5月22日(水)首席指揮者ファビオ・ルイージ指揮によるN響第2012回定期公演(5月Bプロ定期初日)

聴きにサントリーホールへ。



























前半は、ルドルフ・ブフビンダーソリストに迎えての大好きブラームス/ピアノ協奏曲第1番
ブフビンダー私の好きなピアニストの一人ですが、どうも実演聴いたのは2014年1月N響第1773回定期公演に於けるルイージとのモーツァルト/ピアノ協奏曲第20番以来10年ぶりだったようで…。

尤もその間、2021年2月予定されていたN響第1962回定期公演に於けるパーヴォ・ヤルヴィとのベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」聴く筈だったのだけれど、コロナ禍当該シーズン定期公演休止に。
さて今回演奏は、ブラームスの “Sturm und Drang” 疾風怒涛期象徴するような第1楽章第1主題展開部前半そしてコーダに於いてダイナミクスに関しては物足りなさを覚えてしまいましたが、同楽章第2主題第2楽章終盤モノローグ等に於ける微細なニュアンスの変化は、やはりブフビンダーならではと思いました。
ルイージ指揮も、或いはブフビンダーに遠慮したのか、第1楽章第1主題提示辺りはもっと凄絶さが欲しい気もしましたが、第2楽章敬虔さ第3楽章第2副主題流麗な美しさそしてコーダ精気等は、やはり素晴らしいものでした。

後半は、ニルセン/交響曲第2番「4つの気質」
この作品を聴いたのは、2019年6月N響第1915回定期公演に於けるパーヴォ・ヤルヴィ指揮による演奏以来

第1楽章激しさ第2楽章穏やかさ第3楽章沈鬱さ第4楽章精気と、それぞれ楽章特質壮麗かつ精妙響きのもとに現出されていたように思います。













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