【一緒やん】全農のグミを食べてみた!
LIFEのグミコーナーに、全50数種類の「都道府県別の果汁グミ」があります。
「こんなん、ほぼ一緒やん」というパッケージのものを、食べ比べるという企画(継続中)です。
グミの食べ比べは、統計学と英語を教えた後の息抜きです。
1戦目:徳島VS沖縄
【徳島県産】すだちグミ
※酸味はなく、昭和っぽいみかんテイスト。和菓子的なゼリーのなつかしさ。
【沖縄県産】シークヮーサーグミ
※酸味の少しある酎ハイシークヮーサー的な尖りめの味わい。徳島のすだちグミと一緒に食べると、「レモン」になる。
2戦目:福井VS和歌山
【福井県産】完熟福田夫うめグミ
※ほんのりとしたかすかな梅の風味。外のグミ部分と中のピューレ部分が同じ味みたいな印象。
【和歌山県産】南高梅グミ
※なじみのあるお菓子的な梅の味。ピューレは、梅酒の中の梅の味。福井県産のうめと一緒に食べると、「食べ応えのある『無』」となった。
3戦目:京都VS静岡
【京都府産】京たんごメロングミ
※口に入れたときは、たしかにまあメロンかなという感じで、中からハチミツみたいなすごく甘いのが出てくる。
【静岡県産】クラウンメロングミ
※口に入れたときの香りが強く、食べ終わってもかなり香りが残る。これ知ってる!と思う味。京都のメロングミと一緒に食べると、「特徴のないメロン」になる。
4戦目:兵庫VS山梨
【兵庫県産】豊岡ぶどうグミ
※知ってる感じのブドウグミの香り。噛んでもなかなかブドウ味がせず、よく噛んでいると、どんどんブドウっぽくになっていく。この遅さこそ「日本海側の味!」。
【山梨県産】ブラックキンググミ
※いちごっぽさのあるとてもいい香り。ブラックキングは、山梨オリジナルブドウらしい。ブドウの甘さが早めに来て、おいしい勝ち組のグミ。兵庫と一緒に食べると、「遅延する山梨」になる。
5戦目:愛媛VS愛知
【愛媛県産】紅まどんなグミ
※いわゆるミカンの香り。ポンジュースみたい。甘みと酸味のバランスが良い。
【愛知県産】蒲郡みかんグミ
※オレンジカルピスのような香り。酸味はなく、甘みのみ。愛媛と一緒に食べると、「良いミカン」を長く楽しめる。
6戦目:栃木VS福岡
【栃木県産】スカイベリーグミ
※香り高いと書かれていますが、別の意味で、香りのトーンがあまおうよりも高くて強い。ちょっと独特だけど、これもどこかで知ってるという感じの香り。酸味はなく、いちご味。
【福岡県産】あまおう苺グミ
※いわゆる「いちごミルクキャンディー」のようななつかしい香り。酸味もあって、たしかにあまおうっぽい。栃木と一緒に食べると、「最初は栃木、あとで福岡」になった。
7戦目:山形VS新潟
【山形県産】ラ・フランスグミ
※食べた瞬間に「日本海側の味」がする。つまり、固くて味がうすく、中に入っているやつと外側がまるで同じであるという福井・豊岡に似たタイプ。せっけんの香りの日本海。一晩、袋の口をあけたまま放置して、翌朝のにおいが、ちょうどラ・フランス。開封して一夜おいてから食べるグミ。そもそものラ・フランスがわからなくなり、実際にラ・フランスを買ってしまった。
【新潟県産】ル レクチエグミ
※ワインともマジックインキとも取れる強烈な香り。においが鼻だけでなく喉にまで来る感じ。中のとろり部分はほぼハチミツ、よくあるタイプ。梨って、他の果物よりも難しいんだな、と思った。山形と一緒に食べると、「遅く来る甘み」となった。
8戦目:千葉 VS 埼玉
【千葉県産】豊水梨グミ
※ においは甘めで薄く、場所によってはゴムみたいなグミの地肌の匂いがした。食感が比較的固めで、少なめの中身と一緒にグミ部分を咀嚼していると、梨っぽい感じが出てくる。「果汁」ではなく「ジュース」使用と書かれているが、成分表記は「果汁」となっていた。何が違うのだろう?
【埼玉県産】彩玉梨グミ
※こざかしいネーミングにワインのような強いにおい。食感はやわらかく、すぐに中のかなり甘い蜜に到達する。ここまでのステップで豊水梨と区別できる。咀嚼していると、どっちがどっちか、よくわからなくなっていく。両方一緒に食べると、「どんな味だった忘れてしまった」になった。
9戦目:高知 VS 大分
【高知県産】ゆずグミ
※ においはカルピスっぽい。かんだ瞬間にゆずで、しばらくしてよくわからなくなり、細かく咀嚼すると再びゆずになる。ゆず味のチューハイなどでおなじみの風味。
【大分県産】完熟かぼすグミ
※ そもそも完熟かぼすになじみがないので、再限度はよくわからないが、ゆずとにおいは変わらない気がする。味は、酸味もあって特徴のないおいしい柑橘系。高知に一緒に食べると、「ゆずが見え隠れする柑橘」という、あたりまえの結果になった。
10戦目:福島 VS 秋田
【福島県】あかつき桃グミ
※ 求めている桃の味や香りがつまっている。今日のグミは、どちらも外側の砂糖がざらざらしていた印象がありました。中のピューレもピューレ感がありました。
【秋田県】北限の桃グミ
※ 日本海側のグミの味。10噛み以上してみても、桃が見当たらない。梅にも桃にもならない感じ。ジュースを使っているので、そもそも薄いのかもしれません。一緒に食べると、噛み応えの先に福島。
11戦目:山形 VS 岐阜
【山形県産】高徳りんごグミ
※ 産所に酸味があるのが、飛騨りんごとのちがい。後半の甘みも十分だが、いわゆる果汁グミのリンゴよりも、マイルドな感じ。
【岐阜県】飛騨りんごグミ
※ これだけ形が違った(表面が平らだった)のは、一度溶けたからだろうか。両方合わせて噛んでいると、透明なタイプのリンゴジュースの味になってきた。
12戦目:山形 VS 大阪
【山形県産】月山ぶどうグミ。山形連戦。
※ この戦いは、2024年の灘中入試をふまえて行われたものです。最初の香りは、いちごっぽさのある鋭いもので、噛んだときに出てくるハチミツっぽい中身は、「ふつう」のとは違うぞというときにこのシリーズが使うおなじみの手段。最初はぶどうらしくない味だったが、噛んでいるうちにぶどうっぽくなってくる。
【大阪腑】デラウェアグミ。鼻いっぱいに広がる「ザ・ぶどう」の香り。中身も普通のブドウの味で、食べていて安心感がある。こちらも噛んでいると、よりブドウだなという感じが強まる。山形と一緒に食べると、ああブドウだという感じが、最初のささやかな山形の違和感を洗い流し、しばらくすると、ブドウが何だったのか、わからなくなっていく。
13戦目:宮崎 VS 大分
【宮崎県産】日向夏グミ
その他の主なまとめリスト
リンク
灘・甲陽の受験教材を販売しています
灘中語句教材の販売サイトの直リンクです
YouTubeもあります
更新中の記事
灘中語句教材改訂の進捗状況
・慣用句(身体編)の画像化を進めています。
・外来語のYouTubeの穴埋め化は、7割くらい終わりました。