G.I.ジョー
G.I.ジョーというと男の子版バービーというか、兵隊さんの格好をした人形だと思っていたので、この近未来サイバーテロは一体何じゃらほい?と予告編から感じておりました。wikiを見るとこのシリーズにはサイボーグのシリーズもあるようで、ここからイメージを膨らませたものなのかなーと思ってみたり。個人的にはG.I.ジョーはマニアのためのコレクター品というイメージがあって、別に兵隊でもサイボーグでも、映画が面白ければ良いのですが。
でもって映画はなかなか面白かったです。CGによるスペクタクルも見慣れており、「今更CGなんぞには驚かんぞ」と、こちとら結構斜に構えた見方をしていたのですが、パリの町並みをガンガン車をぶっ飛ばしながらエッフェル塔に向かって疾走するシーンはその迫力に驚いてしまった。悔しい。監督が「ハムナプトラ」のスティーブン・ソマーズということで、この人はスペクタクルシーンの合間に物凄い密度でストーリーの説明をする人なので、ボヤっとしてると映画の状況がサッパリ分からなくなる。なので、目が疲れるだけでなく、結構ストーリーを追うために頭も疲れてしまう。英語だからあまり気になりませんが、役者たちのかけあいは、まるで昼メロのように説明くさいと思うな。
映画の1シーンにブレンダン・フレイザーが登場しており、なんでこの程度の役に(一応メジャーな)ブレンダン・フレイザーなんだろうと疑問に思ったのですが、これは「ハムナプトラ」つながりだったのですな。
出演する役者の有名無名ちょっとだけ有名の混ぜっぷりが面白く、キャスティングも楽しめました。一番の有名ドコはデニス・クエイドでそこそこ出番あり。知名度があってギャラが安めな感じで良いチョイスだと思う。シエナ・ミラーは映画よりもジュード・ロウの元婚約者とか、ゴシップ方面で活躍する人で、映画でじっくり見るのはおそらくこれが初めて。美人ではあるが余り印象に残らない顔立ちですが、ビッチな悪役がとてもよく似合っていました。黒ブチの眼鏡もイイ。しかも悪者だった理由が洗脳されていたからというのもオイシイ役どころなんだけど、洗脳が解けて悪役じゃなくなると途端につまらない女に見えてしまいました。日本ではオバさま市場をペ・ヨンジュンと分け合うイ・ビョンホンは当然(上だけですが)脱ぎあり。キテレツな東京の寺で忍者修行をする役というのは韓国人的にどうなのか?殺陣は非常にがんばってましたが、演技のタイプとしては「G.I.ジョー」より「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」のほうが合ってると思う。
おそらくデニス・クエイドの次に有名なのが「スターウォーズ/ファントム・メナス」のダース・モールを演じたレイ・パーク。刀さばきを見るだけでレイ・パークだと分かるのはスゴいが、またしても顔の出ない役でチト可哀想。続編でマスクを取った姿を別な役者に変えられてしまわないか、「スリーピー・ホロウ」と同じ扱いを受けるんじゃないかと今から不安であります。ソコを心配するならこの映画にそもそも続編があるのかを心配するべきなんですが。
こんな人にオススメ:アメコミ系列でいうならばファンタスティック・フォーよりは面白い
でもって映画はなかなか面白かったです。CGによるスペクタクルも見慣れており、「今更CGなんぞには驚かんぞ」と、こちとら結構斜に構えた見方をしていたのですが、パリの町並みをガンガン車をぶっ飛ばしながらエッフェル塔に向かって疾走するシーンはその迫力に驚いてしまった。悔しい。監督が「ハムナプトラ」のスティーブン・ソマーズということで、この人はスペクタクルシーンの合間に物凄い密度でストーリーの説明をする人なので、ボヤっとしてると映画の状況がサッパリ分からなくなる。なので、目が疲れるだけでなく、結構ストーリーを追うために頭も疲れてしまう。英語だからあまり気になりませんが、役者たちのかけあいは、まるで昼メロのように説明くさいと思うな。
映画の1シーンにブレンダン・フレイザーが登場しており、なんでこの程度の役に(一応メジャーな)ブレンダン・フレイザーなんだろうと疑問に思ったのですが、これは「ハムナプトラ」つながりだったのですな。
出演する役者の有名無名ちょっとだけ有名の混ぜっぷりが面白く、キャスティングも楽しめました。一番の有名ドコはデニス・クエイドでそこそこ出番あり。知名度があってギャラが安めな感じで良いチョイスだと思う。シエナ・ミラーは映画よりもジュード・ロウの元婚約者とか、ゴシップ方面で活躍する人で、映画でじっくり見るのはおそらくこれが初めて。美人ではあるが余り印象に残らない顔立ちですが、ビッチな悪役がとてもよく似合っていました。黒ブチの眼鏡もイイ。しかも悪者だった理由が洗脳されていたからというのもオイシイ役どころなんだけど、洗脳が解けて悪役じゃなくなると途端につまらない女に見えてしまいました。日本ではオバさま市場をペ・ヨンジュンと分け合うイ・ビョンホンは当然(上だけですが)脱ぎあり。キテレツな東京の寺で忍者修行をする役というのは韓国人的にどうなのか?殺陣は非常にがんばってましたが、演技のタイプとしては「G.I.ジョー」より「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」のほうが合ってると思う。
おそらくデニス・クエイドの次に有名なのが「スターウォーズ/ファントム・メナス」のダース・モールを演じたレイ・パーク。刀さばきを見るだけでレイ・パークだと分かるのはスゴいが、またしても顔の出ない役でチト可哀想。続編でマスクを取った姿を別な役者に変えられてしまわないか、「スリーピー・ホロウ」と同じ扱いを受けるんじゃないかと今から不安であります。ソコを心配するならこの映画にそもそも続編があるのかを心配するべきなんですが。
こんな人にオススメ:アメコミ系列でいうならばファンタスティック・フォーよりは面白い
山形スクリーム
由紀さおりが歌謡曲を歌う映画にハズレなし。内容はともかく、その歌だけで料金分はペイしたも同然。年齢をモノともしない艶のある声で「ゲバゲバ~パヤッパ~」は必見。いや必聴!もうこの映画は笑える/笑えないで判断すべきレベルじゃあないね。
じゃあ何で判断すべきかといいますと、この映画が面白いかどうかはひたすら観る側に竹中直人的な要素が存在するか、それに尽きると思う。血中竹中度が高ければひたすらこの映画は楽しめるハズ。これまでの竹中直人の映画とガラリと変わって、彼がテレビに出だした頃の「笑いながら怒る」パフォーマンスのようなハイテンションで押し切っているので、ついていけない人も多いのではないかと思います。自分は結構笑ってしまいましたが。
「山形スクリーム」を観て何となくティム・バートンの「マーズ・アタック」に似ていると思いましたが、「山形スクリーム」は邦画の総力を結集(?)して怪優、怪女優を集めただけあって、役者のキテレツ度だけは負けてない。出てこないのは白石加代子と平幹二朗ぐらいか?しかしせっかく広田レオナと荻野目慶子の怪女優の2トップを呼んでも二人が絡まないのが、それをやってしまうと映画が別モノになってしまうとわかっちゃいるのだが非常に残念。今回の怪優ナンバー1はやっぱり井口昇でしょう。スゴいよねこの人。冒頭のバスのシーンでスタイルのいい(成海璃子はさておき)女性陣と対比して、井口昇の頭だけをワザとCGで大きく見せてるんだと思っていた。おなかが大きくて手足が貧弱というキューピーそのままの幼児体型にキューピーとは似ても似つかないご面相。別にスゴい演技をしている訳でもないのに目がそらせない。監督としての技量も合わせて、天は井口昇に二物を与えたね。
「罪とか罰とか」に続いてのコメディー登板である成海璃子ですが、この映画では彼女の役割はコメディではなく映画の核となるシリアスパートなので映画の中では余り精彩がなく、沢村一樹ともども損な役回りであります。沢村一樹だからてっきりこっちもバカ化すると思ってたけれど、ここはアテが外れた感じです。「マーズ・アタック」になぞらえるなら、あっちがスバラシイのはあれほどの贅沢なアイディアや役者を起用しておきながら驚くほど内容が無い事であって、「山形スクリーム」はその点で思い切りが悪く見えてしまう。そこが残念でした。
こんな人にオススメ:誰か好きな役者が出ていれば、観てみるのもいいかもしれない。
じゃあ何で判断すべきかといいますと、この映画が面白いかどうかはひたすら観る側に竹中直人的な要素が存在するか、それに尽きると思う。血中竹中度が高ければひたすらこの映画は楽しめるハズ。これまでの竹中直人の映画とガラリと変わって、彼がテレビに出だした頃の「笑いながら怒る」パフォーマンスのようなハイテンションで押し切っているので、ついていけない人も多いのではないかと思います。自分は結構笑ってしまいましたが。
「山形スクリーム」を観て何となくティム・バートンの「マーズ・アタック」に似ていると思いましたが、「山形スクリーム」は邦画の総力を結集(?)して怪優、怪女優を集めただけあって、役者のキテレツ度だけは負けてない。出てこないのは白石加代子と平幹二朗ぐらいか?しかしせっかく広田レオナと荻野目慶子の怪女優の2トップを呼んでも二人が絡まないのが、それをやってしまうと映画が別モノになってしまうとわかっちゃいるのだが非常に残念。今回の怪優ナンバー1はやっぱり井口昇でしょう。スゴいよねこの人。冒頭のバスのシーンでスタイルのいい(成海璃子はさておき)女性陣と対比して、井口昇の頭だけをワザとCGで大きく見せてるんだと思っていた。おなかが大きくて手足が貧弱というキューピーそのままの幼児体型にキューピーとは似ても似つかないご面相。別にスゴい演技をしている訳でもないのに目がそらせない。監督としての技量も合わせて、天は井口昇に二物を与えたね。
「罪とか罰とか」に続いてのコメディー登板である成海璃子ですが、この映画では彼女の役割はコメディではなく映画の核となるシリアスパートなので映画の中では余り精彩がなく、沢村一樹ともども損な役回りであります。沢村一樹だからてっきりこっちもバカ化すると思ってたけれど、ここはアテが外れた感じです。「マーズ・アタック」になぞらえるなら、あっちがスバラシイのはあれほどの贅沢なアイディアや役者を起用しておきながら驚くほど内容が無い事であって、「山形スクリーム」はその点で思い切りが悪く見えてしまう。そこが残念でした。
こんな人にオススメ:誰か好きな役者が出ていれば、観てみるのもいいかもしれない。
梅干し
梅干しを作るようになったのは去年から。最初は上手くいくか不安だったのですが、これが思いのほか手間要らずの苦労知らずで、減塩梅干しなんて小賢しいことを考えなければ結構大雑把でもいけることが判明。去年は5キロの梅を漬けましたが、5キロだと大体半年くらいで食べ切ってしまうため、今年は6月の末に12キロ漬けました。

2つの瓶に5キロずつ

2キロはガラス瓶で
わざわざ2キロをガラス瓶で漬けたのは、アリが巣を作る様子を横から見る教育用のVTRがありますが、あんな感じで梅酢が上がる様子を見たかったからであります。ただ、重石をかけないと梅酢が上がりきらず、あわやカビの憂き目にあいそうで、ガラス瓶に入る重石なんてドコにあるんだとアセりましたが、厚手のビニール袋に米を3キロほど入れて、それで重石にするという一休さん的アイディアで切り抜けたのでありました。米の変わりに水を使ってもモチロンいいのですが、水だと万一ビニールから漏れた時に梅が台無しになってしまうので、まだしも米なら梅には問題が起きないだろうと。

しかし後で米を抜くのが非常にやりづらい。
梅が梅酢に完全に浸れば一安心。あとは梅雨が明けて土用干しを待つばかり・・・だったのですが、今年のしつっこい梅雨には心底参りました。このまま冷夏だったら来年まで梅漬けのまま持ち越さなきゃと半ば今年の土用干しは諦めていたのだ。

2つの瓶に5キロずつ

2キロはガラス瓶で
わざわざ2キロをガラス瓶で漬けたのは、アリが巣を作る様子を横から見る教育用のVTRがありますが、あんな感じで梅酢が上がる様子を見たかったからであります。ただ、重石をかけないと梅酢が上がりきらず、あわやカビの憂き目にあいそうで、ガラス瓶に入る重石なんてドコにあるんだとアセりましたが、厚手のビニール袋に米を3キロほど入れて、それで重石にするという一休さん的アイディアで切り抜けたのでありました。米の変わりに水を使ってもモチロンいいのですが、水だと万一ビニールから漏れた時に梅が台無しになってしまうので、まだしも米なら梅には問題が起きないだろうと。

しかし後で米を抜くのが非常にやりづらい。
梅が梅酢に完全に浸れば一安心。あとは梅雨が明けて土用干しを待つばかり・・・だったのですが、今年のしつっこい梅雨には心底参りました。このまま冷夏だったら来年まで梅漬けのまま持ち越さなきゃと半ば今年の土用干しは諦めていたのだ。
サマーウォーズ
「時をかける少女」で一躍名が知られるようになった細田守監督の新作です。キャラクターデザインが「時かけ」に続いてエヴァンゲリオンの貞本義行氏なのですが、エヴァと比べるとオタクっぽさが抜けているのが興味深い。
物語は、数学オリンピックの日本代表を逃した高校生の男の子が、憧れの女の先輩と彼女の田舎に帰省したらサア大変!というものです。彼女の田舎では90歳の女家長を中心に一族郎党ガッチリと結束した大家族で、この大家族の描写がとても面白かった。このような旧家でもないが、自分の子供の頃の正月に親戚一同、大人も子供も合わせて20人近い人数が集まってお節や雑煮を食べていた記憶が蘇る。劇中でも皆が集まってご飯を食べるシーンが妙に見応えがあって、ああいうのはジジババが健在であってこそ成立する世界なんだよなあ。
大家族のホームドラマを丁寧に描く一方で、仮想世界のCGの表現にも力が入っており、「サマーウォーズ」はこのデジタルとアナログの二つの世界の両方を行き来することで物語が楽しめる仕掛けになっている。逆にいうと、どちらか一方が楽しめないと、映画としては半分も楽しめないのではないかと思う。個人的には仮想世界のメリーゴーランドと宇宙ステーションが合わさったようなデザインは良かったが、今ではもう仮想世界というネタが人口に膾炙した感もあり、どんな世界を見せられても「こういうのもアリかもね」と冷静に受け止めてしまう自分がちょっと悲しい。
「時をかける少女」が面白かったので、当時ネットで色々感想を読んでいたのだが、ある女性の意見で「主人公がガサツ過ぎる」というのがあった。たくさん桃を入れた袋を自転車の前かごに乗せて自転車でガタゴト走る感覚とか、冷蔵庫を開け放してプリンを食べるシーンとか、書き込んだ女性自身もそれが主人公の大雑把な性格の描写であることは理解した上で、どうしても違和感が拭えなかったという発言だった。男の目線だと全く気にならなかったが、言われてみると成る程なあと思う。確かに自分の娘が開け放した冷蔵庫の前でモノ食ってたら、まず冷蔵庫を閉めろとハリ倒すな。
・・・という感想が妙に記憶に残っていたため、何が言いたいのかと言いますと、スパコンや漁船を持ち込むために縁側や門を破壊するシーンが物凄く気になってしまった。ああ、せめて池から飛び出した鯉を戻すくらいのフォローをしてほしかったなー・・・と、我ながら小姑じみたあら探しっぽくてちょっと嫌。
こんな人にオススメ:3Dの犬や大美人ではなく「サマーウォーズ」こそ家族で観て欲しい
物語は、数学オリンピックの日本代表を逃した高校生の男の子が、憧れの女の先輩と彼女の田舎に帰省したらサア大変!というものです。彼女の田舎では90歳の女家長を中心に一族郎党ガッチリと結束した大家族で、この大家族の描写がとても面白かった。このような旧家でもないが、自分の子供の頃の正月に親戚一同、大人も子供も合わせて20人近い人数が集まってお節や雑煮を食べていた記憶が蘇る。劇中でも皆が集まってご飯を食べるシーンが妙に見応えがあって、ああいうのはジジババが健在であってこそ成立する世界なんだよなあ。
大家族のホームドラマを丁寧に描く一方で、仮想世界のCGの表現にも力が入っており、「サマーウォーズ」はこのデジタルとアナログの二つの世界の両方を行き来することで物語が楽しめる仕掛けになっている。逆にいうと、どちらか一方が楽しめないと、映画としては半分も楽しめないのではないかと思う。個人的には仮想世界のメリーゴーランドと宇宙ステーションが合わさったようなデザインは良かったが、今ではもう仮想世界というネタが人口に膾炙した感もあり、どんな世界を見せられても「こういうのもアリかもね」と冷静に受け止めてしまう自分がちょっと悲しい。
「時をかける少女」が面白かったので、当時ネットで色々感想を読んでいたのだが、ある女性の意見で「主人公がガサツ過ぎる」というのがあった。たくさん桃を入れた袋を自転車の前かごに乗せて自転車でガタゴト走る感覚とか、冷蔵庫を開け放してプリンを食べるシーンとか、書き込んだ女性自身もそれが主人公の大雑把な性格の描写であることは理解した上で、どうしても違和感が拭えなかったという発言だった。男の目線だと全く気にならなかったが、言われてみると成る程なあと思う。確かに自分の娘が開け放した冷蔵庫の前でモノ食ってたら、まず冷蔵庫を閉めろとハリ倒すな。
・・・という感想が妙に記憶に残っていたため、何が言いたいのかと言いますと、スパコンや漁船を持ち込むために縁側や門を破壊するシーンが物凄く気になってしまった。ああ、せめて池から飛び出した鯉を戻すくらいのフォローをしてほしかったなー・・・と、我ながら小姑じみたあら探しっぽくてちょっと嫌。
こんな人にオススメ:3Dの犬や大美人ではなく「サマーウォーズ」こそ家族で観て欲しい