まず一番大きな暴動が起きているには中国です。年間20万件の暴動が起きています。もちろん、人が殺されています。しかし、共産党社会はそれが報道されなければ事件にならないのです。この間の天津の大爆発もそうです。あの事件も何人死んで、原因は何か、一切不明です。政府が追及させないのです。「問題があったら殺して埋めればよい」という考えです。中国の新幹線がそうでした。新幹線が橋から落ちたら、そこに穴を掘り新幹線の中に人間がいるのにそのまま埋めてしまうのです。そうすれば、事件はなかったことになります。
聞くところによると中国では年間20万件の暴動が起きています。「暴動が起きている」ということを教えてしまうと連帯ができてしまいます。中国全土で連帯して暴動の輪が広がってしまうので、中国共産党は「暴動はない」という立場で報道を抑えてしまうので、出てこないだけなのです。これは中国の話です。
チベット、モンゴルも、暴動だらけです。まして、イスラムはISISが暴れています。インドは今ヒンズー教徒です。仏教とは少しいますが、全体の人口の10分1くらいです。ヒンズー教はシバ神を信仰しているのです。麻原彰晃もシバ神を拝んでいました。シバ神とは、破壊の神です。
何のために破壊をするのかというと、新しい創造をするために破壊の神がまず暴れるのです。麻原彰晃の思想はそうです。「新しい世界ができるのだ。私はシバ神の生まれ変わりだ」と言って信者に信じさせたのです。
インド人は基本的に「破壊した後に建設が生まれるのだ」と考えているのです。インド人は大人しいのですが、ヒンズー教徒は戦闘的です。だから、ちょっと不満があると暴れるのです。暴動も年がら年中あります。
インドとパキスタンのヒンズー教徒の宗派の違いにより争いが起きてくるのです。インドはイスラム教、仏教、ヒンズー教など、様々な宗教が入っているのです。結果的には騒乱の巣なのです。すべての紛争の小競り合いは、宗教問題から発生するのです。インドは手がつけられません。
中国の場合は、まだ労働者は比較的優秀ですが、インドの場合、頭のよい人間はすごく優秀なのですが、他の大多数の人間は労働者には向きません。何故かと言うと気候が暑すぎるのです。暑すぎるから彼らはこのように考えます。「我々が生きている世界は夢だ。本当の世界は木陰に入って瞑想することだ。これが本当の世界だ」と考えるのです。瞑想して何でもできる世界が本当の世界です。インドは暑いので、脳天をさらしていたら大変なことになります。これは夢なのです。
木陰で瞑想する。これが本当の世界です。仏教でも空を飛ぶ話などでてきますが、みな瞑想の話です。瞑想の世界は何でもできるのです。「私は今雲の上にいる」、「私は海の中を潜っている」、「宇宙を飛んでいる」とも思えるし、瞑想だと何でもできるのです。瞑想の世界が本当の世界で、その世界が経典に書いてあるのです。
瞑想で見た世界なのです。空を飛び、神通力をもっているなどそうなのです。現実は何もできないのです。暑い現実の世界、これは夢なのです。このような伝統があるので、あまり人の命など大切にしていないのです。人の命を道具にしか思わないのです。生命の尊重などという思想はインドにはありません。実は仏教の発祥はインドではありません。ネパールに近いコーサラ国にお釈迦様がいたのです。
毎日毎日暴動があります。ISISの連中はよく見るとガムをかんで笑っています。笑って人殺しをやっているのです。人殺しを悦んでいるのです。良心が麻痺してしまったのです。「自分が人を殺している」という自覚がもうないのです。
単なるゲームです。ゲームと違って自分が死ぬかもしれませんが、自分などというものはもうないのです。人を殺した瞬間に自分はなくなってしまうのです。人を殺せば殺すほど、実は自分はもうないのです。だから争いが絶えないのです。
その争いの原因を深くいうと形而上学の争いです。形而上学というものは有害です。形而上学は想像した世界であり、眼に見えない世界のことを言っているのです。眼に見える世界のことを「形而下」と言います。眼に見える世界は「あるか」、「ないか」のどちらかです。
形而上学の世界は「あるか」、「ないか」で判断できない世界です。「天国」がそうです。「天国はありますか」と質問すると、信じる人にとっては「ある」のです。信じない人には「ない」のです。「天国を見せてみろ」と言われても見せられません。だから形而上学です。形而上学は無限の神を生んでいくのです。
神について人間はいくらでも想像できます。キリストのような神もいれば、アラーのような神もいれば、いろいろな神がいて、「天国とはどんなもの?」と聞くと、みなそれぞれに神がいるのです。
日本においては極楽と言ったのです。「天国とはこのようなもの」と現したのが、宇治の平等院です。言葉は「極楽」ですが、これは天国と同じことです。形而上学は何もないのです。ないから地上にそれを下すとイスラムの神になったり、キリストの神になったりするのです。神の教えもそれぞれ違うのです。
僕は「本当に神がいるなら出て来い」と言っているのです。天に現れて一言「わしが神である。戦争をやめなさい!お前たちの拝んでいる神は偽物である」と言えばいいのです。もし、そのように言ったら戦争はパッと止めてしまいます。形而上学だと無限の神が生まれてしまうのです。
神を信じる人は「神は唯一絶対」と思うのです。「唯一絶対」と思うから、それで戦争が起きてくるのです。「相手を殺さなければならない」という考えになるのです。
今の世界の紛争は、根本にそのような問題がありますが、もっと大きな問題はワン・ワールド主義者がアメリカに巣食っていて、その思想から生まれてくるのです。
「世界を一つにする」このように考えているのです。アルバート・パイクが「1回目(第一次世界大戦)はロシアを倒すために、2回目(第二次世界大戦)はドイツを倒すために。3回目(第三次世界大戦)はシオニストとイスラム教徒がお互いに滅し合い、いずれ世界の国々もこの戦争に巻き込まれ、それが最終戦争に結びつくだろう」と言っています。このシナリオにより世界は動いているのです。
これはキリスト教のヨハネの黙示録を土台にして考えられた世界統一に向けての動きです。「世界を統一してもらえば戦争はなくなる」と皆さんは思うでしょうが、本当に戦争はなくなるでしょうか。
どのような世界かというと、1対99の世界です。1%の人々が99%の富を握り、99%の人間が1%の富で生活するのです。これがワン・ワールドの正体です。そんな社会をつくれば絶対に戦争はありません。みな奴隷です。奴隷として管理するためには番号が必要です。みなに番号をつけて番号で管理するのです。それが「マイナンバー制」です。たまったものではありません。何も与えられないのです。余分になれば、処分するのです。殺処分ということです。
世界の人口は10億くらいがちょうどよいのです。残りの50億人は抹殺するのです。10億人くらいの世界をつくり、1%のユダヤ人が99%の人間を支配するのです。これを目指しているのです。これがワン・ワールドです。
そのような世界を造るためには、国の中に騒乱が起きなければいけないのです。フセインもカタフィイも倒されました。騒乱をつくり、そこに戦争の火種をつくり、争いを絶えないようにします。それを宗教戦争に見せるのです。
実は宗教戦争ではなく計画通りなのです。ウクライナもシリアも計画通り、すべて仕掛けられているのです。次にどこが仕掛けられえているのかというと、日本と中国です。これが南沙諸島の問題です。
もうアメリカは南沙諸島に軍艦を入れているのです。中国は「入るな、これは俺たちの国の領土だ!識別権があるのだ」と言っているのです。アメリカは識別権があっても入りますから喧嘩になります。今度はアメリカの後ろにくっついて自衛隊も入るのです。
すると中国は已むおえざる空爆が始まるのです。「待ってました!」とアメリカが応戦します。すぐに戦争です。どうしようもありません。
リチャード・コシミズ氏によるとドルは弱っていて、実際は借金まみれです。アメリカの借金は3千兆円あるのです。もうアメリカは終わっているのです。ドルでなど何も買えないのです。
コシミズ氏はおかしなことを言っています。「中国経済はアメリカの倍あるのだ」と言っていますが、あるわけがないのです。みな中国から引いているのです。そんなところで物を造っても儲からないのです。
もう紛争が始まります。そこで計画通り日本の自衛隊がまきこまれるのです。「アメリカが攻撃された、参戦だ!」となっていくのです。そのようなシナリオです。
何故そのようなことになってしまうのかというと、もちろんアメリカの直接的な支持はきますが、それと同時にこの流れは統一教会です。統一教会は、第三次世界大戦を想定した動きをしているのです。「第三次世界大戦は当たり前だ。絶対に第三次世界大戦は起きてくる」と考えているのです。統一教会の教義にヨハネの黙示録が入っているのですから、必ずそうなるのです。
自民党の中核の稲葉朋美、高市早苗、高村正彦、安倍晋三は統一教会です。驚くべきことです。「戦争が起きる」と決めているのです。「戦争が起きない」と決めている人は戦争を回避していきます。「起きる」と決めているので、「そのためには参加しなければならない。参加しないと乗り遅れる」と考えているのです。馬鹿を言っているものではありません。
安倍さんは面白い性格です。高校時代に先生が「おい、宿題やってきたか?」と聞くと「やってきました!」と言うのです。「提出しろ」と先生が言うと、「後で提出します」と言って出さないのです。先生が「まだ出ていないじゃないか。宿題をやっていないのか? ではお前には3倍の宿題を出す」と言われて3倍の宿題を出されたのです。
「できたか?」と先生が聞くと「できました!」と安倍さんは答えるのです。でも提出はしないのです。このやり方は同じです。アメリカの議会に行って「必ず7月までに安保法案を成立させます」と言ったのです。できるかできないかは、安倍さんの頭の中ではわからないのです。たまたまギリギリで安保法案をうまく通したのですが、高校時代の宿題の話は、ウソつきの安倍さんの性格をよく表しています。
先に何でもかんでも言ってしまうのです。それが今の自民党によく表れています。世界の紛争はなくなりません。どのように隙間をぬって被害をこうむらないように生きていくのかということしか我々にはできません。
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