映画館に行ってきた



すごく面白かったし、スピッツの
『美しい鰭』が良すぎて曲買った。
コナンは二十数年見てるけど、
今回初めて新一がカッコいいと思ったw
ラストの笑顔は惚れる

宮野志保の少女時代も描かれ、
差別から直美という女の子を助けた事で
矛先が志保に行き、孤立し、
孤独な少女時代だったことが分かる。
片隅に一人でいる志保の姿がつらい。
両親の死、姉はジンに殺され、
組織にいた自分は許されないと
いつも死を覚悟している悲惨な志保だけど…
APTX4869を飲んで思いがけず助かり
灰原哀として小学生を生きてる今、
優しく見守ってくれる保護者の博士や、
新一、歩美、光彦、元太たちに出会って
人生をやり直してる感じがした。
宮野志保と灰原哀。
同一人物のそれぞれの少女時代があって
パラレルワールドのような感覚にもなる。
家族や蘭や友人が待ってる新一と違って
もしかして宮野志保に戻るより、
灰原哀として生きる方が幸せかもしれない。
宮野志保に戻っても家族はいないし、
組織にいた宮野志保を葬って
灰原哀として新しい人生を生きる方が、
家族も友達もいるし、居場所があって幸せになれそう。
自分ならやり直すだろうな…
組織に追われてるのは決着つけないと
逃げるのには限界があるからね。
ジンに飲まされたAPTX4869の薬は
新一にとって青天の霹靂だったけど、
志保は死ぬつもりで飲んだ薬なんだよな。
雨の中必死に新一を頼って走って、
光を望んじゃいけないと
生きることへの諦めの気持ちがあって、
だけど諦めきれなくて生きてる今。
新一と同じくらいの年のはずなのに、
背負ったものの重さが半端ない。
心配する博士が愛情深くてまた良い。
今回の映画ではジン以外では初?で、
宮野志保に会いたいという直美が現れ、
直美の作ったシステムで正体がバレて、
絶体絶命になるという話だった。
パンフレット買ったの読んでたら、
黒の組織は悪意で、直美は善意で
灰原哀を追い詰めるという図式らしい

でも昔助けた直美との再会は、
とても良かった。
↑海の中の花火がハラハラしたし、
赤井秀一が潜水艦を撃ったのは最高。
『黒鉄の魚影』の意味が分かる瞬間

哀が、助けたコナンに手を引かれて、
暗い海からゆっくり浮上していくのも
希望があって凄く良かったな。
新一、包容力ありまくり

ラストの海の中での笑顔には、
これは惚れると思ったよ。
最後、新一とのキスを蘭に返すのは、
どこか線を引く哀ちゃんというより、
今回のこれは救助の人工呼吸で
もしキスするなら正々堂々とって感じかな。
子供の頃のエピソードを見てると、
そんな感じがする。
灰原哀、宮野志保もカッコいいんよな。
黒の組織は皆、ほど良く活躍してて、
ピンガとジンが仲悪いの面白かった。
黒の組織も人間関係いろいろだね。
ピンガ、潜水艦放棄されたの知らず、
ジンのニヤリ顔がまた悪さを増してた

ピンガ好きなキャラだったな〜
犯人は、けっこうすぐ分かった。
古畑任三郎でもあったな、あの仕草。
あれは子供心にへーって思ったけど、
今は自分が身についてる。
赤井秀一もゼロも存在感あったし、
蘭も大活躍ですごく良かった

コナンでいる時は、灰原哀は
コナンのそばに居られるけど、
新一になるとそばには居られないから、
せつなさがまたジワジワ来る。
ほんと、面白かった



映画料金どんどん高くなるから大変だけど
もう一回見に行きたいな。