ポケットモンスター
第20話『ゆうれいポケモンとなつまつり』
本土へ向かう連絡船でサトシ一行が降り立った先は丁度夏祭りが行われる乙女ヶ崎。そこには2000年前、戦に出て行った恋人を待ち続けた乙女の言い伝えがあった。この時期になると乙女の幽霊が男の前に現れ、誘惑された男たちはミイラとなって発見されるという。タケシとロケット団のコジロウもまた乙女の幽霊に心を奪われてしまった。やがて幽霊の正体がゴースというポケモンだと判明し、サトシ達が立ち向かうも、ゴースはポケモン達の弱点を次々と突いてきた。しかし、鐘の音が鳴り響くと同時に夜明けを迎えるとゴースは苦しみながらどこかへと消え去ってしまった。実はゴースは年に一度、乙女ヶ崎にやってきては忘れられていく言い伝えを人々に思い出させるためのアルバイトをしていたのだ。その晩、タケシは未だ乙女の幽霊に恋焦がれ、サトシとカスミは盆踊りを踊り、夏祭りを楽しむのだった。
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髪を下ろした浴衣姿のカスミ。
普段の姿とは違うのでサトシも一瞬きょとんとしていましたね。カスミに手を引かれて盆踊りへ。
◼️おまけ・その1
乙女ヶ崎の言い伝え。2000年前、船に乗って戦に出て行った恋人を海岸の崖の上で待ち続けたが、恋人は帰ってこなかった。それでも娘は待ち続け、とうとう娘は姿を岩に変え、今も男を待っているという。
ゴースは年に一度この時期になると乙女の言い伝えを人間たちに思い出させるアルバイトのためにやってくるというが、誰からその報酬を頂いているのか?乙女の幽霊や占い師に化けて人間たちを惑わしていたけど、本物の乙女の幽霊は別にちゃんと存在していて、あの世で恋人に会えたらよろしく伝えると乙女に告げていました。
ちなみに今回しっかりと紙幣硬貨がはっきりと登場しています。現実のものとは若干違ったデザインになっているけど、5円玉や100円玉、当時は銀色だった旧500円玉、そして特徴は分かれどあまり似ていない夏目漱石っぽい1000円札や新渡戸稲造っぽい5000円札も確認出来ますね。
◼️おまけ・その2
これ以前でもこれ以降でも異性に対して恋心を抱く事が滅多になかったロケット団のコジロウが一目惚れする珍しい回。
今に始まったことじゃないさ、いつも酷い目に遭ってるよ女には…
謎の占い師に女性の難があると言われたコジロウ。これはロケット団のムサシの事を言っているとも取れるが、後々登場した許嫁のルミカとも考えられるが、この時点でルミカの設定が考えられていたかどうかは不明。
◼️おまけ・その3
タケシが妄想していた水着のお姉さん達。夏は大人にとって恋の季節なのに自分には何もなかったと落ち込んでいた。
盆踊りを踊るジュンサーさんとジョーイさん。
ポケモンセンターの門限は11時で時間がくると入り口にシャッターが降りる。門限になっても戻ってこないタケシを心配したサトシが探しに出ようとするもジョーイさんに止められてお説教を受ける。
お待ちなさい、子供はもう寝る時間です!
実に教育的なジョーイさん。
お札を貼ろうとして滑るピカチュウ。
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元記事:
放送日:1997年8月12日
再筆日:2024年3月7日
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