自民保守派議連から「特例法」改正案が出たけれど・・・ | わたしの夢はどこに・・・

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私ってなに?本当にGIDなんだろうか?まだまだ彷徨っています。
その中で多くの方のブログを見させていただいて、いろいろなことを教えていただきました。
このブログは自らの心の整理と、一つの事例として他の方の参考になったらお返しになるかな
と思って開きました。

自民保守系の「全ての女性の安心・安全と女子スポーツの公平性等を守る議員連盟」から

  先日の最高裁判決による特例法第三条4項の生殖不能要件の違憲判決に続き

  差し戻された特例法第三条5項外観要件について

  高裁での再審理で違憲判決が出される可能性を踏まえて

  特例法(の外観要件)についての改正に向けた提言がなされました

どちらかと言うと「LGBT理解増進法」に反対の立場を取っていた議連からの改正案なので

  ネット上でもいくつかの記事を見てみたのですが

  有料記事だったりして、今一つ全体像と言うか本旨が読み切れないのですが

  表面的にはまた一歩前進できる改正案なのかな??と思えます

 

たとえそれが今の自民党の低迷状況への対応の一つであったとしても

  わたしはそれがわたし達の状況改善に寄与するのであれば

  それはそれで、わたしは構わないと思っています

  相手の意図と違っていても、わたしの利に適うのならば(^O^;)

  

特例法自体はまだまだいろいろな問題を内包しているのだと思います

  わたし達当事者からして

  それぞれの置かれた立場等から

  それに自分の性にたいする考え方から

  いろいろな意見があるかと思います

実際に特例法が出来る時でも

  もっと詰めてから、このままではダメだ!と言う人も

  まだまだ問題はあっても、先ずは成立させることが大事だ、と言う人とか

  いろいろな意見があったと聞いています

それでも2004年には特例法が施行されました

  そしてその後の改正で、子なし要件が、未成年の子なし要件に改正されて

  わたしもその恩恵を受けて、2018年に戸籍の改性をすることが出来ました(^O^)/

 

単にGIDとしてのわたしの単純な思いだけならば

  正直もっともっと若く、本当なら10代、20代でこの特例法に会っていたならば

  と思わないではないです

  そうすればリアルタイムで好きなお洋服を

  それに合った年代で身に着けることもできたのになぁ~と・・・

でもわたしはもっともっと古い時代に生まれてしまった(^O^;)

  これは仕方のないコトです

  皆なにかの条件を背負って産まれてくるのですから!

  その一つがGIDの側面を持ったりして・・・

 

そしてわたしは想いは想いとして

  いつも現実を直視しています

”女の子になりたいなぁ!”と、小学校の頃から思ってはいても

  そんなことは出来ないことは分かっていました

  大きくなって、会社に勤め、お家を出てから、女装を始め

  行きつけのお店を作って、そこにはカミングアウトをし

  (後に改名した)女の子としての名前で口座やカードを作り

  その時々で精いっぱいの出来ることをしてきました

 

それからも多くの時が経ち

  1998年に埼玉医大でSRSが行われ

  2004年に特例法が出来たのも

  それはちゃんとリアルタイムで認識していましたが

  その時はすぐには動けませんでした・・・もうこの時には結婚もしていました

 

この間は、わたしのもう一つの大きな側面である

  天職に至る道をもがいていた時期でもありました

  わたしは、あれもこれも一度にたくさんのことは出来ないのですよね(^O^;)

  それでも10年、20年と一つことをやり続ければ何とかなるものです

その社会におけるわたしの力、実績をバックに

  その後にやっと、わたしは私の小さい時からの想いを通してみせたのです(^O^)

  以前の記事でも書いたのですが

  わたしのトランスはこのタイミングでしかなかったのかな、と思っています

  思うようにしています(^O^)

 

逆に言うと

  ある意味今の若い人はかわいそうだなぁ~、と思っています

わたしの若い頃には

  ”女性に成れる” ・・・・もちろん今だって♀に成れるわけではないのですよ!

  なんて思ってもみなかったことが

  今は戸籍上とは言え

  ”女性に成れる”道が、目の前に提示されているのですから(*_*;

なければ諦められることも、あれば欲しくなる

  でも現実には何をしてもお金がかかります

  そして必ずしもすぐに手が届くとは限らないのだから・・・

 

小さい頃に違和感を感じ、それがハッキリとしている時

  今でも性別変更は18以降ですが、その間に二次性徴が始まってしまいます

  それでも今は二次性徴を抑えるお薬があります

  でもそれが使える子は、親の理解があり、なおかつ高額の費用負担の出来る親なら・・・

本当なら社会に出る前に性別変更が出来たなら

  よりよいことは分かっています・・・それでもまだまだ問題は残っていますが!

  でもそのためには(一時的にせよ)親からの援助が必要となります

  親の理解が得られても、高額なSRS費用の負担まで出来るとは限りません

  人によっては進学費用の代わりにSRS費用を出してもらう

  なんてことをして、進学よりもSRSを選択することもあるかもしれませんが

  このあたりは生き方にも関与することだと思います

 

今特例法で戸籍の改性を出来るのは、あくまでも成人です

  法律的には成人に達した時から・・・・今だと18歳ですね!

  戸籍の性別を変えることが出来ます

でもこの改性届は、書類を一枚書いて提出!

  と言うわけにはいかないのです

  それまでには、RLEを行い、HRTで身体を作ってSRS

  多くは短くとも一年から数年の期間を要します

もちろん極々一部の人は

  親御さんの理解と資力によって、それまで準備を行い

  18になったら、すぐに戸籍の改性、と言う人もいないわけではないでしょう

  それが出来る人は

  それはそれで自分の境遇に感謝して、享受すればよいと思います

でも多くの人は、原則は

  自立した大人が自分の人生の大きな分岐点を

  自分の力で通っていくものかな、と思います

 

そうした時に、なにを優先させて、なにを捨てるのか?

  また考え方としては、すべてを一度にこなすのではなく

  ステップバイステップでひとつずつこなしていく事で

  費用と期間はトータルでは、よりかかってしまうかもしれないけれど

  実現可能な計画が立てられるのかもしれません

わたしはSRSを

  ex eassignment urgery(性別適合手術)ではなく

  Sex Reassignment Steps(性別適合手順)と捉えています

そのステップ(段階)は、次の四つに分かれるとしています

    ①心のSRS・・・・戸籍の改名

    ②本当のSRS・・・除睾(K830:両側精巣摘出術)、特例法第三条4項:生殖要件

    ③見かけのSRS・・俗にいうSRS、特例法第三条5項:外観要件

    ④社会性のSRS・・戸籍の改性

このうち①改名と②除睾は、診断書一枚でも出来ますし

  費用も20万くらいで行うことも出来ます

  その後の意思がしっかりとし、想いが固まっているのであれば

  そして特に造膣なしでSRSを予定しているのであれば

  除睾を早めてもなんら問題ないですし、♂生理の問題はクリアできます

少なくとも改名は(診断書さえあれば)さらなる費用はほとんどかからないので

  学校に居る間に行うことも可能です・・・最低限親の同意は必要かもしれないが(^O^;)

  卒業してから新しい名前での卒業証明書の発行は難しい学校が多いので

  学生で改名予定の人は、卒業前の改名がいいかもしれません

    ※改名後の名前が、想いの性側の名だと逆に困ることもあるかもしれませんが・・・  

 

出来ない計画を後生大事に抱えて悶々としているよりも

  出来る計画を立てて、進捗を感じた方がわたしは耐えられます

  その想いはどれほどのものですか??

 

わたしは還暦以降にトランスを始めたにも関わらず

  特例法第三条3項の未成年の子なし要件にかかったこともありますが

  始めてから戸籍の改性まで5年くらいかかりました

でもわたしとしては、在職トランスのこともあり

  これでも早かった!と思っているのです(^O^)

 

期間をどうみるかは、当然個々人の考え方があります

  でもベースは自立した成人が、自分でどう出来るのか?

  それをどのように自分の人生設計の中に組み込んで実現させていくのか

  なんだろうな、と思っています

世の中、自分の思う通りに行くなんてことは

  基本的にはあり得ません

  すべてではなくとも、思いの一部でも、自分で勝ち取っていくものだと思います

  その勝ち取る力を蓄える期間も

  広い意味ではトランスの期間に含まないといけなのかな(^O^;)

 

わたしはそんなことも知らないうちに

  そしてまだエサがぶら下がっていない時に

  一生懸命足掻いていたのですよね!

  この追いかけまわされるのはいつまでかなぁ~と思いながらも・・・

 

 

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