こんにちは!生チョコぽん酢です。

毎日毎日暑いですけど、ここのところ「毎年こんなに暑かったっけ」みたいなことを思うのです。

日本には四季がありますが、夏と冬って真逆じゃないですか。

冬を過ごすと、夏の感覚が無くなってしまうので、去年と比べてどうだったかなんて分からなくなるのですよね。

そんなことを思ってたら以下のニュースが目に入りました。


どうやら今年の夏は過去最高に暑いらしいです。

ですよねー。

そんな気がしていました。

こんな炎天下で車の仕事をするのって結構しんどいです。

介助の時は汗だくだし、車のエアコンも酷使するし、何よりガソリン代がね・・・。

こんな時期にまた値上がりしてきています。

仕事で車を使っていると、10円20円の値上げでも月に万単位で負担が増えるので、結構大変なのです。

私のような小規模の事業所ですらこれだから、もっと規模の大きな運送業は本当にキツイと思います。

以前の記事で書きましたが、日本て値上げを良しとしない空気があるので、価格転嫁なんて簡単にはできないのです。

電気代とか公共料金なんかは何の前触れもなく平気で値上げできるのですけどね。

あそこまで強気に振舞えるのは、競争相手が少なく依存性の高い一部の業種に限りますよ。


さて、今日は景気のお話になります。

どうやら日本では物価高に伴う倒産件数が過去最高だそうです。


(最近いたるところで過去最高とか過去最低という極端な単語を目にすることが多い気がします)

それに伴い、借入が残ったまま倒産する企業も増加しているそうです。

経営が厳しいから借入するのだから当たり前だ

と言われそうですが、以前どこかの記事で説明したかもしれませんが、本来中小零細企業というのは経営が厳しい時ほど借入するのが難しい仕組みでした。

だから昔は「借りれる時に借りろ(順調な時)」が常識だったのです。

これは当たり前と言えば当たり前で、銀行からしたら業績が順調な会社に貸した方がリスクが少ないからです。

逆に業績が悪化して今にも倒産しそうな会社にお金なんて貸したら、そのまま踏み倒されるリスクもあるわけで。


しかしこのような常識は、コロナ禍で嘘みたいに消え去りました。

これもコロナ禍で訪れた大きな変化の1つです。

コロナという世界的な非常事態により、国家ぐるみによる様々な自粛が行われ、経済に大打撃を与えるわけですが、

それに伴い業績が悪くなった企業の救済措置として、無保証無担保という異例の融資を行い、多くの企業に積極的に借り入れをさせたのですね。

恐らくコロナ融資を使わなかった企業の方が少数派だと私は思います。

何故なら、私の記憶では前年度か前々年度比で5%だったか?売り上げが下がっている月が1ヶ月でもあれば適応されたからです。

 

多分介護事業所だからというわけではないと思うので、ほとんどの企業が対象となるのですよね。

なので、経営が悪化している会社は問答無用で借入をしたし、経営が悪化していなくても社会への不安から「借りれる時に借りよう」の精神で限度額の融資を引っ張ってくるのは、経営者としては自然な心理なのですよ。

このような背景から、最近の違和感のある景気(実態が伴わないけれど数字上は税収が上がっていたりとか)は、こうした社会的な背景によるものだと私は分析しています。

しかし、そういった企業達が、資金を使い果たし、事業を畳むという事態が増えてきているそう。

 

(貸し倒れも過去最多みたいです)

 

このように、多くの会社がコロナ融資を受けている現状で、本当に経営難に陥っていた会社がその場限りの融資を受けたところで、永遠と食つなげるわけではありません。

 

私が行っていた介護事業所も同様で、倒産が後を絶ちません。

(介護事業所の倒産も過去最多みたいです)

 

介護事業所は儲からないけど食いっぱぐれが無いように思われるかもしれませんが、元々が薄利すぎてコロナ禍でやっていくのは無茶苦茶大変なのです。


ちなみに、こうした貸し倒れについて誤解してはいけないのは、貸したお金が消えてなくなったわけではありません。

事業融資ですから税金を私利私欲の為に使ったわけではなく、従業員の給与や取引先等に流れているので、経済には多大な貢献をしたわけですから一概に悪だとは言えないのです。

 

そしてこれが現在の今世紀最大のバブルを引き起こしました。


ですが、巨額の税金を異例の条件で借りて踏み倒すということが、正しいことだとも言い切れません。


それに・・・ふたを開けてみると、上記で説明したような健全な使い方をしていない場合もあるのではないのかなと。

今回のコロナ融資はあくまで運転資金として貸し出されるものですから、赤字の補填に使っていくものであり、違う用途で使ったら駄目なのですけどね。

あまり大きな声では言えませんが、

 

・例えば受けた融資で役員達の報酬を増やしたり、

・親会社が子会社に一斉にコロナ融資を受けさせてそれを吸い上げ、業績を偽ったり別の使い方をしちゃったり

・無保証無担保で借りたお金で保障人有り担保有りの従来の借入を返済しちゃったり

コロナ禍って何もかもがハチャメチャで、非常時につき何でも許されるような空気があったのですね。

 

あの時期にした銀行員とのやり取りも、いつか記事にしようとは思いますが、本当に秩序が崩壊していました。

 

世の中にはこうした混乱に便乗して一儲けしようと企む人が出てくるのも当然で、貸した側も借りた側もこれから色々な問題が起こってくるのかもしれません。

 

日本の銀行はまた一歩、崩壊に近づいたような気がしなくもないです。

 

最終的に生き残るのは2つの銀行くらいじゃないでしょうか。

 


おわり


(本日の裏記事は、多くの人が勘違いしている自己破産の落とし穴をお届けします)

 

 

↓【オススメ商品記事】災害への備え

 

 

 

 

↓必ず読んでおきたい本