クリーチャーガレージキット人間のブログ -39ページ目

ジャイガンティスまでの道のりは遠い



$カラテとガレキとホラーと俺と

$カラテとガレキとホラーと俺と
$カラテとガレキとホラーと俺とペイモンの登場である。  しかも2である。

ペイモンとは!?

映画「グーリーズ」より出でた小悪魔。

「グーリーズ」は
ビデオバブル期、「ET」「グレムリン」
の人気に便乗して
チャールズバンドというおっさんが
見え透いた魂胆で製作したが、
タイトルがバッタモン過ぎ「グーニーズ」「グリース」
と間違えられ、浅はかに作ったためか映画自体の出来も悪く
同時期に出た「クリッター」「ガバリン」等に
完全敗戦してしまった。

今現在、日本国内で存在感ゼロである。
カワイそうなチビキャラ。

DVD化希望している人も凄く少ないだろうTT


しかし、勝っている部分がひとつある!
便器からサスペンダーとTシャツを着たペイモンが
現れ、サイケに彩られたビデオジャケットである!


このインパクトはビデオバブル期の代名詞にもなった・・・
はず・・・たぶん・・・



ペイモンは
便器から出現することが定番になっており、
1~3まで便器からで続ける。

$カラテとガレキとホラーと俺と

1ではかなり気持ちワルいデザイン・・・
と思いきや、すごく造形の出来が悪かっただけだった。

そして2!
これは映画としても中々面白い
(といっても「モンスターパニック」くらい)
し、1や3を見なくても単独の映画になっている。
貧相だったペイモンのデザインに背びれや輪郭が付いた。
映画ラストには、巨大ペイモン「ジャイガンティス」
が登場して、グーリーズたちを食いまくる。
$カラテとガレキとホラーと俺と


ちなみに当時はバブルだったのでビデオ屋に
大量入荷されたようで、
その後、DVDに変換していた時期の
ワゴンセールで1円~100円で売られていた。
今もアマゾンやヤフオクのどこかに
色あせたジャケットで1円になりあるだろう。きっと。



3では、女子高生寮を襲撃、
喜劇にしようとして思いっきり滑ってる。
もはやどこも入荷しなかったためか、
生産数が少なそう。そのためプレミアがついている。
$カラテとガレキとホラーと俺と



4になるとグーリーズは
回想シーン意外一切登場せず、
代わりに悪魔のような女とミジェット扮する
ヘタクソメイクの小人が右往左往するクソ映画になるのだった。

全く面白くない&ジャケットがエロそうなのにエロくないので
もはや見る価値無し。
しかし生産数が少なかったようで
時々30000円のプレミアがついたりする。
もちろん誰も買わない。


そんなわけで、
他にもいるモグラや猫やムササビやトカゲや
便器ペイモンやジャイガンディスも立体化してほしいので
とにかく売れることを祈るのみである。$カラテとガレキとホラーと俺と

内臓破壊ラーメン 二郎 第五話 壊れた車

前回までのあらずし

スカシをこいた


登場人物

自分・・・スカした。

A君・・・クソした。




大会が終わった。

K先輩は2回戦敗退だった。


大会終了後、自分とI先輩はY先生に

「応援にきておいて非常口で遊んでるとは、
言語道断だぞ。」

と落ち着いた口調で怒られた。


会場を出たところで、女子部の後輩二人に会った。

「センパ~イ、
車で来たんですかぁ~?」

「押忍!」

「もしよかったらぁ、
あたし達を乗せてってくれませんか~~?」


「押忍!」

I先輩
「おい、俺も乗せてってくれよ」


「押忍!友人の容態が悪いので
車には乗れないのを忘れていました!
失礼します!押忍!」




旅館に着いた。

A君はおなかにタオルケットをかけたまま寝ていた。

「具合は?」


「ものすごく悪い」


こりゃもう帰らなくてはいけない。

温泉を後にして、帰路に着いた。


高速道路に入り1時間も走っていると、
突然車がガタガタと揺れ始めた。


!?


「おい!これどうなってんだ!?」



後部座席で寝ていたA君は飛び起きて、
車の計器を見た。


「うわ!水がオーバーヒートしてる!」


二速で走っているときは振動しないのだが、
三速目からガタガタと車が揺れる。



しばらく二速で走っていたが、
すぐにそれすらガタガタするようになった。


家に帰るまでまだ5時間はかかるが
車は完全に故障していた。


続く

ころころころがる

内臓破壊ラーメン 二郎 第4話 不倫

前回までのあらすじ


「男は黙って屁で語れ」BYチャールズ 「ブゥ」ロンソン


登場人物

自分・・・未知と遭遇する

A君・・・サンスクリット語より使用人口の少ない言語を編み出す



A君は腹痛の為旅館に待機、自分だけ大会にいった。
今回の大会はK先輩の晴れ舞台だ!
普段スパーリングパートナーを務めた自分にとって
K先輩が一体どんな活躍をしてくれるのか?
期待と不安に胸が膨らんだ。

会場について早々、応援に来ていたI先輩と合流した。


この先輩は、「ローキックの受けだけ」という練習で
自分にハイキックを食らわせた型破りな人である。


I先輩は、自分を見つけるなり

「ちょっとこいよ」

と自分を会場の奥にある非常口に連れ出した。

ここでアップでも始めるのだろうか?
ちなみにアップとは、
試合に出る前に一度息を上げて、
気持ちと体を整える準備運動の事である。


しばらく待ったが、
今回の大会の主役であるK先輩は現れなかった。



「K先輩遅いですね」


思い切って話しかけてみた。

何故思い切りが必要なのかというのは、
このI先輩、非常に気分屋で
少しでも機嫌が悪いタイミングで話しかけてしまうと
ボコボコにされるからである。



「ああ・・・そうだな・・・」


I先輩はモジモジしているだけだった。


なにやら、普段のI先輩ではないようだ。


「どうしたんすか?なんかあったんすか?」



「実は・・・・実は・・・」


中々話を切り出さないI先輩にイラだったが、
うかつなことを言っては大変な目にあう。

I先輩は壁を叩いてみたり、
非常階段を上り下りしてみたり、
なにかを言おうとしているが
一向に言えないようだ。

そんなこんなで既に1時間が経過し、
会場の方から聞こえていたざわつきが、
試合が開始された声援に変わっていた。

あせった自分は
「先輩、なにか相談なら自分聞きますよ」
となだめてみた。

その言葉に目でうなづくと、
I先輩が意を固めた顔で言った。


「俺、不倫してるんだ・・・」



いきなりのカミングアウトだった。
聞けば、夫、息子という家族のいる女性と
交際しているそうだった。
そしてその人物は、自分も良く知る
道場関係者だった。


「禁断の愛ってやつだ・・」



本来なら驚くところだが、
今の自分には、正直どうでもいい事だった。

なぜなら、路肩でウンコを漏らし
黒いウンコにおびえ、屁で語りかけてきた
友人に悩まされながら
やっとこの地に着いて目的の大会に来れたのに、
いきなりのカミングアウトの所為で
試合すら見れない状況になってしまったからである。


「禁断の果実を口にした、
俺達はアダムとイブってわけだ」


バカなナルシストなカミングアウトは続いた。



「先輩、試合始まってしまいますよ」

と喉元まででかかったが、
この先輩の恐ろしさを知っている自分は
その言葉をぐっと飲み込んで

「先輩、自分でよければ話してください」

と言ってしまった。

それから延々・・・一体何時間たったのだろうか。
同じ話に戻ったり、違う話をしてみたり、
泣いてみたり、笑ってみたり・・・
とにかく永遠にここにいなくてはいけないのではないのか!?
と思うくらい、非常口で話を聞かされていた。

99パーセントは聞いていなかったが、
時々質問されるので悩んだフリだけは続けていた。



「まあ、お前も恋愛で悩んだらいつでも相談にこいよ!
はっはっは!」

「押忍!」

話は終わった。

ふざけんなこの野郎と思いながら、
開放感で元気よく返事してしまった。
しばらく非常口の緑のマークは見たくない。
戻る通路に鏡があったので自分の顔を見たら
ヤツれて別人になっていた

そして、足早に会場に戻ると・・・!





数人の清掃員がモップで床を拭いており
会場も観客も跡形も無く消えていた。



「会場間違えたか?」


I先輩のその言葉に、怒りMAXに達した自分は
A君から学んだ屁で答えてやろうとしたが、
元気の無くなった自分の屁は音も無く
スゥとケツをすり抜けていった・・・・・

タイムスリップした

俺はビデオバブル時代の人間なんだ。

ここはどこだ?


ツ・・・タ・・・ヤ?


ゲ・・・・オ?


ジョイ・・・フ・・・ル?


常連客にグロ映画を推薦してくれる
お店のお兄さんはどこだ!?

飼ってる子犬をレジに乗せてくる
近所のお客はどこだ!?

貸し出しカードを持っていくと、
レジ裏に陳列されているビデオを探しに行く
バイトはどこだ!?


一泊二日480円で一個溜まって
30個溜まるともれなく一本無料になり、
ついでに京都見学をくまなくした気分に慣れる
「京都巡業スタンプカード」が使える
ビデオ屋はどこだ!?



新エクソシストはどこだ!?
トランザリアンはどこだ!?
ゾンビコップはどこだ!?


バブルガムクライシスはどこだ!?
カムイの剣はどこだ!?