¥1600
NHKスペシャルで全国放送された「銚子川」が書籍化、山と渓谷社から出版されている。
著者はNHKディレクターで制作者の森さんと取材班、各分野のスペシャリスト達数人がそれぞれ写真を載せて記事を書いている。
銚子川の伝道師、地形から過去を読む男、ヨコエビハンター、ハゼ科のスペシャリスト、三重にこだわるTVマン・・など、ネーミングはさほどセンスはない。
海洋学部の野人の11年後輩の内山りゅう君も自由に楽しそうに書いていたな。
銚子川の伝道師、専門はネイチャー・フォトグラファー、全国の淡水域を知り尽くしたらしい。
俳優の中本賢も特別寄稿を載せていたが、彼と一緒に番組に出たことがある。
番組スタッフ総勢15人を船で無人浜へ運び、遊んで潜ってタコ獲って燻製にしてサンセットディナーやるのだが、中本さん他キャストの4人は潜って30分経ってもタコが獲れず、船長のお野人に助っ人依頼が・・
船から飛び込んで数秒、初潜りでタコゲットして浮上。
磯物狩りや浜料理でもお口滑らかに喋りまくり番組後半の主役だったな。 放送最後に「スペシャルサンタクロース?大塚」の表示が出ていた。
終日がかりの撮影だったが、多忙なお野人はスタッフを朝1時間待たせて出航した。
とにかくこの本は綺麗で見やすくて面白い。
半分は写真や図解だし・・
本を読まないお野人が言うのだから絶対に間違いない
文字はこれから読むが・・・
源流の水を育む森、こんなにも水が綺麗な理由など、図を参考にわかりやすく解説、お勉強になるな。
「日本一の二級河川」・・
森さんは銚子川をこのように呼んでいる。
源流から河口まで流域全てが透き通っている川は国内でも稀。
野人が知る限り同じような川は、今は汚いが子供のころ泳いだ河口。
それに25歳から4年暮らした屋久島の川だ。
上層で鮎を突きながら、すぐ下の下層でヒラアジとカサゴを突いて食べた。河口から2百メートルほどの上流で、集落を過ぎた何もない山の麓だ。
平地が少なく、2千m級の岩山から雪解け水が一気に下り、河口まで数百mなのだからそうなるが、それよりはるかに長く集落を通る銚子川は別格、本来はこれが当たり前なのだが、現在では奇跡と言えば奇跡だろう。
これ・・ホントにホントによいホンだ
森さんからのメッセージ
川とは何なのか、自然とは何なのか、隅から隅まで見えてしまうこの川を通して、番組や書籍をご覧いただいた方にメッセージを届けることが出来るのではと大変嬉しく思っております。
現在私は「ワイルドライフ」と「ダーウィンが来た!」の2本を製作中で、まずは10月7日(月)20時からBSプレミアムで「ワイルドライフ~銚子川~」を放送する予定です。
今回は生き物に特化した番組になっていますので、前回とはまた違った銚子川の一面が見えると思います。
お時間ございましたらご覧いただければ幸いです。
お野人読者の皆様へ
森 哲也
科学ジャーナリスト大賞 奇跡の清流
https://ameblo.jp/muu8/entry-12475257511.html
よかったね~~
https://ameblo.jp/muu8/entry-12518724788.html
東シナ海流60 じいさんの「鮎の粕漬け」
https://ameblo.jp/muu8/entry-10176247927.html
屋久島の中流域 2重構造水域で鮎とカサゴとヒラアジを突く