13時15分からの「開演前の室内楽」は、

ラヴェル(竹島悟史編)/組曲「マ・メール・ロワ」





編曲担当した打楽器奏者竹島さんによる前説に続き、しっとりとした繊細な色彩感を湛えた響き味わいました


14時00分からの本公演指揮は、Aプロ定期同様首席指揮者ファビオ・ルイージ


まずは、メンデルスゾーン/「夏の夜の夢」の音楽~「序曲」「夜想曲」「スケルツォ」「結婚行進曲」

思えば、私が初めて聴きに行ったN響定期公演(1988年5月の第1052回定期)の前半最初ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮したのもこの4曲でした(順番は「序曲」「スケルツォ」「夜想曲」「結婚行進曲」だったけれど)。

今回ルイージ演奏は、冒頭木管による四つの和音やや平板に聴こえたものの総じて推進力ふくよかさに満ちた「序曲」ホルン美しい響きに代表されるロマンティック雰囲気が現出された「夜想曲」精妙かつ馥郁たる「スケルツォ」、そして華やかな「結婚行進曲」と、それぞれの魅力体現された好演だったと思います。


そして、メンデルスゾーン/交響曲第5番「宗教改革」

第1楽章序奏荘重さとりわけ「ドレスデン・アーメン」神秘性主部厳しい表現第2楽章運動性第3楽章厳かさ第4楽章コラール「神はわがやぐら」木管による提示美しさしばしば出現する対位法的部分彫りの深さそして壮麗終結此処でも充実した演奏が展開されました。


レスピーギ「ローマ三部作」中心とした先日Aプロ定期吹奏楽関係者・愛好者と覚しき客層が多く見受けられほぼ満席に近い盛況でしたが、今回残念ながらまた2・3階席両サイド少なからず空席が目立ちました

或いは横浜みなとみらいホールでの井上道義&日本フィルミューザ川崎シンフォニーホールでのジョナサン・ノット&東響等に流れてしまったか…。














帰途品川から乗った京浜急行電鉄快速特急車内に、

近畿日本鉄道観光特急「あをによし」中吊り広告が。




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