キャリア・子育て・パートナーシップ…
愛と人生の舵を取り『本当に生きたい人生』を生きるためのセルフコーチングメソッドをお伝えする『フリーライフアカデミー』主宰。
フリーライフコーチで、 5歳女の子のママで写真家の鶴賀奈穂乃(つるがなほの)です

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「わたし」って誰なのかわからなくなった新婚時代【なほのSTORY 第6夜】前編はこちら!
パリでもロンドンでも東京でも、
パーティーで初めての方とお話するのが好きで、
それなりに顔も広い方だったので
知らない人でも大体共通の知り合いがいたりして、
パーティーの会話に
ほとんど困ったことのないわたし。
ところがグアムに行ってからは、
そもそもお友だちがいないので、
パーティーどころか
誰かと約束を決めてお食事というのも
ほとんどありません…。
夫のレストランがそれほど混んでいなければ
ひとりで家にいても寂しいので、
夫が出勤するのに合わせてわたしも家を出て、
レストランのカウンターで
飲んだり食べたりさせてもらうのですが、
思いがけずお店が混んできてしまうと、
ひとりカウンターに座ったまま、
時間を潰せるようなものもなく、
夫は接客で忙しくてお話どころではない…。
どうしようもないので、
そのまま数時間、
閉店までお店で彼を待つこともあれば、
彼が様子を見計らって
パパっとわたしを家に送ってくれたりと、
自分のことを
自分でまったく決められない日々…。
わたしたちは自他共に認める
オシドリ夫婦で、
結婚ってこんなにいいものなんだ!って、
みんなに話すほど
しあわせな新婚生活ではあるものの、
少しずつ
「なほの」というアイデンティティが希釈され、
一体わたしは誰なのか、
どんどん自分でも
よくわからなくなっていきました
毎日何度もキスをして、
愛していると言って、
本当にびっくりされるほど
仲良し夫婦だったわたしたちでも、
実は2年半前に日本に本帰国してから
つい最近までとても大変な状況の中で、
真剣に離婚を考えたことがあります。
どうしてそんなことになったんだろうと、
新しい"目”を持つことができた今、
この連載を書きながら考えてみると
大きな気づきがありました。
それは、
わたしが自分で勝手に
"妻”とか"お嫁さん”という
アイデンティティを着て、
家のことなどを最終的に決定するのは
一家の大黒柱で収入のある夫だから、
わたしはもちろん意見も言うけれど、
最終決定権は夫にゆだねようと決めていて、
自分の人生を、
自分の望むとおりにクリエイトする
という意思を、
結婚と同時に放棄してしまった
からなのだと思います。
この"妻”とか"お嫁さん”という
アイデンティティのイメージが
どこから来ているかというと、
11歳違いの両親の
夫婦の姿がそうだったからなのだと思います。
すごく自我が強くてすべてを決める父と、
本当は自我が強いのだけれど、
11歳年下で、
女性はやっぱり3歩下がったほうが美しい
という考え方の母とを見ていて、
わたしは絶対に亭主関白なひととは
結婚しない!と決めていて、
実際全然違うタイプのひとと結婚したものの、
わたしが勝手に
"三歩下がった貞淑な妻”のアイデンティティを着て、
勝手にグアムでの新婚生活に「不自由」を感じ、
でも夫のことは愛していて、
この結婚生活をうまく行かせたいと思うから、
またまた勝手に我慢して、
いろいろな感情に蓋をして
自分の中に溜め込んで言ったのだと思います。
大好きな夫が居心地いい家庭をつくるために
振り回されることになっても
できるだけ彼の不規則な予定に合わせる。
意見が衝突した時は
最終的に彼の決定に任せる。
彼が嫌がるだろうなということは、
できるだけ始めからしないようにする…。
これって一見思いやりのある行動に見えて、
実はこの言動の源にあるのは、
「わたしがわたしのしたいように
行動したら、
彼はしあわせになれない」
という、
意識が反映されているんだと思うんですよね。
わたしが自分の想いを通そうとして
散々両親と衝突していたから、
「自由」を求めて飛び出そうとしたり、
好き勝手にしようとしたら、
大切なひとを傷つけることになるかもしれない…。
そういう深い傷と思い込みが、
当時のわたしにはあったのだと思います。
だから結婚して時間が経つにつれて、
わたしは少しずつわたしらしさを抑え、
彼のしあわせの中に
なんとか自分のしあわせをみつけようとして、
勝手に自分で自分の「自由」を縛り付けながら、
彼や彼のお仕事のせいだと
被害者意識になって、
不満と不安と、
どうしようもないマイナスの感情が、
結婚9年を経て
静かに爆発したのだと思います。
もちろん結婚は
別人格のふたりが一緒に生きるのだから、
お互いに意見や希望が違うことがあるのが当然で、
そんなときはお互いに譲ったり、
どちらかに合わせたりする必要があることも
あるのだけれど、
「わたしがわたしらしくいることで
わたしも彼もしあわせ」
という意識や意図を持っていないと、
意見が衝突したときに
自分の意見に合わせてもらっても
こころの底から喜べなかったり、
本当にこれでよかったのかと
不安になったりして、
せっかくふたりでいられることや
ふたりの未来に
心からワクワクすることが
難しくなっていくんだと思います。
結婚して収入も何もかもなくなり、
自分を主張するのは妻としてよくない、
彼に合わせるほうがしあわせなんだと
思い込むことによって、
自分のアイデンティティが
よくわからなくなったわたしは、
彼の求める(と勝手にわたしが妄想していた)
理想のアイデンティティを
着込もうとしていたのだと思います。
そんなこと、
彼は全然求めていなかったのに。
結婚に限らずなのですが、
特に結婚は、
わたしと一緒にいることで、
わたしも相手もしあわせ
という
大いなるポジティブちゃんでいると、
とってもうまくいくのだと思います
それがみんな相手を愛するが故に、
不安になったりネガティブになったりするけれど、
大切なのは、
事実がどうなのかということではなくて、
わたしと一緒にいることで、
わたしも相手もしあわせ
なのだ!と、
しっかりとマインドセットしていること
なんですよね。
それでは明日は、
いよいよグアムで売れっ子ブロガーや
フォトグラファーとして活躍したことについて
深掘りしていきたいと思います!
『理想の人生』を探す旅、
明日もおたのしみに
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