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スヌークス・イーグリン country boy in New Orleans

スヌークス・イーグリン。ギターの達人。彼の初来日(95年パークタワー)の衝撃は凄かった。1曲目のギター・ソロがガガガ、と始まった瞬間の客席からの怒号(怒ってない、皆感極まってる)!

さて、このアルバムは彼が当時のフォーク・ソング・ブームに乗って一人あるいは洗濯板、ハーモニカと一緒に録音されたアルバム。

まず声が好き。さらっとしすぎてはいるがぶっきらぼうなレイ・チャールズといった感じ。アコースティック・ギターも流石のリズム感。バックが付いた演奏もスキッフルみたいで良い。

ジャグ・バンドまで振りかぶらなくてよいから、ひたすらジャカジャカするスキッフルやりたいね。ソロでやるならスキッフル・バンドからスタートすることは決めている。

Strange Days The Doors

ザ ・ドアーズ。正直敬遠していた。何故?ジム・モリソンの伝説が一人歩きしているのが嫌だった。

ロックの世界(他もそうか?)は早くして死んだ者を崇める。僕はそういう風潮が嫌い。ジムもそんな一人。

最近僕はマイク・ブルームフィールドにまたハマっている。彼のギターはずっと好きだったが一番聴いていたのは1992、93年頃だから27、8年振りのお熱ということとなる。

ブルームフィールドは60年代後半のアメリカン・ロックの柱のような人で、そこから僕はその頃のアメリカン・ロックを聴き漁っている。

ドアーズもその一つ。色眼鏡を排せばなんと良いではないか。最高傑作と言われるセカンド、コレは愛聴盤になりそうだ。



PBBB ポール・バターフィールド

ちょっとした縁から地元にコレクターズ・ショップがある事を知った。

手に入れたのはポール・パターフィールド・バンドの1966年ライヴ。

熱い熱い、ひたすらブルーズに突入して行く6人。マイケル・ブルームフィールドのギターはもちろんだが、看板男のバターの熱量が凄い。

ひたむき、とかがむしゃら、とかが重宝されない情けない空気の今こそPBBBの熱さが必要だ。


Alan Price the best of & the rest of

アラン・プライス。アニマルズのキーボード。人気絶頂期の1965年バンド脱退。その後はアラン・プライス・コンボなど。

この人、ボブ・ディランの1965年イギリスツアーを撮った「ドント・ルック・バック」の印象悪が良くない...バンド脱退後だろう、ディランと常に映っているが途中で喧嘩...カメラはそこもしっかり捉えていて(名シーンだと思います)...

アランのプレイも僕の好みではない、チープな感じの音で。でもアニマルズはキーボード入りの世界のガレージ・パンクスに影響与えまくっている(ドアーズなんかもそうだと睨んでいる)から重要人物ではあるんだろう。

彼のちょっと怪しいベスト?CDを新宿ユニオンでdigしてきました。聴きながら書いてますが、イギリスのパブで観たら盛り上がりそうなボードビルっぽい(中期キンクスっぽい)ほろ酔い向けだね!


マリア・マルダー southland of the heart

マリアさん。ウッドストックの歌姫。ジム・クェスキン・ジャグ・バンドではさぞお客さんの男性達を骨抜きにさせたことだろう。

マリアさんはブルーズ・レーベルのテラークから何枚かアルバムを出してこれもその1枚。真夜中のオアシスあたりの艶のある声は変わり年輪を重ねた声に。でも良く聴けるのは僕がファンだから。

これは1998年の作品、幾分ファンキー路線。その後数年して横浜で来日公演を観た時はペギー・リーのカヴァーアルバムのツアーだからジャズ・コンボ的なバンドで良かった。ライヴの後バーで飲んでいたらマリアさんも飲みに来てサインもらったんだ!この裏ジャケままの貫禄でしたよ♪


Richard Groove Holmes Coming On Home

同時代のブラック・ミュージック・トレンドに呼応した「ドス黒い」ジャズ。

レア・グルーヴ、ソウル・ジャズ、ジャズ・ファンク、あるいはコテコテ・ジャズなど。と呼ばれている。

いわゆるジャズの花形はトランペットだったりサックスだったり。でも「ドス黒い」ジャズのメインはオルガン。

ジミー・スミスをはじめファンキーなプレイヤーが多いなか、気になっていたのが「グルーヴ」の二つ名のこの人。

昨日縁あって1971年盤を手にしたが、ベースがチャック・レイニーとジェリー・ジェモットというだけ即購入。そして内容最高です。
いかにもファンキーな匂いのするジャケ写!



Down In the Groovy Krazy Kat

Zuzu Bolin.
ズズ・ボーリン。不思議な響きのギタリスト。T・ボーンマナーのギター、深い声。アントンズから出た復活盤(もちろんずっとクラブで演っていたのでしょう)は素晴らしかった。
そのライナーに彼のヴィンテージ録音は4曲ある、と書いてあり気になって20年以上...
リニューアルした吉祥寺ディスク・ユニオンで遂に見つけた、クレイジー・キャット盤!
極上の出来。音楽は最高!



Road to Memphis DVD

なんと豪華な映画だろう。メンフィスに縁のある3人のブルーズ・メン。BBキング、ロスコー・ゴードン、そしてボビー・ラッシュ。
彼ら単独でドキュメンタリー作っても良いのでは?と思える重要人物ばかり。
そしてエピソードとして入るWDIAラジオとルーファス・トーマス!SUNスタジオのサム・フィリップスとアイク・ターナー!!
脇も充分豪華で彼らもピンで映画1本ずつ作れる。
同じバスでの巡業でも堂々のステージBBと観客に寄り添ったチトリン・マナーのボビー。往年のスターも今いずこのロスコー。
ルーファスは亡くなった後でインタビューのみだがサムとアイクの話のスリリングな事!
大団円のライヴだけでなくちょっと泣かせる場面もある。
もう一度、豪華です。
ボビーの顔の良い事。彼のフル・ライヴ見てみたい、ニヤニヤしながらね!


ダニー・ハサウェイ These songs for you,Live!

ダニー・ハサウェイ。名盤Liveの印象が凄すぎてスタジオ録音も何枚か持っているけれども正直ピンと来ていない。

新宿ユニオンでの発掘でこの盤があったので即買い。全てが未発表ではなく全14トラック中6曲が未発表(と最後は73年のインタビュー)。残りは既発だけれど71年録音の前述Liveと同時期の未発表曲が2曲あり並べても遜色なし。

インタビューも非常に綺麗な英語で真面目な人だったのだろうな、と思う。才能がある故の悩みだったのか、彼には詳しくないがその最後はとても残念だ。スタジオ録音ももう一度聴き直してみよう。



チャーリー・リッチ Charlie Rich

チャーリー・リッチ、豊かな声を持つシンガー。
ボビー・ブランドが、サム&デイヴが彼の後追いでカヴァーしてヒットさせたという事だけで充分だ。
今日はサン録音を聴いている。