大阪の弁護士•長野智子(智聖法律事務所) -221ページ目

婚姻維持か、離婚か~その真の決めてとは(その1)

おはようございます。

 

皆様、初記事の「離婚と復縁はどちらが得策か(その1・その2)をお読みいただきありがとうございました。

 

読者様の中には、あの記事について、

 

はて、離婚は経済的な損得だけでは決断できる課題ではないような。

 

と、もやりとされた方も少なくないかと存じます。

 

あの記事には、続きがございます。

 

お金より心身の健康と幸福感のほうがはるかに優先すべき検討事項である、ということ。

 

人生は有限です。

 

誰と生きて、どう死ぬのか、真剣に向き合わないうちに、

 

あっという間に終わりがきてしまった、という事態を全力で回避していただきたい、

 

人生は、自分で管理するものであり、誰かのために自分の痛みを無視してやりすごす必要はない。

 

夫婦の課題を二人で話し合って、乗り越えられること、それは文句なく素晴らしいことだと思います。

 

壊すのは、再構築するよりはるかに簡単なのです。

 

再構築のためには、日々の薄紙を積み上げるような努力を重ねて、お互いに信頼残高を積み上げ合わねばなりません。

 

しかし、再構築のためにいかに努力しても、何も変わらない、変えられない、と悟ったならば、

 

もしかするとその関係は、手放すべき時期が来ているのかもしれません。

 

相手に見下されている。

 

嘘をつかれている。

 

暴力を振るわれている。

 

浮気をやめない。

 

モラハラを受けている。

 

上記の事象があり、相手があなたと向き合おうとせず、あなた自身も相手を尊敬できず、

 

むしろ軽蔑や嫌悪感を感じるようならば、

 

そのような相手と起居をともにし、無力感を抱いて過ごす日々は、

 

長引くほど確実にあなたのメンタルを蝕んでいきます。

 

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部下や子どもを叱らねばならないとき(パワハラ・モラハラ回避のための心得)(その2)

業務中であれ、子育て中であれ、相手のミスを指摘したり、叱らねばならないときはもちろんあります。

 

その場合は、鉄則があります。相手への敬意を忘れないということです。

 

叱責や指摘は、どうしても「目上から目下へ物申す」となりがちです。努めて意識しないとともすれば敬意が置き去りになります。

 

敬意をこめて叱るコツは、

 

第一には、頑張って仕事や勉強に取り組んでいた相手を労うこと、

 

そして、相手の意図に理解を示すことです。

 

「望ましくない事態になっているけど、君の頑張りや意図は私には通じているよ。」と示すこと。

 

二つ目は、「自分が相手に対してどれだけの敬意と期待を抱いているか。」を盛り込みます。

 

「君ともあろうものが(こんなミスをするなんて。)」

 

「どうしたの、君らしくない失敗だな。」というニュアンスをしっかり伝わるようにする。

 

最後に「大丈夫、君ならできるとわかっている。」と改めて期待を伝える。

 

そうすれば、相手は叱られても自信を失うことも委縮することもなく、「次こそ期待に応えるぞ。」となる。

 

近時、パワハラ、モラハラというコンプライアンス観が普及し、部下のしかり方に悩みが深い管理職が多いと思います。

 

しかし、どんな時代でも相手の将来を考え、敬意を込めた𠮟り方のできる人は、

 

人から慕われ、コンプライアンス違反を問われることはないといえます。

 

親であれば、永続的な愛情と信頼を示すことができるでしょう。

 

部下や子どもを叱らなければならないとき(パワハラ・モラハラ回避のための心得)(その1)

 どうしても叱らなければならないときは。

 

業務中、子育て中、相手のミスを指摘したり、叱らねばならないときはもちろんあります。

 

その場合は、鉄則があります。相手への敬意を忘れないということです。

 

叱責や指摘は、どうしても「目上から目下へ物申す」となりがちです。努めて意識しないとともすれば敬意が置き去りになります。

 

相手が部下であれ、後輩であれ、子供であれ、こちらが敬意を込めて接してこそ本当の意味で一人前に育ち、自由に羽ばたいていけることになるでしょう。

 

叱るということは相手の間違いを指摘するということになるので、どうしても感情的になりがちです。

 

そこに敬意を込めるのは、一見すると難しそうです。

 

敬意の込め方にはコツがあります!

 

まず、NGから。。

 

「君はだめだ。」  人格攻撃、人格非難。

 

「君のやってることには、意味がない。」 相手から、相手の行動の意味を奪っている。

 

いずれも、相手の自己肯定感がズタズタになる。