盗まれて「盗まれて」 今邑彩さん短編集ですこれ、復刊してくれて嬉しいです。今邑さんの作品は、いつも期待を裏切らないんです電話と手紙が出てくるお話です盗まれて (中公文庫) (Amazon「BOOK」データベースより)優秀なゴースト・ライターだった夫が、本当の「幽霊」になってしまった!困り果てる売れっ子作家に、夫の幽霊から電話が…(「ゴースト・ライター」)。中学時代の同級生から、十五年の歳月を越えて送られて来た手紙とは(「時効」)。ミステリーはいつも電話と手紙によって運ばれる。傑作推理短篇集。 ↓読書ブログいっぱいあります↓
暗いところで待ち合わせ「暗いところで待ち合わせ」乙一さんこの表紙・・・ホラーっぽいですよね。でも、中身はとってもロマンチックです深いです暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫) (Amazon「BOOK」データベースより)視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチルは、身を守るため、知らない振りをしようと決める。奇妙な同棲生活が始まった―。書き下ろし小説。 ↓読書ブログいっぱいあります↓
星の王子さま「星の王子様」サン=テグジュペリ さん中学生の頃、母が買ってくれた本。うちの母は、この王子様が大好きで(笑)今も大事にしています。お母さん、ありがとう 現在では、いろーんな出版社から新訳されたものが出回っていますこれ読み比べてみると、おもしろいんです中学生の頃、初めて読んだのは岩波少年文庫のものでした一応大人になった今は、 倉橋由美子さんが翻訳されている宝島社文庫のものが気に入っています。 そういえば、箱根にある星の王子様ミュージアムも、素敵なところです何度行っても、癒されます。 星の王子さま (岩波少年文庫 (001)) 星の王子さま (集英社文庫) 星の王子さま (新潮文庫) 新訳 星の王子さま (宝島社文庫) 絵本 星の王子さま (Amazon「MARC」データベースより)サハラ砂漠に不時着した飛行士と、ほんとうのことしか知りたがらない星の王子さまとのふれあいを描いた、永遠の名作。↓読書ブログいっぱいあります↓
小さい魔女「小さい魔女」オトフリート=プロイスラー さん小学生のときに母に買ってもらった本です。小さい頃から、ホラー系の話が大好きで・・・・きっと魔女の怖い話だと期待して読んだのを憶えてます。・・・明るいお話でしたこの魔女。かわいい小さい魔女 (新しい世界の童話シリーズ) 小さい魔女 - The Little Witch【講談社英語文庫】 (Amazon「BOOK」データベースより)127歳のしんまいの魔女がいました。この魔女は、気のいい魔女で、よい魔女になろうと修業にはげみ、あの手この手の魔法を使います。でも失敗ばかり…。無邪気でそそっかしい小さい魔女の、明るくてユーモラスな物語。 ↓読書ブログいっぱいあります↓
ユージニア「ユージニア」 恩田陸さん一字一句逃さないようにじっくり読みました。読みにくいわけじゃないですが、さらさら読み流せる感じではないです・・・内容的にも、じっとりした感じなので。でも、それがいいのですただただ、雰囲気にやられました。うっとりするほどですユージニア (角川文庫) (Amazon「BOOK」データベースより)「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」こんな体験は初めてだが、俺は分かった。犯人はいま、俺の目の前にいる、この人物だ―。かつて街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。数十年を経て解き明かされてゆく、遺された者たちの思い。いったい誰がなぜ、無差別殺人を?見落とされた「真実」を証言する関係者たちは、果たして真実を語っているのか?日本推理作家協会賞受賞の傑作ミステリー。 ↓読書ブログいっぱいあります↓
さよならが君を二度殺す「さよならが君を二度殺す」黒井卓司さん角川ホラー文庫貴志祐介さんがホラー大賞に推薦したこの作品不気味な感じで、物語が始まります。グロいのが苦手でも大丈夫ですよ~さよならが君を二度殺す (角川ホラー文庫) (Amazon「BOOK」データベースより)山間部の村で5人の人間が消えた。彼らは半日後に無事発見されたが、失踪時の記憶が揃って失われていた。それから32年後、当事者の一人の慎吾は死んだはずの妻の声が聞こえるようになり、幼馴染みの康夫と剛にも特殊な能力が発現する。人智を超えた知恵と技術、思念で人を操る力。これを与えるのは神か悪魔か。空白の過去に隠された戦慄の秘密が明かされてゆく…。圧倒的リーダビリティの第18回日本ホラー小説大賞最終候補作。 ← 読書ブログいっぱいあります
贖罪「贖罪」 湊かなえさん読みやすかったです学校の場面などは、「告白」を思い出しました黒沢清監督インタビュー も付いていて、ドラマにも興味がわきました。贖罪 (双葉文庫) (Amazon「BOOK」データベースより)15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなる。娘を喪った母親は彼女たちに言った―あなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できる償いをしなさい、と。十字架を背負わされたまま成長した四人に降りかかる、悲劇の連鎖の結末は!?特別収録:黒沢清監督インタビュー。 ↓読書ブログいっぱいあります↓
時鐘館の殺人「時鐘館の殺人」 今邑彩さん短編集です表題作の「時鐘館の殺人」 は、いつもの今邑さんの作品とはちょっと違った感じでした表題作以外のお話は、いつもの今邑さんらしかったです。かなり好みでしたちなみに、時鐘館→とけいかん と読みます。綾辻行人さんの「時計館の殺人」を思い出しますね~時鐘館の殺人 (中公文庫) (Amazon「BOOK」データベースより)作家、評論家をはじめミステリーマニアの集まる下宿屋・時鐘館。編集者の催促を前に「原稿は一枚も書けていない。勝手ながら『消失』する」との手紙を残し、締め切り直前の老推理作家が姿を消した。翌朝、発見された雪だるまに彼の死体が。マニアたちが展開する華麗でシビアな推理の行方は?(『時鐘館の殺人』)傑作ミステリー短篇集。 ↓読書ブログいっぱいあります↓
少女Aの殺人「少女Aの殺人」 今邑彩さんいっき読み用の長編ですいろいろ書きたいんですけど、もったいないので書きませんもちろん、おもしろいですぜひ少女Aの殺人 (中公文庫) (Amazon「BOOK」データベースより)「養父に身体を触られるのが、嫌で嫌でたまりません。このままでは自殺するか、養父を殺してしまうかも―」深夜放送の人気DJのもとに届いたのは、「F女学院の少女A」という女子高生からのショッキングな手紙だった。家庭環境があてはまる生徒三名の養父は、物理教師、開業医、そして刑事。直後、そのうちのひとりが自宅で刺殺され…。 ↓読書ブログいっぱいあります↓
鬼「鬼」 今邑彩さん短編集です単行本が気に入っていたのですが、文庫も発売された瞬間に買いました文庫には2作品が追加収録されています鬼 鬼 (集英社文庫) (Amazon「BOOK」データベースより)引きこもっていた息子が、突然元気になった。息子を苛めていた子が、転校するというのだが…「カラス、なぜ鳴く」。かくれんぼが大好きだったみっちゃん。夏休みのある日、鬼になったみっちゃんは、いつまで待っても姿をあらわさなかった。そして、古井戸から…「鬼」。他、言葉にできない不安、ふとした胸騒ぎ、じわじわと迫りくる恐怖など、日常に潜む奇妙な世界を繊細に描く10編。ベスト短編集。 ↓読書ブログいっぱいあります↓