こんにちは!生チョコぽん酢です!
今日は通常営業ですが昨日までのフル稼働と違ってゆったりしています。
天気もいいし、洗車して掃除して、昔からお世話になっているお寺さんに新年の挨拶して、朝からとても気分がいいです(書いている時点では朝)。
そういえば昨日の記事で紹介した中国人さんは交通事故だったのですが、以前確かこの記事でも話しましたが交通事故後の患者さんを搬送する機会がとても増えました。
記事にしていないだけで最近は骨がぼっきぼきの患者さんとお会いする機会が多いです。
だから交通事故の件数が増えているのかなーとか思うのですが、警察の統計を見てみると令和2年度までのしか載っていません。
うーん。
癌の統計の記事でもそうでしたが、こういうのって結構時間がかかるのでしょうかね。
コメントで「統計は2年後だからそろそろ2021年度のが出てきますよー」と教えてくださった博識な読者様がいらっしゃり(建設的なご意見助かります)、時間差で公開されるのかもしれません。
一方で、市区町村ベースの統計って結構タイムリーなんですよ。
あれは2020年の頃だったと思います。
私の地区でやたらと火災現場を目撃することがありました。
うわ、どうしたどうした
と怖くて、生れて初めて自分の地区の火災の推移を見たところ・・・
例年とあまり変わりなかったのです。
その時は「あー、知らないだけで毎年たくさんの火災があるんだなー」と思ったのを覚えています。
救急車の出動件数についても、「最近やたらと救急車を見かける」という声がありますし、調べてみると。
私の地区では例年とほとんど変わらないのです。
癌の統計が気になっていますが、もしかしたらこれもそういうオチがあるのかな。
まぁ少子化についてはあれだけ顕著な数字が表れているわけだし、日本の統計は嘘をついているとは考えなくていいと思うのです。
蓋を開けるまではわかりませんがどのような結果にせよ、年始早々暗い話題ばかり書いていたので、今日はここ2ヶ月間で面白かった出来事を記事にしてみようと思います。
ネタとして読んでもらえれば嬉しいです。
ではどうぞー!
(そしてめっちゃ長いですよー!)(タイトルの件は一番最後です)
1)病院のエレベーター
怪談話じゃありません。
大学病院からの転院搬送依頼がありストレッチャーでお迎えにあがりました。
ストレッチャーって大きいから、外来者が乗る一般のエレベーターだと乗りません。
だから私のような搬送業者はスタッフ用の大きな搬送エレベーターを使わせてもらいます。
そこから病棟に向かい、患者さんを降ろしてくる感じです。
当然内部用の搬送エレベーターですから、ご入院中で手術に向かう患者さんや、病院の医師や看護師さんがメインで使うもので、
どこの病院にもこうした搬送用エレベーターがあるのですが、ここの病院は規模が大きいので4基も備わっている為、ボタンを押せばそこそこ早く降りてきます。
エレベーターを待つ空間も広いです。
多分ストレッチャーや病棟ベッドの方が6名7名は待てるくらいの広さがあります。
この日もいつも通り、そこでエレベーターが来るのを待っていました。
しかし・・・
中々来ません。
5分くらい待ったでしょうか。
おかしいなぁと思いソワソワしながら待っていると、背後のエレベーターが開きました。
振り返ると、そこには病棟ベッドに寝ている患者さんと、完全防護の看護師さんが複数名乗っています。
そして無言のまま扉が閉まりました。
なんだろうと思いながら待っていました。
エレベーターは来ません。
そして再び背後のエレベーターが開きました。
乗れるかな?と思い振り返ると、そこには病棟ベッドに寝ている患者さんと、完全防護の看護師さんが複数名乗っています。
同じ人です。
また目が合います。
再び無言で扉が閉まりました。
そこから5分くらい経ったでしょうか。
まだエレベーターが来ません。
一応言っておきますが、4基あるんですよ。
そして完全に流れが止まっていますから、この時点でエレベーターを待つ空間も渋滞状態です。
遅刻する;
さらにソワソワしてきます。
そしたらやっと、背後のエレベーターが開きました。
中には・・・
また同じ光景が・・・・w
ん?
となりましたが、そしたらしびれを切らした中の看護師さんが割と大きな声でこう言います。
「こーびとこーびと」
一瞬求愛されたのかと思いドキッとしましたが、
(いや実は中学生の頃女子から「好きです」と言われたら、相手の苗字も知らないのに「実はぼ、ぼくも昔から!!」と釣られて言ってしまうほど薄っぺらい男なのです)
これは多分コロナの患者さんという意味です。
病院内ではコロナではなくコービットと呼んでいるみたいです。
再び看護師さんが大声でこう言います。
「離れてください皆さん離れてください」
ちなみにベッドに寝ているのはまだ10代くらいの男の子でした。
毎日のようにコロナ患者さんを搬送している身としては、どのようなリアクションをしていいのか分からないながら、指示に従ってそこのエレベーターから離れます。
しかし既にエレベーターを待つ空間には人がごった返していますから、もう満員電車状態です。
そして再び扉が閉まります。
一体何だったんだろう。
何かの訓練かな。
そんなことを思いながら、完全に遅刻していることに気付きます。
病棟に電話しようにも、この空間は電波が入りません(多分遮断されてる)。
困ったなぁと思いながらソワソワしていると、
やっとエレベーターが来ました。
しかし・・・・
中にはあの人たちの姿が・・・・ww
流石に噴出してしまいました。
そしたら別の出入り口から救急の先生や看護師さんが来て「どうしたの?」と完全防護の看護師さんに聞きます。
エレベーターに乗っている完全防護の看護師さんは「エレベーターが壊れていて、何度下を押しても上に行ってしまう」などというやり取り聞がこえました。
ちなみに救急から来た先生方は何の防護もしてません。
それで操作?をして。
全てのエレベーターが動き出しました。
これ、おまいらが操作ミスして他のエレベーターをロックしてただけじゃね!?
ちなみに病棟には「すみません遅刻してしまって」の一言しか言えませんでした、この一連の出来事を伝えようがないのでw
2)エンストおじさん
毎日道路を走っていると色々と面白い出来事が見れます。
些細なことではあるのですが、印象に残っている出来事を2つ書きます、まず1つ目。
つい先日、まだ朝の通勤ラッシュの時間帯でしたが、依頼先のご自宅に向かっていました。
赤信号で停車したところ、向かいの歩道で、よく言えばレトロな、悪く言えばボロッボロの原付を、一生懸命キック(エンジンかけてる)している中年のスーツ姿のおじさんがいます。
キック式懐かしいなぁ
とか思いながら見ていましたが、エンジンがかかり、そのまま私の進行方向に走り出しました。
しばらくして私も信号が青になったので走りだします。
1kmほど進んだところでまた赤信号で停車して、ぼんやり辺りを見ていたところ。
向かいの歩道で、一生懸命キックしているスーツ姿のおじさんが!
エンストしたのかなぁ
とか思いながら見ていましたが、エンジンがかかり、そのまま私の進行方向に走り出しました。
しばらくして私も信号が青になったので走りだします。
再び交差点で赤信号で停車したところ。
流石にいないだろと期待半分であたりを見ましたが、いませんでした。
流石にそうだよなぁ
とか思いながら信号を待っていると、左側からカシャンカシャンという音が!
お!?
と思い見てみると、歩道の建物の陰でおじさんが一生懸命足エンジンをかけているではありませんか!
おぉぉー!
何かどんでん返し系の映画を見終わった時の感動がありました。
デイビットフィンチャー監督もびっくりの展開でしたよ。
それにしても昔を思い出します。
キャブレターってこの寒い時期だと何故か安定しないんですよねーw
見たところ軽く30年落ちです。
もうキャブ車って見ないですものね。
大切に乗っているんだなーってほっこりしました。
3)ほうきおじさん
道路で起こった面白い出来事の2つ目です。
搬送依頼があり出動してからすぐでした。
道路のど真ん中に竹ぼうきが横たわっています。
通れない。
流石に踏みつけて通るわけにも行きませんから、近くで剪定作業をしていた高齢の男性作業員さんにお声がけしました。
「あのー!こんにちは!ちょっと道通れません!」
そしたら男性作業員さんは険しい顔で
「すみません」
と言うのですが、なぜかジェスチャーが両手をクロスしてバッテンにするのです。
また険しい顔で「すみません」と言って両手をクロスして謝ってきます。
それを何回も繰り返しながら竹ぼうきをどけて、私が「ありがとうございまーす!」と言って通り過ぎる時にも、
「すみません」と言って両手をクロスして謝っていました。
そのジェスチャー何!?w
めっちゃ気になって気になって、一日中意味を考えちゃいました。
これ、光景を想像してみると、結構笑えません?w
4)民間救急と鰤
皆さん釣りをされますか?
私は鰤(ブリ)が大好きです。
お刺身も美味しいししゃぶしゃぶも最高。
私の名前の由来です。
そんな鰤ですが、あれは出世魚と言って、大きさによって名称が変わるんですね。
1)イナダ→2)ワラサ→3)鰤(ブリ)
私の地域ではこんな呼び方をしますが、地域によっても1)と2)辺りをハマチと呼んだり、1)と2)の間あたりをイナワラと呼んだり、ややこしいです。
それで肝心の大きさなのですが・・・
実は明確な定義がありません。
一応言っておくと、水産庁は70cm以上が鰤だと明確に記載されています。
でも釣り船で70cmの鰤を釣って「わぁ鰤だぁぁぁ!」と騒いでみてください。
周りからは白い目で見られますよ・・・。
そう、現場(漁師さんや釣り人さん)では、70cmは鰤とは呼びません。
では何センチ以上かと言いますと。
穏健派=80cm以上
強硬派=90cm以上
過激派=1メートル以上(10kg以上)
こんな感じです。
つまり、それ以下はワラサということで、過激派の人からみたら98cmでもワラサです。
メーターのワラサってねw
これはどういう事情かと言いますとね。
「自分が釣ったことがある1番大きな魚こそが鰤だ」とする男の見栄なんですよ。
例えばBさんが今まで最大で90cm釣ったことがあるならBさんにとっては90cm以上が鰤となり。
Cさんの最大サイズは1メートルだったら1メートル以上が鰤となる。
とまぁ、こんな感じですw
ですから現場の人間からすると、スーパーで鰤として売られているものは鰤ではありません。
くれぐれも現場の人間相手に鰤料理を振舞う時は言葉にご注意ください。
あなた「こちら鰤という名のワラサ大根です」
相手「お、分かってるじゃん」
となります。
え?私はどうかって?
私は自分が釣った魚は全て鰤と呼びます(←)
実はこれ、民間救急にとても似ています。
民間救急とは何なのか?
正直私には分かりません。
というか、明確な何かは無いのです。
現職の人間ですがたくさん調べました(←ww)
調べてみて一番多い論調は「消防で患者等搬送乗務員の資格を取ること」というものです。
確かに私も持っていますが、別に持っていなくても民間救急をすることができます。
これは法的な拘束力があるものではないですよ多分。
だって患者等搬送乗務員の資格を持っているからといって民間救急を名乗らず介護タクシーを名乗る人も多いわけで。
あくまで事業主がどのような仕事がしたいのか?というコンセプトがベースになっているんです。
しかし現場の人間に話を聞いてみると
ある民間救急Aさんは「やっぱAED積んでるとこじゃない?」となるし、
ある民間救急Bさんは「やっぱ酸素とストレッチャーで2名搬送できるとこじゃない?」となるし、
ある民間救急Cさんは「救急って名前があるし医療従事者の資格を持っていることが条件だ!」となる。
まさに鰤現象です。
AさんBさんはそう思い、たっっかいお金を投資したからそうなるわけで、Cさんは自分がそうだから自分こそが民間救急でそれ以下は認めないという心理なわけなんですよ。
Cさんの1メートル以上ってねwww
確かに誰もが認める鰤ですよw
でもそれ以下は鰤じゃないって凄まじい理屈でしょw
とまぁ。
男の世界ってユニークですよっていうお話でしたw
え?私の意見?
自分がそう名乗れる経験を積んでからが民間救急です!
あと話が全然変わりますが、今度消防本部に用事で行くことになりそうなのですが、もしこんなこと聞いてみて欲しいとかあったらコメントに書いておいてください。
もちろん聞ける内容は限定されるし、聞いても明確な回答があるかどうかなんてわかりませんけどね。
明日から二連休です。
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