生命の仕組みは生命エネルギー論。
生命エネルギー論を基盤とする自然界・生態系・生命循環の仕組みは協生理論。
協生理論をベースに生態系がもたらすエネルギーを活用した協生農法理論は、自然界の道理を示す前者2種と異なり農産物の配置・管理・収穫法を示す人間の道理であり手法。
学門か、産業か、人間が関与しないか、するかの違いで、協生農法はどちらも後者。
生態系は学問の領域であり協生理論
農法は業として成り立たせるのが主目的の人間理論
生物が生長する基本的な仕組みは生命エネルギー論。
その生物が集まり協力しあう協生理論もまた生命エネルギー論。
協生理論から生まれた協生農法理論は、生態系ではなく農業復興の為に作ったのだから、生命エネルギー論を使った「人間の作業理論」。
1,農法を実践することで業として成り立つ
2,農産物の混生で生態系が構築され環境が回復
3,正常な食べ物で健康も回復
4,飢餓・貧困・失業・紛争を激減させる
この4つの条件を満たすのが協生農法だが、2と3と4は主目的ではなく農法から見ればあくまで副産物。
農家は環境や健康の為に農業をやるのではなくそれらは結果論だ。
環境の為に農業をやる人、健康の為にやる人、飢餓貧困・紛争を防ぐ為に遣る人、目的によって入り口は人それぞれで良いが、農法は農業が主目的であり生計がたたなければ農法とは言わない。
野人は、4の世界から飢餓貧困をなくし紛争を鎮めることが最初の目的であり、その為に協生農法を作った。
すべて農業の間違いが招いたことであり、農業を変えない限り目的は果たせないからだ。
協生農法自体は他の農法に比べて単純で簡単。
一般農法も有機農法も覚えることがたくさんあり、自然農法は哲学的で個々の感性任せだが、協生農法には覚えることも感性もさほど必要ない。
果樹や野菜を混生密生させ野菜を間引き生産。
毎年耕し続けず、肥料などの異物を持ち込まず、生育に関与せず環境を整える。
やることはこれだけだが、何故育つのか、何故耕さないのか、何故持ち込まないのか、異物とは何か、その道理を知りたければ自然界の仕組みを学べばよく、理論は奥が深いし時間もかかる。
これは農法ではなく学問の分野だな。
つまり、難しいことを考えず素直にやるなら誰にでも子供にでもやれる。
理論にはない余計な情報を入れず、忠実にやれば簡単に農園は誕生する。
山林の木々や草を、好みの果樹や野菜や山菜に入れ替えれば良いだけで、周年毎日収穫出来るようにするだけ。
これが難しいことかな・・?
他の農法のような人間が関わる農作業はすべて生態系がやってくれる。 だからアフリカでも誰もが簡単にやれて放っておけば森になった。
適度に管理しなければ人も入れない暗い森になるだろうし、そうなれば野菜の大半は消滅する。
具体的な協生農法の実践法を学ぶなら10分で終わるのだから、伊勢まで講習に来る必要はない。
講習会の内容の大半は自然界の仕組みであり、生命エネルギー論や協生理論なのだ。
協生農法理論に難しい言葉は必要ないし一切入らない。
現在の学問・科学・農法をまったく参考にしてないのだから当然だな。
つまり、数多い農法の中で実践においては学ぶことが最も少ない農法であり具体的なやり方もなく、テキストが必要ないのもそれが理由だ。
本業にするなら理解して実践する方が創意工夫も容易で間違いにも気づく。 理論が理解出来ないとやれないわけではない。
協生農法講習会では英語や専門用語は一切使わず、協生理論にもそれらは入っていない。
続く・・ 次回 終章
5年目の実験むー農園
野菜どっさり・・
放置すれば 畑はこのような森になる・・
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