毎年恒例、年間ベストのコーナー。
ただ今回はパソコンの買い替えとともに
長年放置し続けたiTunesライブラリとバックアップの整理も行った結果、
誤っていろんなデータを消したりしてしまったので
やむを得ず番外編として発表。
 
2016年は個人的にはサントラの当たり年。
映画等々とセットになってこその劇伴ではあるが、
音楽単体としてよかったものも多々あったので紹介していこう。
なお2016年と言いつつ、2015年のものなど、
いろいろ混ざってしまってはいるが、その辺はご愛敬ということで。
 
まずはクエンティン・タランティーノ監督作『ヘイトフル・エイト』。
巨匠モリコーネの手がけたテーマソングが見事だった。
まぁ映画の出来はアレだったのだが…。
 
 
続いては我らが日本の巨匠、坂本龍一が手掛けた
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督作『レヴェナント』。
教授は『ラスト・エンペラー』以来、2度目のグラミー賞受賞にも期待したい。
 
 
こちらはNETFLIXオリジナルドラマ『ストレンジャー・シングス』のサントラ。
レトロ感漂うイタロ・ディスコ風な曲調が作品の印象ともマッチしていた。
ドラマのほうも評価が高く、先日発表されたPGA(全米制作者組合賞)も受賞した。
スティーブン・キングの名作のいいとこどりをしたような、質の良いSFドラマだった。
 
 
ゲームからは実に8年ぶりの新作発表となった、スタイリッシュRPG『ペルソナ5』。
毎回ゲーム本編とともに音楽も高評価な本シリーズだが、
今作もご多分に漏れずなかなかの仕上がり具合。
 
 
そして現在日本公開中のニコラス・ウィンディング・レフィン監督最新作『ネオン・デーモン』。
「美」をテーマに、映像の構図や光彩などに徹底的にこだわった作品。
言ってしまえば観る人を選ぶ、ある種のカルト作品ではあるが、
劇判との絶妙なマッチングも果たしており、一見の価値はある。


1位 THE OTOGIBANASHI'S 『BUSINESS CLASS』

一曲ごとの精度はかなり洗練されているが、なんとも肩肘張らないアルバム。
制作時の雑談もそっくりそのまま録音されていて、
リラックスしたムードやいい意味でのゆるさに新世代を感じられた。




2位 Base Ball Bear 『C2』

15年の集大成、と同時に前々作『深呼吸』から続く3部作の完結編。
堂々たる完成度でBase Ball Bearというバンドの存在を見事に更新させた快作。




3位 Sugar's Campaign 『FRIENDS』

tofubeatsの盟友seihoとAvec Avecの組んだユニット待望の1st。
全曲素晴らしいが、2012年に発表された『ネトカノ』は特に聴いて欲しい1曲。




4位 tofubeats 『POSITIVE』

で、そのお友達tofubeatsの3rdアルバム。tofubeats特有のメロディが
ややマンネリ化してきてはいるが、豪華なコラボレーションで楽しませてくれた。
それに輪をかけて豪華なメンツのリミックスアルバムも最高だった。




5位 (((さらうんど))) 『See you, Blue』

前2作に比べポップさが控えめになりややとっつきにくさはあるが、
より深くダンスミュージックに接近している。
トラックメイカーとしての才能が爆発した最高傑作。




6位 Every Little Thing 『Tabitabi』

前作『FUN-FARE』から黄金期の復活も感じられる、ELT記念すべき20周年を飾るアルバム。
とはいえいい意味ですごくELTらしくない、意欲作に仕上がっているところが良かった。
ディスコティックな8曲目『Little Dancer』は出色。




7位 SPECIAL OTHERS 『WINDOW』

各演奏の音も非常にクリアで、アルバム全体の空気感が非常にここちよく感じられ、
まるで室内にいながら風が吹き抜けるような爽やかさにあふれていた。




8位 星野源 『YELLOW DANCER』

ブラックミュージックのノリがこれまでよりも強いが、
重くなりすぎず軽快なテンポでまとめられてるのが良かった。
祝・紅白出場!



9位 安藤裕子 『あなたが寝てる間に』

アルバムを出すたびどんどん進化し、もはや貫禄すら出始めている安藤裕子。
なんといっても『世界をかえるつもりはない (BAND ver.)』、
そして初のクリスマスソング『クリスマスの恋人』この2曲は必聴。




10位 寺尾紗穂 『楕円の夢』

3年ぶりの新作、で開口一番「電燈がふっと消えてよ」の始まりにぎゅっと心掴まれた。
どこか闇を感じる歌詞を歌い上げる、優しく耳に残る彼女の声は一度聴いたら病みつき。
死ぬ時に聴いていたらなんとなく悔いはないな、という10枚。
前回(2010年当時)はこれ。

U2 『WAR』

大滝詠一 『A LONG VACATION』

中村一義 『ERA』

King Crimson 『In The Court Of The Crimson King』

荒井由実 『MISSLIM』

Radiohead 『Kid A』

The Beach Boys 『Pet Sounds』

The Who 『Who's Next』

はっぴいえんど 『風街ろまん』

東京事変 『スポーツ』


今見ても恥ずかしい、かなりのミーハーセレクト。
大学に入りバイトを始め小銭も入り、名盤と呼ばれる作品を聴きあさり
耳が肥えたと思い始めた(思い上がった)あの頃ももはやfar far away。

あれから5年。酸いも甘いも知った……かどうかはさておき、
現時点でのmy Bestはコレだ! 並びは順不同、カッコ内は発表年。



Pop etc 『Pop etc』(2012)


Sonichrome 『Breathe The Daylight』(1998)


Groove Armada 『Lovebox』(2002)


Manic Street Preachers 『Journal For Plague Lovers』(2009)


Trent Reznor & Atticus Ross 『The Social Network』(2010)


□□□ 『マンパワー』(2012)


くるり 『魂のゆくえ』(2009)


The Rapture 『In The Grace of Your Love』(2011)


毛皮のマリーズ 『TIN PAN ALLEY』(2011)


Todd Terje 『It's Album Time』(2014)


気分一新、全て見直してみた。とはいえ大瀧詠一のロンバケや荒井由美は結構聴いている。
前回と違い、いわゆる名盤と呼ばれる作品は入ってないが、
その辺に興味がなくなったのではなく、単純に趣味の変化から。
この5年での大きな変化といえばロック一辺倒だったあの頃から、
今はだいぶエレクトロ系寄りになっていること。とはいえ雑食&ミーハーは相変わらず。
就活もせず一番集中して音楽を聴けていた11年前後からのセレクトが多く、
忙しさからここ1、2年で聞き逃してしまっているものが多いのは仕方がないが残念。
今後の課題はその辺を埋めつつ、インターネット中心となった時代の潮流を見極めていくことか。
1位 踊ってばかりの国 『踊ってばかりの国』

自分の中では2011年の毛皮のマリーズ『TIN PAN ALLEY』の対としての存在。この国の至らなさも含めてすべてを肯定したあの時のマリーズに対し、現状の空気感を全否定したこのアルバム。あの「2011」から「2014」の間に変わっていくはずだったものがどうなってしまったのか、強く考えさせられた。


2位 tofubeats 『First Album』

10年代の寵児・tofubeats念願の初メジャーアルバム。4月の『ディスコの神様』から最高に楽しませてくれた。贅沢なコラボはもちろん、地元仲間のokadadaとのユニットDancinthruthenightsもあったのがGood......ただ、なぜ仮谷せいらがいない!


3位 ドレスコーズ 『Hippies E.P.』

「ドレスコーズ、ダンス解禁!」のタワレコのPOPを目にして、飛び上がりそうになるほどうれしかった。この後の3rdアルバム『1』もいいっちゃいいけど、このEPの雰囲気がゼロだったのが残念。


4位 Base Ball Bear 『二十九歳』

もうすっかりベテランの風格漂うベボベ。素直でひねくれていない、骨太ストレートな「日本のパワーポップ」を鳴らしてくれる貴重な存在。


5位 ナンバタタン 『ガールズ・レテル・トーク』

南波志帆×タルトタタンの絶妙なテンポ感が気持ちよかった1枚。両方の良さを消さずうまく引き立て合っていたのも良かった。


6位 くるり『THE PIER』

2014年のベストソング第1位は話題にもなった“変な曲“『Liberty & Gravity』で決まりだが、その曲のイメージが強すぎてアルバム全体はうまく消化しきれなかった。もちろん1曲1曲はどれも良かったけれども。


7位 椎名林檎 『日出処』

年女の節目で精力的に働いてくださった林檎様のNewアルバム。後半、怒濤のシングル曲たたみかけに完全にノックアウト。だが、その分前半のアルバム曲の印象が薄かったのは残念。


8位 Every Little Thing 『FUN-FARE』

個人的なELTの全盛期は10年前、6th『commonplace』から7th『Crispy Park』なのだけど、その頃を彷彿とさせてくれた。とはいっても、インスト以外全曲タイアップ付きという、化け物みたいな安定感は流石。


9位 菅野よう子 『残響のテロル オリジナル・サウンドトラック』

流石の菅野よう子、ぐうの音も出ない素晴らしさ。アニメは見ていなかったが、別個として聞くものとして成立していた。真の意味で日本ナンバーワンアーティスト。


10位 FLOWER FLOWER 『実』

あのYUIが、ここまでのものを作ってくるとは。2010年の『GLORIA』から、彼女の本質はロックンローラーだと思っていたが、完全にうれしい誤算。今後にも激しく期待したい。
1位 Sugar's Campaign 『放課後ゆうれい』

レトロ感とキャッチーさの絶妙なMIX加減が最高だった1曲。
この曲に救われ続けた1年だった。

2位 tofubeats Feat. 仮谷せいら『SO WHAT!?』

tofubeatsのミューズ・仮谷せいらとの、もう何度目かのコラボ。
彼女のメジャーデビューを今か今か、と待ち望んでいる今日この頃。

3位 星野源『地獄でなぜ悪い』

星野源・人気爆発の年、最後の一手となるはずだった一曲。
病気での長期療養が実に悔やまれる。

4位 0.8秒と衝撃『Freedom FOREVER』

彼らにしては珍しい、どメジャー路線のギターポップ。
とはいえどこかフォーキーで、それでいてパンクで、泣き曲で。バンド史上屈指の名曲。

5位 天野春子『潮騒のメモリー』

あまちゃんイヤーの2013年。朝ドラを観ていた身としてはやはり外す事ができなかった。
ギリギリまでみてから出社してたため、いつも遅刻ギリだったのも今となってはいい思い出。

6位 遠藤舞『Today is The Day』

アイドル界No.1との呼び声高いアイドリング!!!のリーダー遠藤舞、祝・ソロデビュー曲。
今年2月の卒業を機にそのポテンシャルをフルに活かし、バラドルとして開花して欲しい。

7位 tofubeats Feat. 森高千里『Don't Stop The Music』

まさかの森高千里とのコラボ。そのインパクトだけではなく、曲自体がとても秀逸。
tofubeats、2曲目のランクイン。ポスト・ヒャダインとしての活躍を期待したい。
いや、ヒャダインも現役バリバリだけれども。

8位 Perfume『未来のミュージアム』

去年も変わらずの超絶人気で1年を駆け抜けていた。ライブでの新たな表現技法も身につけた彼女たちだが、個人的No.1はコレ。ドラえもんを意識した振りも最高だった。

9位 きゃりーぱみゅぱみゅ『キミに100パーセント』

続いてもヤスタカ氏。しかも、ドラえもん→しんちゃんのまさかのテレ朝金曜7時枠つながり笑。
きゃりーはお得意のぶっ飛んだ曲より、このくらいに押さえた純正ポップが大好物。

10位 椎名林檎と中田ヤスタカ『熱愛発覚中』

自分でもびっくり、3連続のヤスタカ氏。狙った訳では決して、無い。
同時発売のライブベスト『蜜月抄』も良かった。
PVのおっぱいがランクインの決め手だった事は言うまでもない。