やるべきときに、やるべきことを、する
こんにちは、Noriです。
まずは、一枚の写真を。
これは、庄内空港に着陸する、羽田から来た、全日空の旅客機です。
きっと、被災者のご家族などで、
ここから陸路、現地へ向かうために乗っている人も多いと思います。
この右手には、夕日を浴び、赤く染まる雪をかぶった月山があり、
左手には、同じく夕日を浴びた鳥海山があります。
畑で仕事をしていると、この庄内空港から、
何十機ものヘリコプターが隊列を組んで飛んでいくのが見えます。
自衛隊なのか、消防庁なのか、県警なのか、赤十字とかなのか、それとも海外から来た部隊でしょうか。
みんな、内陸側、つまり東へ向かってまっすぐに飛んでいきます。
「いけっ、いけっ、飛んでいけっ」
こんなとき、実際の現場や、訓練で鍛え上げられた、
肉体と精神を持ち合わせた、最強の救援部隊が、きっとあのヘリに乗っていると思うと、
こぶしに力が入り、胸が熱くなる。
男として、助けを求める人を救える男ほど、かっちょええもんはない。
わしは、わしの救える人を救えるように、力を入れる。
よしきた、いくらでもどろんこになっぞ。
やっと言葉になったこと(自分に向けて)
「申し訳なく思ったり、萎縮したりしないで下さい」
「いま、日本の経済をしょって立っているのは、みなさんなのです」
「必要以上に緊張して疲弊したりせず、私たちに代わって元気で健康でいて下さい」
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昨日、久しぶりにテレビの情報番組を観ました。
ある被災者の人からのメッセージが読み上げられていました。
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「日本はこれまで、世界の多くの国々に対して最大の支援をしてきた国だ。
今度はわれわれが、全力で最大の支援をするべきときだ」
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うえは、言葉は多少違いますが、国連のメッセージです。
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私はこれまで、経済にも、国連にも、過度の信頼を寄せたことがありません。
というよりも、こういうものの存在意義について深く考えたことがなかったのです。
そして、考える必要性もなかった。
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被災者の中には、色々な想いや考え方を持った人がいる。
はじめのメッセージとは違う感情で、時を過ごしている人がいる。
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被災していない人たち、メッセージを受信した人たちも、ひとりひとり異なる事情でくらしている。
受け止め方はもちろん人それぞれ。
私の中で、自分の都合の良いように解釈してしまっているのではないか、というおそれがつきまとっている。
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メッセージを読んでいたアナウンサーが、声をつまらせて先を続けることが出来なくなっていた。
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それぞれが、違う立場で、解消する見込みのない葛藤を抱えながら、時を過ごしている。
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今朝までの冷え込みが、やっと融解に向かうとのこと。
太陽のぬくもりはそれでも、誰のうえにも平等に降り注ぐはず。
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こたえを急ぐことはない。
こたえが見つかるとも限らない。
解消に至らない複雑な思いがある。
抱え続けていかなければならない思いもある。
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電力を使うより、からだを動かして出来ることをします。
電気・ガス・水を大切に使います。
健康につとめます。
冷静な頭で、具体的な行動で、でも、おもいは抱えながら。
頭を整理するための、記録として
こんにちは、Noriです。
改めて、このブログについて、ご報告です。
1、テーマが、「Noriのブログ」とあるのは、Noriが書いております。
つまり、今、このブログはNoriが書いております。
2、そのほかのテーマ、たとえば、「ツマのつぶやき」、「つながるひとのわ」などは、ツマが書いております。
3、Noriと、ツマは夫婦です。
4、このブログは、家族や、友人、知人へ向けて、近況報告用に作成しております。
5、Noriは、あまりインターネットなどのいわゆるIT(アイティー)関連は強くはないですし、
正直なところ、あまり好きな方でもありません。
6、その理由としては、あまりにも顔が見えないことと、言葉や、想いや、存在が軽くなるからです。
7、また、思った以上に、書いたことに責任を感じるからです。
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今回のことをうけて、ブログを一時停止するか迷いました。
ただ、近況報告用ではなく、もうひとりの自分に対して、少し問いかけてみたくなったので、
少し、私のわがままのために、電力を使わせていただきます。
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つまり、これから書くことは、誰へ向けて書いているのでもありません。
ですので、何が書かれていても、「以上でも以下でもなんでもないもの」と思って下さい。
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命を失った人がいる。
家族を失った人がいる。
家を失った人がいる。
食べ物がない人がいる。
布団が無い人がいる。
暖房が無い人がいる。
飲み水が無い人がいる。
排泄する場所が無い人がいる。
薬が無い人がいる。
重症で、医者に診てもらえない人がいる。
医者なのに、十分な医療器具が無い人がいる。
助かるのに、助からない命がある。
赤ちゃんに飲ませるミルクが無い人がいる。
助けを求めているのに、伝える手段の無い人がいる。
すぐ隣に寝ていた人が亡くなってしまった人もいる。
凍えながら、ひたすら救出を待っている人がいる。
生死の境をさまよいながら、必死で生きようとしている人がいる。
人を助けようとして、亡くなった人がいる。
人を助けようとして、助けられなかった人がいる。
助かろうとして、助からなかった人がいる。
救おうとして、救えなかった命がある。
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ガソリンが無いから、車で買い物にいけず、不便です。
灯油が無いから、ストーブが焚けず、不便です。
スーパーにいつも買っていたお肉がないから、不満です。
テレビが、震災の報道ばかりで、つまりません。
なんだか、映画を観てるみたい。
僕の大学受験が台無しだ。
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原子力発電所に、自分の命をかけて、被害を最小限に食い止めようとしている人たちがいる。
避難所へ、自分の命をかけて、救援物資を届ける人たちがいる。
崩壊した街に、世界中から助けに来てくれた人たちがいる。
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わしは、ええかげんなことばっかり言うので、あんまり真に受けんでほしいんじゃけど。
宮沢賢治に、いい人が、みんなのために火山で死ぬ話があったと思う。
三浦綾子に、いい人が、みんなのために列車をとめるために死ぬ話があったと思う。
ハリウッド映画に、いい人が、みんなのために死ぬ話があったと思う。
いい人は、みんなのために死ぬ人かもしれん。
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今、生きている人は、みな、直線的に、死に向かっている。
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今、わしの手でできることは、何か。
そんなもん、考えんでも答えはでとるじゃろ。
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もう、芽が出てきとるよ。
春じゃけぇ。
何千、何万と。
芽が出てきとるよ。
春じゃけぇ。
うまいもん、いくらでも食えっぞ。
生きとれよ。
みんな。
私たちの状況です。
ツマです。
昨日もたくさんの方から、電話やメールを頂きました。
ご心配をおかけしておりますが、私たちは大丈夫です。
停電後、関東の方での被害の甚大さを知り、愕然としました。
そして、お隣の宮城の方々が被災生活を余儀なくされている…
本当に心が痛み、息が詰まる思いです。
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山形は比較的被害は大きくありません。
3月11日(金)地震発生時、私たちはたまたま山形市にいました。
Noriの研修があったため、私も何気なく同行したのです。
その時、Noriは研修中、私は大沼デパートの地下にいました。
はじめは小さな揺れでした。
しかし、その状態が長い間続き、嫌な揺れになり、徐々に増幅されました。
店員さんやお客さんもその場で立ちすくみ、店内が騒然とします。
蛍光灯が小さく明滅し、やがて停電。
叫び声も聞こえました。
店員さんの誘導に従って、すぐに階段を上がり、大通りに出ました。
メインストリートには人がたくさん身を寄せ合って集まっていました。
すぐにNoriに電話したのが良かったのだと思います。
PHSはすぐにつながり、お互い無事を確認。
人々は少しの間呆然と立ち尽くした後、いっせいに携帯を使って情報を得ようとしていました。
しばらくして、宮城県沖で巨大な地震が発生したことを知らせる市内アナウンスが流れました。
全てのお店の電気が消え、ほぼ閉店状態の通りを歩き、Noriの研修施設へ歩いて向かいます。
信号も使用不可能、警察官が交通整理をしています。
コンビニエンスストアやカフェの中で寒さをしのいでいる人たちも、余震が続くと急いで道路に避難。
救急車両のサイレンが通り過ぎていきます。
雪と風もひどくなり、真冬の冷え込みに。
私が研修施設にたどり着くと、Noriもちょうどエントランスから出てきました。
すぐに車に戻り、水筒の暖かいお茶で一息ついて、冷静さを取り戻します。
動かない、という選択肢もありました。
高速道路がすべてストップしていました。
しかし、新庄経由で帰路に着くことを決意し、出発しました。
家族、友人から時折着信があったり、メールが入ります。
しかし、電波の状態が悪い上、かなりつながりにくい状態であったのだと思います。
思うようにこちらから、まとまった情報をお伝え出来ず、ご心配をおかけしました。
信号が使用不能であることに加え、路面が凍結し、ハンドルを取られるほどの悪天候。
途中、既に営業していない道の駅で用を足したりしました。
19時頃、尾花沢の道の駅で持参していた弁当を食べます。
もちろん、あたりは真っ暗。
その間、バスが2台ほど停車しては出発してゆきました。
トイレが使えないことを確認し、そのままそこを立ち去ったのでした。
視界不良の中、ラジオに耳をすませながら、集中力を極限まで使って、Noriが運転を続けました。
酒田への道すがら、途中ちらほら電気が復旧しているのが見えます。
21時すぎ、やっと酒田の自宅に到着。
酒田はまだ電気が復旧していませんでした。
反射式の灯油ストーブをつけて、懐中電灯や電池や蝋燭やマッチをテーブルの上に集めます。
暗いし、寒いし、この日はすぐに寝ました。
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明けて12日(土)、午前4時台に比較的大きい余震がありました。
その後、寒くて布団の中におられず、起床。
幸い、ガスと水道は使えるので、すぐにお湯をわかし、温かいお茶で暖をとりました。
ほぼ通常どおり朝食をとり、Noriは鶴岡に仕事に向かいました。
私はツネコおばちゃんの安否を会って確認するため、9時前に家を出ました。
近くのコープの店頭で、食料などの必要物資を売っているのを見つけます。
少し買い足して、一旦帰宅。
再度、車でおばちゃんの家へ。
今度はおばちゃんを車に乗せて、コープで必要なものを見てもらいました。
外出先で再び震災にあったときのため、食料を持ち、防寒具をしっかり身に着けます。
Noriの今回のことに対する態度を見て、私も気持ちを引き締めます。
自分の身については自分で責任を持つ。
その上で出来ることをして、また必要がなければ動かない。
Noriは食料を供給できる立場にある。
その重要な役目を全うするため、つとめて日常を続けていました。
離れていても、想いはひとつです。
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きっと、みなさんも様々な不安や緊張感をもって時を過ごされていることと思います。
私もかなり不安定になっているようで、Noriに迷惑をかけてしまいました。
不必要に自己嫌悪に陥ったり、ものごとの嫌な部分を感受してしまう自分の弱さを改めて感じました。
でも、そんなこと言っている状況ではありません。
自分を叱咤激励し、心を強く持つ。
Noriが前回のブログで言っていたとおりです。
まずは、自分の心の強さ。
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少しでも、このブログで、私たちの存在を感じてもらえれば幸いです。
また、みなさんの存在を感じることで、私たちも前を向いていられます。
励ましあって、しっかり生活を営んでいきましょう!!
今、何をしなければならないか
Noriです。
電力が復旧しましたので、まず私たちの無事をご報告いたします。
様々な方々からお電話やメールをいただき、ご心配をおかけしまことに申し訳ありません。
昨日より、様々なことがありましたが、私たちは無事です。
ともかく、被災された方々の無事と、早急な救出を願うのみです。
「病めるものは、助けを求めよ。
弱きものは、自らの身を守れ。
健康なものは、そばにいる人の身を守れ。
強きものは、力の限りを尽くしてこの国を守れ。」
今、私たちは、少なくともそばにいる人の身を守りたい。
この国に住む私たちの、理性と、知恵と、誇りと、勇気を、
信じている。
あわてず、さわがず、今、できることを、ただ、する、のみだ。
「足が動かなくなれば、
手で行け、
手が動かなくなれば、
肘で行け、
肘も動かなければ、
這って行け、
這えなくなれば、
歯で行け、
歯も動かなければ、
目で行け
目もだめなら、
想いで行け。」
ただ、無事を祈ること、
それしかできない、
でも、
必ず、届くと信じている。
固く、信じている。
