どうなっちゃうの?バレエ学校 | あるバレエママの告白

あるバレエママの告白

デンマークの暮らし、教育、子どもたちを通して知ったバレエのこと、旅行の話などなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

去年10月と12月、2回に分けて、某全国紙にデンマーク王立バレエ学校に対する批判的な長〜い記事が載りました。

バレエ学校を退学になった/した元生徒たちとジャーナリストによる強烈なバレエ学校バッシング記事でした。

その2つの記事についてもう少し知りたい方は、下のブログに書きましたので、よかったら読んで下さい。



新聞の記事の中で一方的な「バレエ学校怪物像」を暴露している生徒たちと同じ時期にバレエ学校に通った2人の子どもたち、そしてまだ内部にいる子の親として、なんとも複雑な心境で事態を見守っていた私でした。


でも、上のブログの記事を書いた時、この事態が、より深刻に関係して来るとは思っていませんでした。


残念ながらそうなってしまった、と告白せざるを得なくなりました。


誰からも聞かされていないので、正確に今、何が起こっているのかは分からないのですが……


理不尽な酷いことが起こっているのは確かです。


研修生のバレエ担当が、12月の大切な入団試験の1週間前に突然「病欠」と言う理由で劇場から姿を消した、と言うことは事実です。


入団試験の直前に、試験のプログラムを作成して指導し続けて来たリーダーを突然失った研修生たちは本当に哀れでした。


そして彼らを待っていたのは、「あーそうですか」と簡単には飲み込むことが出来ないような、理不尽な結果でした。


その頃はまだ先生自身が病気か、家族が病気なのだろうと信じていたので、仕方がないと我慢できていました。


でも、次第にどうやら何か不穏なことが起こっている、と気付かずにはいられなくなりました。


私は、いくらなんでも研修生たちが可哀想で、一方的で意味がわかんない新聞の記事、その後の劇場の対応、学校の現幹部の対応に怒りを感じています。


先生は今でも病欠のままです。病気で病欠でないことは明らかです。


自分の意志で休んでいるのか?休まされているのか?それは知りません。


先生が、どういう方であったかは上の2番目の記事に少し書きましたが、付け加えて書くと、80年代に活躍したデンマーク王立バレエ団の元プリンシパルで、出身はデンマーク王立バレエ学校、恐らく王立バレエ学校が生んだバレリーナの中では史上最高レベルのひとりと思われます。


そしてもうひとり、その人がいなくなったらブルノンヴィルを指導できる人は学校内部にはもういないのでは?と思われる先生も姿を消してしまいました。


2人が戻って来るのか、どうか?それは分かりません。


私が知っているのは、信頼できる有能なリーダーを失って孤児になった研修生たちがいるってことだけです。


(ここでバレエのトレーニングを続ける価値あるのかなぁ?)


そう感じている研修生はひとりではありません。


ひとりのバレエダンサーが生まれるまでの過程、師弟関係とその狭間に生まれる感情を、伝統芸術には無知と思われるひとりの現代ジャーナリストが、摂食障害、子どもの幸せだけに焦点を当てて、ダンサーになるのを諦めなければならなかった人たちの視点から、一方的に書き、記事にしたことで、世論や外部からの圧力がかかって、それに反応して幹部が動いた、そしてその結果こうなってしまった、と私は推定しています。


まあ、全て、今世界で起こっていることに比べたら、どうでもいいことかもしれません。


だから、当事者たちが、もうどうでもいいって言うのなら、私もどうでもいいかな?と思う覚悟は出来てます。


さて、こんなブログを投稿して、読んで意味がわかる人が一体何人いるだろうか……?


流石にこれ以上書くのを躊躇ったところがあるので、何も伝わらないかもしれないな〜……


まあ、いいか!独り言の覚え書きみたいなブログだから……