””大人になったら何でもできるようになるのか・・・”” | わたしの夢はどこに・・・

わたしの夢はどこに・・・

私ってなに?本当にGIDなんだろうか?まだまだ彷徨っています。
その中で多くの方のブログを見させていただいて、いろいろなことを教えていただきました。
このブログは自らの心の整理と、一つの事例として他の方の参考になったらお返しになるかな
と思って開きました。

 

昨年の今日、その前年の今日に観た映画『ゆるキャン△』の感想を踏まえて

  ”大人になったら何でもできるようになるのか・・・”

  その想いの先に、わたしの自我を構成する大きな側面の内

  半世紀近く社会人≒会社人としての私が取り組んできたシステム創りを振り返りました

 

リブログ元の記事でも書いていますが

  わたしの生まれが”5年早かったら”

  コンピュータの性能や費用が

  わたしの対象顧客である中小製造業が杖あるレベルになっていなかったし

  それ以上にその中小企業様自体が自分の処で運用しようとは

  その時には、まだまだ思っていませんでした

そしてわたしの生まれが”5年遅かったら”

  BOMやMRPの考え方が(当たり前とは言わなくても)

  それなりに出来上がっていて

  今さら個人で改めて造り上げていくなんて言うのは許されなかっただろうと思います

 

”わたしの生きがいは考えること”

  そんな想いを持つわたしとしては

  システムのコアロジックを始め、システム全体を構想して

  創り上げることができて

  なおかつ、それがその後40年以上に渡って

  会社を移りつつもやり通してこられたのは

  ひとえにこのタイミングでしかなかったのだと思っています

 

そして、そのシステムつくりにのめり込んでいる時でも

  初めての一人生活が出来て

  それまで思いはあっても出来て来なかった女装をこっそりと始めました

    ※このころに、今改名した名ででの口座やクレジットカードも作っていました

このころは、今で言う「おかま」も「ニューハーフ」も「男の娘」も「AG」も「TG」も

  みぃ~んな「女装者」!

  まだインターネットなんて解放されていない時代

  発刊されたばかりの「くい~ん」を出張の都度、東京や名古屋で購入し

  ああ、わたし以外にも、わたしと同じ様な人がいるんだ、と安心したり

  きれいな人を見てはうらやましがっていました・・・今も変わらないですね(^O^;)

その後も何十年と人目を避けてこっそりと女装していて

  しばらくしてからは、行きつけの店何軒かはカムして女装で訪れていました

    ※このお店には、ブティック始めランジェリーショップとか美容院もあって

      美容院では、自分の頭だけでなく、ウィッグの手入れやら、旅行前のメイクもしてもらいました

 

正直(女性)ホルモン剤も、それなりに興味と言うか惹かれるものはありました

  でも情報はほとんどなく、ないからこそ恐れが大きかったのです

LGBTなんて言葉はもちろんのこと、性同一性障害なんてことも知らず

  ホルモン剤を接取した先のことはぜんぜん見通すことが出来なかったので

  そういうことも含めてなかなか手を出せなかったのです(*_*;

ホルモン剤には手を出せなくても

  それでも少しでもバストができないかと

  大豆イソフラボンだとかプエラリアミフィリカを恐る恐る接取したりしましたが

  わたしにはほとんど影響は感じられませんでした(^O^;)

 

そんなこんなで何十年の女装者期間

  実際に特例法も施行され、いろいろな情報が集まって

  いよいよ本当にトランスに足を踏み出したのは還暦を過ぎていました(^O^;)

正直、今が20代、少なくとも30代なら

  こんなわたしでももう少しはパス度があげられるのかな?

  若い人のファッションも、もっと躊躇なく着られるかな??

  少なくともお肌はもっとピチピチしているよね(*_*;

  と思うと、GIDのわたしとしてはひどく悲しくなることはあります

 

でもね!

  この年のトランスだから

  自分の社会の中(会社の中)での実績をバックに

  なんとか在職トランスも進めることが出来たし

    ※その意味では、若い人は若いうちから進む道を知れたことは幸いではあるけれど

      自分の実績のない社会で、まだまだ選択に障害の多い道を進む大変さは

      ある意味不幸せだなぁ~と心配しちゃいます

  人様より二回りも遅れての結婚生活でしたが

  二人の子育てもさせてもらったうえで

  トランス完遂もギリギリ達成しました(^O^)/

 

わたしは実感として

  本当に仕事に打ち込むのなら”家族は邪魔!”だと思っています

そうは行っても、結婚できたこと、そして子育てが出来たことは本当によかったと思っています

  でも振り返ってみて

  わたしが子育てするとしたら、このタイミングでしかなかった

  のだと思います

 

わたしの自我を構成するいくつかの側面のうちの大きな二つの側面

  「ジェンダー」と「仕事」

  松永先生の言う「自我同一性への統合」は ・・・・「GIDについて考える資料」10P

  なんとかギリギリのタイミングでなんとか出来たのかな(^O^;)

    ※”想いの性で、天職と思ったお仕事をやり通す”

      パーフェクトかと言われると

 

でもこの二つの側面で優先順位を付けなくてはいけないとしたら

  わたしとしては「ジェンダー」ではなく「仕事」を取ると思います

それは、より一層優先されるべきわたしは

  女性装のわたしではなく・・・・どこまで行っても♀にはなれないのです(-_-;)

  考えるわたしだから!