エマニュエル・ロドリゲスが再びIBFの王座に就いたことで、グラスゴーにて井上に敗れた時の話が一部で盛り上がっているようですね・・・。

 

多くは「あの強いロドリゲスに完勝したのだから井上はやはり異次元の強さだ」というものですね。

それはそれで良いと思います。

私も1ラウンドに関しては井上が取られたと思いました。

実際は3者とも10-9で井上が取っており、私もあとでVTRを見て納得はしましたがロドリゲスが取っていてもおかしくはなかったとも思っています。むしろフルトン戦の7ラウンドよりはロドリゲス戦での1ラウンドの方が井上が取られた感はあるように思います。

 

2ラウンドで強烈は左フックでダウンを奪われたロドリゲスはすぐにボディで2度目のダウンを喫します。

この時のロドリゲスが自分の陣営に向かって首を振ったのがこれまた一部に拘る人がいるようで・・・・。

 

1.「もう無理」という気持ちで首を振った

2.セコンドがタオルを投げ入れようとするのをロドリゲスが拒否した

 

という2つの説が言われており、ボクシングファンの方であればどちらの説も聞いていると思います。

 

私の正直な感想は1でも2でもどちらでも構わない、というより勝者である井上にとってはどちらであっても名誉にも不名誉にもならない。と思っています。

 

そのうえであえてどちらかという事を言えば1であろうとも思っています。

それは大橋会長ならびに井上自身がこの時ロドリゲスのセコンドが「立て~!」と叫び、ジェスチャーでも立つように促していたと言っていたことからというのが一番大きいですかね・・・。

 

これはおそらく事実であろうと思います。前述のようにどちらでも井上には名誉にも不名誉にもならない事であるから嘘をつく意味がない。という事になるかと思います。

 

1に対しての反論で

「立ち上がってファイティングポーズをとっていた。『無理だ』と思ってるものが立ち上がってファイティングポーズをとるはずがない」とのご意見がありますがそれはなおさらどうでしょう・・・・?

 

ボクサーのそれも世界のトップに並ぶようなものならなおさら、頭では「もう無理だ」と思っても体が勝手にファイティングポーズをとることもあると聞いたことがあります。あるいはセコンドから立つように促され、というより命令されしぶしぶ立ち上がるという事もあるやもしれません。

 

そのいずれなのか、それともいずれでもないのかはわかりませんが立ちあがってファイティングポーズをとったからといって1ではないという事は言えないと私は思います。

 

2に対しての反論では

「あの表情は完全に戦意を失った顔だった。あれで『タオルは投げるな』といってるようには見えない」というものが多いですね。

 

私もあの表情からは戦意を失っているように感じましたが一方

 

まだまだ諦めていないもののダメージが強すぎてああいう表情になっている。という可能性も無きにしも非ずかもしれません。

 

まあ、結局は我々一般のファンは推測することしかできず私は1であろうと思いますが絶対に2ではないとも言えないということですね・・・。

 

はっきりしていることはロドリゲスも”なかなか以上”の強いチャンピオンであり、そのロドリゲスより井上ははっきりと実力で勝っていて仮に再戦しても結果は同じであろうと思う人は大多数であるということですね・・・。