東風吹かば・・ | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

 

東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花

        あるじなしとて 春な忘れそ

 

平安時代の菅原道真の和歌だが・・東風が吹くのは春

北西風しか吹いていない1月から匂いおこしている紅梅は哀れだな

 

花は綺麗で見事なことには違いないが

車を止めて眺める度に野人はそう思う

 

実を使う目的で梅は大陸から日本へ渡り

その色と香りの素晴らしさから 庭園にも植えられ

江戸時代から庭木としての改良が加えられ数多くの種の梅が誕生した

 

今では12月 1月からでも花を楽しめるようになったが

東風は吹かないし 受粉してくれる虫は何処にもいない

それでも梅は健気に咲いて 良い香りを放っている

 

樹木にも意識はある

花は花粉を運んでもらう為に花を咲かせ香りを放ち

虫を呼び 蜜を与え 受粉してもらう

 

それが太古から培ってきた植物と動物の営みであり協生

虫にも意識があり 互いの意識が繋がるからやれる

 

やがて花期が終わり 花が枯れ落ちる時

梅の木は何を思うのだろうか

 

春になって東風が吹いた時

虫達がやって来た時 梅はどう思うだろう

 

人間の都合で改良され植えられた植物は自然林以外に溢れている

実を付けない八重のクチナシ 種がないミカンに ぶどう

それでも 愛情を持って植物を育てる人は多い

 

マリンビレッジにも紅梅があるが実は少ない

2007年に野人が植えたもので花期はこれから

慰めてやるかな・・・ 虫の代わりを務めて

ついでに ウグイスの代わりも・・

 

 

既に散ってしまっ山の公園の紅梅

 

 

 

 

 

 

 

 

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ホ・・・・ ホケキョ クラッカー

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