協生農法 穀物の未来 2 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

世界の人口が急増を続ける中、穀物中心の食生活を続ける限り、食生活は必ず破綻して餓死者が増える。

 

桁外れに大量の水を使うのが穀物栽培であり、水は石油より早く枯渇する。 川の水も地下水も・・

最も表土を破壊して生態系破壊、肥料による河川・海洋汚染を加速させるのも穀物栽培。

 

人類の主食として欠かせない穀物栽培を止めることは出来ないが、減らすことは出来る。

減った量に見合う食糧生産が出来ればそうなり、流れがそちらへ進めば進むほど危機からは遠ざかる。

 

人類と他の生き物達、地球環境全体が破滅に向かう現状を解決する方法はこれしかない。

永久とは言わないが、数百年、数千年は大丈夫だろう。

後は後世の人が考えればよい。

 

流れがそちらへ向かえば何故危機からは遠ざかるのか・・

 

農地を森に変えて適度に陽が差し込むよう管理すれば良い。 樹木は混生果樹に、下草は野菜など有用植物の混生によって生態系を維持しながら農産物を生産。

 

協生農法でそれが出来る、環境が出来れば水も石油もさほど必要とせず、安全な水を備蓄する事も出来る。

その森で畜産をやればよいのであり、エサが豊富ゆえに家畜は自給、足りない時だけ与えれば良い。

畜産業だけで生計を立てようとせず、放っておいても育つ協生農園の一産物と考えれば良いのだ。

 

畜産中心に協生農法をやるなら、あり余っている山林を杉や檜ではなく家畜のえさ場として植樹すればよい。

人間の為の農園ではなく家畜中心の農園にして、イモやドングリが必要なら彼らの畑を作ってあげれば済む。

 

植樹して種を蒔くだけで「エサの元」が勝手に大きく育ち、勝手に増えるのだ。 エサ代も手間もかからず勝手に繁殖、こんな楽なことはない。

彼らの食糧を増やしてあげれば・・

増やすほど山で暮らせる「家畜の定員」も増える。

 

放牧山林が増えるほど家畜は喜び、飼料の為の穀倉地帯は減って行く。 獣害に悩まされることも少なくなり、農業は楽しくなる。

 

人間の穀物主食については食の道理が広まればやがて解決するだろう。

食性に合わない上に、食べれば食べるほど疲労・不調が進み、寿命も縮まり、減らせば減らすほど体力・体調が回復することは例外なく誰もが体感出来る。

 

穀物と比較するのは流通する肉ではなく、山で繁殖した家畜の肉と野生の果肉。 他では必要なものは得られず、それだけで穀物消費量は半減するはずだ。

誰もが健康で長寿を全うしたいのだから必ずそうなる。

 

飼料用と食用の穀倉地域が半減すれば食糧危機は回復する。 穀物の魅力を味わい尽した人類から穀物が消えることなどないのだからそれで十分。

穀物類と上手く付き合い、美味しく適度に頂けばよい。

 

これらの実践は広大な穀倉地帯では不可能に近い。

肥料や薬物で汚染されていない綺麗な水、適度な陽あたりと日陰、豊かな生態系、この条件を満たすのが過疎化した山村であり、最も人類が暮らし易かった場所。

 

衰退の一途をたどり、他に術のないこの地から始めるのが最も効果的であり、徐々に海に向かって広がりながら進めば良いのだ。 農業開始以来、平地を求めて人類が歩き続けた道そのものに。

豊かな暮らしは川の上流からやり直す、それが野人の考える文明の再構築だ。

 

その担い手となるのは小規模農家であり、彼らなくしてはやれない。

だからまず彼らの生計が立てられ、都会へ出て行った後継者達が戻って来られるような農法が必要。

 

将来協生牧場となる山の麓、最も山林に近く、山を所有するも使い道に困っている農家から始めるのがこの協生畜産には理想的なのだ。

 

これまで人類を養い、飛躍的に文明を飛躍させて来た穀物・・ご飯、パン、麺類に野人は敬意を払っている。

ご飯をお腹いっぱい食べれば幸せな気分になれるのは子供の頃も今も同じだ。

 

世界の現状は食べられない人の方が圧倒的に多い。

このまま食糧危機が進めば、彼らはさらに飢えと病に苦しみ、経済的に豊かな先進国だけが生き残る。

 

 

 

 

人間の食性の簡単な見分け方

http://ameblo.jp/muu8/entry-12239273525.html

 

 

「時空の種」理論 協生農法2

http://ameblo.jp/muu8/entry-12175039674.html

 

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