冗談抜きに「隙あらば岩」世界観抜きに汎用性高いので
「暗黒世代お馴染み大味岩パーツ」はあればあるほどよいです!!






発表メディアはやはり

 「ブログスタイル」がオススメか?
初期ネタオリストは「ツイッター」
本格的なオリストは「ブログ」で公開してきた経験からして
レゴオリスト発表メディアは圧倒的に「ブログ形式」がオススメです。
ツイッターだとすぐ流れますし
単純に全ての展開、話の流れに目を通してもらうのは無理があります。

究極を言うと旧「レゴサイト」スタイルが各オリスト設定紹介などへの
アクセスしやすさがダンチですが
今ブログ形式でなく「レゴサイト」しっかり作り込むというのも
時代的にも無理があるかなという感じもしますので…



作者の労力思い入れの割に
 「そんなにウケないもの」というのは理解しておく
これもちょっと厳しいというか言い辛い話にはなりますが
経験上「レゴオリスト」「レゴ作品紹介」ならびに
「レゴ商品レビュー」「一コママンガ的フィグオモ写ネタ」
などに比べるとハッキリ言って
作者の労力思い入れの割にそんなにはウケません。
レゴ界隈のメインストリームがいわゆる「作品ビルド至上主義」
並びに「ミニフィグ遊び特化型」に二分されがちなこの時代
どちらにもイマイチ分類しきれずメインストリームとは
言い難いジャンルにあるのが現代の「レゴオリスト」です。
もっとハッキリ言ってしまうとレゴ画像メインの
「レゴオリスト」自体の最盛期がレゴサイト時代にしろヤフブロ全盛期にしろ
かなり昔の話なので扱い的には「旧時代の遺物」ないし
もっとハッキリ言うと「時代遅れ」的分類をされがちなジャンルでもありまして…

実際オリスト的なレゴオリキャラを使ったストーリーものの
主流というのはブログやサイトでの公開よりも
Youtubeなどの動画での公開がメインストリームになりつつあります。
とはいえそれはコマドリ動画、音声などの果てしない敷居の先にある世界…

だからこそ「ブログレゴオリストの灯を消さない!!」という
意気込みありでこのブログを立ち上げ、続けてきた部分がありますが
新規に参入するという場合はその辺りの「厳しさ」もある程度理解しておかないと
物語が終わる前にモチベが尽きてしまういわゆる
「エタる」という結末にもなりかねませんので
最後に少しばかりその辺の現実の話もさせていただきました。





というわけでいかがでしたか久々の長文怪文書回!?
久しぶりに新規画像もロクにない長文回で流石に今回は
最後まで飛ばさず読んでくれた方はほぼいないかと思いますがw
ともかく僕から伝えたいのは
「レゴオリストはいいぞ!!レゴオリストは楽しいぞ!!」
という部分ですかねぇ…
「作品作り」ももちろん最高ですがその延長にある
ごっこ遊びの最終系的世界「レゴオリスト」
その灯を消さないようにしていきたいものです!!

では今回はこの辺で!!


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