表土と山林の復興に向けて | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

 

 

「紅葉しない山」「不毛の大地」と続けて書いたが、幼少より見続ければそれが当たり前になるはず。

朝の洗顔、歯磨き、入浴洗剤、1日3食・・など、長年続けば疑問を感じることもなくなる。

 

穀物が主食、野菜は健康に良い、体に良い成分、適度な運動、これらも同じで人間は人間が作った常識の中で暮らしている。

 

野人はこれらの常識をことごとく破壊する「常識バスター」になってしまったが、何故このようなバブルな暮らしになってしまったのか。

その理由に、学び方の間違い、自ら考えず他力本願など辛辣な表現もしたが、これも抽象的で具体性がない。

 

最大の理由は、学ぼうにもその学問がないからだ。

仕組みがわからなければ間違いも指摘しようがない。

機械がそうであるように生物を物理的に解明する分野が欠けている。

同じ動く物でも修復出来るか出来ないか天地ほどの差がある。

 

現状の山を緑豊かな本来の山、草原や穀倉地帯や芝生を美しい緑、畑の野菜類を一面緑の大地の恵みとする限り、本質は見えない。

人は緑色を好むが、なぜ緑なのか、緑とは何か、植物とは何かを理解して緑の認識を変える「緑革命」が必要ではないだろうか。

協生理論には古代からの緑の歴史と緑の仕組みが組み込まれている。

 

表土と山林を元の姿、元の仕組みに戻し、人間と動物が協生して暮らせる環境を築くにはそれに携わる大勢の人達が必要になる。

農業、林業、畜産業が廃れるほど道は遠のく。

 

放置されれば元の自然林に戻るが、自然林は最高の環境ではなく、やがて多くの生き物を拒絶するようになる。

それが自然界の道理。

自然とは簡単な言葉で片づけられるものではない。

 

農業の復興として協生農法を広めることは重要だが、それだけでは解決しない。

日本は国土の7割が森林で降雨に恵まれた森林大国。

しかし林業従事者は昭和30年代の1割以下。

畜産業は工場化され、ウィルスなど壊滅的な打撃をもたらす現状となっている。

業として成り立たず、後継者もなく荒廃が加速する農業に加えてこれでは先が見えている。

 

これらを同時に解決するには協生理論しかなく、3つを噛み合わせて稼働させ、過疎化集落の復興まで解決するには協生理論の基盤であり、球体的兵法を駆使出来る野人理論しかないと確信している。

具体的手法、その詳細まで頭の中にギッシリ詰まっている。

 

具体的な判断・方法は間違えたが人間の文明の方向は間違っていない。

すべての生き物が安心して暮らせる「文明の再構築」を野人は目指している。

「地球表土の復元」と合わせれば、あまりにも恐れ多くて口に出せるものではないだろうが、こうして宣言。

 

重くて背負いきれないと思うだろうが、よく考えれば地球は宙に浮いているのだから軽く、回さずとも勝手に回る。

日本列島も地球の一部で海に浮いていると考えれば軽い。

 

地球の隅々まで歩いて激務に励む必要もない。

国内に見本となるモデルを作り、運営・流通システムを築けばよいのだ。

水虫だって薬が全く必要ないとわかればやがて世界に波及する。

体臭、口臭、染み、シワ、抜け毛、便秘、痔・・対策も、同じだろう。

 

一般社団法人荒廃農地再生機構はその為に興した。

モデルだけでなく、実践部隊を組織、国内にネットワークを築き、農園、山林の設計・構築から生産計画、流通までサポートする。

世界の誰も考えたことがない方法で必ず成し遂げる。

 

社団の基盤は非営利であり、株式会社ではないのだから利益はすべて社会に還元。野人は軌道に乗るまで無報酬。

たいした費用もかからず実費だけで依頼者の要望を実現する。

 

事業資金は皆さんの寄付で賄って来たが、昨春から講演収入の全額、野人講習会の売り上げの半分は社団の基金へ。

これから社団で出版する本の販売益の大半は社団基金へ。

 

しかし今は資金不足と人手不足でビレッジスタッフも思うように社団作業に使えず、コロナで作業ボランティアも集められず、思い切った活動は自粛中。

モデル農園の完成、HPにおける活動システム・受諾事項の詳細の公開はまだ先になりますが、読者の皆さんの支援をお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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