大阪の弁護士•長野智子(智聖法律事務所) -205ページ目

クレッシェンドの人生〜「7つの習慣」その2

「7つの習慣」のスティーブン.R.コヴィー博士は、

 

巻末に近い、「再びインサイドアウト」の章で、「7つの習慣」の誕生の啓示ともいえるある個人的な体験に触れておられます。

 

博士が教鞭を取っておられた大学から、執筆活動に専念するため一年の休暇を取り、ハワイのオアフ島で過ごしていた時のことです。

 

ある日、コヴィー氏が、近くにある大学の図書館で、山積みになっていた古い書籍の間を歩いていると、

その中の一冊に大変興味を惹かれました。

 

棚から取り出して開いてみると、ある一節が目に止まりました

 

そこに書かれた

 

「刺激と反応との間には、スペースがあり、そのスペースをどう生かすかが、私たちの成長と幸福の鍵を握っている」

 

という一節について、コヴィー氏は以下のように述べておられます。

 

その考えが私にどれほどの大きな影響を与えたか、表現する言葉もない。

 

信じられないほどの強い力をもって私の脳裏に刻まれた。

 

それはまるで「初めて真実を知った」ような「自分の中で革命が起きた」ような思いであった。

 

私は再三再四その考えについて思いを巡らせた。

 

やがて私自身の人生のパラダイムそのものが大きく変わり始めた。

 

私自身が、その刺激と反応の間のスペースに立ち止まり、自分を取り巻く様々な刺激を見つめ始めた。

 

やがて、自分は、この自分の反応を選択する自由を持っているという実感と共に、喜びが湧き上がってきた。…

   「7つの習慣」469頁 キングベアー出版

 

若きコヴィー氏の感謝と歓喜が伝わってくる、私が大好きな一節です。

 

仏陀の菩提樹の下での悟りにも通じる喜びでしょう。

 

コヴィー博士は触れられていないので、私なりに追加すると、

 

「刺激と反応の間にはスペースがある」

 

を知識として知っていても、日常で意識するのはとても難しいです。

 

そこで、そのスペースを意識するための練習として、仏陀もなさっていた瞑想、ないし、一日五分でも心の動きを止めて今、ここ、に集中するマインドフルネスが有効であるように感じています。

 

クヨクヨしがちなメンタルであった私自身も、瞑想の習慣を開始して1ヶ月ほどで、ものごとにあまり悲観しなくなったことを実感できております。

 

 

 

 

 

 

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クレッシェンドの人生 〜「7つの習慣」より その1

人生は重い荷を背負って遠い道を行くようなものである。


江戸幕府の開祖、徳川家康氏はこう話したと伝えられます。


どうせ重い荷を背負って遠くまで行かねばならないならば、なるべく道中を楽しめた方がいいですよね。


お釈迦様は、「人生は苦である」(ズバリ)と目を背けたくなる厳しい事実を呈しつつ、


しかしながら、この苦しみを軽減する優れた対処法を惜しみなく提案してくださっています。


人間はなぜ悩むか


悩みの正体は、

貪欲ー欲求が過剰

怒りー不快を感じている

妄想ー頭の中に言葉や音や映像が漂っている状態


心を曇らせて日々の苦悩を作り出しているのは、

貪欲と怒りと妄想と、

承認欲が作り出す「慢」である。


これに対処するには、

心の反応を止めるのが有効な手立てである、と仏陀は教えてくれています。



人生の目的について その2

人生の目的は、早めに設定することが、限られた残された時間を大切に使うことができるようなる秘訣のようです。

 

伝説のセールスマーケッター

 

神田昌典氏は、困惑するほど売れた

 

「非常識な成功法則」

 

(そのネーミングから、お子さんが、お前んちの親、非常識だろー、とからかわれるという事象が生じ、お子さんからクレームが来たそうです)

 

にて、目的の立て方は、

 

1 目的 2 目標 3 手段の順に考えるべきとされてます。

 

手っ取り早いから、と手段や目標から始めると、自身の価値観から外れたゴールに流れ着いてしまう恐れがあるからです。

 

例えば、とりあえず一億稼ぐぞ、などという目標を立てますと、馬車馬のように好きになれない仕事をして、

 

一億は稼いでも、人間関係や健康を損ない、幸せな結末ではなかった…と失った時間を悔やむことにもなりかねません。

 

まずは、自分の真意に沿い、価値観に合う目的から始めるべきです。

 

神田氏の教えによると、目的は、やりたくないことを列挙することから始めよう、とのことでした。

 

例えば、生産性のないブルシットタスクは、高給であってもやりたくない。

 

理不尽情緒不安定上司の下では働きたくない、

 

などやりたくないことをはっきりさせると、自ずと自分の目的のアウトラインが浮かんでくるようなのです。

 

私自身は、上に言われたことは、素直に、はい、と言ってやるのが大切だと親から言われて育ち、そのような価値観を持っておりました。

 

しかし、ロバートキヨサキ氏の奥様が女性向けの起業の本を書かれたので、読んでみたところ、

 

彼女が、

 

「誰かに言われて働くなんて大っ嫌い!」

 

と明言しているのを読んで、びっくりしてしまいました。

 

そんなこと、公言してもいいのですね…!?

 

 

 

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