今井・・
宮下順子
今日の夕方、鹿児島に到着した。
鹿児島で最も賑わう天文館のアーケード街を通ってホテルに向かったが、ヤマハで屋久島に赴任していて天文館へ行った時、映画館の前に巨大なポスターがあった。
そこには、学ランをはだけてサラシの腹巻き、キセルをくわえた人相の悪い男が立っていた。
映画のタイトルは「嗚呼!!花の応援団」
学生の時によく読んで笑った品のないギャグ漫画だ。
こりゃあ是非見ないといかんとその気になったが、どうもこの顔に見覚えがある。
アイツにそっくりなのでキャストを見ると・・主役は「今井均」
「何で あいつが・・・」
驚かない野人もさすがに驚いたが、まあ適任と言えば適任、ありゃあまともではないし地で行けば簡単。
相手役の女優を見ると・・宮下順子 ではないか。
日活ロマンポルノの女王・・・けしからんが羨ましい。
同級生の今井は、同じ東海大海洋学部の海洋土木科で剣道部の主将だった。
野人は船舶工学科で空手部。
竹刀を持たないアイツは頭突き魔だった。
酔っていない昼間は・・正気・・いや、そうとも言えない。
内容は・・長すぎて、笑い過ぎて涙が出て、とても簡潔には書けないから下に記事を張り付けた。
「嗚呼!! 花の応援団」 興味ある人はどうぞ・・
当時、海洋学部は東海大にしかなく、全国から何やらかすかわからんツワモノ、巨漢、変人がうじゃうじゃ集まった荒っぽい海の男達の世界、体育会は武道7団体が取り仕切っていたが警察のお世話になる者続出だった。
デリンジャラスな理工系だから悪知恵も一流。
海洋祭で、合気道部の実行委員長は支給された予算を使って現役のストリッパー嬢を3人手配、校舎の前のステージで踊らせるなど凡人にやれることではない。
大学側はいきなりのことで慌てたが後の祭り
やり方が巧妙なのだ。今も伝説として残っている。
応援団特有の襟が高く丈の長い学生服を長ランと言ったが、野人もたまには着ていた。
襟には拳のバッジや軍隊のような変なバッジ・・
あんなもん恥ずかしくて着る気がしないが、初代主将から伝わる裏地が真っ赤な由緒ある長ランだし、正式行事の時だけ着ていた。
今井は長ランを毎日着て、その上から黒いマント。
オールバックの髪型にコッテリとポマード
体でかいのに、その体が入りそうにないくらいちっこいスポーツカーで通学していた。
野人は長ラン姿と剣道着姿の今井しか見たことがない。
由緒ある家系のお坊ちゃまだったかもしれんな。
以前の記事「イスラエル兵に教えた空手」に登場する友人に電話して聞いたのだが、今井と親密な彼は事情を知っていた。
映画は大ヒット、配給収入は当時で6億を超え年間邦画ランキングの上位に入り、日活が一発で黒字?になったと聞いた。
「ばかばかしくてあんな恥ずかしいこと何度もやれるか」・・のセリフを残して。 最後まで笑えるな。
何がばかばかしくないのか、今井に聞いてみたい。
しまりがない顔だな・・・ 役者やの~~
野人の長ラン 明治神宮 雪の初詣
海は冷たい寒稽古 1月 清水三保海岸
熱海 試合
嗚呼!!花の応援団
https://ameblo.jp/muu8/entry-10093346063.html
イスラエル兵に教えた空手
https://ameblo.jp/muu8/entry-11321408302.html
ヤマハのテストドライバーだった野人 1
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ヤマハのテストドライバーだった野人 2
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