na0の転がる石 苔まみれ border=


くるり 『僕の住んでいた街』 2010年5月26日発売


初回版:VICL-63630-1/通常版:VICL-63632-3


SPEEDSTAR/VICTOR




自身初のオリコンチャート1位獲得のカップリング・コレクション。といってもほとんどが既出の曲なので今回のレビューは新曲『東京レレレのレ』について。




とにかくなんだか気味が悪い。Aメロは東京音頭、Bメロは沖縄民謡風、この2つが交互に配置され途中笛(尺八?かとおもったらPVみたら全然違った。なんていう笛なんだあれ)の短いソロがはいっている。そして随所に入る岸田やコーラスの「ハイハイ、ヨイサッサ」の掛け声。




次のアルバムができているけどこの曲をここに入れるということは、この曲は次のアルバムのテイストには合わないけどなんかもったいないからここに入れたのだろうな、きっと。




でもここまでやるんだったら、いっそのことドラムセットじゃなくて和太鼓、みたいなもっと斬新な試みをして欲しかったな、と思わないでもない。いい曲だけど、なんか中途半端。まぁくるりらしいが




それにしても、このカップリング集。最近のオリジナルアルバムと違ってまったく理路整然としてないのにしっかりくるりなのはなんかすごい。




『サンデーモーニング』とか導入はスゴいユニコーンっぽいのにBメロになるとくるりっぽくなるのがすごくいい。その次の『ガロン』は曲の構成がすごいポストロック的でもあるし、『ノッチ5555』はその逆にとても今のくるり的じゃないし。




注目して聴いてほしいのは『地下鉄』。この曲のドラムはこのアルバムの中で一番かっこいい。誰の時だ?あぁクリスか。あとは『すけべな女の子』と『BLUE NAKED BLUE』。後は『京都の大学生』。




つーか、はよ次のアルバム出してほしい。せめてなんか情報をくれ。頼む。


Manic Street Preachersが新作を作ってるとのこと!!そしてそのアルバムはもう「生まれつつある(Being Born)」だって!!キャッホウ!!

ツアー(これは残念だが今のところイギリス国内のみ)が9月から、ということは逆算して、早ければ7月末くらいには聴けるかもしれないぜっ!!キャッホウ!!

前は2年のブランクがあったけど今回は1年ちょいで新作だぜっ!!うれしいぜっ!!キャッホウ!!


・・・でも、あくまでこのアルバムに関してマニックスは「俺たちは新しい歌を作り、新しい歌詞を書いてきた」っていってるってことは、やはりもうリッチーの歌詞は使わないってことなのだろうな・・・


いやいや、今こそ彼らの新たな船出なのだ!!!皆の衆、笑顔で迎えようぞ!!



・・・って、気づいたらもう6月!?やべえ5月全然更新してねえ!!!でも、こんなに更新してないのに4月よりランクちょっぴり上がった、ってなんだそれ!?つーか見てる人マジ感謝!!そしてすいません


というわけで明日上げます、最低2つ。今回はどちらも邦楽だよ、お楽しみに!!







なんだこのウザいテンション・・・久々すぎて自分でもよくわからん(汗

追記;『どんぞこ』は昔からライブでやっている曲だということで、、そりゃ新しい試みはないわな、勉強不足。すみませぬ。ただ、やっぱりそれでもいやーな気分にさせられてしまうことには違いないし、ラストに入れるとしてもシークレットトラック扱いとかにしてほしかった。

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The Dead Weather 『Sea of Cowards』 2010年5月12日発売(国内版は5月26日)




Jack Whiteの第2サイドプロジェクト、The Dead Weather。昨年のデビュー作は個人的にはランク外にはしているが実質2位。その実力は個々のオリジナル活動で折り紙つきの金箔張りみたいなものだが、今回もやっぱり凄い。




今回わかったのはこのプロジェクトのJack White内での位置づけ。本職The White Stripesはベースレスでどこまでブルースを追及できるのかの実験バンドであり、Raconteursが定番のバンドスタイルでのルーツロックの再現。そしてこのDead Weatherは70、80'sのハードロックバンドがもし今の時代にそのままタイムスリップしたらどのように進化していくか、あの頃のハードロックを愛してはいるがそれを超えてやろうという挑戦的なバンド・プロジェクトであろう。




なぜこんなことを思ったかと言えば今回も前作以上にしっかりとシンセを導入していること、そして前回以上に印象的なギターサウンドを追求していること、この2つがそんなことを思い起こさせたのだ。これが「White Stripes」のJack Whiteだとしたら絶対に許されないことだが、このプロジェクトの彼にだったら許される。




ともかくシンセの導入は確実に良い効果をもたらしている。3曲目『The Difference Between Us』での導入は彼らなりのダンスミュージックへの接近だろうか。まったく乗れる気はしないがあれはあれで心地よい。




何より一番は『I'm Mad』のサイケとも違うあのトリップ感、というか気持ち悪さすら感じさせるあのAlisonの自嘲じみた笑い声はイヤホン越しでも我々の根源的な恐怖をあおる。




前回と比べて実験性が増し、いい意味での気持ち悪さが半端ない。若干実験的で評価はしにくいがサイドプロジェクトとしての挑戦のやりかたは正当なものである。ただ、やっぱり前作のほうが好きだなぁ・・・


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ミドリ 『shinsekai』 2010年5月19日発売


思えば神聖かまってちゃんに受けたあの壊滅的ポップ感も、そして相対性理論、やくしまるえつこの気だるい中に見えるアヴァンさも、ボクの中ではミドリでロスト・ヴァージンなのであった、ということを今更ながら思い出してしまった。


正直いってしまえば前作『あらためまして~』収録『ゆきこさん』の「デストローーーーーーイイイイイ!!!!」の良さはまったくもって意味不明でなぜあのアルバムがあんなにロングセラーなのかは到底理解できなかった。そしておそらくこのアルバムはそこまで売れないだろうな、と思う。だけど確実に、前よりもいい。


聴くべきは『鉄塔の上の2人』。あえてメロディラインに合わせることを無視してきた後藤まりこ。その彼女がまさかの萌え声(←あくまで個人的にはそう聞こえるのですが)でサビを歌い上げるこの歌はまさにミドリにとっても、我々にとっても新世界だ。


そしてイントロだけでまさかの涙を誘うのが『春メロ』。残念、というか裏切られたのは鍵盤のハジメがヴォーカルというところ。言っちゃ悪いがハジメ、音痴です(笑


それ以上に残念なのは『どんぞこ』。あれだけは工夫がなく今までと全く変わりがない。これがラストのせいで聴き終わった後の余韻がいやーな感じになってしまった。こういう負の感情の爆発はプライベートのカラオケで済ましてほしい。ただドラム、ベースは走りまくってるが。


まぁ、彼女らはshinsekaiに足を踏み入れたばかりでまだまだそこは未開の地。まだ上を目指せるし、見てない土地や生き物がそこには巣食っているはず。我々には想像すらつかないフロンティアにミドリは到達できる気がする。