昨日MSニュースを見ていたら、サムネイルはまだ残っていたものの
本文が削除されている記事がありました
この記事そのものは、削除される前に読んではいたのですが
なぜ削除されたのか?
それほどおかしな表現があったのか??
なにを不適切としたのか???を知りたくなって、ググってみました
「大阪府警」「トランスジェンダー」「書類送検」で検索してみたら
各社の新聞記事がほとんどでしたが
一部2チャンネル等の掲示板やブログ記事もありました
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大阪市内の商業施設の女性トイレに入ったとして、大阪府警は6日、建造物侵入容疑で、戸籍上は男性でありながら性自認が女性の「トランスジェンダー」を訴える40代の利用客を書類送検した。府警は検察側に刑事処分の判断を委ねる「相当処分」の意見を付けた。利用客は調べに対し「いけないことだと分かっていたが、女性として過ごしたかったので女性トイレを使いたかった」と供述している。 書類送検容疑は昨年5月末、大阪市内の商業施設の女性トイレに、正当な理由なく侵入したとしている。 府警によると、利用客は平日は職場などで男性として過ごす一方、休日は女性用の服を着て過ごしていたと説明。ただ、心と体の性が一致しない「性同一性障害」であることを示す診断書などはなかったという。 商業施設から昨年に入って以降、「女装した男性が女性トイレに入っている」と府警に相談が寄せられ、警戒していた捜査員が利用客が女性トイレに入るのを確認した。府警幹部は「苦情もあったことから、罪に問える可能性がある以上は書類送検することにした」としている。
***************************************************** 産経新聞記事 *****
どちらも基本は共同通信の配信記事なのですが
WEB配信されたNHKニュースは法律の専門家の意見も掲載して
やはり少し掘り下げていると感じました
自認の性と周囲の受け止め トイレ利用の難しさ | LGBTQ | NHKニュース
「おトイレ問題」はわたし達にとっては切実な問題で
当然ながらわたし自身も通ってきた問題です
この問題は、わたし達当事者の中でも?いろいろな意見があるのかなとは思いますが
当事者内外を含めて、ある種の原理主義者は
”戸籍に従って利用すべし”というのですが
例えばBAKUさんがおトイレから出てきたら???
わたし自身はというと、初めて公衆の女性トイレに入ったのは
戸籍の改性前であるのはもちろんのこと
カウンセリングは始めていましたがSRSも除睾も行う前でした
ただこの時は、公衆トイレといっても雑居ビル内の共用トイレで
わたしが利用している間は、施術してくれたネイリストの方が見ていてくださいました
本当の意味で公衆トイレの女性用に初めて一人で入ったのは
新宿の地下道のおトイレでした
始めはそこに併設されていた多目的トイレの空くのを待っていたのですが
しばらく待っていても空かない(>_<)
我慢しきれずに空いていた女性トイレを使わせていただきました
入る時には誰もいらっしゃらなかったのですが
出る時にお一人入って来られました(^O^;)
==>この後、わたしは女性トイレを使わせていただくようになりました
わたしがなぜこの時に女性トイレに入ったのか?入れたのか??
それまでは基本、多目的ないしは男女共用トイレを探して利用していたのですが
このころにはコンビニチェックの結果が、ほぼ半分以上はピンクになっていたのです
最近は、ココイチチェックもなくなり、コンビニチェックも711のみですが
わたしは(精度は別として、統計的に塊として使えば)
一番使いやすい、ある種の客観的なパス度指標だと思っています
※最近はあまり見かけないですが
コンビニチェックの結果を書くと
その精度にケチをつける人が必ずいたものですが
わたしはコンビニチェックに一定の評価をしています
わたしの記事でも「コンビニチェック」を四考まで書いていて
特に「コンビニチェック第三考」で「おトイレ問題」に触れています
この他人の評価で、わたしでも女性として見られることが多くなった、という事実
この事実に基づいて、女性トイレに移行しだしました
そしてもう一つが悪さをするための行動ではなく
単なる生理的な行動であるということ
こそこそと挙動不審な行動ではなく、いたって当たり前な普通の行動をとる
と言うことだと思います
人は識別タグをかざして動いているわけではないのです
ある意味、見かけだけです
見かけがすべてと言ってもよいかと思います
そうした時に、分けられたエリアに入るのは
その分けた基準に含まれなくてはならないのだと思います
それは戸籍が女性に変われば、見かけが男性であっても
最終的にはそこに入れるかもしれません
しかし、それには都度障害があり、スムーズに思う通りには動けません
逆に見かけが女性であれば
GID者ではなくても多分なんのトラブルも発生しないと思います
それがいいとか、悪いとかは、別の問題として!
この”見かけ”というのは、別に美女と言うことではなく ・・・・ それに越したことはないですが(^O^;)
女性と思われれば、よいのです
この周りから女性と思えてもらえているのか?
の評価を、わたしはコンビニチェックを主な指標としたのです
今回の記事の当事者の問題は
パス度、挙動、カウンセリングを受けていない、の3点だと思います
記事によると、何度も、ある期間に渡って、客から(複数人かは不明)の通報があって
警戒中に確保されたということで
(複数の客からであれば余計)女生とは見られず
挙動も不審であったのかと思われます
そしてこの評価はすべての人で一定ではなく、人により異なります
ある人は問題にしなくても、他の人では問題にするかもしれません
この時に、自分の想いを助けてくれるのが公的文書だと思います
ガイドラインに乗ることは、また別の視点で良いの悪いのと言う判断があります
ここでは、そのことは問題にしません
わたしが、ここで取り上げるのは”性同一性障害である”という診断書です
この証明書を持っていれば何でもできるということではなく
あくまでも”出来る”ための条件は”見かけ”ですが
その根拠(もしくは言い訳(*_*;)は
正規に発行された「GID診断書」 なのだと思います
わたしの過去記事『自称性同一性障害と本物をどう見分けるか?』にも書きましたが
最終的に性同一性障害は自称でしかないのだと思います
であるからこそ、外から見てわからないことは、公的な書面にするしかないのです
いいとか、悪いとかではなく、今の日本で自分の想いに従って行動するには
公の制度を利用することは必要なことだと思っています
このあたりの考え方は、わたしの一面がいたって現実主義者だからです
考え方の一つとして
まうり塩さんの
『トランス女性のトイレ・おふろについて 当事者の方の考え まとめ 参考になります』
わたしが本人かの了承を得てリブログしている
いずみさんの「性同一性障害」の教科書 も参考に読んでいただくといいのかな
と思います
そんな今日は、お正月は過ぎてしまいましたが
一度はお着物着なくちゃ、と着付けの練習です
やはりいつものように、襟心を入れるのを忘れたり
帯揚げを帯枕に巻くのを忘れたりしちゃいましたが
なんとjか一人で着付けることが出来ました(^O^)/