巨大オス猪の象徴 見事な牙(犬歯)
こんなもんで突かれて 切り裂かれて 噛まれたら とっても痛い
自治体に頼まれ、檻で周年猪鹿の駆除をしている80過ぎの友人から連絡があった。
老体2人で持ち運ぶのも困難な大猪が獲れたらしい。
オス猪で脂もなく、埋没処分にするしかなく、いらないかと言う。
タダでくれるのは嬉しいのだが、今は発情期の真っ盛り。
鼻がひん曲がるほど臭い ピークではないか
さすがにお野人も食えそうにない。
ポチだって顔を背けるに違いない。
「いらない」・・と即答したものの・・
ひょっとしてアイツ 食うかもしれんな ポチ
御老体曰く
「傍に行くだけで普通は臭うが 触っても臭わんがな」
「そんなはずないだろうが ポチ・・」
「いや~ まったく臭わんよ」
「じゃ 食えばよいではないか」
「いや・・遠慮する 肉は硬そう 運ぶのも大変」
「・・・ ・・ 」
「美味しいとは思うけど・・たぶん」
「もらう 」 タダだし・・
まむし頭が軽トラで運びに行ったが、肝心のじい様達が現場に来ない。
業を煮やしたまむし頭、一人で軽トラに積み込んだが、重くて重くてギックリ腰になりかけたらしい。
冷凍チャンバーに2時間放り込み、表皮のダニが凍死するのを待つ間、まむし頭が言った。
「発情臭がしないのは、精も根も尽き果て、
あの世へ行く寸前」
お野人が言った
「いや・・あの猪はきっと悟りを開いとる」
「猪が 悟りなんか開くんっすか~」
「バカタレ・・ 猪だって悟りを開く 毎年のように
3か月間もメスを追いかけ、ひたすら乗っかるのに疲れ、空しさを覚えたからだな・・色即是空じゃ」
「・・・・ 」
「己に打ち勝ち 発情もせず 身も心も清められ・・
さわやかサワデー のまま成仏
ちゃんと 食うよう に してやらんと」
午後やって来た日の出男と翼が解体したが、わずかな脂肪は固く鎧のようになっている。
しかし臭くはなく、肉の色は旨そうな感じ
ポチに食わせるにはもったいなさそうだし、エサにしても1年分はありそう。
少し持ち帰り、さっそく 食うよう・・ 試食
フライパンで焼いたが臭いはない。
いくら何でも少しは臭うと思ったのだが全くない。
ゴムのように硬くなく、味はさわやか極楽上等
南無阿弥陀シシ・・
明日、もちょっと もらって来よう
この パワフルで 不老長寿の悟り猪
皮を開いた日の出頭と翼
野人の説法で悟りを開いた茶屋人とまむし頭
女人禁制 出家 間近・・
100キロ超猪の牙で遊ぶ原人の息子 母ちゃんの尻を・・
https://ameblo.jp/muu8/entry-11910302857.html
猪に襲われ4人重軽傷 猪の弱点
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色即是食う よう・・