穀物と果物が協生農法にならない理由 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

穀物と果物、つまり水田と果樹園は本来の協生農法にはならない。

米も麦も大豆も果実も協生農産物にはなるが、生産性において協生農法としての主要産物にはなれない。

 

協生農法の驚異的生産量の仕組みは周年間引き収穫であり、穀物も果実も成長までの間引きは不可能、つまり生産量が大きく増すことはない。

果実本来の形は食べ時も収穫時も「完熟」。

草の果実である実野菜も同じであり、協生農法で実野菜の生産量が増えることはない。

 

しかし、花も実も付ける果樹は協生農法・農園には必要で重要

なくても農法はやれるが生産量に大きな差が出る。

樹木の役割は生態系の構築に重要であり、表土だけでなく生命空間を立体的に広げることで多くの生物を引き寄せ、野菜類に大きなエネルギーをもたらす。

 

果物と実野菜だけの果樹菜園では土地効率・高生産が望めないが、費用と手間はかからず広域にすることで業は成り立つ。

間引き野菜と混生させれば生産量に大きく貢献出来る。 

米などの穀物もまた農法にはならないが、荒廃水田の活用において上手く活用することで農地再生には役立つ。

 

水の制御が困難になった湿地を3等分、掘って池にして出た土を反対側に盛れば、協生農園、水田、淡水魚増殖池になる。

池と水田の水位調整で水田の除草も出来れば、膨大な動物性エネルギーによって無肥料でも完全な米が育つ。

3反分作れば、農園一反、水田一反、淡水魚池一反と同じこと。

 

池をビオトープにして放置すれば多くの生物が集まり、エサが勝手に生長するからエサやりも不要で楽で良い。

欲を出さず、生態系のバランスが保てるだけの魚量にして、調整しながらあくまでも農産物の一つとしてついでに回収し続ければ永遠に継続出来る。

この池の濃厚な動物性エネルギー水は、活用次第で水田だけでなく農園にも大きな影響を与える。

 

水田活用は米とは限らず、間引き可能なショウブやクレソンなどで埋め尽くせば水耕協生農法になる。

生命が集まるビオトープ池の水を使うのだから単一栽培でも立派に育つ。

 

わかりやすく、面白かったかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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