マタタビの花
黄色いモジャヒゲを むしると・・
これは タマなしだが・・ オス花 オス木
動物にも雌雄があるように、樹木にも雌雄がある。
マタタビ、ヤマモモのように雌雄異株もあれば、アケビなどのように雌雄同株もある。
同株が自家受粉出来るのは、雄花と雌花を併せ持つからであり、同株でも雄花と雌花の開花時期がずれるほど実付きが悪く、同種混生によってそれが防げる。
2種の株を要する代表的な果樹はキウイだろう。
「実が付かなくなった」とよく相談を受ける。
雌木か雄木のどちらかを消失した場合だが、どちらを補充してよいのかわからない。
接ぎ木して1本の木にした場合は、どちらかの枝を元から切り落としたからだ。
そのような場合、花を見ればわかる。
雌雄の花の見分け方は簡単で、開花時期に花のモジャモジャを除き、中心に「子房」があるのがメスだ。
子房とは、被子植物のメシベの基部にある膨らみのことで、被子植物では子房が果実になり、子房の中の胚珠が果実の中の種子になる。
画像の花はマタタビだが、サルナシもキウイも同じマタタビ科の樹木。
葉や花の大きさ形状はやや異なっても似たようなもの。
キウイに接ぎ木すれば同じ木にマタタビもサルナシも実る。
工夫して3種実らせれば「サルマタキウイ」が出来る。
1本の木であっても花は2種、受粉がないと子孫である果実は出来ない。
他にもややこしいケースがどっさりある。
しかしまあ・・何でこんな面倒くさいことになっちゃったんだろうな。
イサキやベラのように、その時の都合でオスになったりメスになったりする種もある。
どのような仕組みで性転換するのか・・
動植物の原点は植物性プランクトン、バクテリア・・
単純な細胞分裂から、構造がややこしくなるほど雌雄が必要となり、動物は卵生、胎生と進化。
植物も裸子植物から被子植物へと進化を遂げた。
陰陽のエネルギー・・万物はこれで成り立っている。
言葉で言えば簡単だが、見えない世界、生命エネルギーの世界の奥は深い。
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赤い3本のメシベが サフランライスに~