クリーチャーガレージキット人間のブログ -41ページ目

怖話 ポスターの女性 その1 「自分」

その夜は作業の追い込みがあり、
飯を食うのも忘れ仕事に没頭していた。

自宅で作業をしているから
誰の目を気にすることもなく
長時間集中できるのは自営業である事の幸いなのか?


数時間前から徐々に迫ってきていた空腹感が
ピークに達したのでふと我に返り時計を見ると
既に夜中の2時だった。

我ながら、よく朝からこんな時間になるまで
仕事に集中できたもんだと
(気が散ったのは暗くなって電気をつけた時くらいだ)
関心して自分を褒めてやると、
今度はその褒美として近所のコンビニエンスストアで
弁当を買ってやる事にした。


外に出ると澄んだ夜の空気と寒さが心地よく、頭がすっきりとした。
でもきっとコンビニから帰ってくる頃には
指くらいはかじかんでるんだろうけど。


近所のコンビニは
家を出て直ぐの坂道を下って
住宅地を抜け、国道に面したところにある。
自宅からおよそ10分程の距離だ。


明るい家の中の照明に目が慣れていた所為で
道は街頭に照らされていたが、ほぼ暗黒に見えた。


坂を下り終える頃になると、目はすっかり慣れていて、
街灯が照らしていない景色もうっすらと見えるようになっていた。



さっきも感じたが、
家に篭り遅くまで仕事に集中していて、
急に外に出て頭が冴えた所為なのか、
普段全く気にもならないいつもの景色が違って見えた気がした。


そんな気持ちで景色を見ていると、
一箇所とても気になる場所があった。


坂道を下り終えた突き当たりに
古くから建っている
(少なくとも自分が今の家に住むようになった
20年前からある)
一軒家があり、その家はブロック塀により
コンビニのある国道と隔てられている。

国道に出るにはその家を横切らなくてはいけないのだが、
家とブロック塀の間の空間が、
妙にあいている事が気になったのだ。

人が2~3人横に広がって通れるくらいの、
小道のようで、その塀と家の間は、平行に続いていた。

この下に下水でも流れていて、
作業するためにここをあけているんだろうか。
もしかしたらこの小道も家の敷地なのか?


そんな事を考えていると
壁が一箇所、白くうっすらと光っているように見えた。


よく見ると何かが貼られている。


こちらに笑顔で微笑みかける女性の顔が写った、
選挙用のポスターのようなものだった。



街灯に照らされていない暗いスペースだったが
壁の色とあまりに違うので、気がついた。


女性の議員のポスターか。


こんな目立たないところにはってあるという事は、

風かイタズラで剥がれ落ちたポスターを
朝、ごみすてにきたおばさんが
気の毒に思い貼りなおしてあげたんだろう。

でもそのおばさん、
息子の部屋からゴミを出すときに、
いつも注意している
分別作業を今回もしていないのに気付いて
あれだけいったのに!って
前の晩いらいらしてたんだろう。

次の日になってまたその事を思い出して
ぶつぶつ文句でも言いながらゴミを出しに
外に出たとき、道に落ちていたこのポスターを
発見したんだろうな。

そのままにしておくのもなんだと思って
貼りなおしたんだろうけど、
どこに貼るかまでは苛立ちで気が回らなかったんだろう。



どうでもよくて勝手な想像だったが、
自分なりに良くできた想像だと思い、
そのどうでも良い想像が膨らんでいったので、
必要以上にその場に足を止めてポスターを眺めていた。

その頃にはさっきよりも更に暗闇に目がなれ、
笑顔でこちらに微笑みかける女性の顔がより鮮明になった。
年は30~35くらいで、ショートカット 
好みではないが、
健康的でキャリアに見えるなかなかの美女だった。

TVでは見たことのない顔だったので、
そんなに有名な人ではないのだと思った。


彼女の顔を見ているうちに、
今度はポスターに書かれた、
彼女の名前の字?がうっすらと見えてきた。





それが妙に不気味だった。






「きあいえしえきあおいを」





意味不明のひらがなが羅列されていた。


選挙のポスターではないと気付いたとき、
妙にポスターの彼女の笑顔が不気味に思えた。


続く

間に合ったぞみたか!

まにあうならば

今回のワンフェスにクリッタ三個セットが仕上がった。
目標だったクリッタの三個を落とすことはない。

来るワンフェスに向けて
周りはみんな頑張って動き続けている。


それならば、迷うことはねぇ!
できるところまで、もう一個作っちまおう。

グーリーズのペイモンは知名度ゼロに近いキャラクター。
自分の世代から10歳は上の人達、
ビデオバブルや宇宙船で育った世代の人しか
認知がほとんど無いはず。

もっとも27年前なので覚えている人は殆どいないだろうな。



だから笑えるんじゃないか!
自分で責任が取れるならやろう。まあ、小さいし。


で、やり始めたら、これはこれで相当面倒くさい。
ペイモンは数種類存在しているので
1の便器から出てるやつをやろうとしたが、
このサイズであの顔はどうもしっくり来ない。

仕方ないので顔面を削り落とし、体も変えて2に変更。
$カラテとガレキとホラーと俺と


ああ、めんどくさいことになってしまったなぁ。デザイン全然違うし。


しかし、気がつくと大分進んでいる。

そして
みっともない体にたくましい背びれがつくと・・・。

$カラテとガレキとホラーと俺と

$カラテとガレキとホラーと俺と

うれすぃじゃないですか!
右腕、細かいところや磨きまで頑張ろう!



完全に自己満足の世界。

それがムハーンだ$カラテとガレキとホラーと俺と

内臓破壊ラーメン 二郎 第3話 屁語

前回まで

高速道路でウンコしてしまった友人が、今度は温泉入浴中にウンコした。
そして「黒いウンコが・・・」と謎の言葉。
今回、新言語が誕生する。そして、内臓破壊ラーメン二郎とは!?


登場人物

自分・・・友人Aの行動に恐怖する。
A君・・・「黒いウンコ」という新境地を語る。




「真っ黒いよぉ・・・ウンコが・・・!」

友人は続けて語ろうとしたが、
見たことも無い量の玉のような脂汗が額から吹き出ており、
苦痛に顔をゆがめる度に滴り落ち、言葉を詰まらせた。



「一体どうしたんだ!!」


自分は心配になりそばによろうとするが、
その暇を与えずにA君はまたトイレに入ってしまった。




「何が起こっているというのだ!」



A君に問いかけた。



「ぷうゥ!ぷうゥ!ぷう!」



屁語で答えられたので全く分からなかった。



「ちゃんと言葉で説明してくれ!」



気持ちばかりあせり、苦痛にゆがむA君に苛立った。


そんな自分を心配したかのようにトイレからは


「ブゥー?」


と疑問詞のように語尾の上がった屁音が聞こえた。



こんなに屁が出るのは、
明らかにただ事ではない。




「救急車呼ぼうか?」


自分の質問に質問に対して、


「プウゥン」(ううん)



今度は「いいえ」に聞こえた。






そこでひとつの事に気付いた。

自分の質問に対し
苦痛で言葉が出ず答えられない状況下、
今A君は必死に屁で答えている。


A君は今まで自分を虐げていたのではなく、
もしかして腹の痛みで会話できなかったのではないのか?


なんてことだ。自分が情けない。
A君を疑ってしまった自分を恥じよう。

「ブー!」

いや、そんな事を考えている場合ではない。
今この状況をなんとかしなければ!

どうすればよいのか考えていると、
A君はトイレから出てきた。

トイレから出てきた彼の顔は緑色に見えるほど
悪かった。

「真っ黒いクソが出た・・・。
モーレツに腹が痛いのが続いている。
悪いが明日は温泉で寝てていいか?」


しかし、それは悪夢の始まりだった。


すさまじい迷惑メールその1 ミルコ登場

これから記すのは、核爆弾のように危険な
迷惑メールである。




件名 うっす! 

内容文

うっす!はじめまして~☆覚えてるかな?ミルコだよー。

(クロアチアの格闘家とは面識ございませんが・・)

ミルコ最近ずっと整理なんだー。満月になると整理がくるの(泣

(最近ずっと整理?狼男? 整理って生理の事なのか?)


だから欲求が抑えられなくて
不満なんだよぉ~
まるで盛りのついた猫か動物!
100万円からでいいからエロスしてくれなぃかなぁ?

(自分を盛りのついたネコに例えるとは。
しかも猫は動物だと思うが。100万って高)

玩具とかバイヴとかコケシとかでもエロスてOK!

(どれも同じような器具ですな。
「バイヴ」の発音にこだわりでもあるのか?
そして「エロスて」新語?)

でもふしだらな女子って思わんといてやー。
ウチこう見てもお料理とか
火事とかお世辞が得意やけん☆家庭的って言われる程なんよー。

(急に大阪方言?が混ってるが。火事が得意って放火の事?
お世辞が得意って何よ?誰がこいつを家庭的って言ってるの?)

病気とかのちゃんと検査してなおしてるから心配ご無用!

(おい、なんか病気にかかったのか??検査で直ったのか?)

いつか振り向いているその日までまってるからね。
すぐ連絡してね。

(案外気長かと思ったら「すぐに連絡」を要求。
もうさっぱり意味がわかりません)


彼女にご興味がございましたら大至急ご連絡下さい。

(え?誰???大至急!?!?)


もはや外人が書いたか、
もしくはネタで送りつけているか
としか考えられないこの文章。
「迷惑メール」ですが、
ネタとしてこういうのは「大歓迎」だが。




次回紹介予定は「ホモメール」。
ご期待下さい。