協生農法と穀物・穀倉地帯の関係 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

 

 

国内の農地、荒廃農地の大半は棚田を含む田であり穀倉地帯。

協生農法講習会にやって来る農業関係者、及びこれから農業を試みようとしている人の多くに穀物が関わって来る。

 

穀物は人類の主食であり、米は日本人の主食、穀物無しで農業は語れず成り立たない。

しかし穀物はじめ野菜果樹も業として成り立たないのが現状であり、畜産、酪農、林業も衰退・荒廃が加速、困難は農林畜産水産業すべてに及ぶ。

米とサトウキビは国の保護・補助でかろうじて継続している。

 

協生農法で現状の方法での穀物栽培は成り立たない。

理由は生物多様性と反対の単一栽培であり全面同時期収穫

協生農法は周年間引き収穫が基本であり、その為には四季を通して生物多様な生態系が不可欠。

空地・空白期間を作らず周年農産物で埋め尽くし、生産量を増すことで生計を成り立たせる農法であり、単一同時収穫では「農法」の目的は果たせない。

 

水田においては水地と陸地を交互に繰り返せば動植物共に安定して生を営めず、表土の環境破壊なくして米作りは出来ない。

不耕起・無農薬無肥料で細胞が完全な穀物は出来るが、水陸交互の人為的な環境は自然界の道理に反し、動植物の生態系は協生とは程遠い。

 

協生農法穀物栽培のやり方はあるが、まだ先のことで準備出来次第公開。

現状の田で、現状の方法でやるなら、業としてではなく協生農法の傍らの穀物生産でよいのではなかろうか。穀物は食卓に不可欠な食物なのだから。

 

国内だけでなく世界の農地の大半は小麦やトウモロコシなどの穀倉地帯。 毎年繰り返されるこれらの表土破壊と、大量の肥料農薬など異物の投入が環境悪化の根源。

表土破壊により砂漠化・不毛化も進む。

穀倉地帯の正常化なくして表土の復元は適わず、果物野菜中心の協生農法だけでは到底成しえず、就農者後継者不足・国内の過疎化問題すら解決出来ない。

 

協生農法は協生理論から生まれ、協生理論の基盤は生命エネルギー理論。 協生農法だけでなく協生理論も生命エネルギー理論も常に進化を続けている。

この2年で、ブログ開始以来の十数年間をはるかに超えた急激な進化があった。 その詳細・計画は膨大過ぎてブログでは理解し難く、3冊の書籍にして出版する。

 

これらの理論はすべて繋がっており、詳細・計画は複雑でも個々は単純でわかりやすく、自然界と多くの産業の協生なくして成り立たない。

完全に理解するには3冊の本を何度も読み返すしかない。

 

全ての理論の基盤となる「生命体の仕組み」の新たな発見は一気に生命の謎を解明、すべての理論に大きな影響を与え、新たな複合理論が生まれた。 協生理論最大の進化・集大成だな。

 

人間も生態系の一部、生命の協生だけでなく、人間の産業も協生させればよい。

窮地に立った農業だけでなく、畜産、酪農、さらには林業、水産業すべて成り立つようにすれば問題は解決する。

互いが互いを必要とするシステム」だな。

 

産業の協生は、畜産、酪農、林業、水産業だけでなく、それによって協生農法も大きくバージョンアップする。

 

荒廃農地再生機構、ビレッジスタッフは既にその方向で動き始め、理論・手法に間違いがないか確認実験も積み重ねている。

農林畜産酪農から水産業まで含めた同時進行は大変だが難しくはない。 本格稼働はスタッフも充実したこれからだな。

さらにあらゆる分野の志ある人達が伊勢に集まり始め、強力なチームが出来つつある。

 

人間だけが利を得る農法・一次産業は継続出来ない。

生態系を築き上げた植物の意思と自然界の理に反するからだ。

誰も考えが及ばない方法だが、この方法で世界の穀倉地帯、砂漠や荒れ地や湿地などすべて、あっという間に人と動物が共に必要とする生態系に戻せる。

 

協生農法はその基盤・入り口であり終わりではない

農法をどのように活かして世界の飢餓貧困問題、紛争、環境問題、健康問題を解決して行くのかが大切なことなのだ。

情熱を持った農業従事者が増えない限り農法は成り立たず、構想も成しえない。

 

数冊の理論原本・具体的手法を示し、誰もが理解納得して実践出来る道を切り開き、やって見せ、自立までサポートすることが野人の役割だな。

リーダーシップも時には必要だが、もっと大切なことは最後尾から支え続けることだ。

最後尾に甘んじる覚悟がなければ成し遂げられることではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

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