人は何を食べて生きて来たのか・・
この答えは歴史をたどれば簡単明瞭だ。
そもそも自分の主食がわからない動物など地球には存在しないのだからあらためて考えることもないだろう。
わからなければ他の動物と同様に自然界で普通に生きて行けず路頭に迷ってしまう。
数千年の文明、周年食材に恵まれた数十年の文化生活など人類史から見れば微々たるもの。
文明と文明食から離れて自然界で生き残るには、何を食べれば家族全員が飢えずに済むのか、深く考えずとも本能でわかるだろう。熱帯から寒帯、山岳高地まで世界中何処へ行こうが条件も答えも同じだ。
しかし現実は、真剣に考え、半世紀以上取り組んでも何を食べれば体に良いのか試行錯誤、肉食、草食穀物食、毎日バランス食説などが入り乱れている。
これでは人知は動物に劣ると野人に言われても仕方ないだろう。
近代、人間に改良栽培された穀物野菜が人類本来の主食であるはずもなく、自然界ではまったく主食になり得ないものだ。
前回の講座で・・
「動物は栄養・カロリーなど必要とせず特別なミネラル酵素、コラーゲンや腸内細菌・善玉菌も必要としない。
このように記したが・・
人間においても、野菜も出来ない極寒の地で暮らす民族がアザラシと鮭だけで健康を保ち、医者が不要だった理由をはっきりさせたほうが早い。
動物だけでなく、人類史から見ても栄養・カロリー、ミネラル酵素、善玉細菌などとは無縁。
人がこれら栄養・カロリーなどに日々頭脳を使う目的は「健康」であり、それが大半を占める。
効くか効かないか、良いか悪いかなどどうでもよいこと。
健康とは「本来の心身」に戻ることではないのか。
ならば思考の起点を「本来」に置けばよい。
人間に近い「猿は何を食べて生きて来たか」同様に
「人は何を食べて生きて来たか」調べれば済む。
最も大量に食べ続けたもの・・難しいことではないだろう。 それが心身機能を築き上げた。
その中に入らない食材は必要ではなかったのだから消去だな。
熱帯から寒帯まで世界に広がった人類の食は「肉類と季節の果実」しかなく、他は胃液で溶かせず完全に消化吸収出来ないのだから食性に合わない。
胃液は動物性たんぱく質を溶かすもので、体が四苦八苦して出す酵素類は本来不要。 炭水化物消化酵素など、それらは体力の消耗老化を招くだけだ。
生命の起源は海、動物の起源も海。
すべての水生動物、全ての陸生動物の幼少期の生育は共通して動物性エネルギーが不可欠。
微生物の繁殖は細胞分裂だが、魚介類、昆虫、鳥類、爬虫類などは卵生で卵の白身で育ち、哺乳類は胎生で母乳の動物性蛋白質のエネルギーが不可欠。
これが動物の食の本質を示している。
何時、何処からどのような理由で栄養バランス・カロリー、多種野菜成分?などが登場、それらが何で「必要」になったのか、その明確な道理を聞きたいが、答えてくれる学者もいない。
この常識を常用している学者で明確に答えられる人はいるかな・・出来なければ栄養・健康学者であっても根拠のない説の丸覚え継承者になる。
生物学・植物学者にはこれまで一人もいなかった。
根拠も道理もないのだから結果も当然出ない。
人類は雑食なのだから何を食べても構わない。
体の消化機能に合った本来の主食と食材の本質、言わば「食性と食材性」、それを誤らなければラーメン・餃子・カツ丼・パン、栗饅頭など文明食を謳歌しようがさほど体調は悪化しないはず。
悪化するのはその2つの基本条件を間違えた時だ。
記事抜粋・・
最も長く食べ続けた食べ物が人類の体と機能を築き上げた。
心身の維持に必要な食べものは「肉と果肉」しかなく、それが人間の食べ物の必要十分条件。
牛、豚、鳥、果物類・・
肉と木の実は昔も今も食べ続けている。
作り方を間違えた農業が不完全な食べ物を生み
数千年経った現在まで尾を引いている。
誰一人、道理をもって間違いを指摘、修正する人間はいなかった。
農業の破綻、環境生態系の破綻、自ら健康破綻に至り
協生理論ではすべて連立方程式で表せ、証明も出来る。
野生種に人間がいくら改良を加えようが、野生と同じ生命エネルギーを有すれば問題はない。
現状は問題だらけなのだから、病不調の主因は「不完全な肉と果物」この2つしかない。
違和感があれば嫌いになり食べられなくなるのも当然。
病不調の完全復元は主食の間違いを修正すれば済むことであり、主因とは関係がない方法では解決しない。
人は何を食べて生存したか 食性のまとめ
https://ameblo.jp/muu8/entry-12433656359.html
参考・・
炭水化物って・・・何だ? 2
https://ameblo.jp/muu8/entry-12278076702.html
マクロビオティックの盲点 3
https://ameblo.jp/muu8/entry-11137024125.html
本能と感性と理性
https://ameblo.jp/muu8/entry-12023752565.html
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