内臓破壊ラーメン 二郎 第五話 壊れた車 | クリーチャーガレージキット人間のブログ

内臓破壊ラーメン 二郎 第五話 壊れた車

前回までのあらずし

スカシをこいた


登場人物

自分・・・スカした。

A君・・・クソした。




大会が終わった。

K先輩は2回戦敗退だった。


大会終了後、自分とI先輩はY先生に

「応援にきておいて非常口で遊んでるとは、
言語道断だぞ。」

と落ち着いた口調で怒られた。


会場を出たところで、女子部の後輩二人に会った。

「センパ~イ、
車で来たんですかぁ~?」

「押忍!」

「もしよかったらぁ、
あたし達を乗せてってくれませんか~~?」


「押忍!」

I先輩
「おい、俺も乗せてってくれよ」


「押忍!友人の容態が悪いので
車には乗れないのを忘れていました!
失礼します!押忍!」




旅館に着いた。

A君はおなかにタオルケットをかけたまま寝ていた。

「具合は?」


「ものすごく悪い」


こりゃもう帰らなくてはいけない。

温泉を後にして、帰路に着いた。


高速道路に入り1時間も走っていると、
突然車がガタガタと揺れ始めた。


!?


「おい!これどうなってんだ!?」



後部座席で寝ていたA君は飛び起きて、
車の計器を見た。


「うわ!水がオーバーヒートしてる!」


二速で走っているときは振動しないのだが、
三速目からガタガタと車が揺れる。



しばらく二速で走っていたが、
すぐにそれすらガタガタするようになった。


家に帰るまでまだ5時間はかかるが
車は完全に故障していた。


続く