山が崩れ 土砂流出が続く | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

「絶対誰かが被害を受ける」比叡山麓で土砂流出相次ぐ。

2年間で4回も土砂流出被害を受けた京都市左京区での災害だ。

 

大雨から30分で道路から玄関前に土砂が50cmも溜まり、復旧は10日以上、これが2年間で4回・・と途方に暮れている。

 

行政の見解は・・

 

「これは小さい もっと被害の大きい所は幾らでもある」

 

地質と岩石に詳しい専門家で大学教授の見解は・・

 

「一帯の山は花こう岩が風化して出来ている為、非常に脆く崩れやすい地質であり、崩れる運命にあるわけです」

 

なんとも・・ あきれス腱 ゲッソリ汗

 

開いた口もズボンのチャックも塞がらんな。

 

何十年も容易に崩れなかった山が、ここに来て崩れ続けている原因は何だろうか。

異常気象と言われる大雨の影響もあるだろうが、それだけではなく、もっと大きな理由がある。

 

杉檜の植林は山の大半を埋め尽くしているが、手入れで枝打ちされているうちはまだ良かったが、放置されると枝が広がり表土にまったく光が当たらなくなってしまった。

こうなれば草木も生えず保水力は消滅、表土の流出が始まる。

少々自然林があろうが周囲の土壌が保水出来ないのだから崖崩れが起きる。

 

山が崩れるのは運命ではなく、人間が作り出した運命だな。

 

自然林でも山崩れは起きる。

急斜面、表土の薄さ、常緑樹の密生などと大雨が重なれば起きるし、海岸に面した山に多く見られる。

自然界の植物は育つ地を選べず、環境が厳しければ生き残れる種が少なく、どうしても多様性が保てなくなり、動物も多様性が保てなくなってしまう。

 

自然界の摂理に沿っても生物にとって理想的な環境とは言えない。

生き物が喜ぶ理想的な環境を構築出来るのは人間しかなく、それも人知の使い方次第。

今の学問、行政では打つ手もなく、到底無理な話だ。

 

山の表土から大量の砂や水が流れ続けるのは警告であり、次に来るのは木々や岩を巻き込む大規模な山崩れだ。

表土が薄く貧相になり根張りが弱る上に、その上の樹木が育ち年々重くなるのだから、雨で耐えきれず表土もろとも「ずり落ちる」ことは成るべくして起こる。

 

山を本来の形に変えるか、宅地の住民が居を変えるしかなくなるだろう。

その前に、早く現学門と常識を変え、理性を磨かないと逃げ遅れることになる。

 

 

「絶対誰かが被害を受ける」比叡山の麓で『土砂流出』相次ぐ...住宅地に被害 治山ダムの新設が決まるも「別の沢でまた起こるだろうな」住民から不安の声 (msn.com)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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