わたしの名前! | わたしの夢はどこに・・・

わたしの夢はどこに・・・

私ってなに?本当にGIDなんだろうか?まだまだ彷徨っています。
その中で多くの方のブログを見させていただいて、いろいろなことを教えていただきました。
このブログは自らの心の整理と、一つの事例として他の方の参考になったらお返しになるかな
と思って開きました。

今日会社から帰ってくるとちょうど郵便局からお電話!

  配達されていないお荷物があるとのこと

  「今から取りに行きます」と、お着換えして郵便局に向かいました

受け取ったお荷物は二つ、一つは留め置き期限が過ぎているものでした(^o^;)

  もう一つは知り合いの方からのものだったのですが旧名だったのですが

  もう免許証の裏書はないけれど、住所と姓があっているので一緒にいただいてきました

 

改名して既に三年、昔の名前での郵便物、少し懐かしかったです(^O^)

  わたしは(多分父親に付けてもらった)元の名も嫌いじゃない、というより好きでした!

ただ「男過ぎる」ということもなかったですが

  女の子の名前ではなかったのですね(^o^;)

その名前は特に難しい漢字を使っていたり、特殊な読み方をしているのではなかったのですが

  学校生活では毎年授業の最初にはどの先生も私の名前は読めませんでした

  いつもにやにやしながらその時を待っていましたが

  なんかその辺も自分の名前が好きな理由の一つでした・・・・やな性格ですね!

弟のアルバムには名前の由来というか、付けた想いが書かれていました

  ところが私のには見つけられませんでした!

  自分の名の由来をものすごく意識しだした時には父はなくなっていました

ところがある時、新聞を見ていて宗教のページで

  これがわたしの名の由来(だと私が感じた)記事を見出しました

  それが「一無為真人」という言葉!

  ”あるがままのわたし” わたしを表すとっても素敵な言葉です(^O^)/

 

この言葉仏教用語なのですが

  父は小さいころに故あってお寺さんに預けられ僧籍の名に戸籍改名しているのです

  そして余分なことですが亡くなる直前は前立腺がんの治療で除睾もやっていて

  理由は違えども、普通はやることもないことの二つも私の先達でした!

  さすが我が父です(^o^;)

 

そして人様よりも一周遅れ、二周遅れでしたが、縁あって結婚することになりました

  その結婚するにあたって、相方さんが”私の姓でいい?”と聞いてきたので

  わたしは二つ返事で”単なる標識だから、構わないよ!”と誰に相談することもなく

  その場で決めてしまいました

      ・・・・その時(今でもですが)わたしは長男なんですがね(^o^;)

 

この姓が変わることには、後日談が二つ、三つとあるのです

  そのひとつ

    当然、このこと、というよりも結婚するということを両親に報告に行ったのですが

    その時に姓も変わると告げると、反対こそしませんでしたが

    父親が”そうか”と寂しそうにつぶやいたのが今でも覚えています

    ただ私の感覚では姓がどうなろうと親子は親子でしかないので問題ないのですがね!

  そして二つ目

    狙ったわけでなく本当にたまたまだったのですが

    姓が変わったことで縦に(ゴシックで)書かれた姓名が左右対称になるのです

    わたしの発想はかなりエキセントリックなところもあるのですが

    常にタイトロープの上で出すぎないように、でも自分を殺さないように

    出来るだけあるがままの自分を生きていくことのバランスを意識していました

    そうした中での姓名の線対称、星座がてんびん座であることも併せて

    より自分の名前は好きでした(^O^)/

  そしてその三つ目

    わたしが天職と思って、し続けているお仕事も来年で40年になります

    そして結婚したころはこの地でのわたしのシステムの導入シェアはそれなりでした

  そうした中で私の転籍した会社が属するグループ企業体傘下の社長が私のことを知っていて

    ”折角築いた(私の姓○○という)ブランドを捨てちゃうのはもったいない!”

    と言っていただきました

    それに対してわたしは”また新たに築くから大丈夫ですよ!”と返したのですが

    築けたのかな(^o^;)

 

そしてわたしの名の部分に関しては

  この地に転勤で移ってきた30数年前から意識しだしてきました

  その時は、まさか将来この時に使い出した名前で生きて行けるとは

  思いもよらなかったのですが・・・

 

実はわたしの名前は、親に付けてもらった漢字の名の読みを変えて

  それを平仮名表記したものなんです!・・・・通常はなかなか思いつかないのですが!

そして当時はそれで銀行口座も作りましたし、さらにはカードも作りました

  当時の口座開設はペットの猫でも開設出来るくらいだったので問題ないのです

そしてカードは本人証明として免許証を提示しますが、読み名は想いの名で申請します

  結果、カードの刻印表記はローマ字なので、裏書のサインは想いの名前を書きます

これでプライベートな生活はこの名前で暮らしていました

 

実際の家裁への改名申請には当然この資料(通帳の取引日や請求書等々)や

  その時にプライベートの時にお付き合いのあった方からのお手紙や年賀状等は

  資料として添付しましたが、よくも取ってあったものだと思います(^O^)

 

もうお分かりかもしれませんが

  ここでわたしの名の付け方の考え方を述べさせていただきます

親に付けてもらった名が「由貴」(よしたか)だとします・・・・漢字変換で出てきました

  でもこの漢字は”ゆき”とも読めますね!

      ・・・・実際に斉藤由貴さんという方もいらっしゃいます

  免許証はこのままコピーしても何ら問題ないです!

  そして送られてくるカードの刻印は”YUKI XXXXXX”となってきます

わたしの場合はその漢字/感じのままですと女性性が感じられないので平仮名にしていますが

  この例のような「由貴」ならばそのままでもよいかもしれませんね!

 

※ちなみに、「読み名」の変更のみならば

    戸籍の改名申請は必要ないはずです!

    しかしながら健康保険、銀行やカード会社は名前の読みも管理していますので

    届け出を出さなければいけないのですが

    それを証明する正式書類はありませんので、変更申請だけですね(^o^;)

 

ただわたしたちGIDにとっての名前はいつ改名するのか、というタイミングの問題もあります

  やはり少しでも早くに改名できればクリニックに行ったりしたときに本当に落ち着きますが

  この時に完全に想いの性にしか使われないような名だと

  今度はこのトランス中に困ったことが出てくるのも事実です

そうすると多くはどちらでも使えるような名にすることも多いのかな、と思いますが

  この辺りは当人の生き方、考え方によるのかなと思います

 

そうした中でわたしは親から引き継いだ姓名(生命)のいずれも変えてしまいました

  姓は結婚するときに

  そして名はGIDによるトランスをする第一歩で

  いずれも日本国の法律に基づいて、自分の意志で変えました(^O^)

  姓も自分で選択し、自分で自分の名をつけたのです!

ある意味親に対しては申し訳ないことをしたのかもしれませんが

  名を変え、これから戸籍の性を変えても、”わたしはわたし”

  その意味では生まれた時から変わりはないのです!

それでもわたしの名は元の名から導き出された名

  その名はどちらでも使える名、そして30数年前から使ってきた名です!

 

上でも書きましたが、わたしのGIDトランスの経緯としては

  ガイドラインに則てのカウセリング後の最初のイベントが家裁での改名審判でした

  細かな手続きはわたしの過去記事も参照してもらうとして

  この直前作業として公共料金の契約者変更を行いました

この作業は単に通称名の実績作りというだけでなく

  ちょうど免許の更新時期にもなっていたのですが、まだ家を出たとはいえ

  籍は残っていたし、住民登録も前のままでした

すなわち公に現住所を証明するものがなかったのです

  そうした時に公共料金の領収書というのは二枚集めると

  それなりの証明価値が出てくるのです

それで免許の住所変更は電気代と水道代の領収書で更新してもらったのです

  市営水道の契約者変更はWEBでできたのですが

  中電の電気代とガス代は変更申請はWEBでできても

  最終的には変更通知書に書き込んでの申請でした

ところが中電とSALAはそのまま変更したい名を書いて出したら

  名前が「契約者と違う」と返送されてきて再度申請を要求されたので

  いずれも二回目の時は”GIDのための改名”という注釈をつけて

  再申請をして変更してもらいました

  ちなみに、この時は特別に添付した証明書類は何もありませんでした

  届け出だけです!

 

家裁の改名審判はわたしの過去記事にも書いていますが

  わたしの場合は(家裁により異なります)金曜に最初の申立書を出して

  数日後に質問票が送られてきて、その回答も直接持ち込んで

  ちょうど一週間後のよく金曜に改名の許可証が届きました

家裁によっては途中で質問票ではなく面接ということもあるようです

  そして通称名の使用実績は今までの通常変更では5年から10年くらいの実績は求められますが

  今は(あくまでも家裁に寄りますが)GIDにより申請では

  使用実績はほとんどなくても通っているといううわさも聞きます

  実際わたしの知っている例でも公共料金の使用実績が半年くらいで通っている例もあります

また半年の実績期間の中にお正月が含まれると

  通常はあまり受け取ることのないお手紙が年賀状という形で手に入るので

  独り身とかご家族の了承が得られている場合にはお友達にお願いして

  変えたい名前で送ってもらうと、とっても素敵なお正月が迎えられると思います(^O^)/

 

ただあくまでも改名というのは、その名で実生活を送っている、送っていこうとしているから

  名前を変えるのであるので、出来るだけ実際に使って

  これから永遠に連れ添う名に、自分自身がその名に馴染み、好きになることを

  実感しなければいけないと思うのです

  一度変えた名を再度変更することは

  僧籍離脱による還俗でもなければ「改名」以上に難しいのです

そのためには全面的ではなく、並行使用であっても

  出来るだけ長い期間、ということはできるだけ早く

  変えたい名を使い始めるのが良いのだと思います

 

本当に30年前の通帳がこんな形で使われることになるなんて・・・

 

本日のCC:[P29]

 

 

【追伸】

  ここで書かれた内容はわたしの思い、行動で

  必ずしも法・道徳的にどうこうということは述べていませんし

  推奨しているわけでもありません!

  あくまでも一つの考え方、事例として考える題材になればと記述したものです

  いずれにしても「時」だけは平等に一定に流れて行ってしまいます

  どんなに遅いスタートでも、明日よりは今日の方が早いスタートです

  わたしの改名のように思った時に始めていれば、それが生きます(^O^)