もう1月半経過したというのに未だ井上の記事が続いていますね・・・。
フルトン戦の前から評価はされていましたが一部の自称「目の肥えたマニア」なる人物が
「過大評価されてる」とか「勝てる相手を選んでいる」などといっていましたが
そのうるさいハエの声が小さくなったのはよかったかなとは思います。
PFPの話も一時過熱しましたがクロフォード1位、僅差で井上が続くという事でまあ多くの人が納得ではないでしょうか・・?
以前も言いましたがこれだけタイトルや認定団体が乱立すると「何階級制覇より誰に勝ったかが重要」というのも尤もな話だと思いますが、それでも100%ではないと私は思います・・・。
A選手とB選手の直接対決ではA選手が勝利したとしても評価はB選手の方が高いというのはよくある話です。
例えばアフマダリエフとタパレスはタパレスが確かに勝利しましたが判定の是非もありますがアフマダリエフの方が評価は高いでしょう・・・。
少し前に例に上げましたが山中-モレノでも山中は明確に勝ちましたがはっきりと「山中の方が強かった」、言い方を換えれば「もう一回やっても山中が絶対有利」といえるかどうかという事もあります。
古くはファイティング原田はエデル・ジョフレに明確に勝ってはいるもののジョフレより原田の方が強いという人はほとんどいないと思います・・・。
となると当然「どのように勝ったか?」というのも重要な筈・・・
しかしながらボクシングに限らず相対的競技であれば
「ある選手には一方的に勝利するが別のもう一人の選手にはたわいなく敗れる」
というタイプもいれば
「どんな相手にも紙一重で勝つ」
というタイプもいます。
つまり「どのように勝った」という話も当然100%ではないということです。
「誰に勝ったか」というのが最優先事項であるとは私も思います。
ですがその次に「どのように勝ったか?」がくるべきと思います。
「どっちなんだ?」
という声が聞こえてきそうですが
そういう声を出すものがいるというのが問題なのではないでしょうか・・・?
物事には様々な要素があります。
1つの要素ですべてが決まることはスポーツに限らず社会生活の中でもほとんどないでしょう。
ですがいろんな方のコメントを拝聴すると「誰に勝ったか」、あるいは「どのように勝ったか」それぞれひとつのみで語ってる意見が多いように思います。
何度も言いましたが確かに「誰に勝ったか」が最重要項目ではありますがそれが全てではない。またボクシングのPFPの話にとどまらず一つの要素で一つの判断しかできないようになると本質を見誤る元ではないかと思います。
PFPの話に戻すとフルトンとエロール・スペンスの評価の違い(正当な評価か否かは別にして)からクロフォードが1位になるのは尤もな話であると思います。
ですが井上尚弥に関しては25勝(22KO)で24人に勝利していますがそのいずれにも明白に勝利しており「もう一度やればわからない」と思われる相手は皆無と言って良いでしょう。
これだけの人数に圧勝しているのであれば「どのように勝ったか」という項目の評価の割合を大きくし井上がPFP1位と考える人がいてもそうおかしく話ではないと私は思いますよ・・・。
ただそれでも私は今回はクロフォードが1位で良いと思いますけど、井上を1位とする考え方もありだと思うという事です。
「人の意見はそれぞれ」と言いながら自分の意見に反対するものを蔑んだ言い方をしてるものがいますが手前味噌ながら私はそういう人物よりはまだ少しは自分と意見を異にするものの意見を尊重できてると思っていますけどね・・・。