旅先でのローカーボ食(10)
昨日まで延々と今回の旅における外食の様子を報告してきたわけだが(読んでくださった皆様、お疲れ様でした)、3週間という長い間ずっと外食というわけにはいかなかった。全部外食だとお店を探すのもたいへんだし、外食という行為自体に飽きてくるし、お財布にも辛いし・・・というわけで、食料品店で食品を買って、B&Bの部屋でランチやディナーを食べたことも多かった。たいてい、こんな感じの食事だった。 サラダのパックと、チキンのパックまたは魚の缶詰、それにギリシャヨーグルトなど。もちろん低糖質なパンも(写真は現地で購入したふすま粉パン)。写真のサラダパックはたまたま1人分の小さいものだが、いつもは3人分ぐらいあるメガパックを買って、ふたりで分けた。夫はサンドイッチなど、もっと高カーボのものを選んだことが多かった。B&Bの部屋は狭いながらとても気に入っていたのだが、残念なことに冷蔵庫がなかった。なので、部屋で食べるときは、食事の直前に食べ物を買い、何も残さないようにした。B&Bからカンタベリーの中心街まで歩いて25分ぐらいだったのだが、パーキングで現金が必要だったので、時間があるときは車をB&Bの側に停めて、徒歩で中心街まで行き、観光などをした後に食料品店でディナーを買うことが多かった。買った食べ物が悪くならないように、冷えた水も一緒に買ったりした。それをかかえてB&Bまで帰った日々が懐かしい(笑)。魚の缶詰は、ドイツで買った鰊の缶詰がとても気に入った。自分で写真を撮るのを忘れたが、ウェブで探した。これはマッシュルームクリームのもので、とても美味しかった。 ドイツでも1回食べて、カンタベリーにも1つ持っていった。それも食べてしまったが、アメリカにも持ってきたかったなぁ。ドイツには鰊の美味しい缶詰がたくさんあるが、アメリカでは見かけない。あったとしてもカナダ産で、それはいいのだが、種類が少ない。それから、イギリスで買った鯖の缶詰も美味しかった。日本のような醤油ベースではなくて、洋風な味付け。ところで、今回の旅での私の食事について、特筆すべきことと反省点を述べてみたい。(1)カーボカウント(糖質カウント)は基本的に行わなかった。アメリカから小さいはかりを持っていき、2回ほどB&Bの朝食前に食べたアボカドとトマトの重量を量ってみたのだが、ほかの食べ物の正確な重量がわからないから無意味だと悟り、以後止めてしまった。どちらにしても、いろいろなことで忙しく、食べ物の重さをいちいち量っている時間はなかった。(2)上記のように、ほとんどカーボカウントができない状況だったが、そのため例えばナッツなど、食べ過ぎてしまう傾向にあった。普段は間食でさえも、「11:30、アーモンド10g」などと記録しているのだが、今回は時間だけ記録して、重量は記録しなかったので、手に盛っただけ食べることが癖になってしまった。そして、それを頻繁に行うようになってしまった。「まあ、いいや」って感じで。それで、普段のレコーディングダイエットがいかに重要かわかった。食べるものの重さを量って、記録するからこそ、一定以上は食べないという感覚が生まれるんだな。帰宅した今は通常に戻っているが、これからもレコーディングダイエットを続けていこうと思う。(3)外食も多かったし、当地でしか食べられないものなどもあって、ついつい食べ過ぎてしまった。糖質もたんぱく質・脂質も普段より食べたと思う。糖質は、歩き回る機会が普段より多かったので(B&Bから中心街に行ったり、お城を見学したりなど)、エネルギー補給のために、市販のクッキーなども食べた。私は低糖質な食事をしている上に、運動をはじめ動き回ることが多く、グリコーゲンがすぐになくなってしまうようで、どうしてもカーボの補給が必要になる。エネルギーがすぐ必要な場合は、糖質10gまでで市販のクッキーなどの洋菓子を食べたりする。即効性のあるカーボだが、すぐエネルギーとして消費されるからOK。今までも機会があるたびにこのアプローチできたが、血糖値の点で特に問題はなかった。たんぱく質と脂質については、外食の魚を食べ過ぎたり、普段食べないチーズを食べ過ぎたりしてしまった。このように、旅行でいろいろ食べた結果、体重が1キロ増えた。1キロだけなのだが、私にとっては大きい。なんとなくポチャっとして見える(笑)。(4)外食では、みなさんお気づきのことと思うが、楽しんだとはいえ、同じようなものばかり食べてしまった~。カーボ量がわからないので、やっぱり無難な線で行くことが多かったのだ。(5)境界型糖尿病と診断されてから控えていた白ワインを初めて飲んだ。好きなリースリングだったので、とてもうれしかった。リースリングについては、後日改めて書くことにする。(6)血糖値自己測定器は持っていったが、測定したのは2回だけ。1回目は義兄の奥さんが作った、小麦粉で作った普通のケーキを少し食べた後で、2回目はB&Bでの推定糖質25g(低GIの食べ物ばかり)の朝食の後。2回とも高くなかった。その後は普段より高めの感覚はなかったし(私は血糖値が普段より高めだと、鼻のあたりがムンムンする。そんなときは130台だったりする)、特に測りたいと思うときもなかったので、測らなかった。まだまだあるかも。でも今日はこの辺で終わりにしよう。(完)お知らせ:旅の写真を旅先からiPadを使ってFacebookにコツコツアップロードしていったら、500枚近くになりました(汗)。帰宅してから解説も入れました。閲覧希望の方は、LotusFlowerInSoCal@gmail.com までご連絡ください。