百キロ超の巨大猪 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

動かん・・・

3人がかりで運び込む

桶に入らん・・

2日間吊るして血抜き乾燥

 

25キロの猪  お野人1頭お買い上げ

 

 

百キロを超える猪が罠にかかったと連絡があった。

 

ビレッジに運び込まれたのは正午過ぎ、久しぶりに見る巨大猪だ。

頭と内臓を抜いているが2人で運べるシロモのではなく、3人がかりで処理室に運び込んだ。

 

12月後半、オスは発情期に入り悪臭を放つ微妙な時期、しかしその気配はなく、肉質も柔らかいと言う。

そうであればこの脂の乗り具合から最高の味だろう。

 

クセもなく柔らかく初心者に食べ易いのは15~25キロの小猪。

猪の旨味、甘味が加わる総合評価では、40~60キロのプレミアム猪。

本来なら子を産むサイズだが、ひたすらオスのアタックを避けてイモなどを食べ続けたメス猪だ。

 

しかし猪本来の旨味は、発情期前の11月から12月の70キロ以上のオスの大猪。 脂がのる旬だな。

オス猪は12~2月の発情期にはご飯もロクに食べず、メスばかりに情熱を傾け、春にはげっそりやせ細る。

 

オスの鏡みたいなものだが、野生動物はみな、この発情期が1年のハイライト。

腕を磨き、角や牙を磨きメスの争奪に明け暮れる。

鳥だって、羽を立て、立派な巣を作り、トリ撫で声でさえずり、涙ぐましい努力でメスにアピールする。

 

動物番組などで、メスにフラれてうなだれ、落ち込むオスを見る度に身につまされ可哀そうになる。

同じオス同士ではないか、当然だ。

 

この年季の入ったオス、肉はやや硬いが煮込めば味は絶品。 猪好きが発情する味わいだな。

メスの美味しい時期は12月から3月くらいまでと長いが、大人のオスの美味しい時期は1カ月と非常に短い。

冬に市場に出回る猪の大半はメスなのだ。

 

数年前のお野人イベントで、このオスの大猪の旨煮を特別に大皿で出したところ、皆さん発情・・いやあまりの旨さに発狂してあっという間になくなった。

 

フライパンで焼くとほんの少し獣臭いが気にならない程度、炭火で焼けば問題はない。

ロースはレストガーデンの炭火焼きで使い、他は角煮など煮物料理に使うかな。

通販はしないが、希望があればお分けする。

 

先週の金曜日に小ぶりの猪が2頭入ったが、土日が多忙で処理は今日になった。

このところ連日入荷、冷凍庫も詰まって来たのでお野人が1頭引き受けた。

 

お野人、家の冷凍冷蔵庫の他に、もう一つ冷凍ボックス、ビレッジにも一つ冷凍ボックスを置いている。

猪の2頭や3頭、十分保存出来る。

業務用ではなく個人で冷凍庫3つも持っている男もあまりいないだろうな。

 

ボロは着ていても・・食い物だけは豊かだな。

中を覗けば・・ うじゃうじゃある。

 

猪、鹿、タン、レバ、ハツ、骨、キジ、カモ、ラム、クジラ、スズキ、マダイ、アンコウ、エイ、イカ、タコ、アワビ、カニ、エビ、天然ウナギ、天然スッポン、自家製カラスミなどの真空パック、パワーシチュー類、カレー類、薬膳スープ、四川パン 何でもアル・カポネ音譜

 

作るのが面倒だからコンビニのおにぎり一個と焼き鳥2本が主食になっている。

あるいはカップヌードル、カップ焼きそば・・

野菜サラダや野菜の煮物は、相変わらず食べない。

 

どんな重労働でも1日に1食半、1日に食べる総合量は普通の人の1食以下だろう。

カツ丼なら、1日では全部食べきれない。

食べる時間は昔からまったく決まっておらず、昼夜問わず食べたい時。

たまに24時間食べるのを忘れる時もある。

 

食べなければ食べないほど体も頭も軽快になる。

穀物など、食性の合わない消化に要するエネルギーは運動よりはるかに大きく、脳までエネルギー不足になり眠くなる。 国内で最もエネルギー効率が高い猪は百gで気力体力は1日持続、空腹感はない。

 

人間、質素に生きるのが一番の幸せだろうな。

 

 

 

大猪の牙と発情期の謎

https://ameblo.jp/muu8/entry-12353115852.html

こんなもんで突かれて 切り裂かれて 噛まれたら とっても痛い

 

ラッシュパワー猪

https://ameblo.jp/muu8/entry-12436895372.html

 

    巨大猪 食べてみたい人 ポチ・・

 

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