森の妖精 ササユリ | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年も茅原のササユリが可憐な姿を見せ始めた。

茅原谷、梅谷、茅原開墾農園、至る所でササユリが見られる。

 

ササユリは花を咲かせるまで山では7年かかり、生息する西日本の11県で絶滅危惧種、あるいは準絶滅危惧種に指定されている希少植物だ。

ササユリは幾度か記事にしたが、最初に書いたのは12年前。

 

ササユリは急激に減少し、今や貴重な植物になりつつある。

花を咲かせるのにも年月を要し同じ場所にとどまらず移動する。

自由気ままだから栽培は難しい。

持ち帰って人の手に負えるようなものでもない。

各地でササユリの群生地を保護しようと頑張っている人達も多い。

にもかかわらず人は採取して持ち帰ろうとする。

人の欲は限りがない。

ササユリは葉がササの葉に似ているからササユリらしいが、山に「ささやかに」咲くからササユリなのだ。

ササユリは山でしか生きられない。

 

 

ササユリが絶滅危惧種になった最大の原因は人間の植林であり、天敵は葉や根を食する鹿や猿や猪などだが、最大の天敵は人間であり、人間による盗掘だ。

 

生息地を狭めたのも人間なら、生き残りの盗掘も人間。

なんともならん大仏・・だな。

 

難しい理論ばかり書き、食い物ばかりで一見美的センスがなさそうなお野人でもササユリの可憐さ、美しさはわかる。

写真など・・写ればピンボケだろうが何でもいいと言うガサツさは認めるし、このササユリもすべて適当にカメラ向けて2秒でシャッター押したのだが、それでも妖精のような可憐さと気品を保っている。

 

ササユリは独特の良い香りがする。

しかしこの花を商品化しようと言う気にはなれそうもないな。

ササユリに限らず、自然の森で育った植物は森が一番似合う。

 

 

 

 

 

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