- 1位:家族(44%)
- 2位(同率2つ):生命・健康・自分(18%)、愛情・精神(18%)
- 4位:子供(7%)
- 5位:金・財産(45)
- 「現在の貯蓄状況に不安を感じている」→76.9%(前回調査から+19.2%)
- 「老後の生活資金は年金だけで十分だとは思わない」→89.9%
今夜開催の日本青年団協議会オンライン研修。末尾紹介のとおり、定期的に全国の若者(青年団員)と一緒に学習する企画✎
今回の研修テーマは「お金とライフマネジメント~明日から役立つお金の知恵~」です。
【💡こんな方に特におすすめ】
- 👛「今後の人生、上手にお金と付き合いたいなあ~」と思う方
- 👛自分の今のお金のバランス(収支)を考える機会が欲しい方
- 👛お金についてお得な情報を知りたい方
今回学んだ内容の一部を簡単にご紹介。これであなたもお金と上手に付き合えるかも!?
(1)講師 冨士野 喜子先生|お金のプロ!ふじのFP事務所代表
- 📝ブログ→https://ameblo.jp/fujino-yama/
- ✎Twitter→https://twitter.com/yumekko
(2)人生100年時代におけるお金との付き合い方
👛あなたの人生、どれだけのお金が必要?|人生の夢や出来事を想定
人生100年時代。どんな人生を過ごしたいですか?どんな出来事があるのでしょうか?一例をご紹介。
- 30~40代→子どもの教育費が多くなる(どの学校に通うのか→公立/私立、通学エリア、部活動など)
- 退職後→医療費が多くなりがち
…など、人生の出来事や夢によって、必要なお金が各自変わります。
👛老後2000万円問題とは|本当にそんなに必要なのか?
近年、「日本では老後2,000万円の貯蓄が必要」という報告がなられたこともあり。
シニア世帯は毎月5万円の赤字×12か月×30年=1,800万円の赤字という試算。
しかしこれは本当なのか?講義では各種データを用いて検証。結果、必ずしも老後2,000万円が正しいとは言えないと。
2,000万円はあくまでも目安。年金額、地価など収支額は個人で異なります。
大事なことは、「知った情報をそのまま切り抜かないこと(鵜吞みにしない)」、「自分の頭で考えること」。
👛老後破綻をなくすための3点
- 住まいについて考える→いつまでローンを組むのか、賃料をどれだけ払うのか?
- 就業プランを考える→何歳まで働くのか?スキルや人脈も築いておこう!
- 自分に合った資産形成を実践→貯金、資産運用をどうするのか考えよう!
(3)自分の支出と収入を計算してみよう|家計を把握・分析
これからの人生、お金と上手に生きるためにまずは現状を把握しよう!そのためには、家計簿をつけよう✍
👛家計をデザインしよう!|お金の入口/出口を確認して、現状を分析しよう
- 収入の把握→給与明細を要チェック!
- 支出の把握→家計簿やアプリの活用(支出を書きだす/入力出力する)
- 分析→収支のバランスは?使途不明金が意外と多いかも!?
👛家計の分析ポイント2点
(1)固定費と流動費を分けて考える!
- 固定費→毎月必ず発生する費用(Ex:家賃、光熱費etc...)
- 流動費(臨時費)→時々必要、なくてもなんとか生きていけるための費用(Ex:趣味のためのお金etc...)
- 1月単位/年単位など、様々な期間で考える&予算を立てれば怖くない!→Ex:毎年5月に自動車税を3万円納入するなど
- とにかく家計簿を書きだすこと!→書き出したものを、種類や色分けするとよい(「貯める」「使う」「借りる」などで分類整理)
(2)貯蓄を増やすために、家計を見直そう!
- 「契約」の見直し→通信/電気/保険/住宅/自動車などの契約に課題はないか?
- 「ムダ」を見つける→「なんとなく出費」を減らせ!
👛予算管理法|日々のお金の使い方を考えよう
近年は、クレジットカード払い/電子決済なども普及。現金払いも含め、様々な支払い方法あり。
各支払い方法にはメリット/デメリットあり。気をつけないとつい使い過ぎることもあるので注意!たくさんの支払い方法を活用=収支の把握も難しくなることも注意。
冨士野先生提唱の予算管理法は次の3つ。
- 習慣を見直す→Ex:コンビニで無駄遣いを防ぐ、外食を自炊にするetc...
- ルールを作る→Ex:電子決済の利用上限額を決める、毎週決まった日に決まった金額を財布に入れる(計画的に銀行利用するとお金の管理をしやすい)
- 固定費の見直し→本当に必要なお金なのかを見極める。
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(4)知れば嬉しいお金にまつわるお得情報、まとめ
以下のことを知っていれば、あなたも上手にお金と付き合えますし、お金のトラブルを防ぎやすくなりますよ!
👛「行動経済学」|心理学を知って、買い物上手になろう
これまでは、「人々は合理的に経済行動する(理屈的/計算的に行動する)」とされてきました。
しかし近年は、「人々は心理的に経済行動する」とされています。要は、「人は自分の感情/価値観で物を買ったりサービスを申し込んだりしやすい」のです!
主な例を4つご紹介。あなたに当てはまるものがあるかも!?
1)「確実性の効果」|より確実な方を選びやすい
次のうち、あなたはどちらを選びますか?
- 80%の確率で5,000円もらえるくじ
- 8%の確率で6万円もらえるくじ
私は「1」を選びましたし、多くの方が1を選んだでしょう?なぜか?
1の方が当選確率が高い=「もらえる確実性が高い」と思ったからでしょう。これは人間の心理が働いているからです。
もし合理的(計算的)に選ぶ場合は、「2」を選択するでしょう。期待値では、1は5,000円×確率0.8=4,000円、2が6万円×確率0.08=4,800円と、2の方が高いからです。
でも、講義中でも1を選ぶ人が多かったのは、合理的ではなく心理的な要因を選ぶからです。
2)「アンカリング効果」|最初の数字が人の心を動かす
「通常価格1万円のところを、今ならセールで7,000円!」と行くと、お得な感じがしませんか?
たとえば「この商品は7,000円」だけならお得感はないでしょう。「通常価格1万円のところを」と前提があることで、「割引されてお得だなあ」と感じます。
このように、最初に示した数字が人々の心に残ります。最初にあえて高い価格を印象付け、そのあとに安い金額を提示することでお客さまにお買い得感を与える心理作戦なのです。
3)「コントラスト効果」|比べられるとお得感が増す
アンカリング効果に似ています。コントラスト=比較対比。価格や質などを比べて購入させる手法。
10万円の洋服は高い💦…けど、100万円の高級洋服を見た後だと少しお得に感じませんか?
このように、より高価なものと一緒に紹介することで売りたい商品にお得感を出します。
4)「損失回避性」|二度とないチャンスに人は弱い
- 「限定50セット発売!」
- 「在庫残りわずか!」
- 「閉店セール」
「限定」「残りわずか」なら急いで買おう!…って思う方も多いでしょう。
人間は二度とないチャンスに弱いのです。つい勢いで買ってしまうことはございませんか?
👛金融商品で気を付けること|3つ効果をおさえよう
上記のとおり、人々は自分の心で商品やサービスを選ぶ傾向にあり。
株式など金融商品を購入/運用する場合、下記の3つの心理効果に要注意。
- 保有効果→自分の選んだものに価値があると思い込む(他人にとっては価値がないものでも、自分が持っているなら価値を感じる)
- コンコルド効果→一度結んだ保険契約を途中で解約しづらい💦(今後損すると分かっても、ずっと投資した経緯を無駄にしたくない)
- フレーミング効果→どこに重きを置くかで人の印象/意思決定が変わる(Ex:「100人のうち80人が儲けています」or「100人のうち20人が失敗しています」)
👛お金をためるには|貯蓄の意識&気合を入れて支出を減らそう!(笑)
- ×「収入ー支出=貯蓄」
- 〇「収入ー貯蓄=支出」
強制的に貯金しましょう!貯金を優先→支出を決めることで、お金と上手に付き合えます。
👛貯めるだけじゃなく、「殖やす」|資産運用も採り入れよう
単に貯金に回すだけでなく、そのお金を運用してお金を増やしませんか?
よく「リスク(危険/負債)」があると言われますが、金融商品での「リスク」の意味を正しく抑えましょう💡
- 「リスク」=リターン(プラスになること)とマイナスになることの差が大きいこと。
どの金融商品にもプラスとマイナスとがあり。いわゆる「ローリスクローリターン」「ハイリスクハイリターン」など、利益と損失のバランスの差を考えること=リスクマネジメント。
👛運用商品の取引の流れ|まずは販売会社に行こう
▽取引のイメージ図
投資家←→販売会社(銀行/証券会社)←→証券取引所←→株式/債権の4者でお互いに取引。
投資をしたいと思えば、まずは販売会社(銀行/証券会社)の窓口に行こう!
👛投資信託とは
- 「投資信託=投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品」のこと(一般社団法人 投資信託協会のHPから引用)
- Ex:80歳の方が将来を見据え、自分の土地を10歳の孫に譲りたい。しかし孫は未成年。成人するまでの10年間、土地の運用管理を財産管理の専門家に委託すること。
▽投資信託の取引イメージ図
投資家←→販売会社←→信託銀行(財産の保管/管理)←→運用会社(運用の指示)や金融市場とで取引。
【💡投資信託のメリット4つ】
- 分散投資ができる→1つの商品で、国内外の債権/株式を購入できる。
- 少額&定額で購入できる→月100円~可能な商品もあり。
- 専門家が銘柄選択/管理してくれる
- いつでも売却できる、購入額/時期を自分で選べる。
👛NISAとiDeCo|積立の仕組みとメリットをおさえよう
近年注目の積立方法が、「NISA(ニーサ)」「iDeCo(イデコ)」。基礎をおさえましょう✎
※以下の条件は2023年まで。2024年~の条件は後述。
1)NISA|非課税期間なら税金がかからない
- 「少額投資非課税制度」の略称。2014年1月にスタート。
- 非課税期間に売却した場合、税金がかからない(Ex:通常時→100万円のものが200万円に価値上昇した場合、増加した100万円分に課税される)
- 運用益の非課税期間=最長5年(新規口座開設:2023年まで)
- 非課税投資額=年間120万円まで
- 対象商品=金融庁が定める。
1.5)つみたてNISA
- NISAよりも、「初心者向け」「長期的に運用」「低コスト」なのが特徴。
- 運用益の非課税期間=最長20年(新規口座開設:2023年まで)
- 非課税投資額=年間40万円まで
- 対象商品=金融庁が定める。
2)iDeco|積立時の所得税が安くなる&還付
- 「個人型確定拠出年金」の愛称。2001年10月にスタート。
- 積み立てしている期間は、今払っている所得税が少し安くなる制度。
- 60歳までは引き出しできない(老後のためのお金として考えるとよい)。
- 非課税投資額=年間14.4万円~81.6万円
- 対象商品=金融機関(口座管理料&受取時に振込手数料がかかる)
- 受取時は課税所得となる(公的年金扱い)
※2024年~NISA制度を一本化!
制度の変更内容は以下の通り。
- 投資期間&非課税期間が無期限になる。
- 投資上限枠が拡大=一般NISA:年間120万円→240万円、つみたて:年間40万円→120万円
- 非課税保有限度額(トータルの投資元金)=1,800万円に(うち成長投資枠1,200万円)
👛申請するだけでもらえるお金の例
国や各自治体に申請するともらえる補助金や給付金、控除される税金などあり。各自治体で制度内容が異なるため、気になる方は下記キーワードをネットで検索くださいm(__)m
【結婚/子育て関係】
- 結婚新生活支援事業補助金
- 出産・子育て応援給付
- 児童手当
【その他】
- こどもエコすまい支援事業
- ふるさと納税
- 高額療養費制度
- 医療費控除
👛まとめ|「感覚」ではなく「数字」が確実!「情報収集」も大切!
「計算する癖」「調べる癖」を普段から身につけましょう💻
(5)まとめ|知ること、意識することから始まるお金とのお付き合い
以上です(`・ω・´)ゞ最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
【P.S.過去の日本青年団協議会主催のオンライン学習会】
☆「青年団・地域活動✎」動画集→https://www.youtube.com/playlist?list=PLCP8H0iqHBwD-_AZAG6c_M8gos44YcwqS
<大分県豊後大野市青年団なないろベース>
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